花は心のビジネス 花材.花包装.スリーブ.インパック会長 守重知量の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
We are Flower People の日記
2021年10月06日(水)更新
株式会社守重本店HPオープン
守重本店はインパックの親会社です。
本店の本社はインパックと同じく東大和市にありますが、拠点のひとつが中央市場の世田谷花き市場内にあります。場所はセリ場のとなりにあります。
先日はセリ場から出てきた古い友人にばったり会いましたが、少しも知らなかったと言われ、少々反省いたしました。
ここのビジネスは切り花の「日持ち検査」をしています。勿論インパックで加工するエチオピアのバラの日持ち検査を定期的に行っていますが、それ以外に生産者の皆さんからのご依頼を受けたり、更に全国の加工メーカー、農業試験場からのご依頼を受け、日持ち検査を行っています。検査の方法は自動カメラで100検体を同時に行うことが出来ます。1時間に1枚、1日で24枚、それを二週間取り続け、更に12時間単位で昼と夜を再現しています。室温は25℃、湿度は60%です。
更に撮影したものは1~2分で再生するようにしています。ほぼ動画状態で、お預かりした検体の報告書と共にビデオ報告をしています。大変分かり易いと好評をいただいています。
更にお得意先様の鮮度管理に対するコンサル業務を行っています。ここはそういう事業領域における、日本に一か所しかない自動カメラでの日持ち検査場となっています。
今回申し上げたかったのは、守重本店のホームページが出来たことです。ぜひご覧ください。
2021年10月05日(火)更新
小さなバラは美しい
コンセプトは「小さなバラは美しい」
昔から高い花は大きい、長い、等とサイズにより決まっていました。それでは美しさの視点ではどうか、と考えると美しさにサイズはありません。私は昔からバラは小さい方が美しく、かわいいのではないかと考えていました。
今回の発売に当たり、ここに焦点を当てました。今まで安価と言われていた小輪に焦点を当て、綺麗さ、可愛らしさにはサイズは関係ないことを今回の商品化の過程で証明いたしました。私にとってはむしろ小さい方が商品価値は高いと考えています。
勿論小さいだけではだめです。問題は鮮度です。エチオピアから凡そ30時間でIFL(インパックの花束加工工場:International Flower Logistics)に到着しますが、TTv(温度時間値)で言えば500~600で到着します。それは1,000~2,000と言われる国内のTTvから見ると日持ちでは2~3日ほど長持ちします。更に保管0.5℃、加工15℃、出荷までの保管は5℃と鮮度に関しては3温度帯を採用しています。
また、環境を意識したパッケージを採用しました。再生可能な段ボールケース、更にそのボックスをカバーするペーパースリーブは長さを1/3のサイズにしました。更に中のラッピングも無駄を省き、シンプルなものにいたしました。また、輸送時の水分補給はオアシスにたっぷり給水し約400ccの水を入れています。オアシスは生ごみで処分可能です。
また、商品名は「PIPPOROSE BANBINA:ピポローズ バンビーナ」とし、ボックスの名称は「Flower in Pack」と致しました。また一切の粘着テープを使用せず安全に工場からお客様の手元にお届けできるスマートパッケージになっています。
2021年10月04日(月)更新
青の不思議
もう20年程になるでしょうか。サントリーさんが青いバラを世に出しました。その前には青色系カーネーション、ムーンダストが出ていました。ムーンダストは濃い紫から薄い紫まで4種、上市されています。
もっとも、サントリーさんのカタログでは青いバラはではなく、「青み」と言っています。
もう少し濃くしたいのかもしれません。それでも十分その価値はあります。世界中どこにも青いバラは存在しません。遺伝子の組み換えによって、はじめて青いバラが出来るようです。
サントリーさんの凄いのはカーネーション、バラに留まらず、更に広く青い花を咲かせようとしています。
青いシクラメンはかなり衝撃的でした。サイズも小さく、色は青い、品のいいシクラメンです。更に数年前、新聞で見かけたのは、今度は青い百合です。
百合は白、ピンク、赤、オレンジ等、様々な色がありますが青はどこにもありません。早く見たいものです。
更に今度は菊に挑戦しているようです。どんな花になるのでしょう。常に青を追求する姿は見事なものがあります。青の遺伝子を持たない花に次々青色を付けていくサントリーさんを尊敬しています。
2021年10月01日(金)更新
下期スタートです!
