花は心のビジネス 花材.花包装.スリーブ.インパック会長 守重知量の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
We are Flower People の日記
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毎週土曜日、13時30分から鎌倉FM放送で、お能の番組を聞くことが出来ます。毎週連続のお能の番組と言えば、NKHFMの日曜日朝6時より放送されるFM能楽堂が有名です。
私はその両方を楽しみに聞いています。
お能の番組を毎週放送するという事は、それだけコアのファンがいるのだと思います。NHKがいつごろから始まったかは分かりませんが、鎌倉FMのほうは2017年4月1日から始まりました。これは再放送をしている関係でよくわかります。大体一か月に一曲のペースですから、一曲を4回平均で放送しています。司会者の内田善昭氏はご自分でもお能をやっているようです。また、後藤和也氏はお能の研究家であり、金春流の地謡方としても活躍されています。更にもう一人謡を実演してくれる高橋忍氏は金春流シテ方の中心で活躍なさています。
彼ら三人の話でこの番組は進められていますが、感心するのは後藤先生がお能の事をよくご存じで、研究対象の事は勿論、裏話なども聞かせてくれます。また高橋先生は素晴らしい声をいつも聞かせてくれています。この番組を聞き始め、19カ月ほどになりますが、最近ようやく聞きとれる様になってきました。勿論まだまだです。今までは能楽堂に出かける際、準備として謡本があるものはそれを読み、ない場合は岩波の謡曲全集を見て出かけていましたが、今は鎌倉FMの再放送を聞いて出かけています。とても理解が深まる気がします。
三人がまるで昨日の事の様に話していることが、今から500年も600年も前の話しであることがよくあります。さすがにお能は現代まで続いています。
来月はこの番組で知った、北浦和の二木屋さんで行われる薪能を見に行く事にしました。
今から楽しみです。
4年前まで、それまで熱心にやっていた小品盆栽約500鉢を全て鉢と樹木を切り離し、盆栽の棚をきれいに整理しました。
その二年ほど前まで、私は2年で10数回の入退院を繰り返し、毎日水やりを繰り返していましたが、それが一切できないことになり結果、二年間ですべてを枯らすことになりました。本当にひどい事をしたと大反省中です。
最近、私の盆栽がだめになっていく過程を見ていた方がいることが分かりました。盆栽はどんなに小さくても見えないところに工夫があり、鉢の底にはネットを敷き、更に鉢の底から
針金で鉢と樹木を確り固定しています。枯れた場合、その鉢と樹木、針金、ネットを分けないと整理がつきません。それが少々暇を見つけながら1年以上かけ、全て片付けました。
ちょどその時、再度お尋ね頂き、鉢を引き取ってもいい、と言ってくれたそうです。私の留守の時の話です。
その方と昨日お会いしました。お会いできたのは全くの別件でしたが、近くにこの様な方がいたとは知りませんでした。わざわざその方が出された歌集をお届けいただいたのです。
年齢は私より少し上の方ですが、生きてきた場所も近くであり、好みも少々似たところもあるようです。今後いい話し合い相手出来た様です。歌集を読ませて頂きよくわかりました。
枯らした盆栽が仲を取り持ってくれたようです。
今朝早く、謡曲角田川を聞いていました。謡曲角田川は金春流が使用する漢字で、他の流派は隅田川となるでしょう。金春流だけがこの漢字を用いています。
その中で、子供を人買い(?)に連れ去られ、その子を追って京から武蔵国と下総の堺まで訪ね歩いてきた母親が、渡し舟の中で船頭から昨年京から連れてこられ亡くなった子供の事を聞かされます。名前も同じ、年格好も同じ、父親の名も同じでした。今日はまさに一年後の同じ日でした。角田川を渡り子供の塚で法要を営みます。母親は塚に向かって祈りますが、塚の中から子供の声と共に子供の霊が姿を見せます。母親は何度も子供に近づき抱こうとしますが抱くことが出来ません。子供の霊はその度、母親の手元から抜けるようにいなくなってしまいます。お能の中でも最も悲しい話です。
その法要が営まれた日の一年前の3月15日が亡くなった日でありました。曲の中で「去年3月15日」と謡う言葉がやけに残りました。
お能とは異なりますが、その「3月15日」で思い出したことがあります。悲しい角田川とは対極になりますが、同じ3月15日が出てくる話芸がありました。落語の中で最も優れていると思われる立川談志の「紺屋高尾」です。吉原の花魁に憧れた紺屋の職人が3年間貯めた15両をもって吉原の花魁の基に出かけます。正直者の職人に惚れた花魁の年季の明ける日が「3月15日」です。談志は話の中で「来年3月15日」を何度も絶叫します。ついに年が明け3月15日に花魁は髪を普通の髪に整え、歯に鉄染めて職人の元へやってくるという談志一級の話に仕上がっています。
なぜ両方とも「3月15日」なのか?勿論偶然ですし、私には分かりませんが、3月15日の前に去年とか来年とか入れると最も言いやすく、聞くものが一回で覚えることの出来る日がそれではないかと考えています。1月15日、2月15日と言ってみましたが、やはり3月15日が最も言いやすく、聴く側にはインパクトを与えてくれます。やはり3月15日です。
