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2021年03月18日(木)更新

偶然もある!



私の友人にイチゴを大量に扱う方がいます。大きな冷蔵庫にはいつもいっぱいのイチゴが入っています。

7,8年前から知り合いになりお話を伺ううち、魅力的なビジネスを展開していることを知りました。当時は取り扱いのイチゴのかなりの量が海外品であったと記憶しています。今でもそうだとばっかり思っていましたが現状様変わりの様です。
イチゴの様に鮮度が微妙な果物の輸入は聞いただけでもご苦労が多いと感じていました。事実その様でした。当時はイチゴの工場があちこちに出始めてきたときでしたが、取引先としてはまだ確立していませんでした。日本のイチゴの生産が少ないとき、アメリカ、韓国、チリ、等世界中から取り寄せ、大手、中小のケーキ屋さんおろしていました。
しかし現在、栃木、埼玉、福岡始め佐賀県など各県が甘さ重視のおいしいイチゴの開発競争を行っています。結果として海外から輸入しなくてもよくなったようです。
先日、同じく知り合いがイチゴを探していることを聞き、ご紹介いたしましたが、どうやら少しづつ進展しているようです。うまくいくといいと思っています。

話しは違いますが、そのイチゴの会社に訪ねたときご紹介頂いた営業部長がおられましたが、昨晩杉並あるコンビニによりましたが偶然お会いしました。たまたまコンビニで購入したカモメの卵の三個入りを差し上げました。その日の夜社長からカモメの卵をもらったそうですね、とメールが入りました。
こんな僅かなことを報告する会社の風土は素晴らしいと感じました。
 

2021年03月18日(木)更新

IFRL(International Flower Research Laboratory:国際生花分析センター)

食品包装資材メーカーの責任は、袋に入れるお得意先様の商品のシェルフライフを明確にし、その後の包装設計などのご提案を行い、そのすべてを商品の安全性と日持ちにつなげ、販売促進に貢献する、と考えています。

実は、食品メーカーと食品包装資材メーカーとの関係は単に売り買いの関係ではありません。大手の食品メーカーは自社で研究所を持ち自社製品の開発や日持ちなど様々な研究成果を出していますが、食品を包装した後のシェルライフや味の変化などを確認する際、資材メーカーの存在が重要になります。それ故、国内にあっては東洋製缶、藤森工業、大日本印刷、凸版印刷といった大手包装資材メーカーは自社内に研究所を持ちクライアントの期待に応えています。

一方、花の包装資材メーカーの状況はどうかというと、私の知る限り社内の研究施設を持ち、日々活動している企業はインパックだけかと思います。現在は切花の日持ち検査を中心に活動を行っていますが、TTtimer(温度時間値シール)などの切花の日持ちに関わる資材や、ボトリチスの研究など外部研究所との共同研究などを進めています。具体的には以下の活動となります。

1 切花のシェルフライフの検査
2 切花・園芸品の包装資材の包装設計
3 切花の鮮度管理に関わる資材研究・開発
4 切花加工工場の調達・保存・加工の策定
5 TTtimerを活用した物流基準策定
 

2021年03月17日(水)更新

Hanana 東大和の生花店

今月はじめ、東大和市内にある生花店が新装オープンしました。

今までの店舗は間口1,5間ほどのかわいい店舗でした。案内を頂き出かけていきましたが、新しい店舗は間口6間ほどで今までと比べ4倍になっていました。店主は東大和青年会議所の後輩に当たり、人柄のいい方です。店名は「hanana」といいます。東大和市内には頑張っておられる生花店が5件ほどありますが、彼の店もコロナの中本当に頑張っていました。
彼は仕入れと外商、奥様が店を守りブーケやアレンジなどを製作しています。私も時々花を購入していますが、品質のよい花で、いい感じに仕上げてくれます。

