花は心のビジネス 花材.花包装.スリーブ.インパック会長 守重知量の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
We are Flower People の日記
前ページ
次ページ
長年に亘り、大田花きの磯村社長ともとで花育の活動を行ってきました。もっとも私の活動の多くは群馬の加藤さん(チャコボールの開発者)や、実際活動を行ってくれる皆さんの後方支援的な動きに終始しています。
この活動のすばらしさは、小学校へ出向き(最近はリモート)、花をお届けし、実際にブーケ、アレンジなどを作る教室を行っている点にあります。そのようなことを繰り返し行った結果、小学生の皆さんに花好きが確実に増えてきていることが、あとから頂くレポートなどに表れています。特に子供たちからの手紙に書かれていることからもわかります。
私は最近縁あって、社会福祉法人(五か所の保育園と二か所の学童の運営を行っています)の理事長を務めています。600名ほどの園児が元気に活動し、先生方もコロナの中にあって懸命に仕事をされています。
私はこの600名の園児たちに、近い将来草花に触れる機会があってはどうかと考え始めました。今は園長先生始め職員の皆さんへの提案の前段ですが、一か月ほど前、近くの方から頂いたカブトムシやクワガタを大きな容器に入れて持っていきましたが、子供たちの喜びようは大変なことでした。
私は喜ぶ姿を見て確信いたしました。昆虫や、植物は必ず園児の皆さんの成長に役立と思います。今までのワンコインクラブ(花育の団体)活動が大いに参考になります。
今月初め、オランダの農務参事官の事を書きました。もっと話したい人でしたが任期を全うしオランダへ戻っていきました。
同じ8月今度はエチオピアの商務官の方も任期が終了しエチオピアへ戻るという事をお聞きし、早速お会いしました。バラやコーヒーの事など親身に相談に乗って頂きました。
仕事上の決まりではありますが、日本を離れることは残念なことです。
二人の共通の出来事はやはりコロナです。オランダの参事官とは沖縄へ出かけることが叶いませんでした。残念なことです。また、エチオピアの方とは展示会でもっと互いにバラを攻めたかったのですが、思うようになりませんでした。これらは全てコロナによることでした。私も残念なことでしたが、彼らも思うようなことが出来ず、つらかったともいます。
また、折角日本での生活です、自由時間の時などはもっと日本を知りたかったに相違ありません。特にこの二年近くは旅行すらままならない様でした。私としても、もっと日本を知って欲しかったと考えています。
今後日本に来られる外交官の皆さんとは仕事は勿論ですが、日本をもっと知って頂く機会を作るつもりです。せっかく日本に来て今回の様なことのないように、様々協力して参ります。
今年のチャンピオンはどうやらシュウメイギク(秋明菊)の様です。
毎年庭を眺めていると、その年により植物の中でやたらと元気に大きくなったり、育つ範囲を広げていくものがあります。毎年気候は変わりますから、その年に合った植物が出てきても不思議ではありません。特に今年は梅雨明けから高温が続きました。ことによると、シュウメイギクは暑さに強いのかもしれません。
7年前、ほんのわずかの白のシュウメイギクを植えました。毎年それが広がりを見せ、今では庭のどこにでも育っています。また、二年目には3鉢のピンクのシュウメイギクを鉢からおろし地植えに切り替えましたが、ピンクのシュウメイギクも広がっています。夏に成長し、9月には花を咲かせてくれますが、今年はどうやら早いようです。もう何輪かは咲き始めました。それもどの花を見ても幹が太く、丈夫そうに育っています。
インパックの花の工場では時期にシュウメイギクを調達することがありますが、今年のシュウメイギクは調達するシュウメイギクに負けない程大きく育っています。
急に涼しくなった夏、これからどうなるかは分かりませんが、たくさんの花を付けてほしいものです。
私の手元に2000年秋の「中国製品現地船積み引き渡し価格」(日本リテーリングセンター資料より)があります。確か、昔見ていた雑誌新潮45+の中にあったものと思います。
