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2024年06月12日(水)更新

ニューマネージメントチーム

昨日から中国へ三名の役員と担当者が出発しました。昨年末に続きに出かけています。漸くコロナからの脱却が可能となりました。ただ、中国にもビザが必要になり多少の手間がかかるようになっています。
さらに今月はシンガポールへ貿易の担当者が出かけます。更に来月早々にはオランダから二名の来社があります。さらに秋口には同じくオランダから環境問題でインパックの工場を訪ねてくる企業があります。

海外との行き来も漸く普通になってきました。ただ従来と異なるのはメンバーが違います。従来ですと私や副社長、専務でしたが、今回は新しいマネージメントチームの中から1名と専務、貿易の担当者です。専務はほぼ引き継ぎの様な役割です。更にシンガポールへは今回機械チームが行かずに貿易担当者一人の訪問となります。これも今までとは異なります。更にオランダからのお客さんを待つのは新専務他新しい役員たちです。

インパックも若い人たちが活躍する時代に入りました。この調子で進めて欲しいです。

 

2024年06月11日(火)更新

変化

今朝早く尊敬するISKコンサルティングの飯塚先生からメールを頂きました。
その中に人は変化を恐れる生き物、とありました。確かにちょっとしたことでも変化を嫌う傾向のある人がいます。
考えてみると変化なくそのまま大きくなり、老人になる人はいません。それまでどれだけ変化しながら生きてきたか分かりません。しかしそれが会社となると少しく大変です。
昨日までやってきたことを全面否定することもあります。恐らくトヨタのジャストインタイムが導入された時、関係する会社はきっと大変な思いをされたことと思います。インパックもそのような似た思いを何度かしています。
今まで物を作らず来た頃は、どんなものでもほぼ電話一本で翌日品物が届きました。工場を作り(スリーブ)花の袋の生産を始めた頃、袋が出来るまで原紙を仕入れる、それも幅広の原紙を必要サイズに切ってもらいます。それを4トン車満載で仕入れます。更に入荷した原紙を機械にかけますが、タイミングよく機械を開ける必要があります。機械にかけ出来上がった製品を検品し、箱詰めし、いよいよ出荷です。ここまで来るのに早くても2週間、タイトな原紙ですと4週間以上かかります。
更にチャコプランツは大変です。製品が出来るまで最低3か月、長いと6ヶ月かかります。
それも何を商品として市場投入するか迄入れると1年はかかります。
30年前まで電話一本で商品が入荷する事しか経験のなかったインパックが、漸く今の環境になれるのには随分時間がかかりました。今度はそれらを如何に短納期にするか大きなテーマになっています。
 

2024年06月10日(月)更新

一安心(立川にホテルが戻ってくる)

先週の金曜日、7日は保育園の年に一度の懇親会が開かれました。理事、評議員の先生がたも揃い参加者120名ほどの職員の皆さんと共に楽しいひと時を過ごすことが出来ました。私は少しばかり食べ物がままならず残念な思いをいたしました。

お話は違いますが、立川ではこの半年ホテルの話題でもちきりでした。長く商売を続けていた立川パレスホテルが撤退し、その土地を三菱地所が購入し大きなマンションになる予定でした。それはそれで仕方ないと思っていましたが、立川の皆さんはそうはいきませんでした。600名以上のパーティーは全部新宿まで行くことになります。私の感じでは200名以上になると立川では出来ないのではないか、と心配をしていました。恐らく立川の経済界の方々が動かれたのでしょうが、立川にある企業が三菱地所から土地を取得しホテルを建てることになったそうです。
私たちの懇親会もパレスホテルがなくなるのはかなり問題視していました。その意味では本当に安心いたしました。いいホテルが出来るといいと思います。勿論この事実を知り多くの企業の皆さんも安心したともいます。

多くの職員の皆さんが喜ばれたのは大きな成果でした。
 

2024年06月07日(金)更新

四海波

お能の高砂の中にある小謡です。これは日本の周りは海で囲まれています。確かに東西南北全て海です。その海が静かで平和な世の中を望みかつ実現させたい(天下泰平)と謡っています。
能舞台ではお正月などめでたい席で謡うことになっています。特に能楽師の先生方の結婚式には必ず四海波が謡われます。また、能五流の中では観世流の歌詞が他の流派とは異なっています。

最後のところです。

観世流

 君の恵みぞ ありがたき 君の恵みぞ ありがたき


となっていますが

他の四流(金春流、金剛流、宝生流、喜多流)

 君の恵みは ありがたや 君の恵みは ありがたや

と繰り返します。

能楽師の先生方の結婚式では四海波を謡うのが恒例となっているようですが、観世は勿論「君の恵みぞ ありがたき」と謡い、他の流派もある種遠慮があり、観世に合わせるようですが金春だけは大いに声を高くして「君の恵みは ありがたや」と歌うことで金春ここにありを示すのだそうです。
こんなところにも五流派の性格が表れている気がします。

