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2021年10月29日(金)更新

やはり会うのはいい!

昨日は東京紀尾井町ロータリークラブの夜間例会が開催され、恐らく60名ほどの方が参加されていました。

いつもは6名か8名が集まれるテーブルは4人掛けでした。これも三密を避けていることになります。さらに食事をする時以外、席を立つ時などマスクを付けることも担当の方からのご注意があり、ほぼ全員の方がそれらを守っていたように思います。
私は今回この会に参加でき、本当に良かったと感じています。
ロータリークラブはこの二年間でほぼ半分は休んでいました。ただ、ウエブでの例会は続けられて担当された方のご苦労は並大抵のことではなかったと思います。

申し上げたいことは、やはり人間は集まる様にできているのだと感じたことです。皆さん一様に会話を楽しんでいました。きっと普段であれば多少の余興もあったかもしれませんが、長い間会えなかったこともあり、会話だけで十分でした。

おそらくどなたも食事を外ですることが少なかったと思いますが、これから少しづつ復活してくれればいいと感じています。

会って話すのは実にいいことです。
 

2021年10月28日(木)更新

恥ずかしい

昨日の朝ブログにクロッカスの事を書きましたが、すぐに削除してしまいました。

昨日の早朝、細い葉の間から伸びた茎の先に紫色の小さな花があり、思わずクロッカスだと思い込みブログに書きましたが、その後、秋咲くのはサフランだと気が付きました。
クロッカスは1~2月ごろ、サフランは10月、11月と相場は決まっていますが、つい慌ててクロッカスと言ってしまいました。それにしてもよく咲いています。
せっかくなので、サフランのことを少し書こうと思います。

サフランはサフランライスしか知りませんでした。一体サフランのどこがあのきれいな黄色を出すのか不思議でしたが、少し長めの雌しべがかなり濃い赤で、その雌しべを利用して黄色く着色しているとのことでした。
また、クロッカスとよく似ているのですが、クロッカスには赤い雌しべはありませんので、今度こそ間違わないようにしようと決めました。

今日のお昼は近くのネパール料理屋さんで久しぶりにカレーにナンではなく、サフランライスで食べるつもりです。
 

2021年10月26日(火)更新

花き業界と食品業界

食品業界と花き業界の違いは明確です。
食品は食べもの故の安全性が重視されます。例えばレトルト食品の場合、殺菌する商品の中心温度を120度4分間と決まっています。これが実施されれば、商業的完全殺菌ということになります。現在レトルト食品と言われているものは、ほぼその殺菌方法で生産されています。
カレーなどは夏場、鍋の中に置かれた物は翌日には食べることができなくなりますが、レトルト殺菌されたカレーは半年間保証されています。この技術は缶詰からの技術が生かされています。また、これらの技術を活用し、食品メーカーと包材メーカーとがパートナーとなり、次々新製品を作り出しています。
食品業界にとって包装業界はなくてはならない存在なのです。

一方、花き業界にとって包装業界とはどんな存在でしょう。ブーケなどギフトの花には様々なラッピングペーパー、リボンなどがあり、それなりの役割を果たしています。しかし品質面での役割となると、ほぼ無縁となります。目的が異なるからです。花き業界にとって包装業界と最も近しい花は「ホームユースフラワー」です。量販店店頭の花を鮮度よく、日持保証販売にもっていくためには、いくつかのハードルがあります。生産者から市場、加工メーカーまでの物流基準、加工メーカーでの保管基準と加工基準などです。これらは各加工メーカーが独自で実行するには時間的、人的、技術的投資や研究、開発が必要になります。私はこの分野こそインパックの仕事だと捉えています。加工メーカー、販売者としてのスーパーマーケット、切り花生産者、卸売市場の皆様とパートナーになる資格を有しているのは国内ではインパックだけかもしれません。今後とも勉強を繰り替えし、多くの皆様からご信頼いただけるよう努力して参ります。

インパックは包装機器のメーカーから「FM2ベンダー」(Freshness Management Maker ベンダー:フレッシュネス  マネージメント メーカー ベンダー = FM2 ベンダー )へ、進めて参ります。これらが完成した時、花き業界の真のパートナー企業になると考えています。
 

2021年10月25日(月)更新

牡丹の花

牡丹は百花の王と言われています。確かに花の直径が20cmを超えるような大輪で色も白、赤、ピンクやそれぞれ色の濃淡があり、品種はたくさんあるようです。咲く時期は私の家の場合4月20日前後です。最近では黄色の牡丹もあり本当に素晴らしい花です。

