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2022年04月12日(火)更新

ピポローズ

インパックは、切り花中心で工場の設備を行い今日に至っています。

インパックはバラとブーケで商品化を図ってきました。勿論この流れに誤りはありません。ヨーロッパもアメリカも日本も好きな花、No.1はバラに決まっています。
ヨーロッパでもアメリカでも、その好きな花が一番売れていることは事実です。しかし、日本は好きな花と売れている花は異なっています。日本は圧倒的に菊が売れています。今農研機構では青い菊の開発が進んでいます。いずれ世の中に出てくるでしょう。日本は菊の国なのです。勿論仏花に絡んでいることは事実ですが、これはこれで重要なことなのです。このことにより日本の花業界は形を成しています。

現在進めているバラの事業の、その出口はホームユースです。量販店で更にバラが並ぶような時代を願っています。そのバラを使用したブーケは一層重要な商品です。必ずバラの時代はやってきます。そのためには更なる努力が必要になります。
例えばバラの開発にしても、とげのないバラが増えてきました。既に市場に投入されています。また7本一束で1,000円の束は、ご家庭では丁度いい本数です。更にバラのブーケは様々な場面で利用することが出来ます、家族の誕生日、友人の誕生日などにバラはとても喜ばれます。スパイラルブーケを数多く対応する場合でも、機械化が可能になりました。

最後に鮮度です。
今インパックは、原体保管0.5℃、加工15℃、出荷待ちの保管は5℃の3温度帯での運用を行っています。これにより花にとって最適温度を作り出しました。
加えて、水を入れることが可能なパッケージの開発を済ませています。鮮度は花にとって最も重要なことになります。
 

2022年04月11日(月)更新

お菓子とお花

東京駅の大丸や近くにあるお菓子のコーナーにしてもそうですが、お菓子のパワーは凄まじいものがあります。数日前工場へ出かけましたが、金沢駅にある土産物店も多くはお菓子でした。
手土産ということでお花の企画を立ててはいましたが、お菓子のパワーにはとてもかないません。1,000円出せば立派なお菓子を買うことが出来、700円、500円のお菓子も数多くあります。中には300円台のものもあります。どれもきちっと包装され、保証書や他の商品の案内のチラシも入っています。勿論高額のものも数多くありますが、500円以下のものから品ぞろえのあるお菓子の利用範囲は非常に広いのです。

どうしてお菓子で出来て花ではできないのか、バラ一本であればしっかり包装して500円の商品を作ることも可能です。1,000円、2,000円の商品作りはいくらでもできます。
私は今まで花業界の人たちはそれをやらないだけ、と思っていました。しかし最近そうではなくお菓子とお花の絶対的な違いに気が付きました。それは日持ちの問題ではないかと気が付きました、それも切り花の日持ちを1週間持たせようのレベルではなく、商品を加工し、殺菌し日持ち一カ月、羊羹に至っては半年、1年のものもあります。それにより会社も大きくでき、多店化が図れるのです。
お菓子メーカーの中で虎屋さん、創作和菓子のパイオニアの叶匠寿庵さん、最近では鎌倉吉兆庵さんなど、多くの日持ちする商品を置いています。町にある和菓子屋さんとは同じ看板を掲げていても中身が違います。町の和菓子屋さんは日持ちより、購入しすぐ頂く鮮度の良さを売り物にしています。
今後、生花店は切り花、鉢物に更に工夫し多くの人にご購入いただけるよう努力するのは当たり前ですが、ドライフラワー、プリザーブドフラワーなど大いに考えていく必要があります。また雑貨との組み合わせも必要になって来るでしょう。
少なくとも手土産になる商品開発は必要だと考えています。お菓子には多くの参考事例が揃っています。
 

