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ヨーロッパの大戦略:1ユーロ=1ギルダー(物価が一気に倍になった日)

投稿日時:2025/05/01(木) 09:00rss

今年の連合の会長は大企業はもとより中小企業もそれなりに成果があったと話していました。確かに芳野友子会長は今年の賃上げには満足の様でした。中小企業に対してもそれなりの評価をされていました。賃上げは国としても企業としてもなんとか目標を超えたいと考えていたのだと思います。その意味ではなかなか結論を出せないところもある中で、中小企業も頑張ったところも出たのだとも思います。

日本の賃金については欧米、アジアの一部の国から見ても見劣りをすることになっています。物価の影響は確かにありますが、それにしてもヨーロッパやアメリカから見ると大分下回っています。
大企業の賃金の上昇率は一昨年から急激に上がり始めましたが物価の値上げを勘案するとどうなるでしょうか、現状の答えはどうやら上がった分の収入は物価値上げの分食われたようです。この様に欧米と比較してもさらにアジアの一部と比較しても見劣りをする日本はこれから先、毎年互いの努力が必要になります。

この様な時いつも思うのはヨーロッパです。EUが通貨の一本化を決めた時の事です。この時EUは1ユーロ120円で始まりました。しかしその直前各国の通貨は当然バラバラでした。 インパックはオランダとの取引の中で長年1ギルダー(オランダの通貨)65円(平均)でした。一年を待たず1ギルダーは1ユーロになりました。つまり物価が約倍になったのです。1ギルダーで買えたものが1ユーロになったのです。オランダの企業は何の苦労もなく1ギルダー・1ユーロの時代になりました。全ての物価が倍になったのです。EUと域内の各国政府の大戦略は見事に当たりました。
現在、日本の多くの企業は10%アップするのにも苦労しています。国家の物価や人件費値上げに対する基本政策が希薄なのだと思います。どのような国家をつくるかが見えてこないのです。これから益々、人件費各種物価はヨーロッパ並みに上がります。とすればそれなりの大戦略(政策)が欲しいところです。
 

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