大きくする 標準 小さくする

2024年10月25日(金)更新

長く続く企業

長く続く企業の中には決して大きくすることには少々無縁ではないかと思うときがあります。しかし企業であれば成長することは最も重要な要素と捉えることができます。しかし1000年続く企業の中には同じ事業を1000年以上続けてきている企業があります。有名なところでは金剛組さんです。何しろ法隆寺を建設した企業です。
一方短期間に企業を成長させ、結果巨大企業になった例も沢山あります。しかしそれらの企業は誰でもできるものではありません。経営の神様のようながいて、尚且つ選んだその道もドメインとしても巨大企業になる道を選び、更に企業を支える組織も独自の道を歩むに足る組織を持つことで成長を本物にするのでしょう。
世の中の企業は一部の大企業と多くの中小企業から成り立っています。その中小企業の多くは大企業の中に組み込まれ、その多くは自らの最終製品を持ち合わせていません。全て関係する大企業の協力工場の枠の中で生きています。

インパックの生きる道は常に自らが考え、製品を作り出し、自らの開発したルートをより多く増やしつつ、次の製品を作り出していくところにあります。場合によっては以前の事を全否定することも有るでしょう。それはそれでいいと思っています。
何のために全面否定し、販売先を一部お断りして迄自らの道を突き進むのか。それは全てインパックを長く成長させたいからだと考えています。長く続けたい理由は現在インパックに席を置く従業員の皆さんが次のインパックを作るからです。現在のインパックは全て従業員によって作られています。おのずから次の時代も引き継がれた従業員によって作られていくでしょう。この繰り返しの中で結果として長く続くことになります。

この様なことからインパックを長きにわたり継続、更に成長させたいと考えています。
 

2024年07月23日(火)更新

プールと給食

連日警戒アラートが出ています。
私は昨日園長と話しましたが、このような時はどうしても外に出ての散歩はリスクがあり中止をせざるを得ません。園内の建物の中でいろいろ工夫して保育を行っています。
この時期最も園児の皆さんが楽しみにしているのはプールです。しかしあまりに暑い日は園児の皆さんはそのプールにも入れません。
プールのある日には多くの先生がついてくれます。園児の皆さんが事故に合わない様にしっかり見てくれています。そうであっても事故はいつ起きるかわかりません。先生方もより真剣になります。遠くから聞こえる園児の皆さんの声に楽しんでいる様子が表れています。

こちらは学童のお話です。
私が関係する社会福祉法人は3つの保育園、二か所の小規模保育園、更に二か所の学童があります。その学童で昨日から夏休みの間、給食が出ることになり昨日から実施されました。保育園では連日給食が出ていますが、学童では今回が初めてです。昨年、会議の席で学童に給食があればいいね、と夢のような話をしておりましたが、一年たちそれが実行されることになりました。
今まで給食は同じ敷地内の小規模保育園でやっていましたが、それでは人数も足りず、他の保育園から二名手助けが入りました。初めての事というのは様々苦労がいるようです。
昨日はその苦労が報われた日となりました。
学童の皆さんからも大いに喜んで頂きました。
 

2024年07月11日(木)更新

企業文化

それぞれの会社には独自の文化があると考えていいでしょう。大きな括りでは企業の存在理由は地球が常に安定し、緑豊かな社会を作り出す事となるでしょう。
各企業はそれを目指しながら、日々経済活動を続けています。経済活動を続けることが可能なのはこの地球が安心して暮らすことが出来るからに他なりません。少し大きくとらえると平和を追求する事にも通じます。またそれらを追求すると自ら人間性も向上させることが求められます。結局企業文化の素は人間性の追求と言う事にもなります。

そうだとすると、宗教もきっとそうなります。哲学の追求もそうなるでしょう。私は安心して社会で経済活動を続けるためにはより良い人間性を追求するために生きていると思うのですが、商売は日々競争を行いながら自らの立場を明らかにして今日先に勝とうと努力しています。将に商売も宗教も哲学も同じ目標に向かっているのですが、なぜ商売だけが他の活動と異なるのでしょう。自らの利益追求が色濃く出るからの他なりません。