2022年04月08日(金)更新

手帳は佐々木恒夫手帳が一番

手帳は佐々木恒夫手帳が一番

私は3年前から「佐々木常夫手帳」を使っています。

大手の文具店や本屋さんの手帳コーナーでは4月、10月はじまりの手帳もあるため、一年中多くの手帳で溢れています。15年ほど前からA5判やB6番の年間スケジュールとノートの部分からなる大型の手帳に変えていました。これであればスケジュールの大書きが出来たり、付箋を挟むことが出来たりで便利に使用していました。しかし使っていて、いつも多少の不満が残り、常に新たなメ―カーのものに買い替えていました。好みで言えばマンスリー、ウィークリーがありウィークリーが縦長のもの、横長のものなどがあり、好みに合わせて購入することが出来ます。また、後半はどこのメーカーもノートになっていてディリーはそこに書けばいいことになりますが、年間通じて使用するにはページが全く足りません。多くの場合はノートを別に持ち歩くことになり、嵩が増えることになります。厚いノートを2冊持つことになります。ここが一番の問題点でした。3年前から使っている佐々木恒夫手帳もその点では同じでした。
しかし今年その佐々木手帳のビニールカバーに多少の余裕があることに気が付きました。中のノートに比べカバーが少々大きいのです。私は早速近くの文具屋に走りĄ5判の薄いノートを探しました。棚の中に目指すA5判の5mm方眼のノートを見つけました。これであれば多少だぶついているカバーに収まるかもしれません。5冊ほど購入し持ち帰りました。裏側のカバーから佐々木恒夫手帳の表紙の半分をはずし、薄いノートの片側をカバーに差し込みました。あろうことかピッタリです。薄いノートはコクヨのCampusА5判(40枚)5mm方眼です。なぜこんなに易しいことに気が付くまで3年もかかったのか、もっと言えば何十年もかかったのかと大反省をしました。

さて、佐々木恒夫手帳のいいところはプロジェクトノートのついているところです。二枚で1ページの部分は大小のプロジェクトの8つまで同時に書くことが可能です。1年以上かかるものも大丈夫です。一カ月で決着のつく仕事も大丈夫です。それでも足りないところはCampusに書き込めばいいし、薄いCampusですから一杯になったら新しいのに取り換えればいいのです。カバーの中には常に佐々木常夫手帳と薄いCampusの二冊が入っています。
佐々木常夫さんは東レ研究所の社長をお務めになり、お辞めになった後は沢山の本を出し多くの人に影響を与えています。初めて知ったのはNHKでした。その後、講演会を聞きに行きました。経営者としてもそうですが、人間が違いました。素晴らしい方です。
 

2022年04月07日(木)更新

オランダ人のスピリッツ

昨日伺ったオランダ大使館の玄関脇の壁には、徳川将軍から受けたご朱印状が掲げられていました。私は勿論、来場者の皆さんは威厳のあるご朱印状を見て少々驚きました。
オランダが徳川将軍からご朱印状を手にしたのはポルトガル、イギリスなどとの競争の結果と聞いています。ポルトガルはその後再度日本へ来航し、交易の依頼をしたようですが、結果は明らかで来航したポルトガル人は処刑されたと聞いています。

オランダとはその後、第二次世界大戦の時期を除き、基本良い関係性を保っています。私も現国王が皇太子の時、そして国王になり来日された時のパーティーに呼ばれ出かけていきました。平成天皇、皇后ご夫妻や秋篠宮ご夫妻などがお越しになった晴れやかな会場に少々不釣り合いの私は早々に引き上げて参りました。

オランダは対日本との関係において他国との競争に勝ち400年(太平洋戦争の時期を除き)に亘り、よい関係性を保っています。政治的にも経済面においても特に農業分野では指導的な立場に立ち、施設園芸の分野ではその貢献度はかなり高いと思われます。2011年の東日本大震災の後、福島をはじめ宮城などへのグリーンハウスやそれに付属する機器類、システムなどが大量にオランダから輸入されることになりました。
農業、環境大臣を中心にミッションが組まれ、日本へ来られた際セミナーが開かれました。私はオランダがこのようにノウハウの塊の農業関連の技術を日本はじめ世界に売り込むのはどういうことか?とお聞きしたところ、一人のオランダの経営者は「それはオランダ人のスピリッツだ」と言いました。
素晴らしい答えだったといまでも思っています。
 