お祝いに出かけた折、二人が揃って居る時でしたが、本当に二人で10数年がんばってきたかいがあると思いました。今までの店舗に比べ4倍にもなりましたからディスプレイに苦労しているかと思いましたが、植物の大鉢を上手に使い、若い人にも入りやすいお店になっていました。

恐らく東大和市の中で業種に関わらず新装オープン、更に店舗を4倍にしたところは一軒もないでしょう。本当に素晴らしいと思います。また広く世間を見てもコロナ禍で店舗を拡充するところはないと思います。

現在、後輩の頑張りに刺激を受けています。
 

2021年03月15日(月)更新

春はチューリップ

春の花は色々ありますが、家の中に飾るとすれば今の時期に最もふさわしいのはチューリップという事にならないでしょうか。

さて、オランダの話です。普段であれば3月末から5月の初旬にかけ、数えきれないほどの観光バスがオランダの球根畑を通り、有名なキューケンホフ公園に向かって走ります。大むかし家族でこのコースをめぐりましたが、大型バスや更に大きなトレーラーの様な二台連結されたバスが広い駐車場いっぱいに並んでいるのを見て驚いたことがありました。この公園には球根植物がたくさん植えられ、歩いて3時間は楽にかかる規模です。チューリップを始め、ムスカリ、ヒヤシンス等、驚くほど多くの種類の球根植物があり、たくさんの人を楽しませてくれます。
ここの球根とメンテナンスは全て種苗会社の経費によって賄われています。更に驚くべきことに花の咲いているときだけが開園期間となっています。前述の様に3月末から5月初めまでの2カ月くらいで閉めてしまいます。今年はコロナ問題で休むかもしれませんが、例年2カ月間の開園期間中に100万人が訪れるとありました。

話はチューリップに戻ります。最近は国内でもオランダと同じようにチューリップ栽培を行う生産者が現れています。
オランダの最も優れたチューリップの栽培業者は敷地30haで恐らく社員は10数名です。実に自動化が進んでいるのです。
球根を栽培用コンテナに植え付ける。更にそのコンテナを栽培用の大きなトレーに敷き詰め、そのトレーは大きなガラスハウスの中へ移り、チューリップは自走しながら次第に成長し、大きくなり二か月後、球根を植え付けている場所に戻ってきます、その時が採花の時です。それも球根と花を自動で分け、更に自動で選別・包装されていきます。その間水やり温度管理等が自動制御されています。ヨーロッパではこのようにして栽培されたチューリップが大量に店頭に並びます。

チューリップはまとめて飾ると一層かわいくなります。

 

キューケンホフ公園
https://keukenhof.nl/en/

2021年03月12日(金)更新

恩師

ある時、先生が書いた黒板の漢字を読むようにおっしゃいました。私が読めないでいると、後ろの子がそっと教えてくれました。そのまま答えると先生は「私なら人から教えてくれた答えなど言わない!」と言われ、頭をたたかれた思いがしました。11歳の時でしたから、62年も前の事です。昨晩その先生に久しぶりにお電話を入れました。大変懐かしく、94歳になられた先生の語り口は多少ゆっくりになった以外、ほぼ昔のままでした。

私はその後も人に教えてもらったことを相変わらずまねて参りましたが、しばらく前に絶対に人のまねはしないと心に決めました。急に昔の事を思い出し、個人的にも会社としても物まねだけはやめようと決め、今日に至ります。
今朝早く、35年前からお世話になっている方から「独自性と優位特性を磨け」との言葉を頂き、小学校のころを思い出したのです。偶然二人の先生から「ものまねはするなよ」と言われたのです。


この後、様々な企画がありますが、お二人の先生の言葉を忘れず進めていくつもりです。
 

2021年03月11日(木)更新

FOODEX

3年ぶりにFOODEXへ出かけて参りました。昨年は中止でした。主催者は昨年11月のフローラル・イノベーションと同じ(一社)日本能率協会です。

今年、私は特にオランダとフィンランドのブースを拝見したいと思い幕張へ参りました。
FOODEXの見どころは海外からの出展です。今回は1/4ほどが海外ブースでした。

