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2023年06月20日(火)更新

新教育

日本の教育が変わり始めたようです。
ただ圧倒的に従来の教育法が前提になっている教育界がありますから全体になるのはいつのことになるのか私にはわかりません。

最近、保育園経営の一端を担っていることから、教育、保育に関心を持ちながら様々話などお聞きしています。その中の一つに横浜創英中学・高等学校の校長先生(工藤勇一氏)の話がラジオに出てきました。
なぜ教育が変わらないといけないのか、といえば、社会の変化があまりにも急速で今までの教育のまま将来の日本人を作ることが難しいことになるからと、話されていました。
特にIT・AIの開発は10年前とは比較にならず今はさらに急速な勢いで進化しています。もちろん人間教育には変えてはいけないもの(不易)がたくさんあります。しかし先生一人に対して同じような教育を全員に同じようにしていたのでは、もっと進めたい人には遅すぎ、ついていけない人には早すぎるといったことになります。その付近はもっと自由になっていいのではないか、更に先生は学校の現場は何でも多数決で決めていくことが多い、これではきめ細やかな教育は無理だと話されています。全くの同感です。

先生は政治もそうだと言いますが、政治の場ではそうはいきません、政治の場での原則は多数決の原則と、少数意見の尊重が二大原則です。教育現場でも出来ればそうなって欲しいものです。前述の工藤先生はこれから先、活躍の場が増えることになりそうですが、ぜひそうなって欲しいものです。

 

2023年06月19日(月)更新

坂嵜さん

先週の木曜日、日本園芸文化協会の席で表彰式が行われ、お二人の方が表彰されました。お一人は先週ご紹介いたしました人形菊師神谷重明様でした。世界的にも優れた業績をお持ちです。
もうお一方が坂嵜潮様でした。多くの方がご存じのように当初サントリーのワイン研究員として活躍された後、有名なサフィニアの育種に成功されました。サフィニアは世界的に大ヒットしました。現在でも売れ続けています。記録的な大ヒット賞品でありました。サフィニアの優れた点はヒットに足る商品であると同時にその販売手法でした。数社の代理店を使いすべてのホームセンターに商品が流れました。海外にも多く販売されました。素晴らしい実績です。
今回はアジサイが坂嵜様の開発によって全く違った世界を見せてくれることになりました。アジサイは一本一歩の枝先に花を付けます。しかし坂嵜様のアジサイは一本の幹から枝分かれした先全てに花を付けます。それも通常のアジサイのようにまっすく枝が伸びるのではなくまるで上から枝先がしだれているのです。花の数は尋常ではありません。沢山咲かせます。おまけに葉が小さく、鑑賞する方から見ると花が多くありそれだけで鑑賞の対象となります。商品名は「ラグランジア ブライダルシャワー」実の見応えのあるものです。
育種家は思ったような開発ができ、大ヒットすると何か自分が特別な人になった気がするようです。
しかし坂嵜様はそうではなく、常に自然を見つめないとだめで、そこが大事だと言います。これはある種、悟りの世界のような気がします。

明らかに園芸文化の向上に寄与された方です。
 

2023年06月15日(木)更新

「令和5年度園芸文化賞」表彰式

今日は午後、上野東天紅でサフィニアの開発と、その後の販売で名を馳せた坂嵜潮様の園芸文化賞の受賞の席があります。また菊師・神谷重明様も同じく受賞されています。本来出席されるJFMA会長の小川先生、MPSジャパンの松島様が伺えないため、力不足もいいところですが、代理出席させていただくことになりました。

説明書には菊人形作りの伝統を受け継ぎ、70年にわたり菊人形、花人形などの制作、展示、指導を行う、とありました。素晴らしい方です。私も菊は大好きで一時期休んでいましたが、今年から改めて見に行くつもりです。今までは内藤新宿の新宿御苑、浅草の浅草寺境内、湯島天神の境内、秩父などが中心でした。様々な菊の作品も見事ですが、菊人形となると一段と見ごたえのあるものになります。また東天紅の隣のような場所に横山大観の生まれた家があり、そこから近い所に大観の通った小学校があります。

湯島天神の影響でしょうか、大観の卒業した湯島小学校では毎年菊作りが盛んで、確か4年生、5年生、6年生は全員菊を作り、時期になりますと沢山の菊が飾られています。それは見事としか言いようのない素晴らしいな作品が並べられています。聞くところでは、湯島天神内の菊花展の中で、湯島小学校の生徒が表彰を受けることもあるそうです。

明日は坂嵜様の話をお聞きした後、ブログをお送りいたします。

 

2023年06月14日(水)更新

初舞台?

