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2021年09月30日(木)更新

楽しみ


鵜飼い、といえばあまりに長良川の鵜飼いが有名です。JFMA(日本フローラルマーケティング協会)でお世話になっている岐阜の大西さん(セントラルローズ会長)に何度か誘われたことがありましたが、一度も出かけたことがありませんでした。テレビでしか見たことがありませんが、大変勇壮な漁法です。私はしばらくの間、鵜飼いと言えば長良川だけかと思っていましたが、その昔は全国各地で鵜による漁がおこなわれていたようです。
また、鮎取りには特別な資格が与えられ、誰にでもできることではなく、鮎に限らず川魚の漁にはそれぞれの土地の所有者の許可を得なければなりませんでした。遠い昔は恐らく天皇の許可が必要であったようです。そういえば長良川の鵜匠たちは、確か宮内庁の職員であったはずです。昔のなごりかもしれません。

鵜飼いは多摩川でも、山梨県石和の笛吹川でも行われ、今でもその伝統は続いています。
私は来月お能の「鵜飼い」を見に行きます。どうしても行きたかった理由はいくつかありました。日本で最小の薪能を開催する北浦和の二木屋さんへ行きたかった事、能「鵜飼い」に登場する旅僧がどうやら日蓮上人であること、舞台設定が山梨県で両親の故郷であること、また今回のシテが尊敬する高橋忍氏であることなどです。

来月の演能が今から楽しみです。

2021年09月29日(水)更新

セミナーだけはウェブがいい

セミナーだけはウエブがいいですね。

今いくつ約束をしているでしょうか、緊急事態宣言が明けたら食べに行こう!きっと友人や会社関係を含めると20件ではききません。早く宣言が終わって欲しいのですが、実態は変わらない訳ですから、そう簡単に元に戻るとは思えません、

どうやら非常事態宣言は9月中に終了となるようです。
しかし本当のところは規制をもう少々続けていきたいというのが本音ではないでしょうか。それにしても外食、観光業等、大きな痛手を受け、これ以上は無理というのも本当の所です。
先日、うかつにも夜八時を過ぎ新しくできた「とろろそばの店」に食事をするつもりで寄ったところ、持ち帰り以外だめ!と言われました。八時過ぎは閉店となることを知っていましたが、つい寄りこんでしまいました。
お酒を出す店は完全復帰するまで段階を経るようですが、早く完全復帰してほしいと考えています。

ただ、コロナで研修会など会社や家で受けられることが分かったり、全国の人が参加出来ることから、セミナーなどはこれからもウエブで続けて欲しいと思います。
先日参加したセミナーでは、講師が会場の参加者より、カメラに向かい語り掛けるように話していました。後からビデオを見ましたが、講師の方もウエブでのセミナーにだいぶ慣れてきたようです。

2021年09月28日(火)更新

標準用土

昨日久しぶりにチャコボールの開発者のところに出かけていきました。

ある大手のホームセンターから、チャコボールを園芸の標準用土化してはどうかという話を頂き、そうであれば開発者と私どもが10年ほどの前にチャコボールを用土の標準になるまで頑張っていきましょう。と言っていたことを思い出し、出かけた次第です。
園芸の標準用土と言えばピートモスに決まっています。それは現在でもそうです。しかしそれがにわかに怪しくなってきたことは以前触れました。
北欧、イギリスあたりではピートをこれ以上掘ってはいけない、という決定を下したようです。園芸大国のオランダでは、その代わりになる用土開発の方向で動き始めています。日本ではそのような規制はありませんが、しばらく前から問題の発生はありました。園芸用土(ピート)を処分できない、マンションのベランダにはピートの入った鉢が処分できず数多くあるという話です。