私のビジネスに直接関わるものはありませんが、僅か21年まえのアパレル、服飾、電化製品、キッチン用品、食器、日用品などがあります。
当時流行していたフリースジャケットが252円、ジーンズ880円、ダウンジャケット1,650円と3,300円、革紳士靴462円、50リッター冷蔵庫が5,830円、コーヒーメーカー396円、軍手(恐らく1ダース)124円等々、驚くほど安い物やそうでないもの等色々あります。
私が最も驚くのがボールペンです。1本3円とありました。確か当時NHKで特番があり、中国内で文具の巨大卸売し市場でボールペンが上記と同じように1本2、3円と言っていた記憶があります。当時私は年間何回も海外の展示会に出かけていました。ある年は花関連の展示会だけでも半年で10回ほど出かけました。当時どこの展示会に出かけてもワンタッチで先端が飛び出すボールペンを惜しげもなく来場者に配っていました。インパックも真似をしてパーカーの首からかけることの出来るボールペンを1,000本用意し、花の展示会で配りましたが、1本700円でした。当時この事実を知っていたら1本3円のボールペンにして名入れを施し、いくらでも配ることが出来たはずです。
品質の差はありますが、800円と3円はあまりにも価格が開きすぎています。パーカーのボールペンで中国製が250本くらいと同じです
現在、私共と直接関わる化成品の原材料の価格が高騰しています。中国が僅かの間に経済成長を実現しましたが、圧倒的な生産力を背景に今日となり、更に生産からの脱却を図り、名実ともに先進国の仲間入りから、一気にトップに躍り出ようとしています。
僅か20年前の価格を見ながらそのパワーの凄さに驚くと共に、日本は別の生き方をする必要があると感じました。
今週来週は雨の日が多いようです。
温度も26度前後でしかないようで、湿気の事を考えなければ、温度としては過ごしやすくなっています。
私のところに百日紅の木が一本あります。この木は7年前家を建てたときシンボルツリーにしようと植えたものですが3年まえの台風で大風が吹いたとき、大きく伸びていた枝が二本の内、一本が折れてしまいました。樹形も良く楽しみにしていましたが、それ以来何とかならないか、よく見上げてはがっかりしています。
しかし百日紅は元気です。毎年7月になると一気に花を付けます。今年は春に枝を大分落としたこともあり、あまり花に期待をしていませんでしたが、毎日多くの花を付けてくれています。私のところの木は百日紅ではありますが、真っ白の花を付けています。
それにしても百日紅は3か月もの間、次々花を付け三カ月の間丸々楽しませてくれています。花を沢山つけることから毎日のお掃除は欠かせません。たった1本の木から毎日花を多く付けることに驚くと共にそのパワーに尊敬しています。
オリンピックが終わり、ビクトリーブーケを製作されてきた方は一安心されたことでしょう。昔、長野オリンピックの時、地域の生花店さんを束ねられ、同じ様にビクトリーブーケを作られた長野市の山崎さんの頑張りは今でも語り草です。素晴らしい活躍でした。
今回でオリンピックが終了したわけではなく、25日から始まるパラリンピックのビクトリーブーケも制作されるわけですからこれからも忙しいことになるでしょう。ボランティアで参加される皆さんには頭が下がります。素晴らしい活動です。
1位から3位までのメダリストの皆さんは、メダルと共にビクトリーブーケを持ち皆さん誇らしげでありました。当初はリオ・オリンピックに続きビクトリーブーケはないと聞いておりましたが、関係者のご努力で再開され、かわいいブーケが出来上がりました。今でもロンドン・オリンピックの時のブーケが目に焼き付いています。やはりメダリストにはブーケが似合います。
オリンピックは夏の花ヒマワリが中心となっていましたが、パラリンピックでは花材が変わるようです。いずれにせよ、うれしい限りです。表彰式でメダリストが掲げるビクトリーブーケを早く見たいものです。
