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2022年09月05日(月)更新

寿命三年

現在、3歳の雄のオオクワガタ(大阪能勢産)がいます。つい最近、もう一つがいのオオクワガタが天寿を全うしました。オスとメスが同じ日に亡くなってしまいました。三年と2カ月でした。こちらは購入した時から産地は不明で更にサイズも6.5cmで大阪・能勢産から比べると1cm以上小さいものでした。

その際、業者の方から飼うのが飽きたらと言って絶対に放さないで下さい、の一言が印象的でした。飼い続けることが出来ない時、つい放してしまうものかもしれませんが、クワガタもその土地によってみんな種類が異なるのだそうです。その土地のクワガタと交雑し、子供が生まれ増えたりすると種の保存がきかなくなるからとのことでした。業者の方の最後の一言がとてもきつかったことを覚えています。「放すくらいなら殺して下さい」どうやらクワガタも血統を大事にする様です。

聞いた話ではメダカは隣りの川にいるメダカとは隣同士でも種類が異なります。野菜も同じことが言え、岐阜高山地域は赤カブで有名ですが、谷ごとに栽培する赤カブは種類が異なっていたようです。全国で似たような話があるようです。

大昔の交流の範囲などが分かり、少しばかり夢が広がります。
 

2022年08月31日(水)更新

研修生の舞台から知れたこと

私たちは舞台を見たり歌を聴いたりするとき、優れた演技や歌唱をする人たちを普通に見ています。勿論一定以上の水準を持ったプロの演技者ですから、彼らの舞台に引き込まれてしまいます。私たちは演技者の今を見ているのです。しかし彼らは長い演技などの研鑽を積まれ今日に至っているのです。

最近能楽の研修生が多く参加された舞台を見る機会がありました。お能と狂言が主体でしたが、舞台では囃子方も活躍していましたが、その囃子方も研修生でした。地謡方には一部指導者の方が入っていました。

過去の例を知りませんが、今回女性の研修生がかなりの率で目立ちました。特に囃子方は女性の方が多いように見られました。それも皆さん相当頑張っていました。
街中でもお謡い、お仕舞を習う人が多くおられますが、最近ではどうやら女性の方が多いようです。素人もそうですが、プロを目指す人たちも女性が増えてきているようです。

そういえば観客の皆さんも歌舞伎ほどではありませんが、圧倒的に女性が目立ちます。一見男性の世界のように思えますが、お能は女流能楽師の方が次第に増えてきています。

私は今回再確認をいたしましたが、大阪から来られた一人の女流能楽師に注目いたしました。以前から優れた方と思っていましたが、私の危なっかしい目から見ても実力のある方だと思います。(大阪養成所の西野さんです)
 

2022年08月05日(金)更新

入間は有名

昨日のお能の会は「働く貴方の能楽公演」国立能楽堂主催の会でした。国立能楽堂の講演は普及公演、定例公演などがありますが、今回の企画は「働く貴方~」となっている関係で開演は6時30分です。仕事帰りの人には便利な会です。普及公演と同じく始まる前に講師(昨日は能楽師の先生)からお話があります。昨日は面の説明でした。特に小面(こおもて)、増(ぞう)、曲見(しゃくみ)などに力を入れてその違いを説明頂きました。開始時間が遅かったこともあり、終わりは9時を回っていました。それでも満席でありました。

昨日出かけた理由は、今回は狂言にありました。タイトルは「入間川」でした。会社の花の工場が入間にある関係でどうしても見たかったです。その中で「入間様」(いるまよう)という言葉が出てきました。入間地方では昔からの風習だそうです。「川が深い」と言ったら実のところ「浅い」のです。このように反対を言う事を「入間様」といっていました。

舞台ではそのことが問題になっていました。京からの帰り道、入間川に差し掛かり土地のものにここは深いから渡れない、渡るところはここではない、と言われても入間の人は反対を言うから実は浅いのだと一人合点し川を渡ります。実際底が深く衣服がびしょびしょになり土地のものを切ると言い出します。太郎冠者に止められます。
当時の都で流行った「入間様」がこのような形で狂言に取り上げられているのは入間に工場を持つものとしてうれしい限りです。

入間川は更に200年程昔、鴨長明が来たのではないかと思わせる資料もあるようです。入間は昔から有名でした。
 

2022年07月21日(木)更新

善竹太一郎さん追善公演

先週の日曜日、千駄ヶ谷の国立能楽堂に善竹家の狂言の会に出かけて参りました。家内と出かける予定でしたが、翌月曜日に金春シテ方の高橋忍師の張良の舞台を二人でいくこともあり、結局一人で出かけて参りました。
今回の狂言の会は、善竹十郎先生のご長男である太一郎さんが昨年コロナで亡くなられ、今回はその追善公演となっていました。東西の善竹家の先生方により四番の狂言が舞台にかけられました。

