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2021年04月15日(木)更新

オランダと日本の花事情

現在オランダの花き業界は今までにないほどに活況を呈しています。
富良野に住む専務より、オランダのスタッフからの報告として届いた内容でした。確かに先月も以前提携していたフラワーウオッチのユルン社長からも1年前とは格段に違う状況になっている旨、メールを頂いています。

オランダを始めイギリス、ドイツなどでは、ケニアを始めとする東アフリカ各国、コロンビア、エクアドル、中国、ベトナムなどからの輸入があり、その輸入比率は日本と比較にならない程高いと言われています。
1年前、ケニアからのバラは入らなくなり、おまけに短期間ではありましたが売れない時期があり、花きを取り巻く環境は最悪となっていました。しかし、その後花販売が高まり、輸入量の減少が国内生産を復活させ、オランダはまたまた花き生産に意欲を持ちはじめ、さらに周辺産業であるグリーンハウス、花き処理装置等今までにないほどの景気につつまれています。そこには1年前、見せていた暗い姿はどこにもありません。

一方日本では、オランダのような大規模な生産は行われず、販売の拡大が見込まれるようになってきましたが、品物が少ない状況に陥りました。今回少々頭を悩ましているのが母の日のカーネーションです。コロンビアから輸入がどうやら半減するようです。そこにはヨーロッパの好況が影響していないでしょうか。価格の高いところへ品物は流れます。
今後国内生産や価格問題を何とか解決しなければいけないと感じています。

2021年04月14日(水)更新

盆栽師 平尾成志氏

昨日のモーニングセミナーの講師は盆栽師の平尾正志氏でした。
年も若く大変エネルギッシュな方でした。講演では、BONSAIは海外で大変人気が高く、このままで行くとそう遠くないうちに日本からBONSAIが消えてしまうのではないかと心配をされていました。
最も輸出される国が中国ですが、中国の買い付け額が相場の約3倍であることも多いからだと話していました。またスペイン、ドイツなどは世界でのBONSAIの先進国であるようです。数年前、埼玉スーパーアリーナで世界盆栽大会が開催されたおり、外国人来場者の中でスペイン、ドイツからの人たちが随分多かったと聞いています。海外で盆栽を作り販売している方々の多くは日本で修行された人が多くいるようです。
平尾氏の仕事は貸し盆栽やイベントなどでの盆栽のパフォーマンス(音楽と合わせながら植え替えを行っている)が中心の様です。
子供たちや若い人に広めるため多くの時間を費やしかなり努力されています。それが今後の国内の盆栽市場を広げていく事になるのでしょう。

さすがに大宮の蔓青園で修行された方です。会場には真柏の盆栽が置かれていました。蔓青園さんは大宮の盆栽村の中でも真柏にかけてはその情熱はトップです。いつでしたかオランダから来たお客様を案内した際に、盆栽村すべて休みでしたが、蔓青園さんの社長様にお願いをして園内を見学させていただきました。そこで飛龍を見たときの驚きは今でも忘れることが出来ません。2000年の時を経て今の姿になっているのです。
 

2021年04月13日(火)更新

月1回の勉強会

今朝は都内、箱崎にあるロイヤルパークホテルに来ています。もうすぐ朝食会が始まるのです。

今まであまりに世間の常識に疎く、月1回の勉強会があると聞き参加することにしました。経営のコースなどもあり色々考えましたが、文化面の色彩の強いコースにいたしました。

それには一つのきっかけがありました。2年ほど前だったと思いますが、NHKラジオで東大の海部陽介教授が「日本人はどこから来たか」のテーマで何回かに分け、易しく話を聞かせてくれました。この当時、ホモサピエンスがいかにエチオピアから世界へ広がったかに興味があり、色々読んでいましたがこの放送は私にとって満足のいくものでした。

更にその後海部先生がテレビで台湾から日本の島へ丸木船でわたる放送を見て益々、興味がわいてきたものです。
私たちの祖先がエチオピアから様々な苦労の末、アジアへ渡りインドネシア、台湾、等長い時間をかけ世界中に広がってきたことは奇跡に近い事なのでしょうが、恐らく根底にあるのは「勇気」であったのでしょう。
来月はその海部先生にお会いできることになります。

今日は別の意味で興味のある「BONSAI」の話です。横文字で書いてあるのはきっと意味があるのでしょう、楽しみです。


今日から半年、月に1回の講義に参加することで、私の今後の生き方にも少々影響を与えそうです。
 

2021年04月12日(月)更新

TTtimerの更なる広がり

TTIと工業品との関係は一見不思議な気がしますが、TTv(温度時間値)という概念が花や食品以外の物や事柄に対しても必要な場面は色々あります。その分野も建設業界、医療業界、物流業界、フィルム業界、インク業界等、多岐にわたります。今後は、それらの実験を行う度、お伝えする機会があるかと考えています。

