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2024年05月30日(木)更新

手を差し伸べていただいています。

うかつにも私は知らなかったため、見ることが出来ませんでしたが3月30日、台東区浅草神社、神楽殿に於いて開かれた「義太夫勧進帳」に出演されたのは石川県の子供たちでした。お能の演目の「安宅」が歌舞伎十八番の勧進帳となり大変な人気を博していますが、今回の子供歌舞伎では小学生たちが勧進帳を演じていました。
今回の子供歌舞伎は公益社団法人石川県観光連盟主催で小松市曳山八町によって実行されました。また同じイベントが小松市内でも実施されました。本来の勧進帳は長唄での上演ですが、子供歌舞伎の場合の勧進帳は義太夫での上演となっています。確かに義太夫の方が臨場感にあふれ見ていても緊迫感が伝わってきます。また、石川県の皆さんはこの演目に格別親しみを持っている人気の演目です。既に650年前には能・安宅で舞台にかかっていました。更に江戸に入り、勧進帳となりました。その舞台が石川の安宅の関です。丁度小松空港のすぐ近くです。

この様に東京や他の県でも石川県の能登。珠洲地方の復興の応援をする名目で様々な応援イベントが行われています。輪島の朝市を出張事業。輪島塗などを販売する企画など様々です。また各地ホテル等では石川県の食材を使用した「食材フェア」などが開かれています。実にありがたい企画です。

能登、珠洲地方は復旧が中々進みませんが、より早く元に戻れるようになって欲しいと考えています。

 

2024年05月29日(水)更新

ミニ観葉の世界が変わり始めています

今から30年ほど前、ある大手の生花店が本格的にミニ観葉の販売を始めました。7月、8月に鳴り物入りで始め、数年続いたと思います。1鉢1,500円、インパックはパッケージを担当いたしました。当時ミニ観葉は生花店の店頭で見られましたが、万の数を一気に販売する計画を立てたのはその大手生花店でした。各店舗店頭でのカタログ販売、社員の皆さんも個人的なつながりの方へ販売しました。また、私共のような納入業者にも購入要請がありました。つまり全社挙げてミニ観葉を販売しようという意欲が見られました。ミニ観葉をより組織的に販売を行った初めての事例だともいます。

現在、その延長線上にミニ観葉はあります。樹種も同じようなものが並んでいます。パキラ、ガジュマル、サンセベリア、テーブルヤシ等、人気商品は今でも変わりません。
それが今、少しづつ変わり始めようとしています、しばらく前からは多肉植物が出回りました。これから花つき植物、実付きの植物等、様々な商品が計画されています。それもチャコプランツとしてです。一般のミニ観葉はピートモス(泥炭)が用土に使用され、最近ではココピート(ヤシの繊維)なども使用されています。更にセラミックを使った水耕栽培も販売されています。

チャコプランツはよくセラミックと比較されますが、焼成したセラミックは水分を給水しませんので水耕栽培となります。チャコプランツは土と同じように水分を補給し、必要に合わせ、たくわえた水分を外に出し植物を育てます。チャコの特性を生かした室内用のミニ植物の開発をこれからも続けてまいります。

2024年05月28日(火)更新

今がチャンス!

現在量販店(SM・HC)などで花の販売が少ないようです。昨年と比較しても落としているのではないかと言われています。
専門店である一般生花店ではこの母の日は95~100と言われその意味では量販店花売り場よりいいのではないかと考えています。しかしどちらにしても数字的には落ちていると考えた方がいいでしょう。

多くの場合、過去35年間、量販店自体の問題もあります。店頭の花売り場にさほどの変化がありません。商品の種類、構成、店舗作りなどです。少々雑な言い方をお許しいただければ3束1,000円の物ばかりです。しかしその間にも、仏花のように完全に量販店の商品になったものもありました。商品は各地により多少異なりますが、日本中で量販店の店頭で仏花が売られています。これは花商品の成功事例と捉えてもいいと思います。

また、これからは洋花の拡販が重要です。私は1束3本~4本で3束1,000円ではない商品の開発が必要になると考えています。従来の商品も残ることになるでしょうが、ボリューム感を増やした商品、単品10本の商品、産地表示を明確にした商品、鮮度管理を厳しくし、日持ち保証を行った商品など色々出てくるはずです。本命はきっとブーケになるはずです。
それは専門店の生花店が既に半減し、さらに減る傾向にあり、専門店で購入された方が量販店花売り場に来店されることが考えられます。今から準備し、様々な商品開発を行ってはいかがでしょう。包材の立場からインパックもご提案申し上げることが出来ると考えています。
少々、販売数量の点で不安がある時かもしれませんが、反対に大いにチャンスの広がる時でもあります。
 

