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2021年11月25日(木)更新

リアルの展示会

今週初め、2日間オンラインで展示会が開催されていました。日本食品包装協会主催のものでした。インパックはここに出展しましたが、引き合いはほぼないだろうと考えていました。ですが数社、それも日本を代表するような企業からの問い合わせ、引き合いをいただきました。従来の展示会と比べると1/100の経費でこれだけ引き合いを頂けるのであれば、今後もあると考えることができます。今回の出店商品は「TTtimer」でした。この商品は北大との共同研究の結果生まれたものです。花や食品の鮮度を目視で確認できる商品です。

昨日からはフローラルイノベーションがビックサイトの青海会場の特設会場で開催されています。昨年に比べると出展者、来場者ともに大きく伸ばしています。比較をするとすれば一昨年比でないと公平ではありません。昨日のコロナの感染者が5名を発表されていましたが、来場者数の拡大には影響があるかと少々期待しています。
オンラインと全く異なるのは、ここにいるだけで多くの花き業界の方がお越しになるため、ご挨拶が出来ます。さらに機械も実機を置いているものもあり、十分な説明も可能になります。その意味ではオンラインの展示会とともにビジネスチャンスが大いに広がります。
これからはリアル、オンラインともに目的に合わせ出展するのがいいのではと考えています。

今回の展示会には、顧問の西川様も高松から駆けつけてくれました。実にありがたいことです。

2021年11月25日(木)更新

チューリップの原産国

チューリップといえばオランダと相場は決まっています。この2年ほどコロナでオランダ旅行はだいぶ減りましたが、普段ですと3月から5月にかけオランダ・ベルギー旅行は旅行会社にとって稼ぎ頭でありました。大変な数の日本人がオランダへ出かけていきました。そしてその全ての旅行者の皆さんが出かける場所がキューケンホフ公園です。この公園はチューリップの開花に合わせ、3ヶ月だけのオープンです。しかしその間に日本人はもちろん、世界中から公園にチューリップを見に来ます。尤もここではチューリップばかりでなく、球根植物のほぼ全てが咲いています。大きな公園の中で木々の周辺に、敷地の境に、歩道に沿ったりと、大変な数の花が咲いています

話は違いますが、私の手元に一冊の雑誌があります。アナトリアニュースと言います。日本トルコ協会の機関誌です。この中にチューリップの事が書かれていました。チューリップはトルコ原産と聞いてはいましたが、トルコの国花が「チューリップ」であることは知りませんでした。しばらく前から日本・トルコ協会の会員になっていましたので、誠に恥ずかしい話です。
その昔(17世紀)トルコからオランダに渡ったのち、チューリップはチューリップバブルに発展します。球根一つが3,000万円になったり、5haの土地を交換したりと大変な騒ぎであったようです。その終息には少々時間を要したようですが、この時のオランダ政府の終息策が日本の土地バブルの終息の参考になったと聞いたことがありました。
様々な歴史を経て今日に至っていますが、今は来春咲くことになるチューリップの球根を植える時期になりました。1,000球ほど植えるつもりです。
 

2021年11月22日(月)更新

白竜も偉い

いつでしたか、お能の羽衣の登場する天女(シテ)の冠についている花は何かと思っていたところ、ラジオの中で庭に咲いていたボタンがあまりに見事なので、それを使ったと話していました。しばらく不明でしたが、この時よくわかりました。

同じく羽衣の中で、天女が松の木にかけていた羽衣を土地の漁師の白竜が家に持ち帰ろうとしていたところ、天女が遠くからその衣は自分のだと言って近づいてきます。天女はそれがないと天に戻れないと大いに嘆き、羽衣を返して欲しいと懇願します。白竜は天女の落胆ぶりに舞を見せてくれれば羽衣を返すことにしましたが、羽衣を先に返すとそのまま天に戻ってしまうのではないかと疑います。

その時天女は「疑いは人間にあり、天に偽りなきものを」と言います。ここはある意味で羽衣の最も重要なところでもあります。問題は白竜で、この言葉を聞き大いに恥じ入ります。結果羽衣を返すことに致しました。天女は羽衣を羽織り天から宝物を降らせ、約束通り舞を舞います。今まで天女の言動が素晴らしいと感じていましたが、相手の白竜の天女の言葉に「恥じ入る」ところも素晴らしいと思い始めています。羽衣を返す白竜があって、初めてこのお能は成立しています。私も白竜のような素直な人になりたいものだと感じています。

お能の目的の一つは多くの人たちに宗教観、人生などをそっと教えてくれることなのかもしれません。
 

2021年11月19日(金)更新

今年は紅葉がきれい

私の住む東京都の東大和市には、多摩湖という大きな湖があります。この湖は東京都民の水がめになっています。それ故、湖の周辺には多くの樹木があり、一部を除き簡単に湖のほとりには近づけません。