2021年09月14日(火)更新
鎌倉FM
毎週土曜日、13時30分から鎌倉FM放送で、お能の番組を聞くことが出来ます。毎週連続のお能の番組と言えば、NKHFMの日曜日朝6時より放送されるFM能楽堂が有名です。
私はその両方を楽しみに聞いています。
お能の番組を毎週放送するという事は、それだけコアのファンがいるのだと思います。NHKがいつごろから始まったかは分かりませんが、鎌倉FMのほうは2017年4月1日から始まりました。これは再放送をしている関係でよくわかります。大体一か月に一曲のペースですから、一曲を4回平均で放送しています。司会者の内田善昭氏はご自分でもお能をやっているようです。また、後藤和也氏はお能の研究家であり、金春流の地謡方としても活躍されています。更にもう一人謡を実演してくれる高橋忍氏は金春流シテ方の中心で活躍なさています。
彼ら三人の話でこの番組は進められていますが、感心するのは後藤先生がお能の事をよくご存じで、研究対象の事は勿論、裏話なども聞かせてくれます。また高橋先生は素晴らしい声をいつも聞かせてくれています。この番組を聞き始め、19カ月ほどになりますが、最近ようやく聞きとれる様になってきました。勿論まだまだです。今までは能楽堂に出かける際、準備として謡本があるものはそれを読み、ない場合は岩波の謡曲全集を見て出かけていましたが、今は鎌倉FMの再放送を聞いて出かけています。とても理解が深まる気がします。
三人がまるで昨日の事の様に話していることが、今から500年も600年も前の話しであることがよくあります。さすがにお能は現代まで続いています。
来月はこの番組で知った、北浦和の二木屋さんで行われる薪能を見に行く事にしました。
今から楽しみです。
2021年09月06日(月)更新
枯らした盆栽
4年前まで、それまで熱心にやっていた小品盆栽約500鉢を全て鉢と樹木を切り離し、盆栽の棚をきれいに整理しました。
その二年ほど前まで、私は2年で10数回の入退院を繰り返し、毎日水やりを繰り返していましたが、それが一切できないことになり結果、二年間ですべてを枯らすことになりました。本当にひどい事をしたと大反省中です。
最近、私の盆栽がだめになっていく過程を見ていた方がいることが分かりました。盆栽はどんなに小さくても見えないところに工夫があり、鉢の底にはネットを敷き、更に鉢の底から
針金で鉢と樹木を確り固定しています。枯れた場合、その鉢と樹木、針金、ネットを分けないと整理がつきません。それが少々暇を見つけながら1年以上かけ、全て片付けました。
ちょどその時、再度お尋ね頂き、鉢を引き取ってもいい、と言ってくれたそうです。私の留守の時の話です。
その方と昨日お会いしました。お会いできたのは全くの別件でしたが、近くにこの様な方がいたとは知りませんでした。わざわざその方が出された歌集をお届けいただいたのです。
年齢は私より少し上の方ですが、生きてきた場所も近くであり、好みも少々似たところもあるようです。今後いい話し合い相手出来た様です。歌集を読ませて頂きよくわかりました。
枯らした盆栽が仲を取り持ってくれたようです。
2021年08月10日(火)更新
3月15日
今朝早く、謡曲角田川を聞いていました。謡曲角田川は金春流が使用する漢字で、他の流派は隅田川となるでしょう。金春流だけがこの漢字を用いています。
その中で、子供を人買い(?)に連れ去られ、その子を追って京から武蔵国と下総の堺まで訪ね歩いてきた母親が、渡し舟の中で船頭から昨年京から連れてこられ亡くなった子供の事を聞かされます。名前も同じ、年格好も同じ、父親の名も同じでした。今日はまさに一年後の同じ日でした。角田川を渡り子供の塚で法要を営みます。母親は塚に向かって祈りますが、塚の中から子供の声と共に子供の霊が姿を見せます。母親は何度も子供に近づき抱こうとしますが抱くことが出来ません。子供の霊はその度、母親の手元から抜けるようにいなくなってしまいます。お能の中でも最も悲しい話です。
その法要が営まれた日の一年前の3月15日が亡くなった日でありました。曲の中で「去年3月15日」と謡う言葉がやけに残りました。
お能とは異なりますが、その「3月15日」で思い出したことがあります。悲しい角田川とは対極になりますが、同じ3月15日が出てくる話芸がありました。落語の中で最も優れていると思われる立川談志の「紺屋高尾」です。吉原の花魁に憧れた紺屋の職人が3年間貯めた15両をもって吉原の花魁の基に出かけます。正直者の職人に惚れた花魁の年季の明ける日が「3月15日」です。談志は話の中で「来年3月15日」を何度も絶叫します。ついに年が明け3月15日に花魁は髪を普通の髪に整え、歯に鉄染めて職人の元へやってくるという談志一級の話に仕上がっています。
なぜ両方とも「3月15日」なのか?勿論偶然ですし、私には分かりませんが、3月15日の前に去年とか来年とか入れると最も言いやすく、聞くものが一回で覚えることの出来る日がそれではないかと考えています。1月15日、2月15日と言ってみましたが、やはり3月15日が最も言いやすく、聴く側にはインパクトを与えてくれます。やはり3月15日です。
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