2024年05月27日(月)更新

アリウム

今年のアリウムは沢山芽を伸ばしてきました。去年までは2本でしたが、今年は4本になっていました。とっくに私の身長を通り越し、2mほどに成長しました。
4本ともにほぼ同じ高です。販売されているアリウムの花は直径が80mmくらいはありますが、私のところはせいぜい50mmくらいです。それでも青い小さな花を沢山つけてくれるのが楽しみです。
始めてみた時、とんがり帽子のようなカバーがありますのでどのように花を咲かせるのかと不思議でしたが、中の花が大きくなり全体をカバーしている帽子のようなものが次第に割けて中が見えてきます。本当の面白い開花です。今日は4本の内、1本のカバーが外れかけてきました。近く花が大きくなるでしょう。
アリウムはネギ坊主の仲間なのです。


 

2024年05月24日(金)更新

狭山の神楽

昨日町内会の回覧が回ってきました。
最近とみに興味の出てきた神楽の案内でした。あまりのタイミングに少々驚きました。

東大和市には6カ所の神社がありますが、恐らく半分は神官のいないところです。私の住む清水神社も普段は人がいません。お正月やお祭りの時には賑やかに人出も多くなります。今回、回ってきた案内はお隣の狭山神社のお神楽の案内で格別お祭りではありませんが、企画したそうです。その際清水神社のお神楽も特別参加する旨書かれてありました。
内容は「おかめひょっとこ」、「獅子舞」などです。清水神社の神楽が応援出演する理由はわかりませんが、その昔江戸から続く狭山神社の神楽が途絶えた時がありました。その後、再開するときに清水神社の清水囃を担当する氏子の皆さんが狭山神社のお手伝いをしたそうです。きっと昔から仲が良かったのでしょう。
尤も清水神社も終戦後途絶えた時がありました。その時は杉並の高円寺の神楽の名手を招き清水神社の神楽を継続させたことがありました。それが今に伝わっています。ここで面白いのは狭山の神楽は小平流でした。清水の神楽は高円寺流といられています。この様に神楽にも系統がありました。

以前富山の風の盆を見に行った時、ここの踊りの振り付けは江戸時代たくさん山を持ち、木材の切り出しをしていた大きな商人がこの地に何か踊りを残したいと考え、江戸から歌舞伎役者を招き、その歌舞伎役者に振り付けを教わったそうです。確かに風の盆の振り付けは玄人好みです。
各地、各地に様々なお祭りなどで演じられる子供歌舞伎や神楽などは自分たちで考えた人もいたかも知れませんが、上記のように専門の踊り手や、振付師を招き自らの踊りを作り上げていったようです。
実に熱心な話です。
 

2024年05月23日(木)更新

痛くない靴がいい!

本来靴は履くものですから、履いて歩ければそれで十分です。デパートの靴売り場に出かけると私は新宿のデパートは多く揃っていると思っていましたが、社員の話から有楽町の阪急の方が数が多く、種類も一段とそろっていると聞き一度出かけてみたいと考えています。

私は若いころから靴は重く、靴底は小石など踏みつぶせるくらいの革底の靴が好きでした。
それ故長年買いそろえた靴はそう簡単にはダメにならず、型崩れもせず元の形を保っています。おまけに趣味が靴磨きと来ていますからみんなきれいにそろっています。
しかしすっかり年を取りました。昔の靴が痛くて歩けないのです。病院で靴の中敷きも作ってもらい履いていましたがこれも最近ダメになりました。更に靴底も全部ゴムにしました。それでも痛くて歩けません。
そんな愚痴を社員の一人が聞き、この靴を履いてみたらどうかと持ってきてくれました。コールハーンの靴です。ビジネスシューズの形はしていますが革が柔らかく足を優しく包んでくれています。また靴底はゴムでできていますがいい構造をしています。歩いて本当に驚きました。全く痛みがありません。今年の冬の展示会では丸一日はいていましたが全く痛くはありませんでした。早速の同じ靴を求めることにしました。同じデザインの靴ですのでこちらも快適です。
更に最近「ジ・オニツカ」の靴を知りました。早速履いてみましたが全く痛みがなく幾らでも歩けます。これで仕事も快適になりました。

 

2024年05月22日(水)更新

ドメイン

インパックの向かう方向はインパックの社員であればだれでもわかっていることです。
「インパックは、花の消費拡大に貢献する商品・サービスを開発・提案・提供し続け、花き業界の全てのプロセスでゆるぎない信頼を勝ち得る会社となります。」これはインパックのビジョンです。誰でもわかっていると多少大きな声で言えるのは毎朝の朝礼で唱和を行い、恐らく皆さん暗記しているのではないかと考えています。このビジョンが出来て10年は経っています。
このビジョンはある時インパックの将来を考える10名ほどのプロジェクトから出てきました。私は今の仕事を考える時、明らかにその線に沿って進めていると考えていますが、その前提となるのは35年前、ロンドン大学で研究生活をされていた榊原清則先生のお書きになったドメインの本でした。私は仕事には戦略的事業領域があって、初めて一歩を踏み出せると感じたものでした。現在インパックの場合は何処へ進むかが明らかです。花き業界全てがその対象ではありました。ドメインはある程度広い方がいいのですが、インパックの様な小さな会社は絞り込みも重要です。同じ花き業界であっても私たちはホームユース市場をその領域と致しました。そのなかで出来ることは全部やると決めました。その意味では装飾用の花はインパックの仕事ではありません。小さなブーケがインパックの仕事です。おまけにスーパーで販売される花ですから価格も適性でなくてはいけません。生産段階は一見インパックとは関係ないように見えますが、最近のスマートフラワーは確実にインパックの仕事です。結果生産者の皆さんの所へも伺う事になります。
この様に色々明確になりましたが、その元は全て榊原先生のドメインにありました。まだお若く、亡くなる様なお齢ではありませんでしたが大変残念なことになりました。来月26日で先生がお亡くなりになって丸三年が経ちます。
 

