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2021年11月30日(火)更新

幸せになる方法

私が30代で飯塚先生(ISK塾頭)に初めてお会いした頃に教えられた、報告の重要性の話は今でもはっきり覚えています。

それは報告には三つある、ということです。
  • 事前報告
  • 中間報告
  • 結果報告
以上の三点である。仕事をする者にとってこの三点は最低限の義務である。

私は報告といえば結果報告くらいしか分かっていませんでしたが、仕事を頼むことが多くなるにつれ、三つの報告の重要性は日増しに高まってきました。仕事を頼み、事前報告、中間報告を常に守れる人は1割にも満たないでしょう。報告は安心感を与えます。更に事前報告から始めれば、先輩や上司から注意をもらうことも出来ます。中間報告ができれば、場合意によっては修正も可能になります。いきなりの結果報告ではびっくりするようなことも起きかねません。
それでも報告をする人はまだ良くて、まったく報告しないこともあります。私にも少々経験はありますが、嫌な報告はしたくありません。結果益々泥沼へ、ということになったりします。

きっと家庭内でもそうです。子供がまだ20歳前の頃、いつまでも帰らない娘を家内と共に心配していたことを思い出します。遅くなるのが分かっていても親に言いたくないし、言いづらいのです。子供の事を言いましたが、私自身夜遅く帰ることが普通でいたころ、間違えても家内に何も言ったことがありませんでした。

先輩、上司、家族を安心させる入口は三つの報告だと思います。
 

2021年11月29日(月)更新

ジョージア大使館 ティムラズ・レジャバ大使

昨日はうれしい話がありました。

足のケガがあり1カ月ほど教会を休んでいましたが、久しぶりに教会へ出かけました。そこでテムカさんにお会いしました。これまで三年にわたり駐日臨時大使として仕事をされてきましたが、このたび、駐日全権大使となった旨、お話をいただきました。人がら、才能、行動力など何をとっても素晴らしい人です。二年前、ロータリークラブのワイン愛好会からの連絡で今度の集まりはジョージアワインと聞き、早速、テムカさんへ連絡したところ心よく会場へ来てくれることになりました。その時の短いスピーチもさすがでした。

テムカさん(正式な名前はティムラズ・レジャバ)と急に親しくなったのは、ハンドボールがきっかけでした。テムカさんは子供のころからハンドボールをやっていたそうで、高校の時には強豪校となり有名になっていたようです。そんな話を聞かせてもらったとき、日本ハンドボール協会の会長を知っていることを話したところ紹介して欲しいと言われ、その後会長と一緒に大使を訪ねました。大使はことのほか喜ばれ、その時以来、一層仲良くなりました。

ある時、都内六本木で社員が渋滞にはまっていると、そこにやってきて「守重さんの会社の人か?」と尋ねられたそうです。大変気さくな素晴らしい方です。

今度は全権大使として益々重要なお仕事をなさることになります。みんなの前で「テムカさん」はやめた方がよさそうです。
 

2021年11月26日(金)更新

フローラルイノベーション・TTタイマー人気!

昨日、展示会には多くの方にお立ち寄り頂きました。私どもにとって最もお越し願いたい方はTTタイマーに興味を持たれる方ですが、昨日は熊本のアリウムの生産者の方々にお越し頂きました。品質管理にTTタイマー(温度時間値センサー)を使用したいとのことです。球根の調達先であるオランダにアリウムを輸出したい、輸出する際、TTタイマーを添付し、品質の目視を図りたいとのことでした。購入者のオランダはTTIについてご理解いただく方が数多くおられます。素晴らしいことだと思います。年明けに早速、熊本へ出かけ、詳しくご説明することにいたしました。
切り花の品質は温度時間値で説明することが可能ですが、日本の場合、生産者から卸売市場・生花店までのTTI(温度時間値)は2,000を超える場合があります。それに対してオランダでは温度時間値を500以下に抑えようと考えている生産者がかなりいます。
インパックはエチオピアから花を輸入していますがそこにTTタイマーを添付していますが、TTI:600くらいで到着しています。

海外ではコールドチェーンが完成していることと、生産地から消費地へ輸送する飛行機や船で運ぶ技術が既に出来上がっていることでTTIについて関心が深いのです。
製品名「TTタイマー」は北大との共同研究の結果生まれましたが、これからは切り花業界を中心に食品業界に対してもお勧めしていくことになります。

 

2021年11月25日(木)更新

リアルの展示会

今週初め、2日間オンラインで展示会が開催されていました。日本食品包装協会主催のものでした。インパックはここに出展しましたが、引き合いはほぼないだろうと考えていました。ですが数社、それも日本を代表するような企業からの問い合わせ、引き合いをいただきました。従来の展示会と比べると1/100の経費でこれだけ引き合いを頂けるのであれば、今後もあると考えることができます。今回の出店商品は「TTtimer」でした。この商品は北大との共同研究の結果生まれたものです。花や食品の鮮度を目視で確認できる商品です。