従来、花の価格はサイズで決まることが多くありました。長さがそれに関係し、50cmより60cm、更に70,8cmといった具合に、より長い花が、価格が取れることになっています。これは昔からの習慣で基本としてはこの方法が取られ、今でも十分通用しています。
私どもは最近、切りバラを販売する機会が増えてきました。バラの長さと価格の関係は十分通用しています。初めてフランスへ行き、有名なモンソーフルールが花瓶にバラを入れ、1本2ユーロで販売していた時は少々驚きました。70cmのバラが2ユーロでした。恐らく日本では300円を下ることはないと感じていました。
近くインパックは、世間では安いと言われるバラのギフトを上梓致します。小輪で長さ40cmのものです。今まで私は大輪・中輪のバラと比較し、小輪のバラが格別見劣りするとは考えていませんでした。むしろ花の美しさなど大小の差があっても価値の点では全く変わるところがないと思っていました。小輪のバラに合う花瓶に挿した時などは驚くほどきれいに見えてきました。
つまり価格の差は大小ではないことに気が付きました。花の価値は、鮮度や見た目の美しさに加え、MPSの様な環境認証を取得しているかなど、環境問題への取り組み、更にパッケージはシンプルかつ環境に配慮したものになっているかどうかなどです。
今回9月に上梓する小さなバラのギフトは、上記の小輪を使用し、TTtimerを添付し、品質を担保できるギフト商品に仕上げ、更にパッケージは再生紙を使用したものとなっています。新たな時代の、新たな花のギフトが誕生しました。
商品名はPippoRose Bambinaといたします。
今朝早く、謡曲角田川を聞いていました。謡曲角田川は金春流が使用する漢字で、他の流派は隅田川となるでしょう。金春流だけがこの漢字を用いています。
その中で、子供を人買い(?)に連れ去られ、その子を追って京から武蔵国と下総の堺まで訪ね歩いてきた母親が、渡し舟の中で船頭から昨年京から連れてこられ亡くなった子供の事を聞かされます。名前も同じ、年格好も同じ、父親の名も同じでした。今日はまさに一年後の同じ日でした。角田川を渡り子供の塚で法要を営みます。母親は塚に向かって祈りますが、塚の中から子供の声と共に子供の霊が姿を見せます。母親は何度も子供に近づき抱こうとしますが抱くことが出来ません。子供の霊はその度、母親の手元から抜けるようにいなくなってしまいます。お能の中でも最も悲しい話です。
その法要が営まれた日の一年前の3月15日が亡くなった日でありました。曲の中で「去年3月15日」と謡う言葉がやけに残りました。
お能とは異なりますが、その「3月15日」で思い出したことがあります。悲しい角田川とは対極になりますが、同じ3月15日が出てくる話芸がありました。落語の中で最も優れていると思われる立川談志の「紺屋高尾」です。吉原の花魁に憧れた紺屋の職人が3年間貯めた15両をもって吉原の花魁の基に出かけます。正直者の職人に惚れた花魁の年季の明ける日が「3月15日」です。談志は話の中で「来年3月15日」を何度も絶叫します。ついに年が明け3月15日に花魁は髪を普通の髪に整え、歯に鉄染めて職人の元へやってくるという談志一級の話に仕上がっています。
なぜ両方とも「3月15日」なのか?勿論偶然ですし、私には分かりませんが、3月15日の前に去年とか来年とか入れると最も言いやすく、聞くものが一回で覚えることの出来る日がそれではないかと考えています。1月15日、2月15日と言ってみましたが、やはり3月15日が最も言いやすく、聴く側にはインパクトを与えてくれます。やはり3月15日です。
今回のオリンピックは、東京での地元開催とはいいながら、メダル数58個(金:27・銀:14・銅:17個)は大変な数だと思います。
もっともアメリカの113個、中国の88個は驚くばかりです。この動きを見てみると、オリンピックで優勝を果たすことは個人の力が何といっても一番でしょうが、国が如何にスポーツに力を入れているのかという事も重要なことなのでしょう。北区にある味の素ナショナルトレーニングセンターは、一流選手のみ使用できる施設で、設備、食事、健康管理などに多くの予算が振り分けられています。この様な場所は、海外では豊かな国にはそろっていたようですが、日本でもようやく機能し始めて、今回の結果に結びついてきたのだと思います。
