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2022年05月20日(金)更新

朋有り遠方より来る

昨日午後、茶畑に囲まれたJR金子駅に広島から来られた友人を迎えに行きました。最近ロボットを生産する分野を立ち上げ、それを知ってほしいということでインパックの花工場を見に来られました。彼は私が1985年日本JCに出向した時の委員長です。その後毎年お会いしている友人です。
彼は世界8ヶ国に15工場を持つ自動車のパーツメーカーの会長です。従業員は6,000人を有する、世界でも有数なパーツメーカーです。その会長が来られたのには大きな理由がありました。自動車の電気化です。何もしないでいると売り上げが半減してしまうそうです。そうなる前に今まで培った自動化の技術を外販し、異業種の会社の自動化を推進しようとしているところです。また、既に実績を上げているようです。今回は花業界の機械化、自動化を推進するインパックと何か出来ないかということで来られました。
インパックは自社の工場もありますが、それを国内外の切り花加工メーカーに対して外販を行っています。今回の話はインパックの工場の更なる自動を行うことで、全ての加工メーカーに自動化の波を広げることにつながります。
今回の訪問でいくつかのテーマが見つかりました。長いお付き合いが可能となってきました。また、JC時代の師である一橋大学の榊原清則先生の事や同窓会の事など色々話し、再開を期し別れました。

 

2022年05月19日(木)更新

現場力

現場力

昨日はパリで生花店を経営する方をご紹介頂ける件で、都内、飯倉で食事をとることにしました。
ご紹介者はお花の先生です。二人で店に入り会場の3階へご案内いただきました。私は少々足が悪いのと階段はどうしても息が上がってしまうこともあり、ゆっくり歩いていました。
二階から三階へ上がるとき、一人の女性から会場が変わり三階から二階に変更になったとお聞きしました。私としては大変助かりました。ゆっくり歩いていても、どうしても息遣いが荒くなっていたのです。私は会場が変更になったと単純に思っていましたが、どうやら私の体調を見て二階の部屋に変更してくれたようでした。
さすがに江戸から続く老舗だとも思いましたが、現場で働く人の機転に新しい、古いはありません。私の為に部屋を変えたことは何も言わず対応してくれたのです。素晴らしい対応でした。現場力の強さを感じました。多くの人に聞かせたい事実です。
 

2022年05月18日(水)更新

ピーターラビットフラワーズのつながり

もう4年前になりますが、南青山で私共の生花店、ピーターラビットフラワーズをやっていました。神宮の銀杏並木の正面にあり、黄葉の時期には大変な賑わいでした。

昨日は神田明神の本殿で薪能を開催していました。この主催者のお一人はピーターラビットフラワーズの大家さんでした。勿論当時からそれは知っていました。5月が近づくと常にポスターが張られていたからです。私は当時から3度ほど神田明神の薪能に参りましたが、今回は小学校時代の友人たちと家内との4名で出かけました。薪能で最も心配されるのは天候です。昨日は小雨が断続的に降り、だいぶ心配されましたが、お天気の方は17時過ぎからは次第に雲が薄くなり、日が差すようなところまで回復しました。まるで主催者の皆さんの祈りが通じたかのようでした。

また、薪能の内容も伝統的に行われ、始めに翁を謡われ(金剛流ご宗家により神歌)二番目が狂言、三番目がお仕舞、最後がお能(経正)でした。小品でしたが素晴らしい出来栄えでありました。声、動きなど本殿の狭い舞台でしたが、見事な演能でした。

 

2022年05月16日(月)更新

どこへ行くのか

日本はなぜ戦争に走ったのか、勿論日本には日本の問題がありました。最も分からない理屈ですが最も普及していたのが、「神国日本」があり、日清戦争。日露を経て第一次世界大戦も勝利しました。更に日本はアジアの旗手としての妙な自信もありました。そこに軍拡があり、海外からは大きな反対を受けていました、更に石油の道もたたれようとしていました。食の道を求め中国東北部への進出も欧米から強い批判がありました。つまり八方塞がりであったのです。それが戦争へ突き進むことになり、先制攻撃の真珠湾へと走ることになりました。戦争が半年か、一年であれば勝てる。とも言われました。ごく初期において確かに連戦連勝が続きましたが、あとは有名な野中郁次郎先生の「失敗の本質」のごとく、大きな作戦ではすべて負けました。
今にして思えば日本を戦争と導いたのは欧米であったと考えることが出来ます。
私は今回のロシアは当時の日本に似ているように思えてなりません。ウクライナを攻めたロシアはもう後に引くことはできません。もっとやってきます。更にここにきてフィンランドを始め北欧のNATO加盟と益々ロシアを追い込む行動に出ています。
一国一国はよいことをやっていますが、結果悪を生むことにならないでしょうか。
 

