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2024年10月23日(水)更新

UEROVERO ヨーロッパの自転車道

オランダに行く度自転車の普及に驚かされます。それは単に自転車の数が多い、よって
自転車愛好者の数が多い、といった単純な話ではない気がします。かなりのスピードで通り過ぎますが、彼らは自転車専用道路を走っているのです。
つまりオランダの自転車は既に文化の域に達しているようです。オランダ人は自転車が大好きなようで、自転車の普及は単に自転車愛好者が多いだけでなく、その基盤である自転車専用道路がオランダの国内に整備されていることによります。自転車専用道路が完備され、結果、自転車は安全に何処でも行くことが出来ます。一つは徹底した安全対策と環境対策が基本にあるのでしょう。

先日テレビを見ていましたら、ヨーロッパではこの自転車道を全ヨーロッパに整備する計画(EUROVELO計画)があり、既に9万キロに及ぶ自転車道が出来上がっているとのことで、多くの愛好者は安心して遠出を楽しんでいます。
一方デンマークなどでは市内を移動する手段として自転車の利用度は60%を超えています。更に50%以上の利用度は各地に存在します。更に自転車専用道路の普及のためにデンマークは160億円の予算を計上しています。

ヨーロッパの事情は雑駁ではありますが以上のような状態です。
また、日本にあっていつも不思議に思うことがあります。
確かに自転車を利用する人の乱暴な運転や未熟な運転を町中でよく見られます。信号無視、右側通行、スマホ運転などです。この様な常識を逸脱した運転はある意味論外ですが、問題は自転車に対する取り締まりです。
勿論これらの取り締まりは当然ですが、自転車専用道路の未整備の日本にあってどこまで物が言えるのでしょう。自転車に乗る愛好者の人たちが安心して乗れる環境を作ることは最も重要なことです。ヨーロッパの自転車普及の一つは環境対策と安全対策です。排気ガスを出さない乗り物はこれからの社会では大歓迎のはずです。この様なことを考える時、都市の中では自転車専用道路の必要性を一層強く考える必要があり、遠出のサイクリングなどの場合はEUROVEROの様な自転車道の必要性を感じます。国内の自転車行政がある意味で貧弱な中での取り締まりだけが進むのは少々問題だと考えています。
 

2024年10月22日(火)更新

樹木にもどうやら流行りがあるようです

16年程前、新しい家が出来ると家の周の樹木の多くはレッドロビンが植えられていました。恐らく数年前までその傾向が続いていたと思います。今はその勢いは鈍ってきました。
新芽が赤くそれも長い間赤い葉を楽しむことが出来、生垣の樹木としては最適のものでした。
私の家の近くに20軒ばかりの立派な家が並ぶ地域がありますが、この20軒ほどの垣根はほぼレッドロビンが植えられています。植えられた当時、妻を連れて見に行ったものです。
確かに今は下火になりつつありますが、次の流行りは何だろうかなどと考えていましたが、
つい先日新青梅街道からイトーヨーカドー東大和店へまっすぐ伸びる道を通りましたが、その道沿いに驚くような新芽が金色の樹木がありました。それ以来あちこち見てまわりますが決して多くはありませんが時々見かける事があります。兎に角、金色ですからびっくりします。黄色が日に当たり金色に見える訳ではありません。金色です。
もしかするとこの樹木はレッドロビンの次に来るかもしれないと一人合点しています。名前を調べると「オウゴンマサキ」というようです。マサキですからレッドロビンのように大きくなりませんから、生垣に使用するには少し背が足りないかもしれません。
それにしてもレッドロビンを見た時より今回のオウゴンマサキの方がインパクトはあります。もっとも金色ですから人によっては遠慮するかもしれません。そうでないとすると一体次に来るのはどんな樹木でしょうか。一時赤い花のマンサク(トキワマンサク)が随分植えられましたが、それも一時でした。