昨日の歌舞伎座では紅白の牡丹の枝を両手に持ち、火消し役の人たちの舞があり、楽しく拝見しました。火消し達の真ん中では、火消しの棟梁がより激しく踊っていましたが、今日は人気役者の松也でした。普段はテレビでしか見たことはありませんが、さすがに二枚目役者です。素晴らしい存在感を見せていました。
また、松也の持つ扇は獅子扇と言うらしく、獅子頭と扇子を混ぜたようなものでしたが、大変効果的な小道具です。また、舞台全体に吉原の街の様子が描かれ、真ん中には桜が描かれていました。この桜こそ桜の花が咲く時だけ忽然として現れる、吉原仲ノ町の通りを飾った桜なのでしょう。
さすがに歌舞伎の楽しさ満載の舞台でした。

この舞台で火消したちの持つ牡丹の枝、松也と両脇を固める芸者衆の持つ獅子扇、これらはお能の石橋の流れと聞きました。言われてみればお能”石橋“も大きな牡丹の作り物が舞台の両サイドに置かれ、その間を文殊菩薩の住む浄土からやってきた紅白の頭を持った獅子が激しく舞うところと関係していると思うと、伝統の受け継ぎ方に面白さを感じます。牡丹の花には獅子舞の激しさに負けない豪華さがあるのでしょう。

 

 

2021年10月22日(金)更新

40年の時を経て

川崎にある包装資材メーカーの藤森工業様へ出かけたときの話です。研究所をご案内いただきましたが、まるで大学の研究室の様でした。レトルト釜の装置など機械類はほぼ実機が並び、テスト機とは一線を画していました。
その当時多くの包装資材のメーカーが研究室、もしくは研究所を社内に持ち、多くの得意先様である食品メーカーのパートナーとなっていました。当時食品業界で最も難しい分野にレトルト包装がありましたが、包装資材メーカーが技術的な裏付けを作っていたのです。その最も先端にいたのが藤森工業様でした。尤も缶詰からスタートしていた東洋製缶は当時から何か別格の風があり、私は名前だけしか知りませんでした。

申し上げたいことは、多くの包装資材メーカーの研究所に置かれていたレトルト装置はほぼテスト機でしたが、先述の通り藤森工業様は実機で勝負しておりました。実機とテスト機の違いは明らかで、食品メーカーが設備する際、必ず1,200mm口径の設備を行います。テスト機は確か450mmであったと思います。レトルトは温度ムラを嫌います。おおよその予測はできても実機以外では再現できないこともあります。
本当に素晴らしいと思いました。

40年の時を経て、インパックは花包装資材のメーカーとして存在しています。昔の藤森工業株式会社をいつも思いながら、生産工場として能登事業所、包装機器の実機を備えたIFL(国際フラワーロジスティックス、花きの鮮度を研究するところとしてIFRL(国際フラワー分析センター)とスーパーマーケットなどの販売者、花束加工メーカ―、花き生産者、花き類の試験場、花き卸売市場などの方々からパートナーと言われる存在になりたいと考えています。また、外部研究機関として北大、大阪府立環境農林水産研究所などとの共同研究を行っています。40年遅れで藤森工業様の当時の狙いをインパックは花業界で実現したいと考えています。偶然ですが、藤森工業様で研究所の所長をお務めになった小國さん(その後、藤森プラケミカル社長)を現在インパックは顧問としてお迎えしています。


 

2021年10月21日(木)更新

紙スリーブ

ホームユースの花の周辺で活動を続けて参りました。プラスチック一本やりの時代が続きましたが、どうやら変化の兆しが出始めています。この10年ほどオランダでの展示会を見る中で、ある時は紙スリーブになるのではないかと思う時もありましたが、結果OPPフィルムの利便性、コストパフォーマンスなどの理由でプラスチックに戻り、今日に至りました。しかし、今度ばかりはそうはいきません、世界で脱プラスチックが動き始めました。すべての産業分野で脱石油、炭酸ガス削減の動きは本物になって参りました。

インパックはこの動きの中で大きく舵を切ろうとしています。インパックばかりでなく、同業他社は全て、設備はプラスチック加工の専用機を所有しています。単にスリーブを作る製袋機械と言っても高いものは5,000万円を超えるものもあります。印刷も従来のフレキソ、グラビアは姿を変えながら残るでしょうが、ここでもデジタル化の波は大きく力強くやってきます。
今後重要なのはスリーブが紙の方向にあるということです。一方のプラスチックも生分解が条件となります。近くインパックは、バイオプラスチックや紙スリープの販売に入ります。

今後、紙スリーブに入ったブーケを想像するだけでも楽しくなってきます。

 