例年はそれぞれの国のブースに多くの海外メーカーの担当者が並び盛大に行われていましたが、今年はコロナの影響で海外の人たちは来日できず、オランダブースも全員大使館の方々でした。フィンランドブースでは手作りパンチェーン店アクアの徳永専務様より大使館の方をご紹介頂きました。
韓国の大きなブースでは、国内で活躍する企業が目立ちましたが、オンライン商談も行っていました。フィリピンは残念なことに商品カタログをならべてあるだけでした。

オランダ大使館の方より花が出展されているブースがあると言われましたが、入り口にバラの大きなブーケが飾られているコロンビアブースでした。他のブースには花がなかった分、目立ったのだと思います。さすがにバラの国コロンビアでした。

前述しました通り、FOODEXの見どころの一つは海外出展ですが、海外からのこのために来日出来た方は一人もいなかったとも聞きます。来場者である私も残念でしたが、来日できなかった方々も無念であったと思います。

2021年03月10日(水)更新

コロナとビジネス

現在のコロナの状況は十分理解しているつもりです。コロナ対策とビジネス、双方ともに重要であることに誤りはありません。しかしどちらか一つ選べとなればコロナ対策に決まっています。勿論ここも理解しています。

少々、乱暴なことを書くことになります。現在最も困っていることは海外と人の往来が出来ないことです。ほぼテレビ会議などで解決は出来ますが、社内に技術を持った人間がおらず、インパックで言えばオランダにその技術者がいる場合、現状では手も足も出ません。先週、在日オランダ大使館に連絡し、技術者が来日出来ないことでお得意先様の仕事が滞り、大変困っている旨をお伝えしたところ、アドバイスを頂きました。内容としてはオランダの会社から日本のオランダ大使館へメールで実情を訴え、オランダ大使館からはその問題をオランダの日本大使館へ連絡し、対策を考えてもらってはどうか、ということでした。しかし7日に緊急事態宣言2週間延長が発表され入国が一段と厳しくなり、オランダ大使館からのアドバイスは事が運ばないまま、技術者の来日は中止となってしまいました。

インパックとしても、また何よりお得意先様にとっても、困難な時を迎えることになりました。どうやらこの問題は全国的にあり、更に企業の大小に関係ないようです。
先週は産業界の代表から政府に対して、海外の技術者などの来日を認めてほしいとの嘆願書が出されたようです。

ちなみに現在幕張で行われているFOODEXは海外からの来日が出来ず、直接かかわるオランダブースもフィンランドブースも日本スタッフだけの対応となっています。きっと他国のブースも同じことでしょう。
 

2021年03月08日(月)更新

アマリリス

35年は過ぎているでしょうか、
ある日都内の大手生花店の本社へ伺った時、オランダにあるインパックの仕入れ先の社長の長男が私とは反対に本社ビルから出てきました。互いに驚き、暫く階段下で話をしていました。彼は日本語を話し人柄のいい人物で、オランダから派遣された若い経営者の一人でした。今ではフィンランドで生活しているとのことでした。
彼の話ではオランダのアマリリスの球根を日本へ売り込んでいる会社があるとのこと。オランダでは一般的ですが日本ではまだこれから、と話していました。実際私もアマリリスの歌は知っていてもどんな花か分からずにいました。

そのすぐ後に晴海の展示会場で施設園芸展が開催され、オランダから約10社の出展企業があり、そのうち一社がアマリリスの球根を出していました。この当時、生花店舗での販売価格は3000円を超えていました。数年後インパックもコンテナで仕入れましたが、既に価格は1000円を切り、価格競争に入っていました。インパックでは現在取り扱っていませんが、アマリリスの花は大好きです。芽を出してからの成長の速さ、花の立派さ等いいことだらけですが、あまり普及していません。
昨年、アマリリスを知らないという、取引き先の方に差し上げましたが、先日、見事な花が咲いたと喜ばれていました。ご家族の皆さんも初めてのアマリリスの様でした。

大きすぎることもあるかもしれませんが、見ていてこんなに元気の出る花もありません。日本中にアマリリスの花が咲くことを夢見ています。





















2021年03月05日(金)更新

「ちょっとやっといて」がなくなる?