しかし松下電器産業の松下幸之助翁、京セラの稲森和夫氏、彼らはまるで哲学者の様であり宗教家の様でもありました。しかしそうでありながら彼らは世界でもトップクラスのビジネスマンでもありました。ある時私は石田梅岩没後300年の記念講演に参加いたしました。場所は京都でしたが、京都国際会議場での講演会の管理運営は松下電器産業と京セラの社員の皆んでした。受付も会場係もそうでした。その時、私はこのお二人は一体何処までお偉いのだろうかと思いました。
この時を機会に企業文化を様ざま考え、今日に至っています。誰が見てもこの小さな会社が価値ある企業に見えるために企業文化の追及は止みません
 

2022年09月27日(火)更新

保育園での話

私は社会福祉法人の理事長を昨年から続けています。
昨日はその社会福祉法人立野みどり福祉会(東大和市内の保育園・学童のグループ)の中の谷里保育園で少しお時間を頂き、一つは厨房の皆さん、もう一つは全体の職員の皆さんの二つのグループにお話をいたしました。

職員全体の皆さんにはこれから先の立野みどり福祉会の存在の基本になるべく4つのSについて話しました。
江戸時代から商家の家訓はほぼ「顧客第一主義」であったかと思います。それが30年ほど前から「従業員」に対する満足、従業員満足が加わり、2Sとなりました。しかし現在ではこれでは十分な経営は行っていけないことを10年ほど前に教えて頂き、知りました。2S+2Sの4Sです。つまり社会SS(ソーシャルサティスファクション)とPS(パートナーサティスファクション)です。私はこの4Sを立野みどり福祉会の経営の根幹に据えることにしました。
CS園児(対保護者)、ES(対職員)、SS(対行政を含む地域社会)PS(対パートナー:幼児教育研究所や食品、資材の供給先)立野みどり福祉会を取り巻く環境は4Sによってさらに高められることになります。

また、組織の話も10年ほど前に知った現場の力が全てを決する。砂漠での戦いの場合、飛行機から舞い降りるパラシュート部隊は一人一人の間隔が1km、2kmにもなります。その時上官の指示命令などありません。状況把握を自ら行い見えない敵に対して自らの判断で攻めていくのです。つまり上下逆転の組織です。保育園も同じす。現場力強化こそが時代に続く保育園を作っていくのです。
同日「DAO(Decentralized Autonomous Organization=分散型自律組織)」の話を本莊様からお聞きしました。これからの組織に必要なことがDAOの中にありました。
職員の皆さまと共に進めていくつもりです。
 

2021年07月09日(金)更新

研究・開発・広告

私の手帳には毎日「3K(研究・開発・広告)」を大事な用語として書くことにしています。
本当は英語にしようかとも思ったのですが、結果、ローマ字でいく事にしました。結果として全てKから始まりますので、自分ではかなり気に入っています。

企業は永遠に発展していく事が重要です。何度も経験しましたが、企業は今までと同じことをやっていては必ず衰退していきます。その衰退を止めることが出来るのは3K(研究・開発・広告)の三点です。企業はいま生きるためには営業力が重要です。足元をしっかり固めていきます。その意味では営業の皆さんにはいつも感謝しています。

さて、3Kですが、明日の企業を生み出すにはどうしても研究は必要になります。自らの独自商品を持つ企業にとって、常に明日の商品を作り出すことは規模の大小を問わず必要になります。それは今の花型商品はいずれ衰退するからです。企業にとってヒットする商品はそれほど多くありません。インパックで言えばスリーブと花束加工機械です。40年近くホームユースの花市場で仕事をしてこの二つでビジネスを行ってきました。

勿論次のヒット商品の候補はいくつもあります。しかしインパックがメーカーである以上、自らの商品を作り出すことは必然です。そこに研究の意味があり、開発の必要性があります。10年ほど前、大企業の研究費の額に驚いたことがあります。ある企業がグリーンプラスティックの開発を始めた際、とりあえず500億円を用意したとありました。しかし500億円はその企業にとって研究費のほんの一部です。
しかし私たち小規模のメーカーにとっても同じで全て明日の為です。その額は悲しくなるほど少なくとも予算化は必要です。

今インパックは具体的に花の鮮度管理に関わる具体的な商品をいくつか研究・開発(大学などとの共同研究)を行っています。更に今年から一部の商品をオランダのサイトに広告を出し世界の花産業の皆さんに見てもらうことになります。

