花は心のビジネス 花材.花包装.スリーブ.インパック会長 守重知量の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
We are Flower People の日記
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従来、花の価格はサイズで決まることが多くありました。長さがそれに関係し、50cmより60cm、更に70,8cmといった具合に、より長い花が、価格が取れることになっています。これは昔からの習慣で基本としてはこの方法が取られ、今でも十分通用しています。
私どもは最近、切りバラを販売する機会が増えてきました。バラの長さと価格の関係は十分通用しています。初めてフランスへ行き、有名なモンソーフルールが花瓶にバラを入れ、1本2ユーロで販売していた時は少々驚きました。70cmのバラが2ユーロでした。恐らく日本では300円を下ることはないと感じていました。
近くインパックは、世間では安いと言われるバラのギフトを上梓致します。小輪で長さ40cmのものです。今まで私は大輪・中輪のバラと比較し、小輪のバラが格別見劣りするとは考えていませんでした。むしろ花の美しさなど大小の差があっても価値の点では全く変わるところがないと思っていました。小輪のバラに合う花瓶に挿した時などは驚くほどきれいに見えてきました。
つまり価格の差は大小ではないことに気が付きました。花の価値は、鮮度や見た目の美しさに加え、MPSの様な環境認証を取得しているかなど、環境問題への取り組み、更にパッケージはシンプルかつ環境に配慮したものになっているかどうかなどです。
今回9月に上梓する小さなバラのギフトは、上記の小輪を使用し、TTtimerを添付し、品質を担保できるギフト商品に仕上げ、更にパッケージは再生紙を使用したものとなっています。新たな時代の、新たな花のギフトが誕生しました。
商品名はPippoRose Bambinaといたします。
今朝早く、謡曲角田川を聞いていました。謡曲角田川は金春流が使用する漢字で、他の流派は隅田川となるでしょう。金春流だけがこの漢字を用いています。
その中で、子供を人買い(?)に連れ去られ、その子を追って京から武蔵国と下総の堺まで訪ね歩いてきた母親が、渡し舟の中で船頭から昨年京から連れてこられ亡くなった子供の事を聞かされます。名前も同じ、年格好も同じ、父親の名も同じでした。今日はまさに一年後の同じ日でした。角田川を渡り子供の塚で法要を営みます。母親は塚に向かって祈りますが、塚の中から子供の声と共に子供の霊が姿を見せます。母親は何度も子供に近づき抱こうとしますが抱くことが出来ません。子供の霊はその度、母親の手元から抜けるようにいなくなってしまいます。お能の中でも最も悲しい話です。
その法要が営まれた日の一年前の3月15日が亡くなった日でありました。曲の中で「去年3月15日」と謡う言葉がやけに残りました。
お能とは異なりますが、その「3月15日」で思い出したことがあります。悲しい角田川とは対極になりますが、同じ3月15日が出てくる話芸がありました。落語の中で最も優れていると思われる立川談志の「紺屋高尾」です。吉原の花魁に憧れた紺屋の職人が3年間貯めた15両をもって吉原の花魁の基に出かけます。正直者の職人に惚れた花魁の年季の明ける日が「3月15日」です。談志は話の中で「来年3月15日」を何度も絶叫します。ついに年が明け3月15日に花魁は髪を普通の髪に整え、歯に鉄染めて職人の元へやってくるという談志一級の話に仕上がっています。
なぜ両方とも「3月15日」なのか?勿論偶然ですし、私には分かりませんが、3月15日の前に去年とか来年とか入れると最も言いやすく、聞くものが一回で覚えることの出来る日がそれではないかと考えています。1月15日、2月15日と言ってみましたが、やはり3月15日が最も言いやすく、聴く側にはインパクトを与えてくれます。やはり3月15日です。
今回のオリンピックは、東京での地元開催とはいいながら、メダル数58個(金:27・銀:14・銅:17個)は大変な数だと思います。