花き業界の中で国際的に活躍するアメリカ本社の会社があります。私共と異なり社長始め社員の皆さん自宅での勤務が普通になっておられます。結果、事務所は小さくてよく、仕事も効率よく行われています。

そんな矢先、昨日同じ市内の方とお会いし、「ちょっとやっといて」がなくなる、話が出ていました。自宅での勤務が多くなると、先輩や上司が若い後輩に頼む仕事がなくなってくる、なくなるというよりみんな自宅勤務なので頼みようがない、ということです。
私自身は会社ではあまり経験はありませんが、様々な団体で先輩からよく頼まれごとがあり、自分の仕事を後回しにして頼まれたことをこなしてきました。結果、すぐやる癖が付いた気がします。ちょっとした頼まれ事の多くは即やらないと駄目なことばかりです。勿論理不尽なことはだめですが、経験値では悪い事ばかりではありません。

昔の話です。ある大手の企業で部長が月曜日の朝の役員会議の席で成績をまとめて発表する機会あったそうですが、その折必ず金曜日の夕方資料作りをある若い社員に頼んでいました。彼はそれを一枚の模造紙に表を作り、分かり易い資料作成を行っていましたが、やるのはいつも土日でした。自分の時間がいつもつぶされていたのです。彼は決意しました。
当時はやりだしたBASICを使い、アプリを作り出しのです。自分の時間も確保でき、上司にも喜ばれました。その後このソフトは一世を風靡した「マイツール」へと発展しました。
40年たった今でも私はマイツールの良さを理解しているつもりです。
 

2021年03月04日(木)更新

母の日のプレゼン

昨日は一昨日の世田谷花き市場に続き、大田花きに伺いました。社長の磯村様にお会いするためでした。

折角ですから早めに出かけ、セリ場の中央の通路での展示を拝見しました。大田花きさんは菊、FAJさんはアリストロメリアが中心でした。勿論様々な花が展示されていました。今回際立っていた展示はマムの展示でした。完全に母の日に対する提案型でした。様々なアレンジがありましたが一目でオランダ風であることがわかります。きっとレンさんの作品群だと直感しましたが、その少し先に予想通りレンさんの姿が見えました。
この様にマム類を利用するギフトが増えることはとてもいいことです。レンさんの作品は生花店さんであればどちらの店舗でも制作することが出来ます。切花の拡大策にも貢献するものだと思います。

この様に母の日に向かってのプレゼンは活況を呈してきました。一昨日の世田谷花き市場、昨日の大田花き市場、とすれば全国のどこの市場でも母の日の企画展示が一斉に行われているのでしょう。次第に楽しくなってきました。切花を如何に加工し、母の日商品するのか生花店さんの腕の見せ所となってきました。

菊、マム(大田花き)
アルストロメリア(FAJ)
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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  • :Shino[01/18]
  • 高倉町珈琲
    • 高倉町珈琲、見かけることはあっても入ったことはなかったので、この記事を読ん...

  • :Shino[11/15]
  • 靴磨きは一つの楽しみ
    • いつも素敵な靴を履いていらっしゃるので、私もきちんとしなければと思います。...

  • :ShinoMorishige[11/05]
  • 横浜優勝
    • 長野県には県歌「信濃の国」があります! 長野県出身の母は今でもそらで歌えます。

  • :守重 信乃[06/07]
  • 四海波
    • 別に嫌がってはいませんよ笑 楽しみにしています!

  • :高嶋博[04/15]
  • 高遠の桜、新宿の菊
    • 守重会長様 三元ラセン管工業の高嶋です。...

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