2022年05月13日(金)更新

不思議な話

ロータリーの話です。

一昨日はロータリーメンバーを増やそうという企画で明治記念館にてフォーラムが開催され、昨年度ガバナーを務めたお二人をお招きし、お話をお聞きしました。ロータリーは男性が多く女性の割合は10%に達していないでしょう。全く女性のいないクラブもあります。この時代ですから女性、男性関係なく入会されるのが良いと思います。
今回のフォーラムはその女性から意見を聞くことが目的でしたので、お招きした講師は前橋と千葉でガバナー(地区を代表する役職)を務めた女性の方でした。お二人ともいかにも強いリーダーシップを発揮される方かと思っていましたが、そうではなく見た目も発言も強い調子はなく自然体の方々でした。しかしお話をお聞きし、能力の高い方々であることはすぐにわかりました。会をまとめる力、将来に立ち向かう姿など素晴らしい方々でした。
しかし運営側は相変わらず、女性で初めてのガバナーなどと紹介しており、何度もこの言葉を聞くことになりました。勿論講師のお二人はそのようなことは意に介しておりませんでした。回りが騒ぐのです。
昨日は東京紀尾井町ロータリークラブの例会でした。紀尾井町は1/3が女性会員となっていますが、それでも彼女は「〇〇〇士で且つ美人」などが聞こえてきます。ロータリーとは全く関係のないセリフですね。
時代は大きく変化しました。互いに同じ立場で議論したいものです。
 

2022年05月12日(木)更新

TTI特許成立

暫くTTI(Time Tenperature Indicator)の事に触れませんでした。
昨日大きな変化がありました。
インパックと北大で特許申請をしておりました鮮度が一目でわかるTTI(インパックの商品名:フレッシュネスメーター)に昨日特許がおりました。既に開発に着手して4年がたっています。この商品はオランダのフラワーウオッチ社のユルン社長から、世界にはこんな商品があると見せてもらったのが最初でした。温度×時間の総和で鮮度状態を一目でわかるTTIでした。しかし、この商品はバクテリアを繁殖させ、目標のTTV(温度時間値)になると色が変化させていました。今までは保管にマイナス30度の冷凍庫を必要としています。つまり保管が大変でした。またバクテリアの言葉からも好印象を持たれませんでした。ユルン社長にもっと扱いやすい商品を作ることを約束しました。
早速、つくば市の花研を訪ねたり、いろいろいたしましたが、なかなか思うような話を聞くことが出来ず、困っていましたが、農研機構の先生から北大にそのノウハウがあると聞き、早速常務の西田と尋ねました。既にモデルとなるものがあり拝見することが出来ました。私たちは花に使用する旨を伝え、温度時間値の設定、花の流通などを確認しながら開発に入りました。既に4年がたちましたが、まずは花専用のTTIに特許がおりました。
北大との共同出願です。
インパックはエチオピアからのバラの輸送にフレッシュネスメーターを世界で初めて使用しました。使用しての印象は安心感が得られることです。規定通り入荷すればTTV500~700
でインパックの加工工場に入荷します。その際の色変化は薄いブルーのような色です。それであれば品質に全く問題はありません。フレッシュネスメーターは世界特許(アメリカ、ヨーロッパ、中国)も申請しています。こちらも近く結論が出るはずです。
 

2022年05月10日(火)更新

サントリーフラワーズ ムーンダスト

ブルー系の四色を持つカーネーション「ムーンダスト」はサントリーフラワーズの大ヒット商品です。今年もインパックはムーンダストを使用したブーケの販売を行っています。
四色のブルー(薄い順に:アクアブルー・ライラックブルー・プリンセスブルー・ベルベットブルー)はどれをとっても魅力的な色になっています。このムーンダストは消費者の皆様にもっと訴えていい商品と考えています。
カーネーション、そして母の日といえば赤のカーネーションが圧倒的な販売を示していますが、近年様々な色合い、形状のカーネーションが発売され、赤一色の時代からかなり多様化しています。みどり、白、黄色、二色の以上の色を持つもの等、着色により生まれたレインボーなどは様々な色を出すことが出来ます。更にこの時期カーネーションは海外、特にコロンビアからの輸入が国産を上回り、切り花の世界の将来を予見するような環境になっています。バラを始め、様々な花が母の日に利用され始めましたが、なんといってもカーネーションは力強く販売されています。

