大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2022年03月29日(火)更新

花ギフト「バンビーナ」広がりそう

花ギフトはどうしても価格が5,000円、運賃別途というのが条件となります。中には8,000円、1万円も普通にあります。多くのショップではそこに力を入れ、様々な工夫をしています。

インパックでは本年、バラギフト「バンビーナ」を発売いたしました。多くの中から選ばれたエチオピアンローズを10本にしてパッケージされています。デザインは社内のデザイナーの秋山さんに頼みました。優れたボックスに仕上がっています。
勿論ボックスは再生可能な紙を使用しています。更に夏場でも萎れないように根元処理はオアシスを1/3使用し、300ccほど給水しています。オアシスはゴミとして処理可能となっています。ボックスと花は底面に数か所あけた穴で、バラとボックスを固定しているため反対になっても崩れない構造になっています。

このバンビーナの開発目的は企業の社長様が社員の皆様に誕生日に花を贈る習慣を作ろうとしたことによります。もう既に実行なさっている方もいますが、私もインパックの社長も始めました。花ギフトは運賃込みで行くと最低6,000円ほどになりますが、今回のバンビーナは運賃を加えても3,000円台(3,800円)です。

日頃の感謝をこめて社員の皆様にお花を贈る!こんなに素晴らしいことがありません。
花ギフトはお送りし始めて、その素晴らしさを認識する事ができます。

 

2022年03月28日(月)更新

ビザンチンハーモニー

ビザンチン帝国はローマ帝国が二分割された395年に始まった国家です。首都は今のトルコのイスタンブールです。その当時のイスタンブールは当時コンスタンティノープルと呼ばれ東ローマ帝国の首都となっていました。

勝手な解釈をすれば、ビザンチンハーモニーとは東ローマ帝国の根底に流れる国家経営の要ともいうべき思想となっています。それは国家元首たる皇帝と宗教上のトップ、つまり正教会の総主教が手を取り合い、国家の繁栄と人民の幸福を願うことをビザンチンハーモニーと言います。国家元首と総主教は言い換えれば、政治のトップと宗教上のトップをさします。

今回のロシア、ウクライナの事を例に取れば、ロシアではプーチン大統領とキリル総主教、ウクライナではゼリンスキー大統領とオヌフリイ総主教それぞれが国家を発展させるべく努力しています。今回の戦いで言えば、同じ宗教を持つ国同士が戦うことに矛盾を感じますが、ロシア、ウクライナともにビザンチンハーモニーの国なのです。
恐らく熱心な信者は毎朝それぞれの国で自らの国が勝利することを祈っています。それはそれぞれ独立した教会であり、独立した国家であるからです。自らの国家元首に勝利の祈りを捧げていると思います。

理屈はこうなりますが、早く収束させてほしいです。
 

2022年03月25日(金)更新

一段落の間に

春のお彼岸も終了し、母の日迄での間、多少の余裕が出てきました。しかし実際のところ母の日は目の前にあり、その準備の為ゆっくりすることはできません。

母の日前の最も忙しい日と通常の1日を比較すると、人によっては20倍の開きがあると言われます。実際には10倍くらいでしょうか。昔聞いた話では、母の日は花屋の信頼をなくす日などといった方がおります。確かにそういった側面がないわけではありません。しかし生産者、市場、小売り、加工メーカー、輸入業者等の花の業界の方々は、母の日の商戦に真剣に取り組まれています。
実際、カーネーションなどの事前調達は全ての段階で行われています。またブーケ、アレンジ制作などの作業も花の鮮度との兼ね合いもありますが、母の日前からその作業は行われています。おせち料理やお菓子の様に、より速く製造加工を行うようなことは切り花の性質上出来ません。
しかしインパックでは、母の日のブーケ、彼岸などの仏花の製造をいつの段階までさかのぼれるか、更に製造した花の日持も1週間程度保証できるか、など方法を探っています。現在分かっているのは、原体保管の温度条件などです。しかしそれは単品の事で、ブーケなど数種の切り花をミックスした商品の保存期間はテストを繰り返す必要があります。製品保管が可能になれば花販売の前提が大きく変わることになります。

難しい課題ではありますが、何とか成功させたいと考えています。
 

2022年03月22日(火)更新

長い歴史

春先の天気は安定してきましたが、今朝はかなり寒く、昼に向かって温度が下がるということになっているようです。東京では最低気温が3度程になり、みぞれ混じりの雨が降るようです。おまけに今朝はNHKのニュースの中で盛んに室内温度は20℃にして欲しいと訴えていました。先週の地震の後、発電所を休止していて供給量が完全に不足する事態とのことでした。

