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2022年08月01日(月)更新

不満

小川先生からのメールです。

ウォルマートのCEOから、社員に対して不満を三つ上げるようにとメールが来たそうです。それに対する答えはトイレの蓋をもとの様に戻して欲しい、だったそうです。経費削減のためトイレの蓋を外していたようです。

ウォルマートの様な世界最大の企業の社員の不満がトイレの蓋にありました。少し安心したのと、企業は人によって出来上がっている、というのが率直な感想です。どんな大きな企業でも、どんなに優れたIT企業でも中心をなすのは人間であります。ウォルマートの社員の皆さんは人間そのものです。痛いほど分かります。最低限のところぐらいは守って欲しい、と言いたいのでしょう。

私はその話を聞いて、インパックも最低限の事を破ってはいないか調べてみるつもりです。人の働く場所にしていきます。
 

2022年07月28日(木)更新

コロナの影響

九州では10日に亘り電車が止まるようです。東京でも小田急が福岡と同じように乗務員が30名以上感染もしくは濃厚接触者となり、電車が止まるようです。

いま日本中で同じようなことが起きています。お盆期間はその2週間ほど前から花き業界は忙しくなりますが、今年は感染者、濃厚接触者が出ることで仕事がうまく回らない状況が発生しています。コロナの問題が発生してインフラが止まる事態は今回が初めてかも知れません。

今回、この流れで抗原検査キットを購入するつもりで動きましたが、結局公式に認められたキットはどこにもなく、研究用であれば少し手に入ると聞きました。専門家にお聞きしたところ、目安になるものがない以上、研究用で対処してはどうかとの声を聴き、会社、保育園で用意いたしました。

熱があるから必ずしもコロナではありませんが、家にいて調べるのには抗原検査キットが手軽です。今日は少し自宅用で購入してきます。

なんと、この1週間の日本におけるコロナ感染者数は世界でトップになったようです。

 

2022年07月26日(火)更新

100本のバラのブーケ

昔の話です。メリコの論理と言われ、何のことか分からず聞いたことがありました。

メ:目立つか
リ:理解されるか
コ:好感を持てるか

これらはパッケージを開発する際、上記の言葉を下敷きにして考えてはどうか、と言う事でありました。その後、常に「メリコ」を考えながら商品開発や、パッケージを決めてきた気がします。

しかし、今は花の包装資材、デザインなどから花そのものを商品化することが多くなりましたが、花にも同じことが言えると確信しました。
例えば、100歳だから100本のバラを送りたいというご希望があることも分かります。しかし写真を撮ってすぐ分かるのは、100本のバラは送る側の気持ちがかなり前面に出ている気がします。100歳だから100本のバラのブーケは余りに大きく、受け取った方に少々負担がかかります。ブーケだけが目立ってしまいます。
メリコで言えばとても「だち」ますが「かい」されたり、「ウカン」を持つところに至らないのかもしれません。おそらく100歳だから100本という少々乱暴な理由だけでは美しくならない気がします。例え10本のバラであっても、優れたパッケージと共にブーケが作られていれば、その方が良いのかもしれませんね。
 

2022年07月25日(月)更新

再開 オランダツアー

今晩、JFMA(日本フローラルマーケティング協会)によるオランダツアーが計画されています。カタール航空による旅行となります。少なくとも前回のツアーから見ると丸々二年は空いたでしょう。今回の目的の一つは2022年フロリア―ドということになります。フロリア―ドは10年に一度開催されてきました。私はフロリア―ドには過去2回ほど出かけましたが、常にオランダ国内のどこかの都市で開催され、とても人気のあるイベントです。それも10年に一度必ず園芸博覧会を開くことが約束されていることは素晴らしいことです。私は数年前までほぼ毎月オランダに出かけていましたが、そのうち何回かは毎年出かける展示会を予定に組み込んでいました。それまでオランダの展示会に行かなかったのは一度きりでした。展示会は毎年ほぼ同じメーカーが出展され、あまり変化のない年もありました。しかし、出かければ必ずその成果はあったのです。新たな企業との話、新製品の事、オランダの花き生産が大きく変化することなど、展示会を回るとオランダの花き業界が手に取るように分かるのです。今まで経験した中で3回ほど印象深いことがありました。

