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2021年03月03日(水)更新

IFRL

昨日早く、世田谷花き市場内にあるIFRL(国際花き分析センター)に社長と共に参りました。
ここでは担当の宮西さんが待っていてくれました。
目的はTTtimer(温度時間ラベル)の協議の為、ご来訪いただける医薬品物流企業の方をお待ちするためでありました。

さすがに卸売市場です。5階のIFRLの事務所に向かう途中、国産・輸入と様々な花が展示されていました。国産ではラナンキュラスのポンポン咲き、ミニサイズの百合のダブル、他にもピンクの百合が数種置かれていました。深谷の物が多いようです。多くの来場者の皆さんはこれらを見て今後のビジネスの展開を考えているのでしょう。
更に、輸入切花商社で有名なクラシックさんがコロンビアのカーネーションを中心に展示されていました。母の日前の商談に必要なカーネーションを並べたのでしょう。発色のいいカーネーションでした。中でもファリダという品種は赤紫のきれいな色でした。
着色(染め)のカーネーションも数多く出ていましたが、従来の染めとは異なり、落ち着いたまさにクラシックにふさわしい色でありました。
また、同じくクラシックさんからはケニアのヒペリカムをはじめ、グリーンなどが展示されていました。

今月の春彼岸が過ぎると一気に母の日となります。
 

2021年03月02日(火)更新

花は産業になるか

10年ほど前に知り合った優れた花の先生がおられます。花ばかりでなく、テーブルアレンジの世界での有名な方です。その才能と行動力は心からの尊敬の対象でありました。
7年ほど前、私の勝手から佐賀までお付き合いを頂きながら、更に夜は予定を変え営業所のある久留米まで単独行動をとるなど失礼の連続をしてしまいました。お詫びの言葉もありません。

先週、久しぶりのお会いさせて頂きコロナ禍での仕事のご苦労などお聞かせいただきました。花に限らず教室はご苦労をなさっていることを改めて知ることになりました。関係する方々は何らの保証もないまま。すでに一年になります。
しかし先生はお元気でした。活動の形を変え様々な努力をなさっています。今回お会いして花に対する視点を大きく変える出来事がありました。先生のお嬢様は学校を出て、既に社会人になっておられますが、そのお嬢様の言葉に「花は綺麗なのになぜデザインなどする必要があるのか」間違えているかもしれませんが、ざっとこの様なことだったと思います。確かに花はそのままでも綺麗です。花瓶に挿し玄関先、テーブルの上に置けば間違いなく形になります。一方、先生の作品は特別な花を用い、先生の花に対する優れた美的感覚、花瓶も最高の物を使用した立派な作品です。その先生が、お嬢様の言葉をそのまま受け入れているのです。先生の花は芸術の領域ですからホームユースとは一線を画していますが、立派な考えだと思いました。

「そのままでもきれい」は食品と異なり、花の加工度は格段に低く生産者、市場、加工場面でも花は花です。小麦粉がパンになるような訳に行きません。せいぜい長さを揃えたり下葉を落としたりするだけです。「そのままでもきれい世代」が増えたとき、花はどうなるか、考えどころです。

2021年03月01日(月)更新

チャコボール・すみいろ販売!

2月17日から19日の間、幕張メッセでSMTS(スーパーマーケット・トレードショー)が来場者、出展者共に少なくなっていましたが、開催されました。

インパックは環境対策を中心に据えた商品を出品しましたが、中でもバイオマスプラスティックのスリーブと「チャコプランツ」はインパックの中でも環境対策を前提に開発したものです。
「チャコプランツ」は炭由来の用土である「チャコボール」を使用した鉢物です。「チャコプランツ」の容器はほばガラスで出来ているため、中の黒い用土が見えます。

昨年までの「チャコボール」は茶色でしたが、今回その色を黒にいたしました。商品名は「チャコボール・すみいろ」です。ガラスの容器に植えられた植物は「チャコボール・すみいろ」によっていっそうインテリアに引き立つものになりました。
今回の「チャコボール・すみいろ」も容器のガラスは再生可能なものです。更にチャコボールは炭素貯留されています。これからの室内園芸に適した商品に仕上がっています。

2021年02月26日(金)更新

ミニアイリスから牡丹まで

私の小さな庭には、今にふさわしい小さな花がそろいました。

白いスノードロップ、黄色いクロッカス、青のミニアイリスなどです。高させいぜい10㎝くらいでしょうか。
どの花も小さくてかわいいものばかりです。クロッカスはそろそろ終わりますが、ミニアイリスはこれからです。この後はスイセン、ヒヤシンスと続き、3月初めから4月まで早咲き、中咲き、遅咲きのチューリップが咲き続くことになります。チューリップが咲きはじめるまでの間、様々な球根植物が花を咲かせ、我々を楽しませてくれます。
チューリップはサイズも大きく見栄えもよく、本数も多く沢山咲くため私の庭の中では3月、4月の主役の様な物です。小さくかわいいミニの花はその前段で楽しませてくれているのです。