反対に、この様な一流選手育成の基本的な考え方や、それに対応する施設があって、初めて結果を出せるのだと思いました。
またコーチと選手との関係でも、今回随分優しいコーチが増えてきたと感じました。勝てば互いに喜び合い、負ければ選手を励まし、見ていても気持ちのいい場面を数多く見ることが出来ました。聞けば、柔道の井上監督はイギリスでコーチの勉強をしてきたと聞きました。
失敗したとき怒るだけではダメな時代になっています。
2021年08月20日(金)更新
花育の将来
長年に亘り、大田花きの磯村社長ともとで花育の活動を行ってきました。もっとも私の活動の多くは群馬の加藤さん(チャコボールの開発者)や、実際活動を行ってくれる皆さんの後方支援的な動きに終始しています。
この活動のすばらしさは、小学校へ出向き(最近はリモート)、花をお届けし、実際にブーケ、アレンジなどを作る教室を行っている点にあります。そのようなことを繰り返し行った結果、小学生の皆さんに花好きが確実に増えてきていることが、あとから頂くレポートなどに表れています。特に子供たちからの手紙に書かれていることからもわかります。
私は最近縁あって、社会福祉法人(五か所の保育園と二か所の学童の運営を行っています)の理事長を務めています。600名ほどの園児が元気に活動し、先生方もコロナの中にあって懸命に仕事をされています。
私はこの600名の園児たちに、近い将来草花に触れる機会があってはどうかと考え始めました。今は園長先生始め職員の皆さんへの提案の前段ですが、一か月ほど前、近くの方から頂いたカブトムシやクワガタを大きな容器に入れて持っていきましたが、子供たちの喜びようは大変なことでした。
私は喜ぶ姿を見て確信いたしました。昆虫や、植物は必ず園児の皆さんの成長に役立と思います。今までのワンコインクラブ(花育の団体)活動が大いに参考になります。
2021年08月20日(金)更新
早い
一昨年辺りからサブスクで花を販売する企業が目立ち始めました。それもかなりの速度で成長し、中には会員数20万人と言われるようになってきました。素晴らしい限りです。
それらを裏打ちするように、昨年1月に発表されたJFMA(日本フローラルマーケティング協会)の花の消費動向の調査結果では、20代の女性の花の購入は2,000%の伸びがありました。20倍です。勿論分母が小さいこともありますが、切り花20倍は大変な数字です。これらはサブスクで手軽に購入することが出来る世代が確実に存在し、今まで若い女性は花を買わないもの、と決めつけてきたことの誤りを指摘しているようです。更に鉢物は700%の伸びがあり、切り花・園芸品ともに若い女性が興味を持ち始めてきたことを証明しています。
最近になり、多くの女性を会員にもつ異業種の方々が数社、花の販売をお考えであることを知りました。また、健康関連の商品を持つ通販会社の方々も花を会員と結び付けようとしています。
サブスクで花が売れると言われた瞬間、多くの会員を持つ企業が動き始めました。花はこれから大きく変化するかもしれません。情報をビジネスの根幹に置く企業の動きは実に早いです。
それらを裏打ちするように、昨年1月に発表されたJFMA(日本フローラルマーケティング協会)の花の消費動向の調査結果では、20代の女性の花の購入は2,000%の伸びがありました。20倍です。勿論分母が小さいこともありますが、切り花20倍は大変な数字です。これらはサブスクで手軽に購入することが出来る世代が確実に存在し、今まで若い女性は花を買わないもの、と決めつけてきたことの誤りを指摘しているようです。更に鉢物は700%の伸びがあり、切り花・園芸品ともに若い女性が興味を持ち始めてきたことを証明しています。
最近になり、多くの女性を会員にもつ異業種の方々が数社、花の販売をお考えであることを知りました。また、健康関連の商品を持つ通販会社の方々も花を会員と結び付けようとしています。