もっともアメリカの113個、中国の88個は驚くばかりです。この動きを見てみると、オリンピックで優勝を果たすことは個人の力が何といっても一番でしょうが、国が如何にスポーツに力を入れているのかという事も重要なことなのでしょう。北区にある味の素ナショナルトレーニングセンターは、一流選手のみ使用できる施設で、設備、食事、健康管理などに多くの予算が振り分けられています。この様な場所は、海外では豊かな国にはそろっていたようですが、日本でもようやく機能し始めて、今回の結果に結びついてきたのだと思います。
反対に、この様な一流選手育成の基本的な考え方や、それに対応する施設があって、初めて結果を出せるのだと思いました。
またコーチと選手との関係でも、今回随分優しいコーチが増えてきたと感じました。勝てば互いに喜び合い、負ければ選手を励まし、見ていても気持ちのいい場面を数多く見ることが出来ました。聞けば、柔道の井上監督はイギリスでコーチの勉強をしてきたと聞きました。
失敗したとき怒るだけではダメな時代になっています。
今年、保育園の先生から頂いたものです。暑さの中、園児の皆さんが先生と共に畑に赴き収穫した大事な作物です。いただいた後、早速サツマイモはふかし、ジャガイモはポテトサラダに、トウモロコシはゆで、ブルーベリーは簡単に洗ってそのままいただきました。園児の皆さんが畑で収穫する姿が目に浮かんできました。
東大和市は多くの生産者の方が立派に農業を行っています。多くは兼業とのことですが、中には専業の方もいるとお聞きしました。大きな道から少し入ると住宅が増えましたが、まだ畑がたくさん残っています。庭先売りの方、市民農園のごとく多くの一般の市民に畑を貸し出している方もいます。東大和市駅では若い生産者の方が集まり、栽培した農作物をきれいに小分けしたパッケージで販売しています。最近ではほとんど市場へ出さず、この様な形で販売されているようです。都市近郊の農業はこの様な形で生き残り、多くの消費者の方が楽しみにしている販売方法となっています。
先程の野菜・果物ですが、どれも驚くほどのおいしさでした。
日本は国土の総面積の約70%が森林と言われています。都内を中心とした半径30㎞圏内がむしろ例外で、ほとんどの都市は車でわずか走れば、緑豊かな地域に入ります。勿論これらは日本に限らず世界のどこの都市もそうなのでしょう。繰り返しますが、東京は例外だと思います。
私の住む東大和市は東京の郊外で、正に東京駅から恐らく30数㎞ほどのところに位置しています。住宅地はともかく、東大和市の北側一帯は緑豊かな丘陵地です。お隣の東村山市、埼玉県所沢市の一部はトトロの森としても有名なところです。
更に、東大和市の特徴はその丘陵地の真ん中に多摩湖という湖があることです。私は勝手にこの地域をイギリスの湖水地方と同じく“Lakeland“と呼ぶことにしています。もっと恥ずかしい事に小さな私のお家の庭まで”Lakeland GAEDEN“としました。
湖の堤まで来ると、東は新宿の高層ビル、東は富士山が見える、実に風光明媚な場所になっています。また、ここの湖はたくさんの鳥が遊んでいます。水鳥も多くいます。最近ではおそらく、ここの水鳥が市内を流れる川にも飛んでくるようになり、川沿いの遊歩道を歩くと沢山の鳥がいて目を楽しませてくれます。カワセミなども日常の中で見ることが出来ます。
誰しもがそうでしょうが、自分の住む場所はいいものだと思います。緑が豊富で鳥たちが遊び、コロナでなければもっと多くの人が集う多摩湖は東大和の誇りです。
昨年のJFMA(一社/日本フローラルマーケティング協会)調査の結果、Z世代による花の購入は一気に高まりました。
一昨年の同時期と比較し、2,000%の伸びがありました。例えば一昨年まで花を1本買っていた20代の女性がいきなり年間20本買ったことになります。少なくとも、一昨年まではデータに出てこなかった世代がいきなり表面に出てきたことになります。
オリンピックでもこの世代の方々が大活躍をしていますが、花業界でもZ世代の方を無視できない存在として扱うようになってきたようです。