明日はインパックの守重信乃さんの結婚式がありますが、この四海波を謡ってきます。本人は大分嫌がっていましたが、押し通してしまいました。
まるで金春の様です。
 

2024年06月05日(水)更新

紙スリーブ

現在、25店舗はユニクロフラワーの店舗数です。有楽町近くのユニクロTOKYOを中心に現在25店舗の様です。生花店では青山フラワーマーケットさんの100店舗越えをはじめカレントさんの40店舗越え等、多店舗化を図る生花店はさほど多くはありません。その中で僅かの間で26店舗まで伸ばされたのはさすがだと思います。

スーパーマーケットの店舗数は1.7万店ほどあると思われます。更にホームセンターは5,800店舗です。合計2万3千店舗となりますが、その90%の店舗が花売り場を置いていると思われます。
以上のように生花専門店、生花チェーン店、量販店花売り場は数多くありますが、現在のところ環境問題を正面からとらえ、スリーブの材料に紙を取り入れている企業はそう多くありません。量販店ではイオン、チェーンストアではユニクロフラワー、日比谷花壇くらいだと思います。

確かに価格面ではOPP(プラスティック材料)と比較し高くなっていますが、それぞれのリーディングカンパニーはその責任の大きさからより積極的に紙を取り入れています。これからはスリーブもそうですが、持ち帰り商品としてのサービススリーブにも紙が使用される時代が来ると思われます。
 

2024年06月04日(火)更新

讃岐と武蔵野

今日病院帰りに三鷹のうどん屋さんに寄りました。ここは三鷹の繁盛店として有名です。

武蔵野うどんは間違いなく市民権を得たようです。今から20年前は東大和市にも武蔵野うどん専門店が4件ほどありました。一つの例ですが喜多方ラーメンが全盛の頃(今は30年前から見ると20%落ちています)人口500人に一軒の喜多方ラーメンの店が一軒あったようです。確かに30年ほど前に喜多方へ参りましたがラーメン店が軒を連ねていました。中には朝6時には開いている店もあり。友人が「朝ラーメンに行こう」と誘われ聞いていなかっただけに驚いたことがありました。
上記のように人口500人に一軒と言う事になると東大和には160件のうどん屋さんがなくてはいけません。それが今は一件になったものですからとても東大和のうどんはうまいと自慢はしてもとてもうどんの街とは言えません。
一方さぬきうどんで有名な香川県はどうやら1,800人に一軒の割の様です。これもすごいと数字です。何といっても一人当たりのうどんの消費量は日本一(一人当たり230玉)とあります。ほぼ毎日食べている勘定です。正真正銘のうどん県です。
さて、武蔵野うどんの勢いはそれほどではありませんがそれなりの歴史があります。昔から寄合の最後は必ず糧うどんでした。武蔵野うどんの基はその「糧(かて)うどん」です。暖かなつゆに冷たいうどんです。この地域の年寄はみんな知っています。今は肉汁うどんになっていますが、当時はゆでた油あげ、大根の細切り、ホウレンソウに限りませんがゆでた緑の野菜が入ります。質素そのものですが当時は油揚げが入る分だけ御馳走でした。それが今は油揚げの代わりに豚肉が入り一層おいしい汁に仕上がります。それを武蔵野うどんと言うようになりました。
今東京多摩地域に代わり埼玉県上げて武蔵野うどんを盛り上げ、香川県に対抗しようとしています。

2024年06月03日(月)更新

まだ続いています。

今朝の緊急地震速報を聞きスマホを見ると富山湾での地震の報が入っていました。早速連絡が能登の工場長から入り、現状無事との方が入ってきました。まだ収まっていない、率直な印象です。
先週まで工場の再開や出荷の部門の再開は済んでいましたが、外壁や隔壁はすべてこれからであり、採集来年の二月過ぎまでかかる予定を確認していたところでした。それが今朝の緊急災害通報で一気に目が覚めました。

油断をしてはいけない!

との声が聞こえてくる気がします。今日までに2度、震度5の揺れが来ましたが、震度7との差は歴然です。今回も幸いも被害はなかったようです。それにしても今回の震源地の珠洲市沖、珠洲の皆さんの恐怖は続いています。勿論その恐怖は決して珠洲、輪島ばかりでなく、志賀町の皆さんも同じです。
インパックの工場は外から見る限り、外観は地震前に戻っています。中の方はこれからやることが山積していますが、時間をかけてやっていきます。

工場の皆さんの恐怖は痛いほどわかります、どうか安全に行動して欲しいの一心です。大きい括りで言えば必ず安定し、生活も元に戻りますが、それまでの間が問題です。冷静に行動してください。

