花は心のビジネス 花材.花包装.スリーブ.インパック会長 守重知量の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
We are Flower People の日記
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2022年10月04日(火)更新
値上げの時
今月から6,000品目に値上げがあると言っています。それは実行され始めています。10%
~20%の値上げが食品を中心に実行されました。しかし相変わらず、テレビでは値上げを問題視しています。更に国会の先生方も自民から共産党迄値上げ反対論です。尤も彼らは全て選挙対策です。
ヨーロッパでは既に20年以上前にEU域内の通貨が一部の例外の国を除き、ユーロで統一され、自然に物価が上がることになりました。経験的に言えばオランダではギルダーが使用されていましたが、ある日を期してユーロになりました。1ギルダーは60~65円、ドイツマルクは60円くらいでした。ところがしばらくの後、肌間隔で言えば1ギルダー、1マルクはいつの間にか1ユーロになっていました。つまり大幅な値上げがあったのと同じ効果がユーロによってもたらされたのです。7,000円で泊まれたホテルは12,000~15,000円になり、食べ物もランチでも2,000円は普通になりました。オランダでこれですから、イギリスではランチ3,000円になっていました。ビックマックが800円でした。
日本はこのような洗礼を受けずに今日まで来ています。値上げはどうやら悪になっています。しかし値上げをさせない人たちは決して悪人ではありません。一人一人は消費者の為にいいことをやっています。しかし結果「悪」を生んでいることを知らないといけません。
国会議員の先生方も選挙民に対していい顔をするのではなく、日本の将来の為、どんな手を打つのか示す必要があります。
今のままでは所得も上がりません。国家の姿を明確にしてほしいと考えています。
インパックはスリーブの値上げ、メンテナンス事業の更なる有料化、などを通してお得意先様にご理解を頂くよう日々営業努力が続けられています。これらの活動はインパックの為にやっているのではありません。紛れもなく国家のための値上げ活動です。
2022年08月08日(月)更新
八月や 六日 九日 十五日
大事な日を並べた句です。戦後77年がたち随分立ったものだという感を強くしますが、今年はウクライナ・ロシアの戦いがあり、一気に戦争の悲惨さを見ることになりました。
私たちは77年たちましたが、ウクライナ・ロシアは戦争真只中です。なぜやめられないのか不思議です。戦争は人の命を軽く見ます。家族にとって命は今も昔も変わりません。
1つ1つの命に強い思いや人生があるのです。それが戦争となると沢山命を奪うことをよしとされます。このおかしさに当事者になると気が付かないのでしょうか。
77年前まで日本は「最後の一兵卒まで戦う」と言ってポツダム宣言を中々受託しませんでした。その間に広島や長崎があり、最後はソ連にまで参戦の口実を与えました。
一日も速く、こんな非生産的なことをやめ通常の生活に戻って欲しいものです。
2022年08月01日(月)更新
不満
ウォルマートのCEOから、社員に対して不満を三つ上げるようにとメールが来たそうです。それに対する答えはトイレの蓋をもとの様に戻して欲しい、だったそうです。経費削減のためトイレの蓋を外していたようです。
ウォルマートの様な世界最大の企業の社員の不満がトイレの蓋にありました。少し安心したのと、企業は人によって出来上がっている、というのが率直な感想です。どんな大きな企業でも、どんなに優れたIT企業でも中心をなすのは人間であります。ウォルマートの社員の皆さんは人間そのものです。痛いほど分かります。最低限のところぐらいは守って欲しい、と言いたいのでしょう。
私はその話を聞いて、インパックも最低限の事を破ってはいないか調べてみるつもりです。人の働く場所にしていきます。
2022年07月28日(木)更新
コロナの影響
いま日本中で同じようなことが起きています。お盆期間はその2週間ほど前から花き業界は忙しくなりますが、今年は感染者、濃厚接触者が出ることで仕事がうまく回らない状況が発生しています。コロナの問題が発生してインフラが止まる事態は今回が初めてかも知れません。
今回、この流れで抗原検査キットを購入するつもりで動きましたが、結局公式に認められたキットはどこにもなく、研究用であれば少し手に入ると聞きました。専門家にお聞きしたところ、目安になるものがない以上、研究用で対処してはどうかとの声を聴き、会社、保育園で用意いたしました。
熱があるから必ずしもコロナではありませんが、家にいて調べるのには抗原検査キットが手軽です。今日は少し自宅用で購入してきます。
なんと、この1週間の日本におけるコロナ感染者数は世界でトップになったようです。
2022年06月29日(水)更新
国家の役割
現在石油関連の原材料は2年前から見ると30%以上上がっています。そこに円安が追い打ちをかけ、20%以上為替だけで調達価格が上がったことになります。50%以上材料費が上がりました。
少々ひんしゅくを買うのを承知で申し上げれば、物価上昇のいいチャンスでした。物価が上がり問題なのは収入が上がらないからです。双方バランスがとれていれば誰からも苦情は出ません。20年前のヨーロッパ恐らく2年ほどで物価が倍になりました。具体的には1ギルダー(オランダ:65円)、1マルク(ドイツ60円)が単純に1ユーロ(当時120円)になりました。ホテル代もタクシーも食事代もどんどん上がりました。当時イギリスで買ったビックマックは800円でした。
申し上げたいのはヨーロッパで出来て、日本で何故出来ないのか、牛丼が300円台、世界で一番安い昼食と言われ喜んでいますが、これは喜ぶ話ではなく悲しむ話なのです。
直接関係する花き業界も生産者の廃業が続いています、花の価格が末端で上がらないのです。思い切って言えば物価の安さが日本を壊していきます。
現在日本では政府もメディアも保守から共産党までみんな値上げは悪です。この環境を変えるのは政府です。更に言えば財務省はこのままでいいと考えているのでしょうか。ここは国家の危機ととらえ、改革を進めてほしいものです。
2022年06月16日(木)更新
一気に変わる?