大手生花店による、高級品志向の花からホームユースフラワーへの大転換などがそれにあたるのでしょう。更に、昨日行われたJFMAの懇談会でも副会長の松村氏から若い方に対する動きを始めたとありました。
バレンタインによる男性への働きかけ、店舗やサブスクによるZ世代へのアプローチなど多くの手が打たれ始めました。
尊敬するフラワーデザイナーの先生から伺ったことですが、お嬢様から「花は1本でもこんなに綺麗なのに、なぜアレンジなどするのか」と聞かれたそうです。少々うなる話ですが、その先生が偉いのは「娘の話も正しい」と言われたとお聞きしました。
確かに花一本、美しいものです。今後の花業界の方向性の一つを示しているのはないでしょうか。オランダで見かけるように、手土産の一つに花がある時代にしたいと考えています。
立川のグリーンスプリングスは、ホテル、ホール、レストランなどがそろった新名所です。すぐ近くにはイケア等があり、多くの集客が期待されています。確かにコロナ禍で苦労されているとも思いますが、質のいい場所となっています。ただ申し上げたい事はこの中に生花店があり、人気を集めていることです。日比谷花壇さんの新業態です。パンを使ったお菓子などが人気を呼んでいます。多くの若い人が集まっています。
更に若い人を呼んでいるのは花のサブスクの企業です。ブルーミーライフさんはテレビ宣伝を始めています。素晴らしい限りです。若い人達、20代の女性の人気を一気に集めました。
また、通信販売の企業では、クーポンを使って何を求めるかを調べてみると、花に人気が集中することも確認されました。花市場では洋花を中心に品不足になることがたびたび見られます。
これらのきっかけはコロナにあることも事実です。多くの方が家にいる機会が増え、花や鉢物を飾りたいと考える人が増えてきたからでしょう。インパックが推奨するバラも次第に増えてきました。どんな状況下でも、今は花の需要を拡大する努力を関係する企業がそろって行う時期なのでしょう。
先月、オランダ大使館からこの5年間の勤務を終え、農務参事官がオランダへお帰りになるとの連絡がありましたが、最後のパーティがコロナの中で中止になってしまいました。
また、大変残念なのは一緒に行く予定だった沖縄への視察や、初の自動スリービングマシンを設備された栃木のお得意先様へ一緒に出掛けることなどが、ついにできなかったことです。福島で行われたオランダ農業関連のミッション、農業関連の各種展示会、更には国内の農業関係の施設と、アクティブに直接出かけられるなど行動されていました。3月のFOODEXでは前述の栃木へ出かける約束をしましたが、ついに実行できず彼は国へ戻ることになりました。
5年間の日本での勤務、その前4年間のウクライナでの勤務を終え、彼はオランダに戻ります。10年近くオランダから離れて海外で活躍していた彼は、まず母親に会いたいと話されていました。きっと実現にそう長くはかかることはないでしょうが、オランダで早くお母様にお会いできる事を祈っています。
また、農業生産規模で思うのは、日本の10倍のオランダ、更にその10倍のウクライナなのだそうです。そのすべてを経験され、オランダに戻られた後も、冷静にそれぞれの国の特徴を深く理解されていくでしょう。
紛れもなくオリンピックが開催されています。
始まるまではやめた方がいいと考えていたことも事実ですが、選手たちのほぼ神業と言えるような姿に出会うと、つい感激しています。家に帰ってまず家内に聞くことはオリンピックどうなっているというのがここ数日の口癖になっています。
それにしてもソフトボールの金、スケートボーストリート女子の13歳の金メダル、卓球混合の金など感激する事ばかりです。スケボーに13歳の代表がいることに至っては、驚きしかありません。また、柔道女子では銀メダル、銅メダルをとっても悔し涙でのインタビューなどはもうやめた方がいいですね。素直に喜んではどうでしょう。柔道だから金が当たり前は他国で柔道をやっている人に少々失礼な気がします。柔道はもっと開かれた方がいいと感じます。柔道界、指導者の問題です。悔しさはベッドの中で一人やってください。