昨日は久しぶりにチャコボールの将来について話しました。
チャコボールの利点は数多くあります。材料は木材とセラミックでいくらでもある、更に焼成の結果粒が壊れない限り何度でも使用出来る、処分する必要があるときはごみとして捨てられる、更に粒が壊れても庭にまくことが可能である、また炭素貯留もできる、といった具合に環境にやさしい用土なのです。
昨日は改めて用土の標準化に向かう決意を致しました。

2021年09月28日(火)更新

「さん」付け

仕事をしながら不思議でならないことがあります。

それは人をどう呼ぶかです。「様」は昔、一部の病院で患者を呼ぶ時「様」で読んでいました。また、トヨタ系のレクサスでも「さま」で読んでいます。病院は「さん」に戻りましたが、レクサスはどうでしょうか。自分が呼ばれた時、「様」は確かにおかしい気がしますが、店内放送などで「様」がついていても気になりませんから、直接呼ぶ時に違和感があるのでしょう。

「様」はともかく、社内で若い社員を呼ぶ際、「さん」が多いようですが、一部「くん」があります。新入社員などに親しみを込めて「君」で呼ぶ場合が多く見られます。場合によっては女性にも「君」で呼ぶ時があります。また、呼び捨てというのもありますが、余程親しい時以外はどんなものでしょうか、
さて、「様」「さん」「君」または呼び捨てなどがあります。私は最近全部、どんな場面でも「さん」「君」で呼んでいましたので、はじめは変な気分でしたが、今ではすっかり慣れ、年上、年下、同学年関係なく「さん」で呼んでいます。

私が「さん」で呼び始めたのは、いくら若くでも一個の人間である以上、更に高校、大学を出た以上、完全に立派な社会人であり、そうであればお互い同じ立場で呼び合うのは当然と考えたからです。確かに親しみを込め、「君」なり「呼び捨て」もあるでしょうが、ここは互いに一個の人間、社会人として認め合うことも重要だと思います。

また役職名で呼ぶのもやめた方がいいと考えています。つまり「さん」一本でいいのではないでしょうか。

2021年09月24日(金)更新

ホームユースの時代

インパックは確かに35年前、ホームユースの時代が来る前提で会社の方向性を大きく変化させました。

当時ギフト花中心、それも大手生花店、デパート各社でのお中元、お歳暮需要の為の段ボールケース、各種紙器箱、更には結構式場での持ち帰り用の花の容器としても紙器関連が中心に動いていました。当時からごく最近まで、ホームユースの時代はスーパー始め大手チェーンストアが主体となり、全国のスーパーマーケット、ホームセンターが推進役となると考えていました。数字で見れば、後僅かでチェーンストアの切り花の販売額は一般生花店を抜く勢いですから、当時の仮説に誤りはありませんでした。しかし、35年間変わることのない商品である1束200円から500円の商品は年間4~5億束販売されている計算になります。


大きな市場が作られたことは事実ですが、それ以上の発展がみられませんでした。その間ヨーロッパなどではブーケがスーパーマーケットで販売され、当初(30年以前)は相当苦労されていましたが、今では単品の小さな束と共にブーケ(1000、2000、3000円)が普通に並べられています。また、オランダではガソリンスタンドでもう少し安価なブーケがスーパーと同じく3種類置かれ、週末にはかなりの量が販売されています。


この様な発展が国内で見られるのを夢見ていますが、今のところ、少々時間がかかると考えています。しかしこの1~2年日本ではサブスクが大きく伸ばされ、更に異業種、海外からの参入が続く気配です。ホームユースの主体はあくまでスーパーですが、様々なトライアルが出始めてきたことは事実です。ブーケはぽっかり空いているところですが、基本通りインパックはスーパーマーケットが扱うことを提案し続けています。
また、物流面(鮮度管理)、取り扱い基準としてのMPS(生産者、加工メーカーなど)、日持ち検査室(インパックの国際花き分析センター)など、ホームユースが大きく伸びることがあっても大丈夫な様に、その基盤は出来つつあります。
 