まずは建設業界ですが、昔からセメントの硬化に対して温度時間値が有用と言われて来ました。個人住宅でも、住宅の基礎にはセメントを使用しています。季節により硬化するまでの時間が異なるので、「TTtimer」が有効ではないかと考えています。
医療業界では血液の輸送等で既に使用されているとも聞いています。物流業界では海外への荷物が、特に赤道を越え輸送される際に精密機械などに与える積算温度の影響などがあり、これも一部では使用されています。
更にフィルム業界ではしっかり巻き取られているフィルムが、一定の積算温度を越えると巻きが甘くなり、
見た目もぐずぐずになってしまいます。またインク業界でも一定の積算温度を超えることで所定の色目が出なくなるとメーカーの方からお話が出ています。

今日は「TTtimer」の使用範囲の広さについて書きましたが、今後一点、一点確認して参ります。
近くTTtimerのwebサイトを立ち上げますが、それまでの間、ここでお伝えして参ります。
 

2021年04月09日(金)更新

TTtimerの広がり

切花の世界で温度時間値が鮮度管理に有効であることは、いくつかの試験結果ではっきりしました。その結果等をご覧いただきご採用になるユーザー様もおられます。更にお引き合いの数も少しく出て参りました。

また、食の世界でも生菌数の変化と温度時間値の関連が明確になり、農研機構でのレタスでのテストはそれらを表しています。勿論食品の場合、温度時間以外にも考慮するファクターがありますので、一概に全てとは言い切れませんが、関連性のあるものも多いと考えています。以上のデータはIFRL(国際花き分析センター)にありますので下記の連絡先へご連絡いただければお答え致します。

また「TTtimer」の使用によって、食品ロスに繋がることも考えられます。「TTtimer」の色の変化がした段階で販売促進に入る、所謂見切り販売のタイミングをだれでも認識できることでロスを減らす方法です。
お弁当類は販売される方々の心配に食中毒があります。販売した弁当がいつまでに食べて頂けるか、大手の販売者の商品には期限が書かれていますが、最近の商店街でのレストランなどが販売する弁当類にはそれが明確ではありません。その場合「TTtimer」は有効だと考えています。

「TTtimer」のご使用いただける範囲が広がりを見せています。
明日は「TTtimer」の工業品への使用方法を書かせていただきます。

■ IFRL(国際花き分析センター)
〒157-0074 東京都世田谷区大蔵1-4-1 中央卸売市場世田谷市場 南棟5F
TEL:03-6411-8715 FAX:03-6411-8716

2021年04月08日(木)更新

「TTtimer」初動始まる

「TTtimer」はインパックの商品です。一般名称はTTI(Time Temperature Indicator)、温度時間値のデバイスです。

例えば、切花は温度により鮮度の変化が起きます。高い温度(例えば30℃)で長時間さらされれば急激に鮮度は下がり、反対に低い温度(例えば5℃)の冷蔵庫では長持ちする、といった具合です。これらを証明するためにインパックは農研機構、各地の農業試験場などと実験を行い、温度時間値は明らかに花の鮮度と密接に関係する、というデータを取得しました。
この「TTtimer」は、3年前からアグロイノベーションやSMTS(スーパーマーケット・トレードショー)などの展示会で説明を繰り返し、昨年のアグロイノベーションで発売のお知らせをいたしました。概して評判はよく、使用目的もよく理解いただき、本年に入り少しづつ動き始めています。今のところテスト目的の少量ではありますが、お買い求めもいただいています。

更にヨーロッパからの引き合いもいただいています。ケニア-オランダ間で使用されます。インパックでは5月にはエチオピア-日本のバラに使用することにしました。また、ギフトにも使用します。どちらも着荷した際、規定通り温度管理されているかどうかを見ることが出来ます。特に高い温度に振れた際、分かります。異常値の出た場所の特定は出来ませんが、トータルでの品質管理が可能となります。
「TTtimer」は2液を混合させたところから反応が始まります。液体同士なので確実に反応します。更に反応させるまで温度管理の必要がなく常温保管が可能です。

今まで実験の繰り返しでした。社内ではありますが、ようやく実験から本番へ移ることになります。
明日は同じ「TTtimer」を使用した食品の世界の話をいたします。
 

2021年04月07日(水)更新

小金井公園と下村胡人

今朝、会社から数キロ離れた小金井公園の近くに来ています。この公園は80haと言いますから、かなりの広さです。私は海外の切花生産者を訪問した機会が何度かありますので、大体の広さを想像できる感覚は持っています。土地が100m幅だとすると8km先までがこの公園になります。
この中には小金井文化財センターがあり、こここそが下村胡人が初代所長として勤務された浴恩館なのです。現在は浴恩館公園としてそのまま残っています。また、ここが次郎物語に出てくる青年団活動の拠点です。小説の中で次郎は朝倉先生の助手の様な役割ですが、実際には朝倉先生こそが下村胡人でありました。
数年前、下村個人の住まいであった空林荘は焼失し今はありません。大変残念なことです。