先日の都内の桜は、明らかにつぼみが膨らんでいました。九段の桜の開花の標準木は20日には開花しました。ここには能楽堂があり、丁度標本木の裏側にあります。今年は見ることが出来ませんでしたが、家内がテレビで桜が咲いた際、能楽堂が移っていたそうです。
この能楽堂は明治の初め岩倉具視の発案で作られ、その後明治15年には靖国神社に移築されたそうです。
ある時、ラジオを聞いていた際、お能の恩人は三人いて、そのうちの一人が岩倉具視であることを聞きました。最初の方は足利義満、二人目が豊臣秀吉とのことでした。足利義満はまだ17歳の頃、観阿弥、世阿弥のお能を見てすっかりその芸のとりことなり、支援者として長くお能を愛されました。更に豊臣秀吉は能役者に対して物質的な支援を行い、能役者は経済的にも安定し、純粋にお能を続けていく基を作ってくれました。
三人目が岩倉具視ですが、江戸時代が終わり、権力者と能役者の関係が非常に希薄となり、能役者の多くは自分で生活を切り開かざるを得ませんでした。その時、岩倉具視によるお能に対する支援がありました。能楽堂を作り、お能・狂言などを外国の要人や政治、経済界の人に見てもらう機会を作りました。苦難の時代に大きな役割を果たしてくれました。

さすがに700年の歴史を持つ芸能です。その三名の方以外にも多くの支援者が全国にいて、今日につながっています。

 

2022年03月18日(金)更新

インパックのポジション

インパックはホームユースフラワー(ディリーフラワー:この名称の普及を考えています)
の周辺で生きています。

昨年来ディリーフラワーは確実に市民権を得ることになりました。その前提にはコロナがあり、家庭で楽しむ花が売れ始めたり、若い女性が花を購入するようになったりと、ディリーフラワーの環境が一変しました。特に20代の女性の花の購入は一昨年と昨年との比較では2000%の伸びがありました。素晴らしい事実です。勿論分母が小さく2000%と言っても売り上げは小さなものですが。それまでほとんど数字に出なかった層に大きな数字がついてきたことは業界にとっても自信のつく内容です。

今のスーパーマーケットの花は、30年以上かけて今日の規模になってきました。関係者の皆さんの大変なご努力を行ってきました。30年以上かけスーパーの花は一般生花店の売り上げに対峙できるところまで来ました。
ディリーフラワーの多くはパックドフラワーです。事前包装された切り花がスーパー店頭に並びますが、従来そのパッケージはOPP(透明の輝くようなPP:ポリプロピレンフィルム)でした。しかし環境問題の動きによりインパック周辺も大きく様変わりを始めました。
単純なプラスティックフィルムからバイオマスプラスティックへの移行が一つです。更に紙への移行が始まりました。
インパックは業界に先駆け、バイオマスマークを取得し、更に業界初の紙スリーブの社内生産を始めました。当然製造設備を準備いたしました。ディリーフラワーは形を変えながら伸びていきます。その時、スーパー、ブーケメーカーの皆さんが混乱することがないよう、環境対策のスリーブの提供を行って参ります。

 

2022年03月15日(火)更新

不思議な話

人と人、国と国などの関係性は「尊敬」の二文字があって初めて成立することになります。
更にその前提は、お互いの違いを理解できる心の余裕です。
最も親しい家族であっても、考えが異なることはいくらでもあります。夫婦間でも同じです。考えが違うから理解できない、ということはありません、考えや性格の違いは関係性の中ではむしろ価値になります。違うから相いれないのではなく、違うことは互いに許容できる幅を持たせてくれます。

国家間ではどうでしょう、昔は共産主義と民主主義つまり右左でした。しかし今は少々複雑で共産主義はことによるとないかもしれません、貧富の差は共産党政権下でもいくらでも見られます。反対に民主主義政権の中では福祉の充実した国家がいくらでもあります。
国家間であると、なおさらですが自らの国の主張が前先に立ち、互いにぶつかり合うことになります。しかしこれは不思議なことではなく当たり前のことです。しかし国が異なれば、考え方が違う、この程度の事は国家を預かる人は誰でも分かっていることです。誰でも自分の国が第一ですが、その上で話し合っていくのです。互いに100%の主張を行っていては全てが壊れます。それらはすべて織り込み済みです。

その様な易しいことが、何故分からないのでしょう。互いの尊敬、考え方の違いは当たり前
、この様な事が分かっているのに何故ロシアは戦うのか第二次世界大戦によって最も多くの人的被害を受けたロシアが何故なのか、ここが分かりません。
今の報道は全てウクライナの側に立ち、なされていますが、ロシアの真意を聞きたいものです。それが世間で通用するかどうか判断したいものです。勿論理解できる内容であっても今のウクライナ侵攻は許されるものではありません。
 

2022年03月14日(月)更新

「愛と平和」の象徴

トルコのエルドアン大統領の仲介でロシア・ウクライナの外相会談が行われました。既に10日以上経ちますが情勢に変化はなく、プーチン大統領がエルドアン大統領の顔を立てたに過ぎないというのは本当のことの様でした。
その時、両国外相のテーブルの間には大きな花のアレンジがきれいに置かれていました。この場所は数年前トルコで花万博が開かれたアンタルヤと報道されていました。トルコでも有数なリゾート地です。