2021年09月22日(水)更新

中秋の名月


明日は彼岸のお中日となりますが、真っ赤に咲いていた曼殊沙華も大分色が落ちてきました。この花は秋彼岸を知らせてくれますが、彼岸に入るとすっかり色を落とし、その役割を終えたかのように思えます。

昨晩は始め曇っていましたが、空に月が出るころ晴れ間が広がり、見事な満月を見ることが出来ました。月明りは本当に明るいのだと改めて感じた次第です。昨晩の月は中秋の名月でした。
さて、これからしばらくは薪能のシーズンに入ります。勿論春にも行われますが、秋の方が多いかも知れません。なんでもバブルの時は全国で300程の薪能が演能されていたようです。
私の手元に一枚のDVDがあります。古いものですが、中の物は白黒で、更に古さを表しています。このDVDの中身はお能「融」です。この融の上演された場所は広島の厳島神社の能楽堂となっています。更に満月の晩の薪能なのです。
月明りの元、目の前の海の波のゆれが影となり、舞台にもその波紋を見せています。融の作った塩をたく場所は京の自宅にあり、塩釜をそっくり自分の庭に作り、難波から海水を運ばせ塩を作る場面を再現しているのです。満月の夜の薪能、更に海の上の舞台、演目が「融」と三拍子そろったDVDは私にとって大事なものです。

月明りの下でのお能は、見事な舞台を見せていますが、一度は出かけてみたいところです。

 

2021年09月21日(火)更新

秋彼岸

昨日は西立川にある義父のお墓のあるお寺へ出かけました。父の墓は兄が毎度彼岸の前にお花をきれいにしてくれています。私は妻と共に義父の方を掃除に行きます。昨日は彼岸前でありましたが、既にいくつかのお墓にはきれいな花が手向けられていました。

どこの国にもお墓に花を手向ける習慣はあるようです。ロシアでもポーランドでも墓地の近くには花が売られていますが、日本は格別多いようです。スーパーマーケットで販売される花の内、60、70%は墓花、仏花と言われてます。そのような訳で春彼岸、秋彼岸に手向けられる花はかなりの物量になります。昨日出かけたお寺でも彼岸のお中日には花であふれていることでしょう。
また、この秋彼岸でも多くの方が墓地に出かけることになりますが、天候によって大分差がついてしまいます。台風などが来ますととんでもないことになります。雨の場合、出かけることが出来ません。私としては何があっても晴れてほしいと祈る気持ちです。

また、もう一方の問題は全体的に彼岸などに使用される仏花が次第に売れなくなっている現実があります。確かに高齢化の結果です。しかしこの現実は変えることが出来ません。花に関わる私共は新たな需要開拓が必要になると考え、様々な仕掛けをする必要があると考えています。来月から始まる誕生日ギフトはその結果です。
 

2021年09月17日(金)更新

未来予測


昨日は午後1時から5時まで間、ニューオータニのセミナールームで2020年度と2050年度に社会がどれだけ変化してくるのか、といったような予測をお話しいただけるセミナーが開催されていました。普段ですと丁度ロータリーと重なっていますので参加できませんが、今回はロータリーの例会が休会中でもあり、私は現地へ出かけていきました。

100名以上入るセミナールームはどこにもないような立派な椅子が用意され、4時間ある講義はその椅子のために寝てしまうのではないかと心配していました。私は30分前に着席いたしましたが、いくら待っても来場者が来ません。事務局の方に伺うと、講師の話を聞くのは私一人とのことでした。これは寝る訳にはいかないと思っていましたが、結果取り越し苦労でした。講師の先生の豊かな知識と将来への予測は的を得て、素晴らしい内容になっていました。また我々に予測の付け方をいろいろ教えて頂きました。