今日は昨日の今日とは違います。問題を多く抱えながら、今日から非常事態宣言が終わり、個人的なことで言えばロータリークラブなどは漸く再開する運びとなりました。毎週のようにお会いしてきた人と一昨年は三カ月、昨年度は五カ月、今年度は始まったばかりですが既に三カ月お休みいたしました。
非常事態宣言を終了させた理由は感染者の減少が中心ですが、いつ又感染の拡大があるかしれません。わたくしは今後も注意深く行動するつもりです。経験的に言えば12月には再度感染の拡大があるかも知れません。唯一今までと異なるのはワクチンを打った数が違うことです。ワクチン効果を祈るのみです。
さて、下期の始まりから非常事態宣言が外れたことはいい事です。観光業、外食等大変ご苦労された方が立ち直るきっかけになればいいと考えています。我々も原材料の値上げなどかなり問題を抱えています。今ががんばりどころです。
また、ここに来て不動産危機の中国経済の先行き、すべての原材料価格の高騰等先行き不安な状況が生まれ、インフレ懸念が大分出始めています。
更にAI、DXトランスフォーメーション、等デジタル化の波は更に大波になっていま。身近なところでは物流も危機に発展しかねません。
この際、ひとつずつ片づけていくつもりです。
2021年09月30日(木)更新
楽しみ
鵜飼い、といえばあまりに長良川の鵜飼いが有名です。JFMA(日本フローラルマーケティング協会)でお世話になっている岐阜の大西さん(セントラルローズ会長)に何度か誘われたことがありましたが、一度も出かけたことがありませんでした。テレビでしか見たことがありませんが、大変勇壮な漁法です。私はしばらくの間、鵜飼いと言えば長良川だけかと思っていましたが、その昔は全国各地で鵜による漁がおこなわれていたようです。
また、鮎取りには特別な資格が与えられ、誰にでもできることではなく、鮎に限らず川魚の漁にはそれぞれの土地の所有者の許可を得なければなりませんでした。遠い昔は恐らく天皇の許可が必要であったようです。そういえば長良川の鵜匠たちは、確か宮内庁の職員であったはずです。昔のなごりかもしれません。
鵜飼いは多摩川でも、山梨県石和の笛吹川でも行われ、今でもその伝統は続いています。
私は来月お能の「鵜飼い」を見に行きます。どうしても行きたかった理由はいくつかありました。日本で最小の薪能を開催する北浦和の二木屋さんへ行きたかった事、能「鵜飼い」に登場する旅僧がどうやら日蓮上人であること、舞台設定が山梨県で両親の故郷であること、また今回のシテが尊敬する高橋忍氏であることなどです。
来月の演能が今から楽しみです。
2021年09月29日(水)更新
セミナーだけはウェブがいい
今いくつ約束をしているでしょうか、緊急事態宣言が明けたら食べに行こう!きっと友人や会社関係を含めると20件ではききません。早く宣言が終わって欲しいのですが、実態は変わらない訳ですから、そう簡単に元に戻るとは思えません、
どうやら非常事態宣言は9月中に終了となるようです。
しかし本当のところは規制をもう少々続けていきたいというのが本音ではないでしょうか。それにしても外食、観光業等、大きな痛手を受け、これ以上は無理というのも本当の所です。
先日、うかつにも夜八時を過ぎ新しくできた「とろろそばの店」に食事をするつもりで寄ったところ、持ち帰り以外だめ!と言われました。八時過ぎは閉店となることを知っていましたが、つい寄りこんでしまいました。
お酒を出す店は完全復帰するまで段階を経るようですが、早く完全復帰してほしいと考えています。
ただ、コロナで研修会など会社や家で受けられることが分かったり、全国の人が参加出来ることから、セミナーなどはこれからもウエブで続けて欲しいと思います。
先日参加したセミナーでは、講師が会場の参加者より、カメラに向かい語り掛けるように話していました。後からビデオを見ましたが、講師の方もウエブでのセミナーにだいぶ慣れてきたようです。
2021年09月28日(火)更新
標準用土
ある大手のホームセンターから、チャコボールを園芸の標準用土化してはどうかという話を頂き、そうであれば開発者と私どもが10年ほどの前にチャコボールを用土の標準になるまで頑張っていきましょう。と言っていたことを思い出し、出かけた次第です。
園芸の標準用土と言えばピートモスに決まっています。それは現在でもそうです。しかしそれがにわかに怪しくなってきたことは以前触れました。
北欧、イギリスあたりではピートをこれ以上掘ってはいけない、という決定を下したようです。園芸大国のオランダでは、その代わりになる用土開発の方向で動き始めています。日本ではそのような規制はありませんが、しばらく前から問題の発生はありました。園芸用土(ピート)を処分できない、マンションのベランダにはピートの入った鉢が処分できず数多くあるという話です。
昨日は久しぶりにチャコボールの将来について話しました。
チャコボールの利点は数多くあります。材料は木材とセラミックでいくらでもある、更に焼成の結果粒が壊れない限り何度でも使用出来る、処分する必要があるときはごみとして捨てられる、更に粒が壊れても庭にまくことが可能である、また炭素貯留もできる、といった具合に環境にやさしい用土なのです。