それは花き生産がオランダから一気にケニア、エチオピアへ流れ始めた時、この時はいきなり東アフリカの国が参加し始めました。切り花の成長には加工が欠かせないとなった時、多くの加工メーカー、市場がブースを作り始めました。更に加工の機械化が始まったときは多くの機械メーカーが参加してきました。これらの動きは何年かを経て世界中に広がってきました。

オランダは常に花きの先進国です。今回のフロリア―ドは一体何を見せてくれるのでしょうか。楽しみは広がります。私は日本で待つことになりますが、インパックはへきろう社長が参加いたします。報告が今から楽しみです。
 

2022年07月21日(木)更新

善竹太一郎さん追善公演

先週の日曜日、千駄ヶ谷の国立能楽堂に善竹家の狂言の会に出かけて参りました。家内と出かける予定でしたが、翌月曜日に金春シテ方の高橋忍師の張良の舞台を二人でいくこともあり、結局一人で出かけて参りました。
今回の狂言の会は、善竹十郎先生のご長男である太一郎さんが昨年コロナで亡くなられ、今回はその追善公演となっていました。東西の善竹家の先生方により四番の狂言が舞台にかけられました。

この日最も期待をし、その期待を裏切らない演技をされた、善竹十郎、ご次男の大二郎両先生が映えていました。鬮罪人(くじ罪人)は、十郎さん演じる主人の招きで町内の顔役が集まり、祇園祭に何を出すか打ち合せをしています。多くの案が出ますが中々決まらず、顔役の一人が大二郎両先生演じる太郎冠者に、何かいい考えはないか訊ねます。「地獄の様子はどうか」、と案を出します。主人以外全員賛成します。しかし主人だけは反対しますが太郎冠者の意見が通ります。では罪人はだれかとなりますが、これも太郎冠者の案で鬮を引くことになりました。結果罪人は主人、罪人を攻める鬼に太郎冠者が就きます。
普段は主人の言動を気にする太郎冠者ですが、この日ばかりは罪人の主人を遠慮なく攻め立てます。余りの迫力あるお二人の姿に感激し、また大いに笑って参りました。
この笑いが追善公演の目的だったのでしょう。

また、この狂言は祇園祭の出し物を街の顔役が決める内容でしたが、今も続く祇園祭が当時から町衆のものと言う事が分かりこちらも感激です。
 

2022年07月20日(水)更新

時代は回る

回る回るよ 時代は回る

以上は中島みゆきさんの「時代」の初めのところです。

若いころプラスチックの勃興期を経験した私は、まさか紙の包材が復活するとは思ってもみませんでした。
しかし正に時代が回るが如く、クラフト紙のスリーブが日本でも始まろうとしています。今から10年前、更に5年前オランダの花業界では紙スリーブが出始めていました。一瞬、紙の時代になるかもしれないと思っていました。しかしその後は元のプラスチックフィルムに戻りました。しかし今、正に日本において紙スリーブが始まりました。
この紙スリーブが本物になるためにはいくつかの条件があります、環境にやさしい、これが唯一絶対の条件であればいずれプラスチックに戻っていくでしょう。しかし見た目の良さが本物なら、これからも大きく伸ばすでしょう。今回紙スリーブは大手流通の店舗を飾ることになりました。白いクラフト紙(晒しクラフト)は菊によく合います。そういえば30年ほど前、当時は仏花と言えば純白ロール紙でした。門前の生花店には彼岸になると大量の花束が売られていました。その当時は白い紙で巻いていました。
また、クラフト紙は自然な感じがします。洋花によく似合います。これらを見ると紙スリーブが今後大きく伸ばす可能性を秘めています。
最後に作業性です。機械化の中で使用に耐えれば問題はないでしょう。
美粧性、作業性のどれをとってものプラスチックスリーブと遜色ないとみています。また、環境問題は圧倒的に紙が有利です。機械化に対応できるかどうか、社内でテストが行われ、問題ないことがわかりました。

この様に紙スリーブのスタートは順調に始まり、多くの得意先様にご紹介できる事になりました。

インパックの紙スリーブの設備と製品は世界の一級品です。
 

2022年07月19日(火)更新

人工光合成

新たな技術の中で、個人的に最も興味を引くのは人工光合成です。

植物の世界にしかありえなかった光合成が、10社ほどの大手の研究所で研究が始まり、今佳境に入っているようです。それは実験室の中ではありますが、植物が自ら行う光合成より
効率の良い人工光合成の結果が得られ始めたという事です。もちろん先は長いようですが、明らかに一つのヤマを越えています。7月4日にも書かせていただきました。