最も同じ樹木がどの家でも同じでは少々問題かもしれません。それぞれのお家の人達の好みが出てもいいかも知れません。

2024年10月21日(月)更新

能登事業所

暫く能登の件に触れていませんでした。また9月には稀にみる豪雨が同じ能登を襲いました。恐ろしい現実です。

さて、今年の元旦の4時過ぎの地震は輪島市、珠洲市、奥能登町、志賀町の四つの街に震度7が襲いました。震度7の怖さは今回私共の工場も直撃した関係で身に染みて感じています。幸い従業員の皆さんは元気であったことが不幸中の幸いでありました。
工場、倉庫共に大変な惨状でありましたが、出荷の方はひと月余り、工場の復旧は2ヶ月ほどで元に戻りました。出荷、生産共に最低限の応急処置を行い、復旧に繋げました。しかし、専門の方に調べていただきましたが、外壁の全て、工場の中を事務所、出荷場、生産現場と分けていた隔壁は全て取り除くとの判断で4ヶ月ほどかけ復旧工事ができる環境を整え、7月に漸く外壁、隔壁、各部屋(事務所・食堂・会議室など)の工事に取り掛かることが出来ました。作業を中断せずにこれらの工事は進められました。7月から3ヶ月ほどが過ぎましたが、外壁は1/3ほど、内壁はこれから、各部屋も進行中で現在も工事が進められています。この様に工事が進められていることは本当に幸せなことです。国家からの補助もきっと降りると思います。自己負担部分もメドが経ちました。
後は来年二月の完成を待つだけとなりました。多くの御取引様からお見舞いを頂きました。これらは全て志賀町の町長へお届けし大変喜ばれました。またお水や食料は従業員の皆さんにお持ちいただきました。
インパックは大変恵まれた環境の中で復旧作業を続けております。偏に多くの取引先様のご厚志の賜物です。更に初期の段階で多くの得意先様は商品を出荷出来るまでお待ちいただく決断をしていただきました。また、従業員の皆様もその日の内に工場に入った副社長や専務、更に現地の常務の強いリーダーシップの元、復旧作業に当たってくれました。大きなご迷惑をおかけしましたが、一ケ月後には出荷が可能になりました。
お陰様で来年2月の完成を待つところです。改めて皆様に御礼を申し上げます。

終わりに当たり、9月の豪雨災害に見舞われた皆様にお見舞い申し上げますと共に、お亡くなりになられた方々に心よりお悔やみを申し上げます。
 

2024年10月18日(金)更新

明らかにトレンド商品になってきました

インパックのチャコプランツは主に大手ホームセンターで販売されています。現在のところ園芸店での販売はごくわずかです。
チャコプランツの基本は背丈、100mmから200mmに納まっていますが、多くは150mmくらいでしょう。容器は100mm(h)ほどですから、バランスを考えてもちょうどいいサイズということになります。チャコプランツは昔からミニ観葉の中からポトスやチャメドレア、コーヒーなどを標準品として作ってきました。インパックのチャコボールは用土にチャコボールを使用しています。容器はコップのようで底には穴がありません。チャコボールでの栽培にはその必要がありません。一見水耕栽培のようですがそうではありません。特徴に一つにまるで土耕栽培の様な根を出します。沢山発根しますが無駄な根は一本もありません。更に根腐れを起こす様なこともありません。
発売して何年にもなりますが、店頭で枯れた話は今まで一つもありません。これは店頭の販売員の皆さんも安心して管理が出来る事を意味します。チャコプランツの苗は国内調達もありますが、海外の苗を調達し育成しています。これまで販売してきたチャコプランツは標準品とお考えいただける商品です。過去においても現在も、また恐らく10年後もポトス、コーヒーなどの観葉植物は販売されているに違いありません。

昨年、新たなシリーズを発売いたしました。「苔シリーズ」です。長く楽しんで頂けるものです。更に今後新製品を投入してまいります。恐らく今後商品化する商品は園芸様の常識を超えるものになります。場合によってはZ世代にヒットするかもしれません。また、チャコプランツの競合先は「〇〇園芸」様ではなくお菓子やギフト商品などと競合ことになるかもしれません。
今後環境を意識した常識を超えたチャコプランツを開発していくつもりです。今までは園芸展などに出展してきましたが、今後は全く畑の違う展示会が発表の場となる、と考えています。
インドアの新たな植物の時代をチャコプランツで築いていくつもりです。

 

2024年10月17日(木)更新

お祭りの意味するところ

各町内には昔から続いているお祭りがあります。
それも各町々、村々には独自の文化をもち、それに合わせたお祭りが残っています。
四国のよさこいや阿波踊り、更には青森ねぶた、秋田竿灯、山形花笠、盛岡さんさ祭り、仙台七夕、福島わらじ祭りは東北の6大祭りです。