昨日は改めて用土の標準化に向かう決意を致しました。
2021年09月28日(火)更新
「さん」付け
それは人をどう呼ぶかです。「様」は昔、一部の病院で患者を呼ぶ時「様」で読んでいました。また、トヨタ系のレクサスでも「さま」で読んでいます。病院は「さん」に戻りましたが、レクサスはどうでしょうか。自分が呼ばれた時、「様」は確かにおかしい気がしますが、店内放送などで「様」がついていても気になりませんから、直接呼ぶ時に違和感があるのでしょう。
「様」はともかく、社内で若い社員を呼ぶ際、「さん」が多いようですが、一部「くん」があります。新入社員などに親しみを込めて「君」で呼ぶ場合が多く見られます。場合によっては女性にも「君」で呼ぶ時があります。また、呼び捨てというのもありますが、余程親しい時以外はどんなものでしょうか、
さて、「様」「さん」「君」または呼び捨てなどがあります。私は最近全部、どんな場面でも「さん」「君」で呼んでいましたので、はじめは変な気分でしたが、今ではすっかり慣れ、年上、年下、同学年関係なく「さん」で呼んでいます。
私が「さん」で呼び始めたのは、いくら若くでも一個の人間である以上、更に高校、大学を出た以上、完全に立派な社会人であり、そうであればお互い同じ立場で呼び合うのは当然と考えたからです。確かに親しみを込め、「君」なり「呼び捨て」もあるでしょうが、ここは互いに一個の人間、社会人として認め合うことも重要だと思います。
また役職名で呼ぶのもやめた方がいいと考えています。つまり「さん」一本でいいのではないでしょうか。
2021年09月24日(金)更新
ホームユースの時代
当時ギフト花中心、それも大手生花店、デパート各社でのお中元、お歳暮需要の為の段ボールケース、各種紙器箱、更には結構式場での持ち帰り用の花の容器としても紙器関連が中心に動いていました。当時からごく最近まで、ホームユースの時代はスーパー始め大手チェーンストアが主体となり、全国のスーパーマーケット、ホームセンターが推進役となると考えていました。数字で見れば、後僅かでチェーンストアの切り花の販売額は一般生花店を抜く勢いですから、当時の仮説に誤りはありませんでした。しかし、35年間変わることのない商品である1束200円から500円の商品は年間4~5億束販売されている計算になります。
大きな市場が作られたことは事実ですが、それ以上の発展がみられませんでした。その間ヨーロッパなどではブーケがスーパーマーケットで販売され、当初(30年以前)は相当苦労されていましたが、今では単品の小さな束と共にブーケ(1000、2000、3000円)が普通に並べられています。また、オランダではガソリンスタンドでもう少し安価なブーケがスーパーと同じく3種類置かれ、週末にはかなりの量が販売されています。
この様な発展が国内で見られるのを夢見ていますが、今のところ、少々時間がかかると考えています。しかしこの1~2年日本ではサブスクが大きく伸ばされ、更に異業種、海外からの参入が続く気配です。ホームユースの主体はあくまでスーパーですが、様々なトライアルが出始めてきたことは事実です。ブーケはぽっかり空いているところですが、基本通りインパックはスーパーマーケットが扱うことを提案し続けています。
また、物流面(鮮度管理)、取り扱い基準としてのMPS(生産者、加工メーカーなど)、日持ち検査室(インパックの国際花き分析センター)など、ホームユースが大きく伸びることがあっても大丈夫な様に、その基盤は出来つつあります。
2021年09月22日(水)更新
中秋の名月
明日は彼岸のお中日となりますが、真っ赤に咲いていた曼殊沙華も大分色が落ちてきました。この花は秋彼岸を知らせてくれますが、彼岸に入るとすっかり色を落とし、その役割を終えたかのように思えます。
昨晩は始め曇っていましたが、空に月が出るころ晴れ間が広がり、見事な満月を見ることが出来ました。月明りは本当に明るいのだと改めて感じた次第です。昨晩の月は中秋の名月でした。
さて、これからしばらくは薪能のシーズンに入ります。勿論春にも行われますが、秋の方が多いかも知れません。なんでもバブルの時は全国で300程の薪能が演能されていたようです。
私の手元に一枚のDVDがあります。古いものですが、中の物は白黒で、更に古さを表しています。このDVDの中身はお能「融」です。この融の上演された場所は広島の厳島神社の能楽堂となっています。更に満月の晩の薪能なのです。
月明りの元、目の前の海の波のゆれが影となり、舞台にもその波紋を見せています。融の作った塩をたく場所は京の自宅にあり、塩釜をそっくり自分の庭に作り、難波から海水を運ばせ塩を作る場面を再現しているのです。満月の夜の薪能、更に海の上の舞台、演目が「融」と三拍子そろったDVDは私にとって大事なものです。
月明りの下でのお能は、見事な舞台を見せていますが、一度は出かけてみたいところです。
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