私が最も驚いたのが体操の内村航平さんでした。なぜ落ちたか、諸説ありましょうが、私は落ちるべくして落ちたと考えています。内村さんはじめトップクラスの人たちの演技は生半可なものではありません。高度な技を披露し、高得点を挙げるには全てが整っていなければなりません。頭の中も身体も、全てが緊張した中でもコントロールされ、一部の隙も許されないのです。頭で分かっていても今回は体が付いていけなかったのでしょう。やはり年齢によるもので、もう彼は世界の最高難度の技を行なえない年齢に達していたのではないでしょうか。それが不幸なことにオリンピックの初めの演技の時に出てしまいました。あと数日遅れてくれれば彼は間違いなく金メダルでした。しかし彼はわかっていたはずです。勝手を言わせて頂ければ後進に後を譲る年齢になっていたのです。
いきなりですが白鵬も同じです。彼は内村さんよりもっと極端に出るでしょう。大けがをしないうちに、即引退すべきと考えていますが、いかがでしょうか。
昨日家に帰ると一冊の本が送られていました。かなり頑丈な包装形態でしたので、アマゾンとは違うなと思いましたが、また、待っている本でないことも理解できました。
送り先は日本生産性本部で、この半年、朝食会に参加していますが、これはその参加者に贈られてきたものでした。
カッターとハサミで開封しました。いきなり目に飛び込んできたのは小川孔輔先生の書かれたものでした。先生がおそらく、この10年程熱意をもって研究していた顧客満足について書かれたものでした。しかし、これは通常私たちが口にするCSとは異なっているものです。
日本版顧客満足度指数のガイドブックになっています。
本を見て直感したのは小川先生のご努力でした。先生とは花を通して過去30年近くお付き合いをいただき、JFMA(日本フラワーマーケティング協会)の設立当時からお世話になり、先生は会長を続けられ、私は10年程副会長を務めました。私にとって先生は、花関係者としての先生ですが、その間も先生は花き業界以外のマーケティング研究を始め、大学院を作り、たくさんの本をお書きになり大活躍でした。素晴らしいと思います。
小川先生~小川孔輔のウェブサイト-『サービスエクセレンス』生産性出版 6月25日発売
2021年08月11日(水)更新
花の価格
従来、花の価格はサイズで決まることが多くありました。長さがそれに関係し、50cmより60cm、更に70,8cmといった具合に、より長い花が、価格が取れることになっています。これは昔からの習慣で基本としてはこの方法が取られ、今でも十分通用しています。
私どもは最近、切りバラを販売する機会が増えてきました。バラの長さと価格の関係は十分通用しています。初めてフランスへ行き、有名なモンソーフルールが花瓶にバラを入れ、1本2ユーロで販売していた時は少々驚きました。70cmのバラが2ユーロでした。恐らく日本では300円を下ることはないと感じていました。
近くインパックは、世間では安いと言われるバラのギフトを上梓致します。小輪で長さ40cmのものです。今まで私は大輪・中輪のバラと比較し、小輪のバラが格別見劣りするとは考えていませんでした。むしろ花の美しさなど大小の差があっても価値の点では全く変わるところがないと思っていました。小輪のバラに合う花瓶に挿した時などは驚くほどきれいに見えてきました。
つまり価格の差は大小ではないことに気が付きました。花の価値は、鮮度や見た目の美しさに加え、MPSの様な環境認証を取得しているかなど、環境問題への取り組み、更にパッケージはシンプルかつ環境に配慮したものになっているかどうかなどです。
今回9月に上梓する小さなバラのギフトは、上記の小輪を使用し、TTtimerを添付し、品質を担保できるギフト商品に仕上げ、更にパッケージは再生紙を使用したものとなっています。新たな時代の、新たな花のギフトが誕生しました。
商品名はPippoRose Bambinaといたします。
2021年08月10日(火)更新
3月15日
今朝早く、謡曲角田川を聞いていました。謡曲角田川は金春流が使用する漢字で、他の流派は隅田川となるでしょう。金春流だけがこの漢字を用いています。