人工光合成は植物が行う光合成と同じで、水素と酸素を分け、その後水素と炭素を結合させることでエネルギーが得られます。具体的には水素にいくつの炭素を結合させるかです。水素4つに炭素1つがメタン(CH4)、3~4がLPG、5~10がガソリン、11~15が灯油、16~19が軽油となります。

こうなればエチレン、ポリプロピレンなどは手に入ります。エチレンやポリプロピレンは様々な石油製品の元となりますので原油を掘るのと同じになります。
後はその処理の方法です。アジアではポリプロピレンだけを集め、再生ポリプロピレンのフィルムを作り始めました。

様々な種類のあるフィルム(ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンなど)を種類ごとに油化にして再度同じものを作ることで完全な再生が可能となります。
私は石油製品の場合、人工光合成によって生産され、処理は品種別の回収、油化、そして再生が良いのではないかと考えています。つまり、今ゴミとされているものが全て原料となる時代です。
 

2022年07月14日(木)更新

子供図書館

エチオピアのアビー首相が子供図書館を作る計画を持っているようです。5日にIFL(国際フラワーロジスティック:インパックブーケ工場)を訪問頂いたエチオピの駐日全権大使のお話です。

私たちはノーベル賞を受賞したアビー首相の事は知っていても、実際のアビー首相の事はあまり知ることはありません。アジスアベバの清掃費用を捻出するため夕食会を開き、その収益金を清掃にあてました。この夕食会の会費は2000万でした。200名を招待したようですが、これで40億が集まりました。また昨年末から続くTPLF(ティグライ人民解放戦線)の前線にアビー首相は出かけ勝利へ導きました。行動力の人でもあります。

今度は図書館です。エチオピアに子供図書館が出来ると環境は大きく変わるでしょう。平均年齢が18歳と聞いています。毎朝混雑する中を、子供たちが大勢で学校へ向かう姿は逞しく感じます。

今月大使館に出かけ、図書館の事を詳しく聞くつもりです。私にも何か出来ることがありそうです。
 

2022年07月13日(水)更新

モデルかも?

赤坂見附から伸びる一本の道があります。みすじ通りです。
ここに一軒のコーヒーの焙煎所があります。とても人気のある店です。

ドリップする不織布の商品が誠に上手く出来ていて、何かコーヒーをおいしくいただける気がします。しかし有名なコーヒーメーカーの同様の商品と比較すると、お湯を入れるまでに時間がかかり、更に開け方も難しく時にはコーヒーをこぼすこともあり、始めはかなり大変です。この点はどうやら不評らしく、最近はカラーで説明書を印刷したものを都度もらってきます。人に差し上げる際、これがないとコーヒーが飲めなくなっては気の毒すぎるからです。私の場合は最近すっかり慣れて説明書を見なくても上手にコーヒーを入れることが出来るようになりました。

この様に焙煎専門のお店には、産地別、品種別、更には独自のブレンド別で商品が並び、売り上げベストスリーなどが並べられ、購入する際とても役に立っています。この店の様に、取り扱う商品を一人前ごとにドリップできるパッケージとして販売する方法は、きっと新しいと思います。他の焙煎所ではあまり見かけません。安いもので180円、高いものでは300円を超えています。

この販売方法は店も、購入者も互いに幸せです。
 

2022年07月12日(火)更新

大使来訪の続き

去る7月5日にエチオピア駐日大使の来訪があり、高輪から2時間以上かけて入間市の国際フラワーロジスティクスまでお越し頂きました。

お帰りになった翌日、私たちは知りませんでしたが、エチオピアのウェブニュースに大使の来訪が掲載されたようです。ニュースの内容をその後、取り寄せたところ、大使と握手を交わす私の写真がありました。その次の日にはオランダの花き業界のニュースサイトであるFloral Daily にも同じニュースが掲載されていました。
Floral Dailyは花きの世界では有名な会社です。今回は思わぬ形で紹介されました。

私の最も申し上げたいことは、国内でもっとバラを普及させたいということです。

ヨーロッパ60億本、日本は2億本、この差は全てホームユースの差です。
日本国内のバラの需要の多くは、結婚式、ディスプレイ、ギフトなのでしょう。その点、ヨーロッパの最も売れる短径、小中輪系のバラはスーパーマーケットで売られています。
私の役割は国内でバラの普及に当たることです。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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