サブスクで花が売れると言われた瞬間、多くの会員を持つ企業が動き始めました。花はこれから大きく変化するかもしれません。情報をビジネスの根幹に置く企業の動きは実に早いです。
2021年08月19日(木)更新
コロナが残したもの
今月初め、オランダの農務参事官の事を書きました。もっと話したい人でしたが任期を全うしオランダへ戻っていきました。
同じ8月今度はエチオピアの商務官の方も任期が終了しエチオピアへ戻るという事をお聞きし、早速お会いしました。バラやコーヒーの事など親身に相談に乗って頂きました。
仕事上の決まりではありますが、日本を離れることは残念なことです。
二人の共通の出来事はやはりコロナです。オランダの参事官とは沖縄へ出かけることが叶いませんでした。残念なことです。また、エチオピアの方とは展示会でもっと互いにバラを攻めたかったのですが、思うようになりませんでした。これらは全てコロナによることでした。私も残念なことでしたが、彼らも思うようなことが出来ず、つらかったともいます。
また、折角日本での生活です、自由時間の時などはもっと日本を知りたかったに相違ありません。特にこの二年近くは旅行すらままならない様でした。私としても、もっと日本を知って欲しかったと考えています。
今後日本に来られる外交官の皆さんとは仕事は勿論ですが、日本をもっと知って頂く機会を作るつもりです。せっかく日本に来て今回の様なことのないように、様々協力して参ります。
2021年08月18日(水)更新
シュウメイギク
今年のチャンピオンはどうやらシュウメイギク(秋明菊)の様です。
毎年庭を眺めていると、その年により植物の中でやたらと元気に大きくなったり、育つ範囲を広げていくものがあります。毎年気候は変わりますから、その年に合った植物が出てきても不思議ではありません。特に今年は梅雨明けから高温が続きました。ことによると、シュウメイギクは暑さに強いのかもしれません。
7年前、ほんのわずかの白のシュウメイギクを植えました。毎年それが広がりを見せ、今では庭のどこにでも育っています。また、二年目には3鉢のピンクのシュウメイギクを鉢からおろし地植えに切り替えましたが、ピンクのシュウメイギクも広がっています。夏に成長し、9月には花を咲かせてくれますが、今年はどうやら早いようです。もう何輪かは咲き始めました。それもどの花を見ても幹が太く、丈夫そうに育っています。
インパックの花の工場では時期にシュウメイギクを調達することがありますが、今年のシュウメイギクは調達するシュウメイギクに負けない程大きく育っています。
急に涼しくなった夏、これからどうなるかは分かりませんが、たくさんの花を付けてほしいものです。
2021年08月16日(月)更新
価格の意味は?
私の手元に2000年秋の「中国製品現地船積み引き渡し価格」(日本リテーリングセンター資料より)があります。確か、昔見ていた雑誌新潮45+の中にあったものと思います。
私のビジネスに直接関わるものはありませんが、僅か21年まえのアパレル、服飾、電化製品、キッチン用品、食器、日用品などがあります。
当時流行していたフリースジャケットが252円、ジーンズ880円、ダウンジャケット1,650円と3,300円、革紳士靴462円、50リッター冷蔵庫が5,830円、コーヒーメーカー396円、軍手(恐らく1ダース)124円等々、驚くほど安い物やそうでないもの等色々あります。
私が最も驚くのがボールペンです。1本3円とありました。確か当時NHKで特番があり、中国内で文具の巨大卸売し市場でボールペンが上記と同じように1本2、3円と言っていた記憶があります。当時私は年間何回も海外の展示会に出かけていました。ある年は花関連の展示会だけでも半年で10回ほど出かけました。当時どこの展示会に出かけてもワンタッチで先端が飛び出すボールペンを惜しげもなく来場者に配っていました。インパックも真似をしてパーカーの首からかけることの出来るボールペンを1,000本用意し、花の展示会で配りましたが、1本700円でした。当時この事実を知っていたら1本3円のボールペンにして名入れを施し、いくらでも配ることが出来たはずです。