また、私の楽しみは4月20日前後咲いてくれる牡丹です。二年前までこの時期は中国の広東フェアに毎年出かけていたため、牡丹を見ることが出来ませんでした。牡丹の咲き始めに出かけ、咲き終わると帰ってくる生活でした。それが昨年あたりから大きく変わり、大きく見事な牡丹を楽しむことが出来る様になりました。

これから2カ月に亘り、球根植物と牡丹が私たちを楽しませてくれます。

 

2021年02月25日(木)更新

ピーターの「フィールドブーケ」

先週、幕張メッセでSMTS(スーパーマーケット・トレードショー)が開催されました。17日の初日に大田花き花の生活研究所の桐生社長がお越しになり、新しいお話をうかがうことができました。フィールドブーケの話です。

桐生社長のブログを開きフィールドブーケの件、早速拝見いたしました。以下桐生社長のブログ内の文章です。
「以前オランダの先生に聞きましたが、フィールドブーケのデザインは、1つの花束で同じ花を2本以上使わないブーケスタイルです。10本の花材を使っているとすれば、すべて異なる花材なのです。商品化されたものを見ますと、確かに種類の違う花を使い、それから花束にするときに花の高低差を付けることで自然な感じを出しつつ、乱れた感じを出さずにうまく調和した構成を保っています。」

お話を伺ううちシャンペトルブーケにも近い気もしてきました。
近くインパックがセルフ売り場で「ピーターラビットフラワーズ」を展開したいと桐生社長にお伝えしたところからこのお話が始まりました。ピーターの故郷は湖水地方です。沢山の湖や草原に恵まれた自然豊かな地域です。桐生社長からそうであればピーターの商品としてフィールドブーケを考えてはどうかとアドバイスを頂きました。言葉を聞いただけでもフィールドブーケとピーターラビットは親和性がありそうです。

近く社内で商品化の会議を開くつもりです。

2021年02月22日(月)更新

強い

会社の玄関先の鉢にルピナスを植えています。
今年で三年目になりますが、今年も花を付けてくれました。本を読むとルピナスは多年草とありますが、高温多湿の日本にあっては1年草となっているようです。私共のルピナスはその意味では元に戻っていることになるのでしょう。

ルピナスのいい点は何といっても花の咲く花茎のサイズが大きいことです。上に行くに従い少しずつ花が小さくなりますから全体の形は三角錐になります。たった一本ですが存在感は抜群です。ただ今年は茎の長さが低くなり、大分下の方に花を付けました。それでも20㎝はありますから十分楽しめます。
それにしても3年続けて咲いてくれるのはうれしい話です。今朝、写真を撮っていたところ道行人から花の名前を聞かれました。「ルピナス」と答えましたが何気に花を見てくれているのかと何かうれしい気分になりました。

ついでながら、藤に似た色で、大きな花茎に沢山の花を付けることから「のぼりふじ」ともいわれ、中には1mを超える種類もあるようです。
強い花だと思います。

 

2021年02月20日(土)更新

SMTS(スーパーマーケットトレードショー)三日目


昨日でSMTSは終了いたしました。
総括として申し上げれば、来場者、出展社共に不満の残る展示会になってしまったという事になるでしょう。しかし私はコロナの時期、緊急事態宣言が発令された中での展示会の開催に関しては主催者の横山会長はじめ、理事、事務局の皆様のご苦労は並大抵の事ではなかったのではないかと推察しています。
それでも課題を持ち進めておられる方々はブースに立ち寄って頂きました。安全策を取り、ブース内での商談は出居ないようにいたしました。失礼ではありましたが立ち話しとインパックブース近くの休憩場所でのミーティングとなりました。

今回、花の団体の日本フローラルマーケティング゙協会の松島義幸様を始め、エチオピア大使館の皆様、この環境下で本当によくお越し頂きました。昨日で終了いたしましたが、この後お越し頂いた皆様と、訪問やモードでの協議が始まります。
今回はとても刺激的な展示会となりました。
関係者に皆様と参加頂いたインパックの皆さんに感謝申し上げます。

 

2021年02月19日(金)更新

SMTS(スーパーマーケットトレードショー)二日目



私どもの会社に三名の顧問の方々がおられます。展示会には常にお越しになり毎回会合を開き、常に刺激的なお話を頂くことになっていました。
今回コロナの関係でお越しになるのをお控え頂きました。その代わり昨日の模様をスマホで撮り動画でお送りいたしました。次回お会いした際改めてご意見を頂くつもりです。