2022年04月06日(水)更新

オランダつながり

今日の午前中は私用で出かけます。午後は少し楽しみにしているオランダ大使館内で開かれるチューリップ鑑賞会があります。親しい事務官にお聞きしたところ1万3000球の球根を植えたそうです。
毎年この時期にクイーンズデーが開催されますが2年続け中止となり、今年は鑑賞会で復活しました。来場者が多いので30分単位で限られた人数で見ることになっているようです。大使公邸と事務棟をなどの敷地は全部で3000坪の様ですが、球根を植えたところは限られていますので、きっと見事な庭になっていることでしょう。期待しています。

先週オランダのフローラホランドで開催される10年に一度の花万博“フロリア―ド”の庭つくりを行い戻ってきました。平工さんは10年前のフロリア―ドで農水省から選ばれた人になり仲間と共に半年間オランダに出かけていました。戻られた後、私の家の庭を作ってくれました。
今では農大やNHKの趣味の園芸の講師をつとめ、すっかり人気者になりましたが、そのような事は一向に気にせずにあちこちで庭を作っています。日本ばかりでなくオランダやイギリスでも作っています。素晴らしいことです。
今回、私のところの庭が春の庭になっていないと心配されて電話を頂きました。そこは珍しく先月、家内と共に春の花が咲く前に、少しばかり整理を行ったところでした。その旨お話ししたところ、5月に来てもらうことになりました。

オランダから戻られた直後、庭の事を気にしていただきありがたい話です。私のところは500球昨年植えましたが、今日は1万3千球を見てきます。
 

2022年04月05日(火)更新

雨待ちの国

菜種梅雨の言葉通りこの二日間は雨が降り続けました。

保育園では入園式が行われていました。先週の後半終了した三園は雨に降られることなく終了しました。昨日は小規模保育園の二か所で入園式が行われ、特に0歳児と一歳児のみつば保育園、一歳児と二歳児のふたば保育園はお子さんが小さく保護者の皆さんも濡れながら保育園に来てくれました。見ているだけでもお気の毒に感じましたが、さすがに保護者の皆さんは元気で明るく入園式に臨んで頂く事が出来ました。
それぞれ小規模ゆえの手作り感一杯の式となり、無事終了いたしました

最も、この雨は重要な雨となります。草花や樹木の芽を伸ばすのにはどうしてもこの雨が必要になります。更にもう少し先になりますと田へ引く水が大事になってきます。
秋口になると今度は果物の実を甘く大きくするために雨が必要となります。更に台風は大量の雨を降らせ大きなダムを水で一杯にします。それらが飲料水となり、田畑を潤わすことになります。

結果を申し上げれば、日本は雨待ち、台風待ちの国ということになります。
 

2022年04月04日(月)更新

アゼルバイジャン商工会議所

ジョージアとアゼルバイジャンは隣同士です。
私たちはジョージアの事は関取の栃ノ心の事で多少わかっているつもりですが、アゼルバイジャンというと全くお手上げになります。
旧ソ連邦である1991年10月にソ連邦から分かれ独立を果たした国です。この年はジョージア、アルメニア、カザフスタン、ウズベキスタンなども独立しています。アゼルバイジャンはジョージアと共に古くからワインが有名な様です。

アゼルバイジャンは親日と言われています。昔大統領か来日され、日本の様々な技術を見てすっかり日本びいきになったとのことです。実は日本にはアゼルバイジャン商工会議所があります。アゼルバイジャンとの貿易を促進するための団体となっていますが、名誉顧問に駐日全権大使が就任し、理事長には米倉ユウキさんが就任されています。米倉さんのお話ではジョージアも日本にジョージア商工会議所の設立を考えているとのことでした。

米倉さんとは1年少し前、在日ジョージア大使館の主催でジョージアの広報活動の一環でリアルとオンラインの両方でセミナーを開催された時に席が隣になり、その後何度かお会いし親交を深めました。彼は青年会議所の卒業生ですが、イラン青年会議所の卒業となっています。米倉さんの国際性は普通ではありません。また、決して海外だけの活躍ではなく国内でも様々なプログラムを持ち実行しています。