これら有名なお祭りは地元の有志の皆さんをはじめ、一般市民の皆さんが町内単位などで昔から参加する仕組みを持っています。今でも思い出すのは東北のお祭りが、東北大震災の後のほんの僅かで復活し地元の皆さんは「底力」を見せたのと同時に多くの市民、県民の皆さんに元気を与えました。今年輪島、珠洲、奥能登に衝撃を与えた大きな地震の時能登の各地で復活のキリコ祭りが復活し住民に元気を与えました。
能登の皆さんは祭りを行うことで住民の皆さんに元気を与えたいと頑張っていました。能登は東北の祭りのように大規模ではなく町単位で実施できたことは今年の地震を今年のキリで乗り切ったからだともいます。しかしその後の水害は予期せぬ事実でした。

全国的に有名な祭りでなく、昔から地域の神社を中心に行われてきたお祭りは数多く見られます。本当に熱心な氏子の皆さんが昔から引き継いでいます。引き継ぐにはそれなりの人が揃わないと引き継げません。高齢者の村では辞めた祭りが多くあります。
お祭りは地元の人にとっても、地元を離れた人にとてもそこに住む子供たちにとっても最も掛け替えのないイベントです。今に引き継がれているお祭りには必ずその土地に残るお囃子があります。昔は何か古臭いとも言っていた時もありましたが、今では体に染みついている大事な文化でもあります。
 

2024年10月16日(水)更新

ノーベル平和賞

立場や、ご専門によって異なることもあるでしょうが、ノーベル賞の中で私たちにとって最も身近なものはノーベル平和賞ではないでしょうか。
医学をはじめ科学技術に関係するもの、経済に関係するものは大変優れた研究の結果ですが、あまりに専門性が高く中々理解しがたいものがあります。その中で平和賞は今まで受賞された方々を見てもまた受賞内容についても理解に苦しむことはほとんどありませんでした。

その中で今回の平和賞はヒダンキョウ(被団協)であるしヒバクシャ(被爆者)の皆さんでした。数十年に亘る彼らの活躍は素晴らしいものがありました。国内外でご高齢にもかかわらず活躍が続きました。恐らくヒバクシャとしてもお立場からすれば「後がない」と思われているのでしょう。
先日の平和賞の第一報の中でも高校生が映っておられました。ヒバクシャの皆さんの後に続く人たちの中で高校生が多くおられることは素晴らしい事です。数週間前テレビでも高校生が被ばく体験の話をしていたことを思い出しました。

今回もイスラエルの大使が被団協の代表の発言に「原爆投下の広島の事実とガサの現実を同一視するのは問題」といわれましたが、ガサの現実や今回の平和賞を政治のフィルターに通した瞬間すべてが台無しになります。
今回の平和賞を心から純粋に捉えての発言が続くことを祈っています。ヒダンキョウの皆さんは政治を裏打ちに話している人は一人もいませんし、ノルウェーの選考委員の皆さんも政治抜きで決めたと思います。
 

2024年10月15日(火)更新

メダリストの影響

パリオリンピックの後、ニュースなどで目にするのはメダリストたちが日本各地で学校などを訪ね、それぞれの競技の模範演技を通して小学生たちに様ざま教えている姿を見る事があります。選手の競技もそれぞれありますが、目の前にメダリストが現れ、生徒たちに話し実際の演技を行うことは見ている生徒たちの心の高ぶりは普通ではないでしょう。単に教える事ばかりでなく、生徒たちの中にはこの事実を将来も持ち続けオリンピックに出てみたいと思うのではないでしょうか。昔からこのような企画を言う人はいましたが、中々実行されることはありませんでした。

古い話ですが、それを実践した方がいました。50年前に東京オリンピックの後、鉄棒で優勝した小野選手が「体操は子供のころからやるのが一番」と言われ日本で初めて子供たちのための体操教室を池上に開かれました。その数年前私の通っていた小学校に小野選手が来られ体操教室の必要性を話されたことがあり、私も母から500円をもらい小野さんに寄付したことがありました。15歳の時でした。その後丁重な令状を頂き感激したことを覚えています。
更に私も17歳の時池上の体操クラブに入らせて頂き。僅かの間ですが小野さんに鉄棒を教えていただきました。