この日最も期待をし、その期待を裏切らない演技をされた、善竹十郎、ご次男の大二郎両先生が映えていました。鬮罪人(くじ罪人)は、十郎さん演じる主人の招きで町内の顔役が集まり、祇園祭に何を出すか打ち合せをしています。多くの案が出ますが中々決まらず、顔役の一人が大二郎両先生演じる太郎冠者に、何かいい考えはないか訊ねます。「地獄の様子はどうか」、と案を出します。主人以外全員賛成します。しかし主人だけは反対しますが太郎冠者の意見が通ります。では罪人はだれかとなりますが、これも太郎冠者の案で鬮を引くことになりました。結果罪人は主人、罪人を攻める鬼に太郎冠者が就きます。
普段は主人の言動を気にする太郎冠者ですが、この日ばかりは罪人の主人を遠慮なく攻め立てます。余りの迫力あるお二人の姿に感激し、また大いに笑って参りました。
この笑いが追善公演の目的だったのでしょう。

また、この狂言は祇園祭の出し物を街の顔役が決める内容でしたが、今も続く祇園祭が当時から町衆のものと言う事が分かりこちらも感激です。
 

2022年07月08日(金)更新

いい時代

新たにお能を始めてアッという間に9カ月になりました。

お謡の方は来週のお稽古でようやく一曲が終了します。最初に習い始めたのは「羽衣」です。次第に難しい節が次々出てきて歌いきれないのではないかと心配しましたが、ようやく最後の1ぺージになりました。そこがうまくいけば羽衣が一応終了となります。今までのところが忘れてはいないか心配ですが、謡本を見直してみると一応思い出しますので何とかなる気がします。自分に甘く先生から見れば話にならないのは分かっていても、「いいですね!」と言われると満足してしまいます。

お仕舞の方も来週で一曲終了します。「芦刈」のキリ(最後のところ)の部分ですので1分20秒くらいです。その1分20秒を覚えるのに9カ月もかかりました。本当は先月で卒業でしたが、二回も延期となりました。今回はきっと大丈夫です。遅れたことで謡の方と同じ日に終了となります。

それにしても録音やビデオのない時代はどうやって覚えたのでしょう。私の場合その二つがないととても覚えることが出来ませんでした。いい時代に習い始めました。
 

2022年07月07日(木)更新

オオクワガタの産地

昨日は久しぶりに昆虫の販売店に立ち寄りました。

三年目のオオクワガタのメスが欲しかったのです。私のところにはオオクワガタのオスを二匹飼育しています。時期が時期ですので、産卵の準備に入らなくてはいけません。今年は冬の間に二匹のメスが死にました。オスだけが生き残っています。このところ毎日餌を食べつくしていますので、いつ雄雌を一緒にしてもいい頃となってきました。

オオクワガタは丸三年生きます。大変な生命力です。他のクワガタは全部単年度で死んでしまいます。今回購入したメスは二匹とも岡山県産です。私のところのものは購入した時から生まれが不明でした。オオクワガタに限らず、クワガタはどこの生まれかが大事になります。それは大昔から育った環境があり、そこで生まれたオオクワガタは出生地が明確で雄雌共に同じ産地でないと価値が薄れてしまいます。

価値というのも変ですが、つまり山梨県韮崎市で生まれたオオクワガタは、あくまで韮崎産で、大阪の能勢町のオオクワガタとは別物なのです。雑種を作ってはいけないことになっています。交雑させては種が保たれないということになっています。
私の場合は雑種の雄を二匹持っています。昨年生まれたメスを明日、同じ容器に入れます。うまくいけば来年は子供が出来ます。
 

2022年07月05日(火)更新

オオクワガタの季節

オオクワガタの季節

つい先ごろまで餌は3日に1回取り換えることで間に合っていましたが、昨日あたりは新しい餌のゼリーがカラカラとなり餌の箱から外に放り出されていました。気温など環境がオオクワガタにぴったりする季節に入ったのでしょう。体調もよさそうです。

最も今年は3年目で寿命は今年の夏までです。メスが冬眠後すぐに死んでしまい、今はオスだけとなっています。早くメスと生活させてやりたいのですが、3年目のメスを販売しているのかどうか分かりません。通常1年目の雄、雌のつがいが販売されていますが、3年目のメスだけを販売しているかどうか心配です。
ただ、元気なオスに早くパートナーを見つけてやらないと少々かわいそうです。