私は福岡の営業所を訪ねる機会があった際、出張の翌日が休みの時は佐賀にある次郎の生家を何度も尋ねました。久留米から僅か40分ほどのところにあります。訪ねると家の間取りをなんとなく想像出来ました。次郎物語の中で、この家の2階で寝たきりの母親を次郎が見舞っている場面などがありましたが、玄関を入りすぐに幅広の階段があり、ここを次郎が昇って行ったと考えると子供の頃夢中になって読んだ次郎物語を一気に思い出しました。

私のある部分、心の中に次郎がありました。小金井公園に近く来るつもりです。
 

2021年04月06日(火)更新

大いにしかられました。

自立は私にとっての課題です。

いい年をして恥ずかしいのですが、結婚もし、子や孫がいても自立出来ていません。恥ずかしい事ばかりです。

2週間ほど前、隣の家のご主人の姉妹が実家に帰ったおり、私の家の庭にある木の葉が隣の家に入り、迷惑をしていると私の家に来られ長く叱られました。聞いてみると家内は時々叱られていたようです。
言われた瞬間は、そちらにも大きな木がありお互い様ではないかと思っていましたが、恐らく北側にある私の家から紅葉などの葉が風に吹かれ、お隣に飛んで行ったのでしょう。それでは夏場の風ではどうかというと、それは絶対にお宅にはいかないと言われました。

大いに反省したのは掃除が足りないという事です。道路を挟んだ家は800坪に大きな木が沢山植えられています。その葉はどうかというと、こちらは近所の人や私も時々お掃除をしています。今後は一層お掃除に力を入れ迷惑のかからない様にしたいと思います。春は葉が出るばかりですが、秋は大変な量の落ち葉がご近所に飛んでいき長年に亘り迷惑をかけていたのです。いつまでたっても自立できていない自分に反省ばかりです。
 

2021年04月05日(月)更新

満開

昨日の日曜日、東大和市の多摩湖周辺ではマラソン大会が開催されました。コースは多摩湖2周の23km1周の11.5m、他に3kmもあったようです。主催者は市内に住む方で、エチオピアに対するボランティア活動を行っています。また昔はエチオピアのマラソン選手の指導を行っていたと聞いています。昨日のレースにはインパックから4名の選抜された社員が参加しました。

この日は午後から雨が降ると聞いていましたので、レース終了後に市内の2,3か所の花を見に行きました。今は桜は終わりかけ、代わりに桃の花が満開です。昔は桃の花の方が早かったと思いますが、勘違いでしょうか。市内の花は今、桃の花が真っ盛りです。

そのうちの一か所は昔うどん屋さんだった場所です。桃の花を中心に白、ピンク、赤などの花が庭一杯に咲いています。ここは道を行く人、バスからの眺め等最高にきれいです。
また、庭ではありませんが、深紅のハマナスが咲いているところもあります。将来東大和美術館になる吉岡邸庭は樹木が多く、桜もありますが満開は数日前に過ぎたところでした。

勿論東大和ばかりでありませんが、桜、桃を楽しむにはいい季節です。


 

2021年04月02日(金)更新

もはや不況業種ではない

20代女子の花の購入が昨年対比2000%とありました(2020年11月発表:JFMA調査)
大変な勢いだと思います。世代別にみると30代以上は全て10~30%程購入額を減らしています。つまり20代女子だけが大変な伸びを示したのです。更に同じ世代での園芸品の伸びは700%でした。
最近のサブスクの伸びは大変な勢いがあります。少なくとも3年前には考えられないことでした。サブスクを利用した20代女子が確実に花を購入し始めているのです。1カ月ほど前、花業界は不況業種ではないと言われた生花卸売市場の社長の言葉を思い出しました。

また、20代女子の購入する場所も増えたのでしょう。前述のサブスクは勿論、ユニクロ、パンのチェーン店のアクア、これからも異業種からの参入は続きます。益々花が売れることになるでしょう。
先日、有名なデザイナーのお嬢様が、「花はそれだけできれい」と言われたそうですが、若い世代の中に確実に花が身近になってきていることの証でもあります。

サブスク、異業種からの参入、若い女性の発言等を線で結んでいくと、生花市場の社長の言葉が現実味を帯びてきました。目先を変え、やり方を変えたことで花の未来は急激に明るくなってきました。
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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