この様にメダリストの存在は大きなものがあると思います。これから益々国内においてオリンピックなどで活躍した選手から影響を受ける人たちが多く出ることが期待されます。
これらはスポーツビジネスとしてどこかで結び付く気がします。

 

2024年10月11日(金)更新

賃上げ

今度の総理大臣も国民の賃金を何があっても更に上げ、物価の値上げ以上の賃上げを実施しなくては行けない、と言い残しラオスに出発しました。サントリーの新浪社長は9月には来期の賃上げはベースアップを含め7%を明言しています。これにより大手の賃上げの足並みをそろえる起爆剤にしようとしているのでしょう。

この話になると中小零細は大手の様にはいかない話が良く出てきます。現実にはそうなります。この問題を各企業に当てはめればそうなるでしょう。賃金の額や賃上げの幅などは各企業に任された問題ですが。これを各企業に任された瞬間、物価の上昇に追いつかない賃上げ幅になるというのがこのところの大きな課題となっています。
この様な時、いつも思い出されるのはヨーロッパにおけるユーロの導入です。以前にも一度触れました。スタート時ユーロは120円でスタートしました。その直前オランダ通貨のダッチギルダーやマルクは65円でした。つまりユーロの価値はマルクやギルダーの倍でありました。
しかし、あっという間に物価は昔の1ギルダーは1ユーロのなりました。今まで7,000円で泊まれたホテルは13,000円になりました。つまり大げさに言えば一晩で物価が倍になったのです。恐らく賃金も上ったことでしょう。ユーロ導入以降、オランダは何でも高い国になりました。物価も上りましたが賃金も上りました。これらは一企業の努力等ではありません。国家の政策の結果です。この様に物価や、賃金の問題は企業の問題ではなく国家政策なのです。
長年にわたり抑えられてきた賃金、物価は国家の政策により見事に上げなければならないと考えています。

この様な問題にこそ、与野党は真に戦って欲しいと思いますが、自分の会社の事となると国家の政策を待つ訳にいきません。
 

2024年10月10日(木)更新

遺伝子

先月、会社近くの薬局へ立ち寄りました。インパックの隣みたいなところでしたので、迷惑を顧みず事務所のドアを開き中に入りました。社員の皆さんは変わらずに仕事に精を出していました。

今年に入り営業から貿易へ異動した大沼さんから昆明の展示会の話が出てきました。あとわずかで中国、昆明に出発するとこでした。今回は貿易部が担当するとのことで陳さんと二人で出かける計画です。
昆明には私も何度か出かけるチャンスはありましたが、いまだに出かけていません。今回は昆明の展示会です。正式名称は「第22回中国昆明国際花き展」です。中国の展示会参加は数年ぶりです。コロナの関係で中止となっていました。
参加した二人の話ではこの数年で輸出から国内販売にシフトしているようです。私が参加していたころは国内需要より輸出が中心でした。花きも同じく輸出もありますが、国内向けが増えているようです。中国の花きの状況は出かけて初めて分かることが多くありました。今回を機会に更に情報を集め国内外のビジネスに展開していく計画を練っています。
若い人たちが確実に独り立ちして計画から実行、更に将来の展開を考える段階に入ってきました。海外事業も機械などから再開しています。

40年前からオランダを足掛かりに僅かずつですが、海外展開を続けて参りましたが、今ここに第二世代の皆さんがそれらを引き継ぎ、更に発展させる勢いです。専務を中心に海外事業をスタートさせましたが、今、確実にその遺伝子が動き始めてきました。
 

2024年10月09日(水)更新

お詫び

7月23日にブログをホームページに掲載して以降、本日迄ブログを失礼してしまいました。その間、皆さまにご連絡申し上げることもなく今日となり心よりお詫び申し上げます。

7月24日の早朝、体調を崩し暫く休んでおりました。この様な個人的なことをブログに申しますのは大変失礼ではありますが、いきなり送信が止まったことから少々説明が必要かと思い、余計な事を申し上げました。

お陰様で今週から出社しています。

まずはお詫びを申し上げ、勝手ながら明日からブログの再開をさせて頂きたいと考えています。よろしくお願い申し上げます。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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