2021年10月18日(月)更新

高橋忍先生

高橋忍先生

一昨日初めて高橋先生にお会いしました。金春流の有名なシテ方の先生です。
包帯でぐるぐる巻いた足を引きずりながらでしたので、初めから余計な心配をおかけしました。

ラジオでいつもお聞きしている、明るい声と全く同じ明るいお声でご対応いただきました。先週は狂言の善竹十郎先生が東大和にお越しの折、会わせていただきました。2週続けて有名な能楽の先生方にお会いできました。お能は見るだけでは20歳の時からですから50年を超えることになります。しかし格別勉強した訳ではなく、全くの素人で恥ずかしいくらいです。先ほど触れたラジオとは鎌倉FM放送のラジオ番組“お能へのいざない”です。毎週土曜日午後1時30分から30分放送されています。私の知る限り定期的に放送されるお能の番組はNHK FM放送の日曜朝、6時から行われるFM能楽堂と、鎌倉FMの2番組だけです。もっとも最近のNHKテレビではかなり頻繁にお能の番組をやっている気がします。

さて、髙橋忍先生とお会いしましたのは、薪能の会場になっているお店のご厚意でした。私としてはお会いしたかっただけに嬉しさで一杯でした。早速先生に謡をやりたいと話し、ご快諾を頂きました。謡をやりたいと思いたってから50年も過ぎてしまいましたが、ようやく実現できそうです。

2021年10月15日(金)更新

春の準備


今年の気候は少しばかり変化に富んでいました。
8月は旧盆の頃から温度が下がり、長雨となりました。私たちの関係する旧盆の花販売は大打撃を受けてしまいました。さらに9月の秋彼岸の前半は雨模様となり、後半ようやくいいお天気が続きましたが。前半とは異なり夏のようなお天気になり、連日30度を超える日となりました。

庭を見ると、本来10月後半から紅葉する樹木などは暑さにやられたのか、9月歳後半から茶色くなった葉を次々落とし、今ではすっかり枝だけの木となっています。西洋トチノキです。ほぼ同じような状況の木はジューンベリーです。こちらもあっという間に葉が落ちてしまいました。葉が残っているのは紅葉と百日紅くらいです。草花類は雨が続き、暑さも続き、最低限のことしかできていない関係で、草類は伸び放題となりましたが、時々切ったり、抜いたりしています。また、わずかな芝も伸び放題で、今度の休みに行うつもりでしたが、足の小指の奥の方を骨折したため芝刈り機が使えません。そこは家内に任せるとして草花類を整理して、11月後半に来春を目指し球根類を植え付けることになります。主体はチューリップですが、ほかにもたくさんの球根を植えていきます。

今、庭をやっておかないと寒くなってからでは少々つらくなります。今のうちです。

 

2021年10月14日(木)更新

お花とコーヒー


セガフレッティー・ザネッティー・エスプレッソという会社があります。もちろん多くの方がご存じのイタリアボローニャに本部を持つイタリアンカフェです。どの店舗もおいしいコーヒーと多くのフード類であふれています。

店舗の多いカフェの印象で、どの町にもあるような気がしますが、店舗数は21店舗程だといいます。エスプレッソは一杯300円で飲むことができます。濃いエスプレッソにスプーン二杯の砂糖を入れ、甘くして飲むエクスプレッソはまるで蜜をなめているようです。堪らないおいしさです。

今回社長様とお会いし、クーポンをお分けいただくことになりました。花ギフトの拡大を図る際、以前から花とコーヒーを考えていました。お花を楽しんでいただき、且つおいしいエスプレッソも楽しんでいただきたいと考えています。

今はクーポン券の入るパッケージのデザインを考えています。

 

2021年10月13日(水)更新

花用ギフトボックスの基準


知り合いの方とお電話をしていましたが、インパックのギフト用段ボールケースの話になりました。
中から花を取り出すのに秒単位で安全にブーケを取り出すことが可能、ということでした。
有名店のギフト用段ボールから、同じく中のブーケを取り出す際、段ボールケースの外、中に張ってある粘着テープを取りはずし、ようやくブーケを取り出したが数分かかると話されていました。確かにイラつく感があります。

考えてみれば「花用ギフトボックス」の基準は存在していません。花が入れば何でも「花用ギフトボックス」となります。長年、花の包装資材に関わるインパックとしては大いに反省しなくてはいけません。

今の段階で定義すれば「花を安全に輸送し、包装する際、粘着テープを使用せず、取り出すときも即安全に取り出すことができる容器」を花用ギフトボックスという、ということになるでしょう。
現在、発売中のボックスはそれに十分当てはまります。

 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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