家が近いこともあり、多摩湖へ向かう道を連日通っています。周辺の樹木の多くは落葉樹です。けやきもあれば、もみじもあります。紅葉すると赤あり、黄色ありとなります。毎年私たちの目を楽しませてくれていますが、今年の樹木は今までにないくらいきれいに紅葉しています。

今年、9月は寒く10月は暖かく、適当に雨も降るなど、天候の変化は色々ありました。素晴らしい紅葉は今年の天候に影響を受けたのかもしれません。
これから3週間程は通る人を楽しませてくれます。

また、ほぼ落葉樹のこの森は、紅葉の後、多くの葉を落とすことになります。周辺の生産者の皆さんはこの森に入り、大きなかごに落ち葉を詰めて家に持ち帰り腐葉土を作ります。その腐葉土を生産する作物の栄養分にしています。
素晴らしい地域循環型な世界を作り出しています。
 

2021年11月18日(木)更新

近づく展示会

大きな展示会場で年間、どのくらいの展示会が開催されているのでしょう。さすがに昨年、一昨年と中止に至った展示会もあったようですが、今年はそのような中止の話は聞いていません。全て開催しているでしょう。
インパックが出展を決めている3つの展示会は、いずれも開催の予定です。来週になったフローラルイノベーション(東京ビックサイト)、来年2月のスーパーマーケットトレードショー(幕張)、同じく3月のFOODEX(幕張)、その他にも生花卸売市場が主催する展示会を含めますと、年間10回程の展示会に出ています。

展示会では自社の製品を並べ、またビデオで大型の機械の映像を流すことで、インパックの全てを知っていただきます。つまり自社のPRの場と捉えることができます。更に、多くの同業者や、関係する企業なども出展されていますので、他社の動向も確り把握する大事な機会となります。
また、展示会は今日のインパックを知っていただくのと同時に、明日のインパックを知っていただく機会でもあります。ホームユースフラワーの将来はどうあるべきか、ここをインパックは展示会で知っていただきます。
花束の製造場面で言えば、更なる自動化への方向性を打ち出し、花束加工の将来を明確に示すことが重要です。今回はそれを多くのモニターを使用し、ご理解いただけるようにしたいと考えています。また、品質管理を言葉ではなく、より具体的にご理解いただくことが重要です。今回は世田谷のIFRL(国際花き分析センター)の紹介を行ういつもりです。更に、花販売の場面では什器を並べ、多彩なブーケを用意し、見て分かる展示を心がけています。ほぼすべて自社製品で固めています。

明日のホームユースフラワー市場を提案し、ご理解いただけるようにいたします。

 

 

2021年11月17日(水)更新

マスクの話

日本中マスクだらけの日が続いています。

恥ずかしい話ですが、家には1,000枚ほどのマスクの在庫があります。一番新しいのは先週、業務スーパーで購入した50枚250円のものです。最も同じものが最近まで750円でしたから本当はもっと高いのです。
200枚はマスクのない時、会社から支給されたものですから既に1年は立っています。その後、セブンのPBマスクなどを買っているうちに1,000枚になりました。

尤も最近は、5枚入りのマスクを購入する機会が増えています。大体5枚で1週間分となっています。コンビニ各社のマスク売り場には、各社の様々な特徴が印刷された袋に大体5枚入りでマスクが並べられています。一体何がいいのか分かりません。

しかし、色々買ってみての結果、以下の事だけは分かりました。
同じような値段(270~300円)のマスクの中で何がいいのか、私なりの結果を書いてみますと、薦められるのは2社です。
 

2021年11月16日(火)更新

恐竜研究者

今朝早く、水天宮近くのホテルでセミナーが開かれていました。毎月一回、朝食会と称して講師をお招きし、話を伺うことになっています。まだ一年ほどしかたっていませんが、毎月出かけています。最もコロナが激しい時期はさすがにZOOM開催でした。今日はコロナの感染者が減ったこともあり、席は円卓に代わっていました。これで参加者同士話をすることができます。今までは大きな長い机に二人で座っていました。

今日の話は少しく楽しみにしていました。私の大好きな恐竜学者の北大の小林先生のお弟子さんに当たる、筑波大学の田中康平先生です。小林先生は昨年発表した日本で初めて全骨格が確認された恐竜の、その姿を作り上げた方です。新種恐竜ということもあり、名前をカムイサウルスと名付けたりもしました。