花は「愛と平和の象徴」とは、イラク戦争が終結し、銃器、火器類が大量に破壊され、それらを整理しイラク国内何か所かに捨て置かれていたものを、破壊された銃器類を使い平和へのモニュメントなどを作ってはどうかと政府が国内の若い芸術家たちの声をかけ、作品をいくつも作った中の一人の芸術家が話した言葉です。
彼は銃器の先端を利用し、一輪挿しを作りました。戦争直後らしい話です。
しかし、その若い芸術家の話した「愛と平和の象徴」の花はアンタルヤの外相会議でもセンターに置かれてはいましたが、虚しさだけが残りました。

花が本当に「愛と平和の象徴」と言われるようなって欲しいものです。
 

2022年03月11日(金)更新

ぼつぼつ

昨年11月に冬眠に入って以来、4カ月が過ぎました。時によっては気温も15℃を超え、18℃になったりしています。

オオクワガタは19℃で動き始めますので、ぼつぼつ出てくる頃です。元気で出てくれればいいのですが、昨年11月には元気さが一昨年と比較し、大分落ちていましたので少々心配です。

今年は容器も少し大きめのものを用意しました。マットも少しいいのを購入しました。元気でいれば3年目に入りますので、今年が最終年です。オオクワガタは丸々3年生きてくれます。元気で再会したいものです。それにしても他のクワガタ達は、ほぼ命は半年ですが、オオクワガタだけは3年に渡り生き続けます。大変な生命力です。
今年最後の年なので精いっぱい大事にしたいと考えています。

来週の土曜日、容器を変えるつもりです

今年でオオクワガタを終了し、購入を決めているのはノコギリクワガタです。今月中に昆虫ショップへ出かけ様子を見てきます。のこぎりは最もクワガタらしい、いい形をしています。
 

2022年03月10日(木)更新

金色のラナンキュラス

私の机の上にどう見ても金色の花弁を持つ花が置かれています。数日朝から展示会へ出かけていたため見ることがありませんでした。誰かが飾ってくれたのだと思います。

ラナンキュラスは花弁の多さで有名です。中には50枚の花弁を持つものもあります。その点ではバラよりも多い花弁を持つようです。
机の上のラナンキュラスは一重の花で花弁は10枚ほどですが。金色と言っても花弁のふちが茶系統の色で縁取られているため、とてもシックな色合いです。普段見慣れているダブルの花とは印象も異なり、普段のラナンキュラスとは別物の印象です。

ウエブで見ると沢山の金色のラナンキュラスが出てきますが、その多くは強い黄色の花です。机の上の一重のラナンキュラスはどう見ても金色です。
驚きの色を持っています。
 

2022年03月09日(水)更新

国が国を統治するには

国が国を統治するには

21世紀にあって、植民地政策は当然のごとくあり得ません。
全く民族も言語も異なる国家に対して統治することは、余程の事がない限り許されません。勿論今でも西インド諸島や南太平洋の島々の中にはイギリス、フランス、オランダなどの統治下におかれている国はあります。

太平洋戦争のさなか、シンガポールが僅か1日で日本軍によって落ちたことがありました。それまでのシンガポールはイギリスの統治下におかれていました。長年のシンガポールの首相をお務めになったリー・クアユーの自伝を読んでいたとき、日本軍が侵攻すると聞いた時、それまでイギリスの統治下の時は不安も怖さもなかったが、日本軍が来ると聞いただけで、恐怖感でいっぱいになったと書かれています。日本軍の中国における事実を彼は知っていたのです。
事実、イギリスの統治はその国を尊重し、よし悪しは別として、イギリスの文化・伝統を広めていました。その統治は北アメリカ、オアセアニア、アフリカで十分な経験を積んでいたのです。今でも全てではありませんが、エリザベス女王を君主に頂く英連邦は54か国に上ります。リー・クアンユーの言葉の背景にはこのような事実があり、統治とは互いの尊敬があって初めて成立するものなのです。
この前提でいけば、今回のロシアの侵攻は問題だらけです。少なくとも尊敬の二文字などどこにも見あたりません。尊敬のない統治は混乱を生み、恨み・つらみが重なり、今回の様に地獄を見ることになります。

事ここに至ると手が付けられないと思いますが、本来政治とはこのような事態を生まないことの為にあるのです。NATOはヨーロッパのロシア以外全ての国を引き込みたいのかもしれません。結果、極端に動けば今回のようなことにもなるのです。緩衝地帯は本体必要なのです。ロシアを追い込めば追い込むほど、大国ロシアは反発し動き始めます。しかしロシアが動けば動くほど、支持する国家はますます少なくなっていく事実をロシアは知るべきです。

私の結論はこうです。ウクライナはこれ以上の犠牲者が出ない策に出て欲しいと考えています。たとえ、ウクライナは国家の威信を失墜させても、国民を守ることに徹して欲しいと考えます。ロシアの傘の下に再度入ろうとも、再度独立国家としての旗印は消さずに進めて欲しいと思います。世界の皆がロシアの理不尽さを見ています。
«前へ 次へ»

会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

詳細へ

個人プロフィール

詳細へ

バックナンバー

<<  2024年11月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

コメント一覧

最新トラックバック

  • 肉白日 from PoweredTEXT
    約半年前ほど 昔の写真を 引っ張り出して 人生の軌跡を綴る