その中で、子供を人買い(?)に連れ去られ、その子を追って京から武蔵国と下総の堺まで訪ね歩いてきた母親が、渡し舟の中で船頭から昨年京から連れてこられ亡くなった子供の事を聞かされます。名前も同じ、年格好も同じ、父親の名も同じでした。今日はまさに一年後の同じ日でした。角田川を渡り子供の塚で法要を営みます。母親は塚に向かって祈りますが、塚の中から子供の声と共に子供の霊が姿を見せます。母親は何度も子供に近づき抱こうとしますが抱くことが出来ません。子供の霊はその度、母親の手元から抜けるようにいなくなってしまいます。お能の中でも最も悲しい話です。
その法要が営まれた日の一年前の3月15日が亡くなった日でありました。曲の中で「去年3月15日」と謡う言葉がやけに残りました。
お能とは異なりますが、その「3月15日」で思い出したことがあります。悲しい角田川とは対極になりますが、同じ3月15日が出てくる話芸がありました。落語の中で最も優れていると思われる立川談志の「紺屋高尾」です。吉原の花魁に憧れた紺屋の職人が3年間貯めた15両をもって吉原の花魁の基に出かけます。正直者の職人に惚れた花魁の年季の明ける日が「3月15日」です。談志は話の中で「来年3月15日」を何度も絶叫します。ついに年が明け3月15日に花魁は髪を普通の髪に整え、歯に鉄染めて職人の元へやってくるという談志一級の話に仕上がっています。
なぜ両方とも「3月15日」なのか?勿論偶然ですし、私には分かりませんが、3月15日の前に去年とか来年とか入れると最も言いやすく、聞くものが一回で覚えることの出来る日がそれではないかと考えています。1月15日、2月15日と言ってみましたが、やはり3月15日が最も言いやすく、聴く側にはインパクトを与えてくれます。やはり3月15日です。
2021年08月09日(月)更新
オリンピック
今回のオリンピックは、東京での地元開催とはいいながら、メダル数58個(金:27・銀:14・銅:17個)は大変な数だと思います。
もっともアメリカの113個、中国の88個は驚くばかりです。この動きを見てみると、オリンピックで優勝を果たすことは個人の力が何といっても一番でしょうが、国が如何にスポーツに力を入れているのかという事も重要なことなのでしょう。北区にある味の素ナショナルトレーニングセンターは、一流選手のみ使用できる施設で、設備、食事、健康管理などに多くの予算が振り分けられています。この様な場所は、海外では豊かな国にはそろっていたようですが、日本でもようやく機能し始めて、今回の結果に結びついてきたのだと思います。
反対に、この様な一流選手育成の基本的な考え方や、それに対応する施設があって、初めて結果を出せるのだと思いました。
またコーチと選手との関係でも、今回随分優しいコーチが増えてきたと感じました。勝てば互いに喜び合い、負ければ選手を励まし、見ていても気持ちのいい場面を数多く見ることが出来ました。聞けば、柔道の井上監督はイギリスでコーチの勉強をしてきたと聞きました。
失敗したとき怒るだけではダメな時代になっています。
2021年08月06日(金)更新
ジャガイモ・サツマイモ・トウモロコシ・ブルーベリー
今年、保育園の先生から頂いたものです。暑さの中、園児の皆さんが先生と共に畑に赴き収穫した大事な作物です。いただいた後、早速サツマイモはふかし、ジャガイモはポテトサラダに、トウモロコシはゆで、ブルーベリーは簡単に洗ってそのままいただきました。園児の皆さんが畑で収穫する姿が目に浮かんできました。
東大和市は多くの生産者の方が立派に農業を行っています。多くは兼業とのことですが、中には専業の方もいるとお聞きしました。大きな道から少し入ると住宅が増えましたが、まだ畑がたくさん残っています。庭先売りの方、市民農園のごとく多くの一般の市民に畑を貸し出している方もいます。東大和市駅では若い生産者の方が集まり、栽培した農作物をきれいに小分けしたパッケージで販売しています。最近ではほとんど市場へ出さず、この様な形で販売されているようです。都市近郊の農業はこの様な形で生き残り、多くの消費者の方が楽しみにしている販売方法となっています。
先程の野菜・果物ですが、どれも驚くほどのおいしさでした。
2021年08月05日(木)更新
わが地域が一番?