今から20年ほど前、ヨーロッパの通貨が各国独自の通貨からユーロに一本化されました。
インパックが最も親しくしている国は当時も今もオランダです。15世紀から2002年までオランダではギルダーが使われていましたが、ある時オランダに行ってびっくりしたことがありました。1ギルダーは大体65円が平均でありました。1ユーロは130円ということになりました。
しかし実際には1ギルダー = 1ユーロとなっていました。この年ホテルもレストランもどこも大げさに言うとすべての物価が倍に跳ね上がっていました。今まで7,000円くらいで止まれたホテルは13,000円にはね上がり、昼食も最低2,000円出さないと食べることが出来なくなりました。
少し大げさに言うと、この年一気に物価が倍になった気がしました。オランダの有名な店舗の並ぶ商店街もローカルの店は廃業し、誰でも知るブランドショップに切り替わったのもその頃です。それまでのオランダは物価が安く済みやすい国でしたが、ユーロになったのを機にすべてが変わりました。
今の日本も住みやすかった頃のオランダの状況に似ています。何かを機に一気に変わることも考えられます。
2022年05月27日(金)更新
グリーン★アイ
そのグリーン情報の今月号にJFMAの松島様の記事(グリーン★アイ)が掲載されていました。尤もこのページは毎回松島様が寄稿しているページでした。今回はサスティナブル、SDZGs、CO2削減など新たなことが連日の様に発表されています。
一方、花き業界での変化は何かということを書かれていました。日比谷花壇さんでは母の日にプラスチックを使用しないエシカルブーケを発売した、インパックでは紙スリーブ、バイオマススリーブなどを発売したと書かれています。。
また、切り花の輸送に段ボールケースが使用されていますが、今回プラスティックコンテナを通い箱として使用しようという検討会が進行していると書かれています。確かに新たな動きです。
インパックの紙スリーブやバイオマススリーブは、インパック単独で相当頑張らなければいけませんが、プラ箱の方は業界を挙げてのことになります。この検討会はもともと私と東日本板橋の樋口社長様との話し合いが元になり、松島様が土俵の上に乗せてくれました。業界の為にも大きく進めていく必要があります。
2022年05月16日(月)更新
どこへ行くのか
今にして思えば日本を戦争と導いたのは欧米であったと考えることが出来ます。
私は今回のロシアは当時の日本に似ているように思えてなりません。ウクライナを攻めたロシアはもう後に引くことはできません。もっとやってきます。更にここにきてフィンランドを始め北欧のNATO加盟と益々ロシアを追い込む行動に出ています。
一国一国はよいことをやっていますが、結果悪を生むことにならないでしょうか。
2022年04月01日(金)更新
年度始め
本日、福岡、本社、IFL(国際花きセンター)の三か所にそれぞれ一人、入社となりました。皆さん新たな職場となりますが、我々も心から迎え入れる準備をしなくてはいけません。
さて、インパックを取り巻く環境は厳しさを増してきました。具体的には原油価格の高騰により原材料の値上げが続いています。更にドル高の結果、円は弱くなっています。この後も弱いまま推移し、1ドルがいくらまで行くのか心配です。これらは全て変動費アップにつながってきます。固定費の様々な値上げをしてくるでしょう。
ここで大事なのは売価のアップです。長い間、安い価格は全ての国民に受け入れられました。安いが「善」で高いが「悪」でした。しかし上記の経験を二年やって分かったことは、善悪が反対ではないかということです。日本の物価の安さは世界から見ると相当おかしなものに映っています。先日のセミナーではこの15年間でアメリカの人件費は1.77倍になり、ヨーロッパは1.4倍となっていると講師はお話しされていました。
海外は物価も上がりましたが、人件費も上がっています。ようやく物価が上がり始めました。すべてに亘り、欧米並みにしなくてはいけません。
外は雨が先ほど上がり、曇り空となっています。天気予報では9時には晴れ間になると出ています。今日は保育園三か所入園式です。この後挨拶に回りますが、青空と桜が入園者を迎えてくれるでしょう。
新たな人たちと共に成長していきましょう。
2022年03月18日(金)更新
インパックのポジション
の周辺で生きています。
昨年来ディリーフラワーは確実に市民権を得ることになりました。その前提にはコロナがあり、家庭で楽しむ花が売れ始めたり、若い女性が花を購入するようになったりと、ディリーフラワーの環境が一変しました。特に20代の女性の花の購入は一昨年と昨年との比較では2000%の伸びがありました。素晴らしい事実です。勿論分母が小さく2000%と言っても売り上げは小さなものですが。それまでほとんど数字に出なかった層に大きな数字がついてきたことは業界にとっても自信のつく内容です。
今のスーパーマーケットの花は、30年以上かけて今日の規模になってきました。関係者の皆さんの大変なご努力を行ってきました。30年以上かけスーパーの花は一般生花店の売り上げに対峙できるところまで来ました。
ディリーフラワーの多くはパックドフラワーです。事前包装された切り花がスーパー店頭に並びますが、従来そのパッケージはOPP(透明の輝くようなPP:ポリプロピレンフィルム)でした。しかし環境問題の動きによりインパック周辺も大きく様変わりを始めました。
単純なプラスティックフィルムからバイオマスプラスティックへの移行が一つです。更に紙への移行が始まりました。
インパックは業界に先駆け、バイオマスマークを取得し、更に業界初の紙スリーブの社内生産を始めました。当然製造設備を準備いたしました。ディリーフラワーは形を変えながら伸びていきます。その時、スーパー、ブーケメーカーの皆さんが混乱することがないよう、環境対策のスリーブの提供を行って参ります。
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