武蔵小金井や蕨市に専門店があり、次の土曜日に探してくるつもりです。今飼っている1匹は大阪の能勢産のオオクワガタですが、これは7.9cmあり、立派な体躯です。もう1匹は生まれが分りません。メスは能勢産でなければ探せるかもしれませんが、能勢産は難しいかもしれません。

いずれにしても後、3カ月ほどの命です。
 

2022年06月06日(月)更新

金春会

昨日は12時30分からお能の会が国立能楽堂でありました。金春会です。
流石に金春会です。来場された多くの方が金春流のお謡、お仕舞を習っている方でしょう。謡本を見ながら舞台を見ている姿が多く見られました。私の席の周辺は皆さん謡本を見ながらの鑑賞でした。私も謡本三冊持ち込んで楽しみました。昨日は気合が入っていたせいか珍しく眠気が起きませんでした。尤も前の晩8時間も寝ていましたからこちらの原因かもしれません。
昨日は清経・誓願寺・鵺でしたが、特に誓願寺の後シテの舞が美しく、序の舞ということもあり、ゆっくり舞う姿を楽しませてもらいました。
さて、今回は金春会でしたが、各流派の独自の企画で進めるお能の会は全ての流派が主催しています。観世流は大所帯だけに定期能がいくつもあります。金剛流の金剛会、宝生流の定期能は確か二つあったと思います。金春流も金春会と共に円満井会があり、こちらも定期的に行っています。喜多流も定期能を川崎市や渋谷で行っているようです。

東京は能楽堂が多くある分連日の様にどこかでお能が開催されています。各流派主催の定期能の他、国立能楽堂主催、更に有名な先生方が主催する会など様々です。7月、8月は少なくなりますが、9月からはまた多くのお能の会が開催されることになります。

 

2022年06月02日(木)更新

足の痛みと靴

私はどうやら靴が好きな様です。本当は靴磨きが好きです。
言い始めたらキリがありません。30代まではとにかく歩いていました。靴の減りも半端ではなく、年中ソールの取り換えをやっていました。靴はリーガルに限ると思っていた頃です。尤もリーガルはソールの取り換えでひどい直し方をされ、足が痛くてその後歩くことが出来なくなりました。
その後海外へ出る機会が増え、良い靴が沢山あることを知り、出かけると靴屋に立寄ることが多くなりました。
それを機会に、靴はイギリスに限る!など余計なことを考え、エドワードグリーンチャーチだ、などと言っていました。確かにいい靴で今でも履いています。35年たつ靴がいくつかあります。ですが年を取り足が痛くなり、病院でソールを作りました。歩くのにとても助かりました。しかし更に足が痛くなり、今までの看板を下ろしました。格好より足が痛くない靴がテーマになりました。そのテーマで探すと痛くない靴がいくらでもあることを知りました。
最近ではジ・オニツカがいいようです。ソールが高く足に響かず、展示会に出ても痛みを感じません。
ただ一点、いつも感心するのはエドワードグリーンの靴です。普通の革靴で30年以上たちますが、痛みを感じることがありません。まるで足を包み込む感じです。
 

2022年05月26日(木)更新

クワガタ

一昨年から買い始めたオオクワガタは当時雄雌三組で計6匹いましたが。現在は二匹になってしまいました。今年の冬を越すころ、メスは全て死滅しオスは二匹が残りました。

オス二匹はいずれも元気です。特に最近はえさを食べる量が増えてきました。ここにきて餌を毎日取り換えています。二匹ともつい最近まではマットの中に体を隠していましたが。ようやく暖かくなり、日中でも体半分外に出していることが増えてきました。また、一匹はいつも餌の容器を布団代わりにして寝ています。餌台は高さ4センチもある木製で少々重いのですがそんなことは関係なくうつぶせになったり、あおむけになったりしています。
先週は昨年オオクワガタのつがいを1組差し上げた方から、もうすぐ成虫になる写真を送ってきました。
メスがいないので近くの昆虫屋さんに出かけ相談するつもりです。
その昆虫屋さんは大変厳しく、飼っていたクワガタを絶対に外で放さない。仮に外に出すときはクワガタを殺すこと、と強く言われています。。
交雑するのを避けているのです。クワガタもその土地ごとに特徴があるようです。確かに国内のオオクワガタの産地は山梨・韮崎、大阪・能勢、佐賀の三か所ですがこれも不思議な話です

 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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