日本は国土の総面積の約70%が森林と言われています。都内を中心とした半径30㎞圏内がむしろ例外で、ほとんどの都市は車でわずか走れば、緑豊かな地域に入ります。勿論これらは日本に限らず世界のどこの都市もそうなのでしょう。繰り返しますが、東京は例外だと思います。
私の住む東大和市は東京の郊外で、正に東京駅から恐らく30数㎞ほどのところに位置しています。住宅地はともかく、東大和市の北側一帯は緑豊かな丘陵地です。お隣の東村山市、埼玉県所沢市の一部はトトロの森としても有名なところです。
更に、東大和市の特徴はその丘陵地の真ん中に多摩湖という湖があることです。私は勝手にこの地域をイギリスの湖水地方と同じく“Lakeland“と呼ぶことにしています。もっと恥ずかしい事に小さな私のお家の庭まで”Lakeland GAEDEN“としました。
湖の堤まで来ると、東は新宿の高層ビル、東は富士山が見える、実に風光明媚な場所になっています。また、ここの湖はたくさんの鳥が遊んでいます。水鳥も多くいます。最近ではおそらく、ここの水鳥が市内を流れる川にも飛んでくるようになり、川沿いの遊歩道を歩くと沢山の鳥がいて目を楽しませてくれます。カワセミなども日常の中で見ることが出来ます。
誰しもがそうでしょうが、自分の住む場所はいいものだと思います。緑が豊富で鳥たちが遊び、コロナでなければもっと多くの人が集う多摩湖は東大和の誇りです。
2021年08月04日(水)更新
Z世代
昨年のJFMA(一社/日本フローラルマーケティング協会)調査の結果、Z世代による花の購入は一気に高まりました。
一昨年の同時期と比較し、2,000%の伸びがありました。例えば一昨年まで花を1本買っていた20代の女性がいきなり年間20本買ったことになります。少なくとも、一昨年まではデータに出てこなかった世代がいきなり表面に出てきたことになります。
オリンピックでもこの世代の方々が大活躍をしていますが、花業界でもZ世代の方を無視できない存在として扱うようになってきたようです。
大手生花店による、高級品志向の花からホームユースフラワーへの大転換などがそれにあたるのでしょう。更に、昨日行われたJFMAの懇談会でも副会長の松村氏から若い方に対する動きを始めたとありました。
バレンタインによる男性への働きかけ、店舗やサブスクによるZ世代へのアプローチなど多くの手が打たれ始めました。
尊敬するフラワーデザイナーの先生から伺ったことですが、お嬢様から「花は1本でもこんなに綺麗なのに、なぜアレンジなどするのか」と聞かれたそうです。少々うなる話ですが、その先生が偉いのは「娘の話も正しい」と言われたとお聞きしました。
確かに花一本、美しいものです。今後の花業界の方向性の一つを示しているのはないでしょうか。オランダで見かけるように、手土産の一つに花がある時代にしたいと考えています。
2021年08月03日(火)更新
花を拡大する時期
立川のグリーンスプリングスは、ホテル、ホール、レストランなどがそろった新名所です。すぐ近くにはイケア等があり、多くの集客が期待されています。確かにコロナ禍で苦労されているとも思いますが、質のいい場所となっています。ただ申し上げたい事はこの中に生花店があり、人気を集めていることです。日比谷花壇さんの新業態です。パンを使ったお菓子などが人気を呼んでいます。多くの若い人が集まっています。
更に若い人を呼んでいるのは花のサブスクの企業です。ブルーミーライフさんはテレビ宣伝を始めています。素晴らしい限りです。若い人達、20代の女性の人気を一気に集めました。
また、通信販売の企業では、クーポンを使って何を求めるかを調べてみると、花に人気が集中することも確認されました。花市場では洋花を中心に品不足になることがたびたび見られます。
これらのきっかけはコロナにあることも事実です。多くの方が家にいる機会が増え、花や鉢物を飾りたいと考える人が増えてきたからでしょう。インパックが推奨するバラも次第に増えてきました。どんな状況下でも、今は花の需要を拡大する努力を関係する企業がそろって行う時期なのでしょう。
2021年08月02日(月)更新
オランダの農務参事官、母国へ
先月、オランダ大使館からこの5年間の勤務を終え、農務参事官がオランダへお帰りになるとの連絡がありましたが、最後のパーティがコロナの中で中止になってしまいました。