昨日からはフローラルイノベーションがビックサイトの青海会場の特設会場で開催されています。昨年に比べると出展者、来場者ともに大きく伸ばしています。比較をするとすれば一昨年比でないと公平ではありません。昨日のコロナの感染者が5名を発表されていましたが、来場者数の拡大には影響があるかと少々期待しています。
オンラインと全く異なるのは、ここにいるだけで多くの花き業界の方がお越しになるため、ご挨拶が出来ます。さらに機械も実機を置いているものもあり、十分な説明も可能になります。その意味ではオンラインの展示会とともにビジネスチャンスが大いに広がります。
これからはリアル、オンラインともに目的に合わせ出展するのがいいのではと考えています。

今回の展示会には、顧問の西川様も高松から駆けつけてくれました。実にありがたいことです。

2021年11月25日(木)更新

チューリップの原産国

チューリップといえばオランダと相場は決まっています。この2年ほどコロナでオランダ旅行はだいぶ減りましたが、普段ですと3月から5月にかけオランダ・ベルギー旅行は旅行会社にとって稼ぎ頭でありました。大変な数の日本人がオランダへ出かけていきました。そしてその全ての旅行者の皆さんが出かける場所がキューケンホフ公園です。この公園はチューリップの開花に合わせ、3ヶ月だけのオープンです。しかしその間に日本人はもちろん、世界中から公園にチューリップを見に来ます。尤もここではチューリップばかりでなく、球根植物のほぼ全てが咲いています。大きな公園の中で木々の周辺に、敷地の境に、歩道に沿ったりと、大変な数の花が咲いています

話は違いますが、私の手元に一冊の雑誌があります。アナトリアニュースと言います。日本トルコ協会の機関誌です。この中にチューリップの事が書かれていました。チューリップはトルコ原産と聞いてはいましたが、トルコの国花が「チューリップ」であることは知りませんでした。しばらく前から日本・トルコ協会の会員になっていましたので、誠に恥ずかしい話です。
その昔(17世紀)トルコからオランダに渡ったのち、チューリップはチューリップバブルに発展します。球根一つが3,000万円になったり、5haの土地を交換したりと大変な騒ぎであったようです。その終息には少々時間を要したようですが、この時のオランダ政府の終息策が日本の土地バブルの終息の参考になったと聞いたことがありました。
様々な歴史を経て今日に至っていますが、今は来春咲くことになるチューリップの球根を植える時期になりました。1,000球ほど植えるつもりです。
 

2021年11月22日(月)更新

白竜も偉い

いつでしたか、お能の羽衣の登場する天女(シテ)の冠についている花は何かと思っていたところ、ラジオの中で庭に咲いていたボタンがあまりに見事なので、それを使ったと話していました。しばらく不明でしたが、この時よくわかりました。

同じく羽衣の中で、天女が松の木にかけていた羽衣を土地の漁師の白竜が家に持ち帰ろうとしていたところ、天女が遠くからその衣は自分のだと言って近づいてきます。天女はそれがないと天に戻れないと大いに嘆き、羽衣を返して欲しいと懇願します。白竜は天女の落胆ぶりに舞を見せてくれれば羽衣を返すことにしましたが、羽衣を先に返すとそのまま天に戻ってしまうのではないかと疑います。

その時天女は「疑いは人間にあり、天に偽りなきものを」と言います。ここはある意味で羽衣の最も重要なところでもあります。問題は白竜で、この言葉を聞き大いに恥じ入ります。結果羽衣を返すことに致しました。天女は羽衣を羽織り天から宝物を降らせ、約束通り舞を舞います。今まで天女の言動が素晴らしいと感じていましたが、相手の白竜の天女の言葉に「恥じ入る」ところも素晴らしいと思い始めています。羽衣を返す白竜があって、初めてこのお能は成立しています。私も白竜のような素直な人になりたいものだと感じています。

お能の目的の一つは多くの人たちに宗教観、人生などをそっと教えてくれることなのかもしれません。
 

2021年11月19日(金)更新

今年は紅葉がきれい

私の住む東京都の東大和市には、多摩湖という大きな湖があります。この湖は東京都民の水がめになっています。それ故、湖の周辺には多くの樹木があり、一部を除き簡単に湖のほとりには近づけません。

家が近いこともあり、多摩湖へ向かう道を連日通っています。周辺の樹木の多くは落葉樹です。けやきもあれば、もみじもあります。紅葉すると赤あり、黄色ありとなります。毎年私たちの目を楽しませてくれていますが、今年の樹木は今までにないくらいきれいに紅葉しています。