2024年05月21日(火)更新

ペーパースリーブ

過日、母の日にペーパースリーブをご使用いただけるお得意先様が数社あるとお話させて頂きました。確かに事実ではありますが、いくつかの反省点も出てきました。見た目にペーパースリーブとは分からなかった、というのがその理由でした。これから更にデザインやサイズの検討も加える必要があります。
ペーパースリーブは母の日を経て、いくつかのお引き合いを頂き始めました。それぞれ影響力の大きな企業です。大いにご使用いただきたいと考えています。その際、今回の反省点を更に追求し、大きなご満足を頂けるようにすることが重要です。
せっかく紙の様に従来とは異なった素材を使用するのですから、一層その特徴を引き出すことに意味を持たせる必要があります。環境問題も重要な要素です。現在、環境への対応を取り上げないことは少々問題です。その点、紙の使用は最初から解決しています。更に水処理の問題もあります。スリーブですから素材はともかく底も抜けています。しかしこれからはそこに水を溜められるものにする必要が出てきました。それにより新製品の可能性が倍にも三倍にも膨らんできます。
機能を持たせるのです。それに加え、グラフィックデザインです。色数です。花の包装は、漸く食品のそれを追撃する時期に入りました。

楽しい時代になると考えています。

2024年05月20日(月)更新

能登事業所

先週金曜日は、インパックの能登事業所で今年度の経営計画の発表会を行ってきました。尤も行ってきたとはいっても、能登の皆さんが会場の確保や準備をしてくれたおかげで開催が可能となりました。一時は社内に瓦礫も残り、会議どころではない惨状でした。工場長の金剛さんはじめ皆さんのおかげで事務所も会議室も、食堂も大分柱や壁はやられてはいますが、発表会はできる環境になっていました。トイレも使用できるようになっていました。従業員の皆さんは元気で活躍されていました。大いに感謝です。

今回金沢市に前泊し、早朝事業所に向かいましたが、同行の役員が朝早く金沢城付近を走ってきたようです。健康に気を付けている人はさすがに違います。ロビーで待ち合わせした時は何か充実している気がしました。そこでジョギングの事を知りました。お城を回ってきたときの話ですが石垣が崩れているところが何カ所かあったようです。このお城は1周ほぼ5kmほどで江戸城とほぼ同じです。さすがに前田のお城です。庭の中には見どころもたくさんありました。被害の事はあまり出ていませんでしたが、細かく見ていくと石垣の崩れは見えるようです。

また、往復の道(能登里山海道)ですが、いまだに崩れ修復が行われていました。場所によっては丸々一車線分崩れていました。大きな地震の爪痕を残していました。あちこちで工事が行われていますが、もうしばらく続くでしょう。志賀町は次第に戻りつつありますが、能登、珠洲はこれからです。心が痛みます。1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
 

2024年05月16日(木)更新

ブルガリア

昨日は参議院議員の石井苗子さんの会があり、ゲストとしてとしてブルガリアの大使がお見えになっていました。この日は1時間ほど大使がお話をされました。
話はブルガリアの紹介でした。話の最初はあるかとは想像していましたがはやり「明治ブルガリアヨーグルト」でした。発売され長くなりますがブルガリアと言えば我々日本人はヨーグルトです。先ごろ発売50年以上になるようです。話は大阪万博の時にさかのぼります。つい先日明治乳業とブルガリアの間でお祝いがあったと話されていました。長い歴史です。

ブルガリアはキリル文字の発案国です。キリル文字はロシアをはじめ多くの東側の国で使われています。その発祥の地がブルガリアとのことになります。恐らくキリスト教伝来と関係あるかもしれません。キリスト教はビザンチン帝国からブルガリア、ウクライナ、ロシアへと広がっていったのだと思います。ただここで言うキリスト教はオーソドックス(正教会)です。ローマのキリスト教とは一線を画しています。今から1000年ほど前にビザンチンから伝わりました。オーソドックスには聖像はありません。その代わりイコン(アイコン)があります。聖画と言われています。ロシアやギリシャの正教会へ行きますと沢山聖画があります。尤もイコンは、本当は絵ではありません。

私はイコンを見るのが半ば趣味のようになっていますが、それぞれの国によってイコンの特徴があります。私は各国のイコンの中でブルガリアイコンが尤も好きなものです。線が太くダイナミックな描き方ですがイコンとして見ていて温かみを特に感じます。このお話を大使にお伝えしましたが、とても喜んでくれました。

国会議員の先生方の会は色々ありますが、石井先生の各国の大使をお呼びして毎年行われる会は実に勉強になり、よく言われるパーティーとは一線を画しています。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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