また、大変残念なのは一緒に行く予定だった沖縄への視察や、初の自動スリービングマシンを設備された栃木のお得意先様へ一緒に出掛けることなどが、ついにできなかったことです。福島で行われたオランダ農業関連のミッション、農業関連の各種展示会、更には国内の農業関係の施設と、アクティブに直接出かけられるなど行動されていました。3月のFOODEXでは前述の栃木へ出かける約束をしましたが、ついに実行できず彼は国へ戻ることになりました。
5年間の日本での勤務、その前4年間のウクライナでの勤務を終え、彼はオランダに戻ります。10年近くオランダから離れて海外で活躍していた彼は、まず母親に会いたいと話されていました。きっと実現にそう長くはかかることはないでしょうが、オランダで早くお母様にお会いできる事を祈っています。
また、農業生産規模で思うのは、日本の10倍のオランダ、更にその10倍のウクライナなのだそうです。そのすべてを経験され、オランダに戻られた後も、冷静にそれぞれの国の特徴を深く理解されていくでしょう。
2021年07月28日(水)更新
オリンピックで感じたこと
紛れもなくオリンピックが開催されています。
始まるまではやめた方がいいと考えていたことも事実ですが、選手たちのほぼ神業と言えるような姿に出会うと、つい感激しています。家に帰ってまず家内に聞くことはオリンピックどうなっているというのがここ数日の口癖になっています。
それにしてもソフトボールの金、スケートボーストリート女子の13歳の金メダル、卓球混合の金など感激する事ばかりです。スケボーに13歳の代表がいることに至っては、驚きしかありません。また、柔道女子では銀メダル、銅メダルをとっても悔し涙でのインタビューなどはもうやめた方がいいですね。素直に喜んではどうでしょう。柔道だから金が当たり前は他国で柔道をやっている人に少々失礼な気がします。柔道はもっと開かれた方がいいと感じます。柔道界、指導者の問題です。悔しさはベッドの中で一人やってください。
私が最も驚いたのが体操の内村航平さんでした。なぜ落ちたか、諸説ありましょうが、私は落ちるべくして落ちたと考えています。内村さんはじめトップクラスの人たちの演技は生半可なものではありません。高度な技を披露し、高得点を挙げるには全てが整っていなければなりません。頭の中も身体も、全てが緊張した中でもコントロールされ、一部の隙も許されないのです。頭で分かっていても今回は体が付いていけなかったのでしょう。やはり年齢によるもので、もう彼は世界の最高難度の技を行なえない年齢に達していたのではないでしょうか。それが不幸なことにオリンピックの初めの演技の時に出てしまいました。あと数日遅れてくれれば彼は間違いなく金メダルでした。しかし彼はわかっていたはずです。勝手を言わせて頂ければ後進に後を譲る年齢になっていたのです。
いきなりですが白鵬も同じです。彼は内村さんよりもっと極端に出るでしょう。大けがをしないうちに、即引退すべきと考えていますが、いかがでしょうか。
2021年07月27日(火)更新
小川孔輔先生
昨日家に帰ると一冊の本が送られていました。かなり頑丈な包装形態でしたので、アマゾンとは違うなと思いましたが、また、待っている本でないことも理解できました。
送り先は日本生産性本部で、この半年、朝食会に参加していますが、これはその参加者に贈られてきたものでした。
カッターとハサミで開封しました。いきなり目に飛び込んできたのは小川孔輔先生の書かれたものでした。先生がおそらく、この10年程熱意をもって研究していた顧客満足について書かれたものでした。しかし、これは通常私たちが口にするCSとは異なっているものです。
日本版顧客満足度指数のガイドブックになっています。
本を見て直感したのは小川先生のご努力でした。先生とは花を通して過去30年近くお付き合いをいただき、JFMA(日本フラワーマーケティング協会)の設立当時からお世話になり、先生は会長を続けられ、私は10年程副会長を務めました。私にとって先生は、花関係者としての先生ですが、その間も先生は花き業界以外のマーケティング研究を始め、大学院を作り、たくさんの本をお書きになり大活躍でした。素晴らしいと思います。
小川先生~小川孔輔のウェブサイト-『サービスエクセレンス』生産性出版 6月25日発売
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約半年前ほど 昔の写真を 引っ張り出して 人生の軌跡を綴る
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