大きくする 標準 小さくする

2022年06月09日(木)更新

企業ドメインの戦略論 榊原清則先生の事

企業ドメインの戦略論、このタイトルの本は昨年6月にお亡くなりになった榊原清則先生が1992年に出されたものです。以来二十年以上何度も改版され、恐らく経営学を学ばれた方はどなたもご存じのはずです。
初めての本を先生から頂きましたが、まさかこの中に私の事が書かれているとは努々思っていませんでした。ところが先生はそれを私に手渡され、「間違えても会社を倒産させてはダメだよ。」と言われました。

箱か包装か 
先生のお知り合いに貼り箱の会社がありました。先生は貼り箱の将来を考えると発展性がないと言われ、一方包装という幅でとらえる方が材質から形状からなんでも開発可能で将来性のあるビジネスになる、と考えられるとその比較をお書きになっていました。まさにドメイン(戦力的生存領域)の話です。先生と知り合い将来の事ばかり話していました。

更に昨年二月最後にお会いした時、君はいつも未来の事ばかり話す、とまたまた言われました。インパックの事を考える時、そうならざるを得ないのです、とお答えしました。
包装から花ビジネスに入った時も私の頭はドメインで一杯でした。

後二週間ほどで先生の命日がやってきます。インパックの将来の事をご報告するつもりです。
 

2021年09月09日(木)更新

歌集「葫蘆島」


久しぶりに菊池寛の満鉄外史を読み始めました。

数日前、私の家にお尋ね頂いた方が歌集を置いていってくれました。その折、子供のころ住んでいらした場所が遼寧省鞍山であったことを伺いました。大変なご苦労の末日本へ戻られたのだと思います。歌集のタイトルも「葫蘆島」となっています。

私はこの鞍山の名をお聞きし、数年前の事を思い出し、改めて菊池寛の満鉄外史を取り出しました。やはり鞍山はこの中にありました。鞍山は明治期に開発が始まり、昭和には巨大な製鉄会社になっていました。
鉄鉱石を探しだすことも大変なご苦労があり、その後製鉄所を作るためには大量の水を準備しなくてはならず、その水脈を探し出すことも大変な中で技術者の皆さんがそれを成し遂げた話が出てきます。
勿論これら一連の出来事は海外にまで出かけ、他国の上での出来事ですから感傷的にばかりなっていては方向を間違えてしまいますが、ただ明らかにその時代、その地に多くの日本人が暮らしていたことを考えると、大変なパワーがそこに存在していたのは事実です。

現在でも多くの人たちがそれぞれの歴史を持ち、現在を生きていますが、歌集の作者から更にお聞きしたいものです。

 

2021年07月27日(火)更新

小川孔輔先生


昨日家に帰ると一冊の本が送られていました。かなり頑丈な包装形態でしたので、アマゾンとは違うなと思いましたが、また、待っている本でないことも理解できました。
送り先は日本生産性本部で、この半年、朝食会に参加していますが、これはその参加者に贈られてきたものでした。

カッターとハサミで開封しました。いきなり目に飛び込んできたのは小川孔輔先生の書かれたものでした。先生がおそらく、この10年程熱意をもって研究していた顧客満足について書かれたものでした。しかし、これは通常私たちが口にするCSとは異なっているものです。
日本版顧客満足度指数のガイドブックになっています。

本を見て直感したのは小川先生のご努力でした。先生とは花を通して過去30年近くお付き合いをいただき、JFMA(日本フラワーマーケティング協会)の設立当時からお世話になり、先生は会長を続けられ、私は10年程副会長を務めました。私にとって先生は、花関係者としての先生ですが、その間も先生は花き業界以外のマーケティング研究を始め、大学院を作り、たくさんの本をお書きになり大活躍でした。素晴らしいと思います。

小川先生~小川孔輔のウェブサイト-『サービスエクセレンス』生産性出版 6月25日発売


 

会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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