米倉さんは近くご家庭を持つことになり、今後一層の活躍が期待されています。
 

2022年04月01日(金)更新

年度始め

今年は新卒者の入社はありません。新卒者の入社は来期に復活するつもりで動き始めています。
本日、福岡、本社、IFL(国際花きセンター)の三か所にそれぞれ一人、入社となりました。皆さん新たな職場となりますが、我々も心から迎え入れる準備をしなくてはいけません。

さて、インパックを取り巻く環境は厳しさを増してきました。具体的には原油価格の高騰により原材料の値上げが続いています。更にドル高の結果、円は弱くなっています。この後も弱いまま推移し、1ドルがいくらまで行くのか心配です。これらは全て変動費アップにつながってきます。固定費の様々な値上げをしてくるでしょう。
ここで大事なのは売価のアップです。長い間、安い価格は全ての国民に受け入れられました。安いが「善」で高いが「悪」でした。しかし上記の経験を二年やって分かったことは、善悪が反対ではないかということです。日本の物価の安さは世界から見ると相当おかしなものに映っています。先日のセミナーではこの15年間でアメリカの人件費は1.77倍になり、ヨーロッパは1.4倍となっていると講師はお話しされていました。
海外は物価も上がりましたが、人件費も上がっています。ようやく物価が上がり始めました。すべてに亘り、欧米並みにしなくてはいけません。

外は雨が先ほど上がり、曇り空となっています。天気予報では9時には晴れ間になると出ています。今日は保育園三か所入園式です。この後挨拶に回りますが、青空と桜が入園者を迎えてくれるでしょう。

新たな人たちと共に成長していきましょう。

 

2022年03月31日(木)更新

朝礼

インパックの朝礼は毎朝15分ほど行われます。

能登事業所と入間のIFL(国際フラワーロジスティック)2か所の工場を除く全ての拠点をつないでオンラインで実施されています。また、在宅の場合は自宅から出る方もいますので、7~8か所で行われます。北海道から福岡まで、出先を含め、一つのディスプレイに全てのメンバーが出ることになります。

今までは拠点ごとに行っていましたが、半年ほど前から全拠点が参加する方法をとりました。それもそれぞれの役割を順番に変えながら、参加者全員が司会をしたり、3分間スピーチをしたり、朝の挨拶や、「ハイ」の練習など全員が参加しています。

やってみてよかった事は北海道から九州まで同一時間に同じことが出来ることです。北海道からは時々大雪の様子を見せてもらい、福岡の大雨などはその場で話を聞くことが出来ました。全員が同じ話、同じ場面を共有出来ることはとてもいいことだと感じました。

これを機会に3分間スピーチを取り入れ、特に若い人たちが3分間持つかどうか心配していましたが、全く心配無用でした。適切な話題をいつも聞くことが出来ます。みんな話上手で感心しています。

コロナのお陰で2,000キロを結ぶ朝礼ができるようになりました。素晴らしいことです。

 

2022年03月30日(水)更新

花は「愛と平和」の象徴

戦争が終ったイラクで実際にあった話です。
イランの国中あちこちに破壊された戦車、銃器などが散在していました。ある時、政府はそれらの戦いの残骸を一か所に集めそれらを使って何か芸術作品を作ってほしいと国内の若手芸術家を集め、作品の依頼をいたしました。

大きな作品が多い中で、一人の青年が銃口を工夫し一輪挿しを作りました。そこには一本のバラが飾られていました。その青年に「なぜ一輪挿しを作ったのか」と聞いたところ、「花は愛と平和の象徴だから」と答えていました。「愛と平和の象徴」戦いを経験した直後の言葉に感銘を受けました。

ソ連が弱体化した時、旧ソ連に組していた多くの国々はロシアを離れました。プーチン大統領はそれらの国に対して元のソ連邦のようなイメージをもって事に当たっていたのでしょうが、既にNATO軍に入ってしまった国に対しては如何ともし難く、恐らくプーチン大統領は焦っていたのでしょう。このままではすべてNATO軍に囲まれてしまいます。
だからと言って戦争を正当化するつもりもなければ何もありません。しかし西側は完全にロシアを追い詰めていたことも事実です。

私の考えはロシアも完全な民主化を図り、西側との価値の共有化を図ることです。少なくとも他国に対して銃口を向けることなどがない方向へ言ってほしいものです。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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