バランスよく進めていきたいと考えています。
 

2021年07月02日(金)更新

とても悲しい


先週末、最も尊敬する方がなくなりました。この10年以上、大きな病気との戦いの中で過ごされていました。先生は海外の多くの有名大学で研究生活を行い、一橋大学で最も若い教授になり、その後は英国の大学で研究生活を行っていました。戻られた後も都内の複数の大学で教鞭をとっていました。私の様に中学を出て仕事に従事したものにとっては信じられないご経歴をお持ちになっている方でした。私は日本JCに席を置いていた時、先生を知りました。政策室の一委員会である先端技術問題委員会のインストラクターをお勉め頂いたときでした。先生35歳の時です。既に一橋大学で助教授をなさっていました。
先生の勤め先と会社が近く、時々大学近くでお茶を飲みながら話をお聞きいただきました。私の様な者にも関心を頂き、ちょうど私共の会社も「なんでも屋」から花のパッケージに集中する時でもあり、先生のお書きになったドメインの話に強い関心を持っていた時でした。何度か話しをするうち、ドメインの本の中にインパックの紹介をして頂いたこともありました。この本は私の様な者にも分かり易く理解することが出来ました。

その後私共は、花の包装全般から、ホームユースフラワーの包装へと駒を進め、更に工場を能登に作り、今日に至っています。はじめは自らのドメインを「M&S+R」(マシーンとスリーブ、そしてリテールサポート)と定め、進めてきました。
更に、今日はインパックのドメインを「FM2ベンダー」(フレッシュネス マネージメント メーカー ベンダー)へと、その領域を広げると共に絞り込みを致しました。

全て先生の本の中にあるものです。私はその実践者として今日に至りました。先生にお返しを出来ぬまま先生はお亡くなりになりましたが、FM2ベンダーを成功させることで先生への「感謝の印」にしたいと考えています。
今年二月「君はよく頑張った」と言ってくれたのが最後の言葉でした。
 

2021年06月11日(金)更新

厳しさの中からの出発

過日の農業新聞に全国の花き市場の売り上げが出ていました。切花と園芸品の合計が約3,175億円でした。最高に行った時が約6,000億円近くまで行きましたから、大げさに言えば半減したことになります。切り花は約2,200億となりましたが、下げた原因にコロナがあることに誤りはありません。特に冠婚葬祭に関わる花が大きく下がりました。かなり厳しい環境です。

一方ホームユース市場の厳しさは売り上げをキープしつつも問題は利益率です。現在切り花の価格は昨年、一昨年の平均価格1本50円に対して70円まで上がっています。あくまでも平均ですが、これだけ見ても厳しいことがわかります。量販店店頭での花価格は野菜などと異なり花価格がいくら高くなっても売価が変わらないことになっています。
これが今までの常識でした。勿論今後も同じことをやっていては変わりません。

今後、ホームユースの花に如何にして付加価値を付けるかです。
基本は鮮度のいい花を提供するしかありません。ホームユース市場では今まで3本、4本が主体でしたが、今後はその単位を多く増やしていく。できれば10本単位にしていく。花材を選び、コールドチェーンを完成させ、日持ちを重視する。
更に常にそれらの日持ちテストを繰り返し、ロット管理を行い、販売者もブーケメーカーも自信を持って商品を提供していく。
今後ホームユースの花に必要なことは品質アップです。ここにはコストダウンはなく、コストアップの事ばかりです。しかしロス低減、物流改革など下げることも出来ます。
その中でホームユースに足る価格を如何に出すかです。


考えることは山ほどありそうです。
 

2009年04月21日(火)更新

変化は続く!

昨日早朝日本で一番大きな生花市場である大田生花市場に出掛けました。
NHKのテレビの花の情報発信でご主演で有名な磯村信夫社長にお会いす
るためでした。

時間が少々ありましたのでセリ場と仲卸さんを見て回りましたが、明らかに
生花店さんとは異なる人たちが増えています。この方々はお花の教室の先
生や、デザイナーの方々のようです。昔は生花店さんで購入されたものが
現在、生花市場の仲卸さんで購入されているのです。

生花市場のオープン化です。また、多くの仲卸さんがオンラインショップを
開いていますのでお花を購入する先が本当に増えてきました。お花やさん
は厳しい環境かもしれませんが、打つ手は無限です。生活に潤いを与える
商品を是非供給してほしいものです。
関係するの方々により、裾野のを広げていく事こそ幸せの道となります。

会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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