田中先生は北大で小林先生の後輩にあたり、新たな考えを元に様々な新説を発表しています。その一つが恐竜にはきれいな羽毛が生えていた、です。確かに最近の恐竜番組で登場する恐竜は色鮮やかな羽毛をはやしています。今日の話では証明できるといっていました。
また鳥は恐竜の子孫である、これも興味深いです。
鶏の足を見ると確かに恐竜の面影があります。

今日、田中先生にお会いしたかったのは、NHKの子供電話相談室でよく話を聞かせてもらっているからです。
まるで恐竜が大好きな少年の様でした。
 

2021年11月15日(月)更新

紅葉狩り


お能に紅葉狩りという作品があります。

私は舞台を見たことはありませんが、家にあるDVDは何度も見ています。近く舞台を見るつもりです。
鹿狩りをする為、山に入った平維茂(これもち)一行は、酒宴を開いている女性から誘われます。維茂一行は誘われるまま酒を飲みかわし、寝てしまいます。その夢の中で一人の神(武内の神)が現れ、女性たちは鬼であることを告げ、八幡大菩薩からの神刀を置いていきます。目を覚ました維茂の前に鬼たちは現れます。維茂は授けられた刀で鬼女たちと戦い見事に打ち払います。内容はすさまじいものですがタイトルは「紅葉狩り」です。
女性たちが酒宴を開いていたのは紅葉狩りを楽しんでいたのです。「紅葉狩り」と「戦い」のギャップはありますが、動きの激しい楽しめる作品です。

今朝もDVDを見ていましたが、朝一番で入ったメールは京都のJC(日本青年会議所)の友人から京都へ来ないかとのお誘いでした。そういえば暫く行っていません。紅葉狩りとはいきませんが、年明けにJCの京都会議へ出かけるつもりです。

これからの京都は紅葉狩りも楽しめそうですね。私の好きな場所は大徳寺にある高桐院の参道の紅葉です。

 

2021年11月11日(木)更新

フローラルイノベーション

今月24日から26日の三日間、ビックサイトの青海会場でフローラルイノベーションという展示会が開催されます。この展示会は元々、アグロイノベーションという大きな括りで、その中で花の業界の展示会として、フローラルイノベーションという名称で開催され、他にも珍しいところではジビエの展示会も実施されることになっています。
このアグロイノベーションは恐らく35年以上開催されている展示会で、当時は施設園芸展と呼ばれていましたが、その後現在の名称となっています。
インパックは今年で35年ほど連続出展していますので、出展者の中でも古株かもしれません。

今回は、4小間で出展します。従来インパックが展示会に出展する際は12小間くらいの広さでした。ブースは自動機械などを出品することから、どうしても大きくなっていましたが、昨年からこのサイズにいたしました。昨年来、企画の段階から会場でQRコードを読み取ると、モニターに自動機械のビデオを映し出すことが可能で、お客様にも臨場感を感じていただくことができると確認されました。これならば全ての機械を見ていただくことが可能となります。
あたかも、そこに機械がある様に感じていただいた後、さらに入間のIFL(国際フラワーロジスティック)にて実機を見ながら、お一人お一人により詳しくご説明をさせていただくことができます。
いずれIFLで稼働中の機械を展示会場内で見ていただくことが可能となるでしょう。特に自動スリ―ビングマシンなどはサイズのことを考えると中継がいいと思います。

今後展示会の在り方をもっと深く思考し、来場者の皆様に納得いただける展示会にしたいと考えています。
 

2021年11月10日(水)更新

友、故郷へ

仕事にけりを付け、故郷へ戻る人と昨晩お会いました。

その道50年、社会で立派な仕事を成し遂げ、多くの若い後輩を育て、申し分のない人生を歩まれ、今日に至りました。実に素晴らしい生き方です。更に仕事を辞した後、故郷へお帰りになるお気持ちはどんなものでしょう。伺えばいくつかの趣味もあり連日5キロの道を歩いているそうです。お国へ戻られても何の心配もないのでしょう。

私の場合、故郷は両親にとっての故郷であり、子供のころ遊びに行ったことしか思い出すことができないものから見ると、小・中・高校と故郷で暮らされた方とは比較になりません。今朝早く、家内と話しましたが、結局のところ、どこかに旅行にでも出かけようと言うことになりました。私の場合、これからも仕事を続け、さらに7月から保育園の理事長の職を頂き、仕事を辞めることなど何も考えていないものから見ると実に素晴らしい出来事です。

さらに仕事面で挑戦する気持ちしかないものから見ると、故郷へ帰るとは単に帰るのではなく、今までの人生を全て抱えて戻るのでしょう。そして、新たな生活を始めることのお気持ちを考えると、素直にうらやましい気がしてきます。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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