朝から雨が降りしきる中、国立能楽堂に8時に着きました。まだ誰も来ていません、9時近くになり、漸く出演者らしき人たちが集まり始めました。私も初めての楽屋口に9時過ぎに入りました。幸い能楽堂の斜め前の駐車場が開いていましたので雨ではありましたが、随分楽をいたしました。
中に入ると先生方は既に袴を着け、準備が整っていました。私は着物を着るのも初めての事でもあり、少々動揺していました。当日は誰か手伝ってくれるから、と言われていましたので皆さんが準備を始めてものんびりしていましたが、お一人の先生から声を掛けられお手伝いいただくことになりました。マスクをつけられ目の前の方でどなたか分かりませんでしたが、少し離れたところで気が付きました。あの目は「中村先生だ!」金春流シテ方の若手のホープです。いつも舞台の地謡方で拝見するだけで本当の顔は分かりません。慌てて隣の部屋にいた先生に改めて御礼を申し上げました。

多くの先生方は客席から舞台を見上げていますので、また、どうしても遠目に見ることになり、シテ方の先生方は舞台の上では面を付けておられる関係から本当のお顔を見ることはありません。ただ、地謡方もシテ方の先生がお出になるのでそこでしか分かりませんでした。しかもこの3年以上覆面を付け謡っておられたのでまるで分かりませんでした。それでも高名な先生方に何人もお会いしました。

私といえば緊張のあまり初めのセリフが出ず、家族を心配させたようです。この時は地謡方の先生が小さな声で教えてくれました。また、何を舞ったか忘れるほど緊張していました。
 

2023年06月12日(月)更新

大名屋敷

金曜日は午後エチオピア大使館に出かける前に、駐車場代わりに白金にあるシェラトン都ホテルに行きました。

ここはきれいな庭があり、それも大きな樹木が多くあって都内としてはぜいたくな作りになっています。ことによるとここは、昔の大名屋敷の流れかも知れません。ここから僅かのところには八芳園がありますが、ここの日本庭園も有名です。八芳園は間違いなくその昔は大名屋敷でした。少し戻っていくとイタリア大使館がありますが、ここも四国(伊予松山藩)の松平家の屋敷跡でした。このように見ていくと都内には多くの大名屋敷跡が残っているようです。
新宿御苑もそうです。六義園もそうです、大名屋敷とは異なりますが浜離宮も江戸時代から変わらず素晴らしい庭が残っています。江戸市中には300近い藩の江戸屋敷があり。中には屋敷を上屋敷、中屋敷、下屋敷といくつも有していた大名も数多くありました。
子供ころ、その昔屋敷が並んでいた場所が開発され、大手企業の本社ビルに変わっていきました。信じられませんがその場所から多くの小判が連日のように掘り出され、大きなニュースになっていました。私が10歳前後のころです。
江戸の人口100万人のうち、半数が武士階級であったそうですから、見事な都市を形成していたと思われます。
 

2023年06月07日(水)更新

思い出の小学校

気が付くとあっという間に65年が過ぎていました。中野にある啓明小学校五年生に編入して以来ですから、間違いなく65年が経ちました。

先月、熊本から中野のご実家に来られている同級生と、時々お会いする友人と中野でお会いしました。きっと40年くらい経っていると思います。その方が担任の先生から聞いた話というのが、どうやら我らの母校が100年になるということでした。今年が97年か98年の様です。担任の先生も90歳は超えていますが、その時は参加すると言っていたそうです。大変なパワーです。
横浜に10歳まで、中野に20歳まで、その後は現在の東大和ですから完全に東大和の人になっていますが、中野は懐かしい場所です。警察学校の裏に忍び込み、みんなで野球をしました。結果、警察のお巡りさんに注意を受けたことも何度もありました。同じクラスには優秀な人が多く、少々暗い小学校時代だったと思います。

先ほど、学校のホームページを見て驚きましたが、五輪真弓、二宮ゆきこ、太地喜和子さんなど有名な人がかなりいます。記念行事があるようですが、出かけてみたいと思います。

 

2023年06月06日(火)更新

デザイン “き”

3月の桜、4月の牡丹、5月の西洋とちの木など全て例年より10日は早かったと思います。確かにスマホのアルバムを見返すと昨年の桜、牡丹、とちの木など今年の写真より10日ほど早くなっていました。このままでは梅雨入りも早まりそうです。