どうやらカメラの向こうで聞いている方々は日本能率協会研究所の先生のファンの様でした。ほぼ大手企業の経営者か新規事業の担当役員の方々だったようです。
居眠りの心配は全くありませんでした。
それより、将来有望なビジネス、近いところではコロナの収束はいつか、といった内容は背景を話しつつ、説得力のある内容でした。また、私にとってJFMA会長の小川先生の話が出たことは素晴らしい事でした。先生は長年に亘りCSに関わり、先ごろ日本生産性本部から顧客満足度指数の本が出版され、読み終えたところでもあり、うれしい事実でした。

今回のセミナーはDVDが送られてきますので社内の皆さんに見てもらうつもりです。
 

2021年09月16日(木)更新

国際花き分析センター


今週発刊の花き園芸新聞に、世田谷の花き分析センターが紹介されていました。正確には記事の中にセンター長の宮西さんに名前が出ていたといった方が正しいと思います。
今回の記事がクランチスタイル様の記事でしたが、その中に世田谷の国際花き分析センターとの関わりがあるという記事でした。

私共は大きなくくりでは、包装産業の一角を占めています。それも花き包装業界、更に言えばホームユースフラワー包装業界という事になります。インパックは役員全員が若いころ、食品包装分野でビジネスを行っていました。それも畜産のチルドビーフ関連、レトルト包装分野などで仕事をさせて頂いていました。当時レトルト分野の包装資材メーカーはトップの数社に限られていました。藤森工業、東洋製缶、カイト化学、凸版印刷、大日本印刷などです。このトップクラスのメーカーの特徴は社内に研究所を持ち、レトルト釜を持ち、すべて社内で実験や検査が出来る体制をとっていました。その中でも藤森工業、東洋製缶の両社は群を抜いていました。フィルムの張り合わせ技術、高温に対するフィルム選定等どれをとっても国内を代表していました。レトルト釜は全て本機(ユーザーと同じ大型機)で実験を繰り返し、常に最高品質の商品を送り出していました。私は当時レトルト用のフィルムを三社から購入していましたが明らかに藤森工業の品質は勿論、営業、技術の人たちの対応が違っていました。
素晴らしいものがありました。
一方、生花業界で包装資材を提供する企業はかなりありますが、インパック以外にラボを持ち、生花の品質向上に努めている企業はありません。鮮度保持フィルムを販売している企業もありますが、基準のない中で取り扱いを行っています。またそれらを証明する設備もありません。

私共インパックは藤森工業の研究所を忘れたことがありません。いつか各包装資材メーカーとしてラボを持ちたいと考えておりましたが、ようやく世田谷生花市場内に「国際花き分析センター」を持つことが出来ました。現在インパックの顧問の小國様は元藤森工業の研究所の所長(その後フジモリプラケミカル社長)をお勤めになっていました。40年ぶりにお付き合いが再開しています。

 

2021年09月15日(水)更新

エアープランツ


昨日のJFMAのアフタヌーンセミナーは圧巻でした。私は最後の質問の始まったところで失礼してしまいましたが、一度はお尋ねしたい方です。

講師は滋賀の坂崎さんの紹介の様です。南紀グリーンハウス代表の柴崎裕也氏でした。約20年前からエアープランツを栽培・加工し、全国販売を行っています。日本でも同じ植物を扱う方は多いでしょうが、どうやらトップの方の様です。
国内では288坪のグリーンハウスを持ちビジネス展開していますが、バックヤードのあるグァテマラには約20haの農園があるようです。確かにいつでも入荷できる体制があれば、国内の物流センターは少なくて済みます。
また、商品も様々工夫され、土地柄、熊野古道を活用した商品開発をされ、大変売れているようでした。終始にこやかでビジネスがとても順調であることを示し、更に人柄もよい方の様です。

確かに早くからエアープランツに目をお付けになったことは素晴らしいことでした。10年近く前、韓国の生産者とお会いしましたが、たしかこちらも生産の多くは海外に頼っているとのことでしたが、同じところかも知れません。

素晴らしいモデルだと感心するばかりです。

 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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