*インパックはサントリーフラワーズの代理店を務めています。
 

2022年05月06日(金)更新

わたせせいぞうギャラリー

わたせせいぞうギャラリーは紀尾井町ロータリーで活躍を続けている黒田さんの会社です。
わたせ先生は一度ロータリークラブの例会でお話を伺いました。素晴らしい方です。
今回縁あって黒田さんのギャラリーへ伺いました。壁には沢山の作品が並べられています。
そこには青い空、白い雲、青春を謳歌する男女、多くの花々が描かれ、私も若いころを一気に思い返すことが出来ました。

先生の作品を一枚購入し、早速飾りました。今までの絵は油絵で印象としては少し重い作品でした。同じ場所に今度はわたせ先生の作品を飾りましたが、何か部屋全体が明るくなったかの様です。おそらく題材は「羽衣」からとったのでしょう。三保の松原を歩く二人が描かれ女性のスカーフが風で天に舞っているかのようです。すぐそこに見える富士山、更に雲が
空に浮かんでいます。天の羽衣が天に帰るかのような印象です。
丁度今、謡で「羽衣」稽古している時でもあり、わたせ先生の羽衣に励まされています。
 

2022年05月02日(月)更新

母の日

毎年、母の日は第2日曜日ですが、今年の母の日は5月8日となっています。今回は母の日としては最も早い年に当たります。

また、数年前からコロナ禍もあって言われてきたことは、母の日をたった一日のものではなく、母の日Weekとか母の日Monthにしてはどうかとの考え方です。私も全くその意見に賛成します。母の日は1週間前にはその準備が終わり、注文を頂いた商品づくりに邁進します。どうやらこれは日本ばかりでなく、昨年あたりはアメリカの花き業界でも言われていました。
生花業界にとって、母の日程多くの商品が動くことはありません。勿論12月、春・秋の彼岸、お盆なども多忙を極めますが、母の日は5月の第2日曜と定められている分、贈る側もその日に贈りたいと考えるのは普通の話です。しかしそれを実行するために生花業界としては生産者、市場、販売者ともに毎年大騒ぎになります。
今でも徹夜をする人もいます。
それよりもっと緩やかに、5月いっぱいが「母の日月間」となった方が良いのではないかと考えています。
 

2022年04月27日(水)更新

小川先生

今年法政大学を定年でお辞めになった方がおります。法政大学で長くマーケティングの教授を務められた小川孔輔先生はこの35年間、花き業界に多くの貢献をされました。現在でもJFMA(社団法人日本フローラルマーケティング協会)の会長をお務めになっています。先週小川先生の退職のお祝いを神田小川町のバーで行いました。
35年ほど前にお会いし、その後先生と本格的にお会いするようになったのは、先生が業界の事で色々考えていることがあるようなので、法政の研究室の訪ねるようにと電話をもらい、お訪ねしました。この時お聞きしたのは先生がアメリカのFMA(フローラルマーケティング協会)で日本の花産業の講演をされ、その時見た名簿の中に一社だけ日本の会社、インパックの名前があるのを見て連絡を取ったとのことでした。日本にJFMAを作ろうと言われ、早速動き始めました。はじめに数名は集まりましたが、なかなか20名に到達しませんでした。20名を過ぎる頃からメンバーが集まり、その後発足に至りました(会長:小川先生・副会長 インパック 守重知量・ゼントクコーポレーション 伊藤瞳様)。業界で初めて横の連携ではなく種苗会社、生産者、市場、仲卸、小売り店舗(一般生花店とスーパーマーケット)といった縦の連携の団体が出来上がりました。
また自由な雰囲気と新たなものに挑戦する意気込みがあり、歴史学で言うアジールと考えています。日持保証販売、フラワーバレンタイン、コンテナ規格統一、花きの環境認証MPSの導入、展示会開催)など具体的な実績を残しました。この後も活動は続きます。

アジール:戦国時代の堺のような新たなことに挑戦し、全国から人が集まる街や、駆け込み寺の意味があります。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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  • :Shino[01/18]
  • 高倉町珈琲
    • 高倉町珈琲、見かけることはあっても入ったことはなかったので、この記事を読ん...

  • :Shino[11/15]
  • 靴磨きは一つの楽しみ
    • いつも素敵な靴を履いていらっしゃるので、私もきちんとしなければと思います。...

  • :ShinoMorishige[11/05]
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    • 別に嫌がってはいませんよ笑 楽しみにしています!

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