週に一度は能登の事を申し上げていますが、今日は速報が入りましたので状況をお伝えし、ブログに代えさせて頂きます。
 

2024年05月30日(木)更新

手を差し伸べていただいています。

うかつにも私は知らなかったため、見ることが出来ませんでしたが3月30日、台東区浅草神社、神楽殿に於いて開かれた「義太夫勧進帳」に出演されたのは石川県の子供たちでした。お能の演目の「安宅」が歌舞伎十八番の勧進帳となり大変な人気を博していますが、今回の子供歌舞伎では小学生たちが勧進帳を演じていました。
今回の子供歌舞伎は公益社団法人石川県観光連盟主催で小松市曳山八町によって実行されました。また同じイベントが小松市内でも実施されました。本来の勧進帳は長唄での上演ですが、子供歌舞伎の場合の勧進帳は義太夫での上演となっています。確かに義太夫の方が臨場感にあふれ見ていても緊迫感が伝わってきます。また、石川県の皆さんはこの演目に格別親しみを持っている人気の演目です。既に650年前には能・安宅で舞台にかかっていました。更に江戸に入り、勧進帳となりました。その舞台が石川の安宅の関です。丁度小松空港のすぐ近くです。

この様に東京や他の県でも石川県の能登。珠洲地方の復興の応援をする名目で様々な応援イベントが行われています。輪島の朝市を出張事業。輪島塗などを販売する企画など様々です。また各地ホテル等では石川県の食材を使用した「食材フェア」などが開かれています。実にありがたい企画です。

能登、珠洲地方は復旧が中々進みませんが、より早く元に戻れるようになって欲しいと考えています。

 

2024年05月29日(水)更新

ミニ観葉の世界が変わり始めています

今から30年ほど前、ある大手の生花店が本格的にミニ観葉の販売を始めました。7月、8月に鳴り物入りで始め、数年続いたと思います。1鉢1,500円、インパックはパッケージを担当いたしました。当時ミニ観葉は生花店の店頭で見られましたが、万の数を一気に販売する計画を立てたのはその大手生花店でした。各店舗店頭でのカタログ販売、社員の皆さんも個人的なつながりの方へ販売しました。また、私共のような納入業者にも購入要請がありました。つまり全社挙げてミニ観葉を販売しようという意欲が見られました。ミニ観葉をより組織的に販売を行った初めての事例だともいます。

現在、その延長線上にミニ観葉はあります。樹種も同じようなものが並んでいます。パキラ、ガジュマル、サンセベリア、テーブルヤシ等、人気商品は今でも変わりません。
それが今、少しづつ変わり始めようとしています、しばらく前からは多肉植物が出回りました。これから花つき植物、実付きの植物等、様々な商品が計画されています。それもチャコプランツとしてです。一般のミニ観葉はピートモス(泥炭)が用土に使用され、最近ではココピート(ヤシの繊維)なども使用されています。更にセラミックを使った水耕栽培も販売されています。

チャコプランツはよくセラミックと比較されますが、焼成したセラミックは水分を給水しませんので水耕栽培となります。チャコプランツは土と同じように水分を補給し、必要に合わせ、たくわえた水分を外に出し植物を育てます。チャコの特性を生かした室内用のミニ植物の開発をこれからも続けてまいります。

2024年05月28日(火)更新

今がチャンス!

現在量販店(SM・HC)などで花の販売が少ないようです。昨年と比較しても落としているのではないかと言われています。
専門店である一般生花店ではこの母の日は95~100と言われその意味では量販店花売り場よりいいのではないかと考えています。しかしどちらにしても数字的には落ちていると考えた方がいいでしょう。

多くの場合、過去35年間、量販店自体の問題もあります。店頭の花売り場にさほどの変化がありません。商品の種類、構成、店舗作りなどです。少々雑な言い方をお許しいただければ3束1,000円の物ばかりです。しかしその間にも、仏花のように完全に量販店の商品になったものもありました。商品は各地により多少異なりますが、日本中で量販店の店頭で仏花が売られています。これは花商品の成功事例と捉えてもいいと思います。

また、これからは洋花の拡販が重要です。私は1束3本~4本で3束1,000円ではない商品の開発が必要になると考えています。従来の商品も残ることになるでしょうが、ボリューム感を増やした商品、単品10本の商品、産地表示を明確にした商品、鮮度管理を厳しくし、日持ち保証を行った商品など色々出てくるはずです。本命はきっとブーケになるはずです。
それは専門店の生花店が既に半減し、さらに減る傾向にあり、専門店で購入された方が量販店花売り場に来店されることが考えられます。今から準備し、様々な商品開発を行ってはいかがでしょう。包材の立場からインパックもご提案申し上げることが出来ると考えています。
少々、販売数量の点で不安がある時かもしれませんが、反対に大いにチャンスの広がる時でもあります。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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