大きくする 標準 小さくする

2024年11月11日(月)更新

早い復興を!


始めて能登に工場を作り動き始めた頃、地域の方々を採用し入社して頂きました。正社員の方もいましたが、パートお皆さんも多くいました。パートの皆さんの多くは女性でしたが、工場で働く皆さんの姿を見て能登の皆さんの芯の強さを感じたものです。

今年の元旦の16時過ぎ、大きな地震が能登を襲いました。私たちの工場も大きな被害を受けましたが、さらに北の輪島、珠洲、奥能登の被害は想像を絶する光景が広がっていました。
その惨状から何とか立ち上がろうとした矢先、今度は豪雨の被害が続きました。それも地震と同じ場所で起こりました。

泥にまみれた家から荷物を出す人達、部屋を片付ける人達の姿がありました。なんでここだけなのか、被害にあった人は誰しもそう思ったに違いありません。また、水も電気もまた分断されました。二度の災害を経て、精も根も尽きていたに違いありませんが、皆さん片付け始めました。
工場で感じた能登の人たちの芯の強さを今回も感じました。もくもくと片付けを行っています。二度の災害を受けても片付けています。言いたいことは山ほどあるでしょうが、片付けています。1日も早く元に戻って欲しいと祈ることしかできませんが、間違いなく復旧が始まっています。幾ら芯の強い方々でもそう長くは続きません。早く安心して暮らせるようになって欲しいものです。

暫くの間大変ではありますが、是非とも乗り切って欲しいです。県も国も最大限の援助を約束しています。
 

2024年07月16日(火)更新

廃業1%越え

能登地方の事業者数はどのくらいになるのでしょう。能登市と珠洲市、穴水町、七尾市、志賀町、中能登町などの事業者総数はおよそ8,000事業所ほどです(ウエブで見た限りです)。今回、県の発表で事業の廃業を決めた事業所が110社と報道がありました。以上の数字は1%を楽に超えています。これから先も増える予測もあり多くの場面で生活に影響を与えています。

実際にインパックにも廃業された企業から移られた方もいて厳しい選択をなさったな、と思っています。能登の場合70%は森林です。特に北に当たる輪島市や珠洲市などは今回の地震で住宅も仕事場も港も失ってしまいました。生活環境が一新してしまいました。
インパックの社員の皆さんも規模の大小にかかわらず、自宅に損傷がありました。それらを直しながらの出社です。

会社の方はお陰様で様々な手続きも終了し、あとは工事に入るだけとなっています。仕事は何とか元に戻しました。あとは大きな被害の傷跡が残る事務所内、食堂、作業場、倉庫、工場を直し、最終は外壁の取り換えに入ります。来年の2月までかかる予定です。漸くめどが立ち始めました。
暫くかかりますが、これからが地域も会社も正念場です。
 

2024年05月30日(木)更新

手を差し伸べていただいています。

うかつにも私は知らなかったため、見ることが出来ませんでしたが3月30日、台東区浅草神社、神楽殿に於いて開かれた「義太夫勧進帳」に出演されたのは石川県の子供たちでした。お能の演目の「安宅」が歌舞伎十八番の勧進帳となり大変な人気を博していますが、今回の子供歌舞伎では小学生たちが勧進帳を演じていました。
今回の子供歌舞伎は公益社団法人石川県観光連盟主催で小松市曳山八町によって実行されました。また同じイベントが小松市内でも実施されました。本来の勧進帳は長唄での上演ですが、子供歌舞伎の場合の勧進帳は義太夫での上演となっています。確かに義太夫の方が臨場感にあふれ見ていても緊迫感が伝わってきます。また、石川県の皆さんはこの演目に格別親しみを持っている人気の演目です。既に650年前には能・安宅で舞台にかかっていました。更に江戸に入り、勧進帳となりました。その舞台が石川の安宅の関です。丁度小松空港のすぐ近くです。

この様に東京や他の県でも石川県の能登。珠洲地方の復興の応援をする名目で様々な応援イベントが行われています。輪島の朝市を出張事業。輪島塗などを販売する企画など様々です。また各地ホテル等では石川県の食材を使用した「食材フェア」などが開かれています。実にありがたい企画です。

能登、珠洲地方は復旧が中々進みませんが、より早く元に戻れるようになって欲しいと考えています。

 

2024年03月19日(火)更新

和倉温泉の存続

先週末に東京駅までほんの数分のところに石川県のアンテナショップがオープンし、岸田首相まで店舗に来られ大盛況でした。私はその前日内覧会があり出かけて参りましたが、今回の能登半島地震の後ということも有り、内覧会も多くの人で賑わっていました。

今回の地震は北の方、輪島、珠洲市が大きな被害が出ています。インパックの工場のある志賀町も震度7がきました。更に志賀町の南に位置するかほく市、内灘町なども被害が出ています。更に西側の穴水、七尾市なども同じように被害が出てしまいました。有名な和倉温泉は大きな宿が22カ所ありますが、現在そのすべてが利用できないことになっています。ほぼ手を付けていません。

石川県にとって和倉はとても大事な観光資源です。地域の商工会議所の会頭であるスズヨの会長は自らの工場四カ所も大きな被害を受けていますが、和倉再興のために連日その存続のために働きかけを国に行っています。今回の被災に対して国家は3/4の補助金を決めています。それも上限15億円です。しかし和倉のホテルはどうやら100億円でも足りないようです。スギヨの会長は商工会議所の会頭として補助金の増額を願い出ているのです。

自分の会社は役員に任せ、和倉存続のために努力を続けています。素晴らしい方です。

 

会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

詳細へ

個人プロフィール

詳細へ

バックナンバー

<<  2024年11月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

コメント一覧

最新トラックバック

  • 肉白日 from PoweredTEXT
    約半年前ほど 昔の写真を 引っ張り出して 人生の軌跡を綴る