今年、9月は寒く10月は暖かく、適当に雨も降るなど、天候の変化は色々ありました。素晴らしい紅葉は今年の天候に影響を受けたのかもしれません。
これから3週間程は通る人を楽しませてくれます。

また、ほぼ落葉樹のこの森は、紅葉の後、多くの葉を落とすことになります。周辺の生産者の皆さんはこの森に入り、大きなかごに落ち葉を詰めて家に持ち帰り腐葉土を作ります。その腐葉土を生産する作物の栄養分にしています。
素晴らしい地域循環型な世界を作り出しています。
 

2021年11月18日(木)更新

近づく展示会

大きな展示会場で年間、どのくらいの展示会が開催されているのでしょう。さすがに昨年、一昨年と中止に至った展示会もあったようですが、今年はそのような中止の話は聞いていません。全て開催しているでしょう。
インパックが出展を決めている3つの展示会は、いずれも開催の予定です。来週になったフローラルイノベーション(東京ビックサイト)、来年2月のスーパーマーケットトレードショー(幕張)、同じく3月のFOODEX(幕張)、その他にも生花卸売市場が主催する展示会を含めますと、年間10回程の展示会に出ています。

展示会では自社の製品を並べ、またビデオで大型の機械の映像を流すことで、インパックの全てを知っていただきます。つまり自社のPRの場と捉えることができます。更に、多くの同業者や、関係する企業なども出展されていますので、他社の動向も確り把握する大事な機会となります。
また、展示会は今日のインパックを知っていただくのと同時に、明日のインパックを知っていただく機会でもあります。ホームユースフラワーの将来はどうあるべきか、ここをインパックは展示会で知っていただきます。
花束の製造場面で言えば、更なる自動化への方向性を打ち出し、花束加工の将来を明確に示すことが重要です。今回はそれを多くのモニターを使用し、ご理解いただけるようにしたいと考えています。また、品質管理を言葉ではなく、より具体的にご理解いただくことが重要です。今回は世田谷のIFRL(国際花き分析センター)の紹介を行ういつもりです。更に、花販売の場面では什器を並べ、多彩なブーケを用意し、見て分かる展示を心がけています。ほぼすべて自社製品で固めています。

明日のホームユースフラワー市場を提案し、ご理解いただけるようにいたします。

 

 

2021年11月17日(水)更新

マスクの話

日本中マスクだらけの日が続いています。

恥ずかしい話ですが、家には1,000枚ほどのマスクの在庫があります。一番新しいのは先週、業務スーパーで購入した50枚250円のものです。最も同じものが最近まで750円でしたから本当はもっと高いのです。
200枚はマスクのない時、会社から支給されたものですから既に1年は立っています。その後、セブンのPBマスクなどを買っているうちに1,000枚になりました。

尤も最近は、5枚入りのマスクを購入する機会が増えています。大体5枚で1週間分となっています。コンビニ各社のマスク売り場には、各社の様々な特徴が印刷された袋に大体5枚入りでマスクが並べられています。一体何がいいのか分かりません。

しかし、色々買ってみての結果、以下の事だけは分かりました。
同じような値段(270~300円)のマスクの中で何がいいのか、私なりの結果を書いてみますと、薦められるのは2社です。
 

2021年11月16日(火)更新

恐竜研究者

今朝早く、水天宮近くのホテルでセミナーが開かれていました。毎月一回、朝食会と称して講師をお招きし、話を伺うことになっています。まだ一年ほどしかたっていませんが、毎月出かけています。最もコロナが激しい時期はさすがにZOOM開催でした。今日はコロナの感染者が減ったこともあり、席は円卓に代わっていました。これで参加者同士話をすることができます。今までは大きな長い机に二人で座っていました。

今日の話は少しく楽しみにしていました。私の大好きな恐竜学者の北大の小林先生のお弟子さんに当たる、筑波大学の田中康平先生です。小林先生は昨年発表した日本で初めて全骨格が確認された恐竜の、その姿を作り上げた方です。新種恐竜ということもあり、名前をカムイサウルスと名付けたりもしました。

田中先生は北大で小林先生の後輩にあたり、新たな考えを元に様々な新説を発表しています。その一つが恐竜にはきれいな羽毛が生えていた、です。確かに最近の恐竜番組で登場する恐竜は色鮮やかな羽毛をはやしています。今日の話では証明できるといっていました。
また鳥は恐竜の子孫である、これも興味深いです。
鶏の足を見ると確かに恐竜の面影があります。

今日、田中先生にお会いしたかったのは、NHKの子供電話相談室でよく話を聞かせてもらっているからです。
まるで恐竜が大好きな少年の様でした。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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