品質の差はありますが、800円と3円はあまりにも価格が開きすぎています。パーカーのボールペンで中国製が250本くらいと同じです
現在、私共と直接関わる化成品の原材料の価格が高騰しています。中国が僅かの間に経済成長を実現しましたが、圧倒的な生産力を背景に今日となり、更に生産からの脱却を図り、名実ともに先進国の仲間入りから、一気にトップに躍り出ようとしています。
僅か20年前の価格を見ながらそのパワーの凄さに驚くと共に、日本は別の生き方をする必要があると感じました。
2021年08月13日(金)更新
白い百日紅
今週来週は雨の日が多いようです。
温度も26度前後でしかないようで、湿気の事を考えなければ、温度としては過ごしやすくなっています。
私のところに百日紅の木が一本あります。この木は7年前家を建てたときシンボルツリーにしようと植えたものですが3年まえの台風で大風が吹いたとき、大きく伸びていた枝が二本の内、一本が折れてしまいました。樹形も良く楽しみにしていましたが、それ以来何とかならないか、よく見上げてはがっかりしています。
しかし百日紅は元気です。毎年7月になると一気に花を付けます。今年は春に枝を大分落としたこともあり、あまり花に期待をしていませんでしたが、毎日多くの花を付けてくれています。私のところの木は百日紅ではありますが、真っ白の花を付けています。
それにしても百日紅は3か月もの間、次々花を付け三カ月の間丸々楽しませてくれています。花を沢山つけることから毎日のお掃除は欠かせません。たった1本の木から毎日花を多く付けることに驚くと共にそのパワーに尊敬しています。
2021年08月11日(水)更新
ビクトリーブーケ
オリンピックが終わり、ビクトリーブーケを製作されてきた方は一安心されたことでしょう。昔、長野オリンピックの時、地域の生花店さんを束ねられ、同じ様にビクトリーブーケを作られた長野市の山崎さんの頑張りは今でも語り草です。素晴らしい活躍でした。
今回でオリンピックが終了したわけではなく、25日から始まるパラリンピックのビクトリーブーケも制作されるわけですからこれからも忙しいことになるでしょう。ボランティアで参加される皆さんには頭が下がります。素晴らしい活動です。
1位から3位までのメダリストの皆さんは、メダルと共にビクトリーブーケを持ち皆さん誇らしげでありました。当初はリオ・オリンピックに続きビクトリーブーケはないと聞いておりましたが、関係者のご努力で再開され、かわいいブーケが出来上がりました。今でもロンドン・オリンピックの時のブーケが目に焼き付いています。やはりメダリストにはブーケが似合います。
オリンピックは夏の花ヒマワリが中心となっていましたが、パラリンピックでは花材が変わるようです。いずれにせよ、うれしい限りです。表彰式でメダリストが掲げるビクトリーブーケを早く見たいものです。
2021年08月11日(水)更新
花の価格
従来、花の価格はサイズで決まることが多くありました。長さがそれに関係し、50cmより60cm、更に70,8cmといった具合に、より長い花が、価格が取れることになっています。これは昔からの習慣で基本としてはこの方法が取られ、今でも十分通用しています。
私どもは最近、切りバラを販売する機会が増えてきました。バラの長さと価格の関係は十分通用しています。初めてフランスへ行き、有名なモンソーフルールが花瓶にバラを入れ、1本2ユーロで販売していた時は少々驚きました。70cmのバラが2ユーロでした。恐らく日本では300円を下ることはないと感じていました。
近くインパックは、世間では安いと言われるバラのギフトを上梓致します。小輪で長さ40cmのものです。今まで私は大輪・中輪のバラと比較し、小輪のバラが格別見劣りするとは考えていませんでした。むしろ花の美しさなど大小の差があっても価値の点では全く変わるところがないと思っていました。小輪のバラに合う花瓶に挿した時などは驚くほどきれいに見えてきました。
つまり価格の差は大小ではないことに気が付きました。花の価値は、鮮度や見た目の美しさに加え、MPSの様な環境認証を取得しているかなど、環境問題への取り組み、更にパッケージはシンプルかつ環境に配慮したものになっているかどうかなどです。