今回の出展商品の内、新しい物はバイオマス原料を使用したフラワースリーブです。この商品はバイオマスマークを取得した花業界では初めての商品となっています。私共としては今後環境問題の一助になる商品を出し続けて参ります。その意味では設備一新の覚悟でことに当たっています。生分解フィルム、紙製品等、従来とは異なったマテリアルの使用により環境問題の一助になることを願っています。

現状、原材料の種々の困難さ、価格問題、特許問題、マーク取得、更には設備の変更など次代に向かい、難しい問題だらけではありますが、そこを解決することで環境問題に多少でもお役に立ちたいと考えています。スリーブではバイオマスマーク取得の初めての商品でもあり、大きな責任を持ちながらの出展となっています。
更にチャコプランツはこれからの植物栽培の必須用土です。現在ほぼすべての用土はピートモスから成り立っていますが、この商品は植物が枯れたとき処分するのにかなり苦労することになります。燃えるゴミでは出すことが出来ません。その点チャコボールは生ゴミでもいいのですが、むしろリユース可能な用土として再利用がいいと考えています。きれいに洗い直し、天日干しかレンジで温めることで殺菌が出来ます。そこで新たな植物や植え替えなどを行うことで廃棄の必要はなくなります。結果炭素貯留に持つががり、環境対策としても役立つと考えています。

今回はそれらを中心に出店しています。



 

2021年02月18日(木)更新

SMTS(スーパーマーケットトレードショー)”花が生鮮売り場を変える”

ブログ  2021年2月16日(火)

SMTS(スーパーマーケットトレードショー)
            “花が生鮮売り場を変える”

今年のSMTSはコロナの影響で開催が危ぶまれました。最終決定したのは2月4日にことでした。恐らく関係する事務局の皆さん、協会の横山会長始め役員の方々のご苦労は私などの創造を超えるのではないでしょうか。結果、毎年行われる大懇親会(2000名以上の参加者があります)は中止し開催の運びとなりました。

日本には500系統以上のスーパーマーケットがあります。この数はイギリスの8系統と比較すると比べるまでもなく大きな業界を作り上げています。イギリスは8系統ですから一社の規模は日本のトップクラスと同じくらいあります。日本の場合巨大チェーン三系統の他多くのチェーンがあり、ほぼ全ての町に二店舗、三店舗が存在し私たちの生活を豊かにしています。更にここにきてどうやら本物のディスカウンターが生まれ、更に新たな業態のチェーンが生まれています。その意味で食品販売のチェーンストアは挑戦的に新たな店舗が増えています。その意味でコロナはこの業界に対しても変化を促しています。

インパックは過去10回ほどSMTSに参加いたしました。今回は連続で4回目になります。
上記に意味で大きな責任を感じます。常に変化する業界に対して常に新たな提案を続ける意思と具体策を持たない限り出店は危ういことになります。大いなる提案が必要になるとと考えています。

“花が生鮮売り場を変える!”は今回のインパックの大テーマです。
かなり大胆かつ挑戦的なテーマになっています。この言葉にあるものはインパックの意気込みと考えて頂けると幸いです。

 

2021年02月15日(月)更新

オーツ麦のパン

震度3の東京でも、一瞬怖くなるような揺れが続きました。震源地に近い福島、宮城の状況はどうであったか、10年前の事もあり大いに心配です。最小限の被害であってほしいと祈るばかりです。

昨日は南浦和にあるパンのチェーンストア、ブーランジェベーグへ伺いました。
各店舗では一つ100円のパンを100種類並べます。大変な繁盛店であり、その上16店舗のチェーン展開していることも尊敬の対象です。
一つ一つ見ると100種のパンにそれぞれ工夫がされています。アンパンに店舗の名前の付いたものがありました。甘いアンパンの外側に塩が振られ、興味深い味わいのあるものに仕上がっています。

今回はご厚意でフルーツサンドを頂きました。クリームに大きなイチゴがたくさん入り、4cm以上あるかと思われる断面は見事なものでした。フルーツサンドはイチゴを含め、4種のフルーツ(イチゴ、オレンジ、バナナ、キウイ)の入ったものがあり、選ぶ楽しみもあります。また、今回、楽しみしていたものがあります。オーツ麦を使ったパンです。この日はレーズンとクルミの入ったものを頂きました。レーズンとクルミがたくさん入ったオーツ麦のパンは固めで味合い深く、噛みしめながら楽しくなってきます。

今まで100種、100円パンを販売され大繁盛店に育てられてきましたが、今後フルーツサンド、オーツ麦のパンなど従来の価格にこだわらない、楽しいパンを沢山提供頂けると地域に新たな食文化が広がっていくと思います。

花の商品開発に参考になることばかりでした。

【ブーランジェベーグ】
http://bakery-aqua.com/
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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  • :Shino[01/18]
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    • 高倉町珈琲、見かけることはあっても入ったことはなかったので、この記事を読ん...

  • :Shino[11/15]
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  • :ShinoMorishige[11/05]
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  • :守重 信乃[06/07]
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