昨日拙宅にわざわざ大きな本をお持ちいただいた方がいます。吉岡堅二の企画展のお世話をするボランティアの活動家の方です。若いころ同じ大学で学んだという方で有名なデザイナーの先生の作品集(デザイン “き”)です。その作品集は多摩美の教授を定年で退官された木下勝弘先生です。若いころは無印良品のデザインで有名な田中一光のお弟子さんの様でした。どこかそれを感じさせる作品もありました。
また虎屋さんのデザインは素晴らしいものがあります。羊羹のそのものとデザインが完全に一体感を持って迫ってきます。

それにしてもこのような方が多摩湖の近くにお住まいになっていることは素晴らしいことです。

 

2023年06月05日(月)更新

感謝

先週末一昨年より関係を持たせて頂いている保育園の懇親会が開催されました。その中で永年勤続表彰が行われました。

会場では30年選手一人と、20年選手が二人舞台に上がっていました。もちろんその他にも5年、10年勤続の方々もおられました。永年勤続で表彰されることは素晴らしいことです。
今まで何回か驚くほど勤め先を変える方の履歴書を見たことがあります。それぞれの事情はありましょうが、できれば長く勤めていただけると双方共に幸せになります。

中でも20年、30年といえば保育園の歴史そのものです。特にこの3年間は異常事態でした。先生方は勿論、一部の園児の皆さんもマスクをしていました。顔そのものが分からなくなり、お話しするときも口元が見えず、どのように話していいか園児の皆さんも大いに迷ったことでしょう。おまけに給食の時は基本黙食となります。明らかに異常事態です。イベントの時など先生方の清掃は大変でした。今まで一回で終了していた発表会は一歳児、二歳児、三歳児と1日に何回も発表会を行いました。そのたび、会場の清掃が始まります。大変なご努力でした。この三年間の思い出は恐らく20年、30年の永年勤続先生方も今までにないご苦労があったともいます。
今ようやく、以前の保育園に戻りつつあります。

20、30年選手といえばインパックにも誕生しました。これからは永年勤続の人が続きます。それぞれ人生をインパックに、保育園にかけていただいています。感謝ばかりです。

 

2023年06月02日(金)更新

母の日

昨日MPSジャパンの本田様から母の日のニュースが送られてきました。

花を花とみれば簡単に競合は現れないでしょうが、花は単に花そのものではなく、人に幸せになって頂いたり、生活に潤いを与えるなど、様々な優位特性を持っています。おそらくどちらの生花店も更にその狙いを各自それぞれお持ちになっていることでしょう。しかしそれらの優位特性は花に限られていることはではありませんでした。

私たちは母の日にカーネーションがあって幸せでした。一年の5%ほどを販売する店舗もありました。かなり多忙な一日であったに違いありません。繁華街にある生花店舗は母の日に最大のピークを持っていくことに精力を注いできたことになります。

しかし母の日の狙いは決して花業界だけでなく製菓業界、青果業界、衣料業界など、多くのギフトを生業とする他業界の人たちも心は同じでした。確かにお送りするお母様方に喜んで頂けることであれば、花だけではないはずです。このことはかなり昔から言われていました。それ故、お菓子屋、コスメなどとコラボの企画を実行している生花店も多く見られました。

今後はコラボも重要かもしれませんが、花が一番お母様に喜んで頂ける企画が重要になってきました。いよいよ知恵の段階になってきました。私たちパッケージを生業とするものは益々重要に時期に入ってきました。
 

2023年06月01日(木)更新

お世話になりました。

インパックのコアビジネスはワンタッチスリーブの開発・製造・販売と花束加工機械の輸入・販売・メンテナンスです。これらを全国各地とマレーシア、シンガポールなど東南アジアに輸出を行っています。
また、私たちの花ビジネスはホームユース市場に向けビジネス展開を行っています。一言でいえば、スーパーマーケットのフラワービジネスのサポートを行う会社として存在しています。
以上の事からインパックのドメインは「M&S+R:マシーン&スリーブ+リテールサポート」となっています。以上がインパックの戦略的生存領域ということになります。

これらが現在のインパックの全てであります。先月まで切り花加工の事業を手がけておりました。切り花加工はバラ加工、スパーラルブーケ加工を主体として進めて参りましたが、今回撤退を行うことになりました。自動化の設備を整えて参りましたが、スーパーマーケットの花売り場が、バラとブーケになることはありませんでした。100%私の責任です。私はバラとブーケがスーパーマーケットの商品になるために、今後は形を変えてその実現に向け努力してまいります。

改めてよろしくお願い申し上げます。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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