今回9月に上梓する小さなバラのギフトは、上記の小輪を使用し、TTtimerを添付し、品質を担保できるギフト商品に仕上げ、更にパッケージは再生紙を使用したものとなっています。新たな時代の、新たな花のギフトが誕生しました。
商品名はPippoRose Bambinaといたします。
2021年08月10日(火)更新
3月15日
今朝早く、謡曲角田川を聞いていました。謡曲角田川は金春流が使用する漢字で、他の流派は隅田川となるでしょう。金春流だけがこの漢字を用いています。
その中で、子供を人買い(?)に連れ去られ、その子を追って京から武蔵国と下総の堺まで訪ね歩いてきた母親が、渡し舟の中で船頭から昨年京から連れてこられ亡くなった子供の事を聞かされます。名前も同じ、年格好も同じ、父親の名も同じでした。今日はまさに一年後の同じ日でした。角田川を渡り子供の塚で法要を営みます。母親は塚に向かって祈りますが、塚の中から子供の声と共に子供の霊が姿を見せます。母親は何度も子供に近づき抱こうとしますが抱くことが出来ません。子供の霊はその度、母親の手元から抜けるようにいなくなってしまいます。お能の中でも最も悲しい話です。
その法要が営まれた日の一年前の3月15日が亡くなった日でありました。曲の中で「去年3月15日」と謡う言葉がやけに残りました。
お能とは異なりますが、その「3月15日」で思い出したことがあります。悲しい角田川とは対極になりますが、同じ3月15日が出てくる話芸がありました。落語の中で最も優れていると思われる立川談志の「紺屋高尾」です。吉原の花魁に憧れた紺屋の職人が3年間貯めた15両をもって吉原の花魁の基に出かけます。正直者の職人に惚れた花魁の年季の明ける日が「3月15日」です。談志は話の中で「来年3月15日」を何度も絶叫します。ついに年が明け3月15日に花魁は髪を普通の髪に整え、歯に鉄染めて職人の元へやってくるという談志一級の話に仕上がっています。
なぜ両方とも「3月15日」なのか?勿論偶然ですし、私には分かりませんが、3月15日の前に去年とか来年とか入れると最も言いやすく、聞くものが一回で覚えることの出来る日がそれではないかと考えています。1月15日、2月15日と言ってみましたが、やはり3月15日が最も言いやすく、聴く側にはインパクトを与えてくれます。やはり3月15日です。
2021年08月09日(月)更新
オリンピック
今回のオリンピックは、東京での地元開催とはいいながら、メダル数58個(金:27・銀:14・銅:17個)は大変な数だと思います。
もっともアメリカの113個、中国の88個は驚くばかりです。この動きを見てみると、オリンピックで優勝を果たすことは個人の力が何といっても一番でしょうが、国が如何にスポーツに力を入れているのかという事も重要なことなのでしょう。北区にある味の素ナショナルトレーニングセンターは、一流選手のみ使用できる施設で、設備、食事、健康管理などに多くの予算が振り分けられています。この様な場所は、海外では豊かな国にはそろっていたようですが、日本でもようやく機能し始めて、今回の結果に結びついてきたのだと思います。
反対に、この様な一流選手育成の基本的な考え方や、それに対応する施設があって、初めて結果を出せるのだと思いました。
またコーチと選手との関係でも、今回随分優しいコーチが増えてきたと感じました。勝てば互いに喜び合い、負ければ選手を励まし、見ていても気持ちのいい場面を数多く見ることが出来ました。聞けば、柔道の井上監督はイギリスでコーチの勉強をしてきたと聞きました。
失敗したとき怒るだけではダメな時代になっています。
«前へ | 次へ» |
- 花束加工オランダの現状 [11/26]
- 小さな会社の出来る事 [11/22]
- フローラルイノベーション [11/21]
- 今こそ立ち上がる時! [11/19]
- まとめ方は力 [11/18]
- フットケアはありがたい [11/15]
- 靴磨きは一つの楽しみ [11/14]
- フラワービジネスノート~花研手帳(A5判) [11/13]
- オランダ出張 [11/12]
- 早い復興を! [11/11]
- 2024年11月(14)
- 2024年10月(15)
- 2024年7月(15)
- 2024年6月(15)
- 2024年5月(19)
- 2024年4月(13)
- 2024年3月(17)
- 2024年2月(12)
- 2024年1月(18)
- 2023年12月(14)
- 2023年11月(17)
- 2023年10月(16)
- 2023年9月(14)
- 2023年8月(18)
- 2023年7月(19)
- 2023年6月(15)
- 2023年5月(14)
- 2023年4月(16)
- 2023年3月(18)
- 2023年2月(14)
- 2023年1月(15)
- 2022年12月(10)
- 2022年11月(17)
- 2022年10月(15)
- 2022年9月(13)
- 2022年8月(19)
- 2022年7月(15)
- 2022年6月(19)
- 2022年5月(16)
- 2022年4月(16)
- 2022年3月(16)
- 2022年2月(11)
- 2022年1月(14)
- 2021年12月(18)
- 2021年11月(19)
- 2021年10月(18)
- 2021年9月(20)
- 2021年8月(21)
- 2021年7月(14)
- 2021年6月(13)
- 2021年5月(12)
- 2021年4月(17)
- 2021年3月(19)
- 2021年2月(16)
- 2021年1月(17)
- 2017年11月(3)
- 2017年10月(9)
- 2017年9月(8)
- 2017年8月(6)
- 2017年7月(7)
- 2017年6月(5)
- 2017年5月(9)
- 2017年4月(8)
- 2017年3月(9)
- 2017年2月(8)
- 2017年1月(7)
- 2016年12月(8)
- 2016年11月(1)
- 2014年12月(6)
- 2014年11月(6)
- 2014年10月(13)
- 2014年9月(15)
- 2014年8月(15)
- 2014年4月(2)
- 2013年10月(2)
- 2013年8月(4)
- 2013年7月(2)
- 2013年5月(4)
- 2013年4月(5)
- 2013年3月(2)
- 2013年2月(9)
- 2012年6月(1)
- 2012年3月(1)
- 2012年2月(4)
- 2011年11月(1)
- 2011年9月(3)
- 2011年8月(4)
- 2011年3月(1)
- 2011年2月(5)
- 2011年1月(10)
- 2010年12月(1)
- 2009年7月(1)
- 2009年6月(3)
- 2009年5月(7)
- 2009年4月(12)
- 2009年3月(10)
- 2009年2月(9)
- ご挨拶(7)
- その他(6)
- ガーデン・植物、花(23)
- チャコボール(3)
- ビジネス(6)
- ピーターラビット™フラワーズ(1)
- 企業情報(23)
- 商品・デザイン(28)
- 地元・地域(31)
- 夢・経営理念(9)
- 季節(6)
- 季節・趣味(12)
- 安全管理(1)
- 家族・交友(13)
- 展示会(17)
- 店舗紹介・グルメ(2)
- 思い出(1)
- 技術(7)
- 新着商品・サービス(8)
- 日常(80)
- 書籍(3)
- 未来(11)
- 歴史(1)
- 気候(7)
- 決意(10)
- 海外情報(9)
- 石川県(4)
- 社会(4)
- 社会情勢・業界情報等(48)
- 能登事業所(15)
- 自然(3)
- 興味・関心(11)
- 花の業界情報(79)
- 親交(57)
- 趣味(50)
- 趣味・ゲーム(1)
- 関心・技術(34)
最新トラックバック
-
肉白日
from PoweredTEXT
約半年前ほど 昔の写真を 引っ張り出して 人生の軌跡を綴る
コメント一覧