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2023年11月10日(金)更新

企業責任!

明日はもう日本へ戻ります。お陰様でオランダでのインパックの代理人を務めるWINさんや副社長や専務のおかげで一度もお医者様にかかることなく無事戻れそうです。帰りの飛行機の中で体調を崩し、成田の病院のお世話になったこともありますから食べ物には大いに気を付けるつもりです。

今回もオランダの変化を見ることになりました。アルスメールのオークションのセリは大幅に少なくなったとは言うものの、オークション周辺では有力な仲卸や加工メーカーが巨大な建物を立ち並べ、益々繁栄の後を見せてくれました。

一方メーカーとは何かを考える機会ももらいました。直接商品企画を立て、量販店と取引を行う生産者の企業が生まれて成功しています。つまり市場も仲卸もその中に入ることはできない仕組みになってきました。昨日のMMフラワーです。
更に今日は、広い意味でインパックと同じ土俵でビジネス展開を行う企業グループ(インパックの20倍規模)があります。この企業グループでメーカーの意味を教わりました。イギリス、フランスでは既にポリ製品の40%は再生を使用することになっています。これは法律です。オランダでも同じ法律が施行されます。大きい区切りでは世界中で同じことが起きるでしょう。今回伺った企業グループにはインパックが直接知る企業も数多く入っています。ここは包装資材、物流機器の単に製造販売ではなく、その回収を行い品目別にペレットの生産、更に最終フィルムを生産し、スリーブなどを作っています。
つまり製造販売するだけでなく、市場へ出た包材などを回収し、最終的に再生品を製造し販売しています。つまりこれからのメーカーの責任は製造販売だけではなく、広く販売した商品を回収し再生産をする責任を持つところがメーカーと言えることを教えてもらいました。インパックもそうでなければいけません。

多くのお得意先様に、そこのご理解いただくことがこれからのビジネスとなります。企業責任とは、より良い製品を作り価格を安定させること、更に世に出た商品を回収、再生産することがその責任を全うすることになります。インパックも早速、その責任を果たすことが出来る準備をしていくことにします。
 

2023年11月09日(木)更新

いつも変化はイギリスから

少なくとも5年前までは、イギリスの花き産業はその10年前の姿と同じでありました。大手量販店8グループの花きの調達いつも変化はイギリスから先の主体は、オランダに本社をもつダッチフラワーグループの会社であり、その時代は長く続いていました。しかし今回話を聞き、少々驚きました。そのダッチフラワーグループが苦戦を強いられています。確かダッチフラワーグループは1,000億企業となっていました。

しかし、東アフリカの企業(生産者)2社とコロンビアの生産者1社が共同で会社(MMフラワー)を設立し、イギリスの量販店8グループに対して切り花の供給を始めたのは今から5年前の事だと言います。そして現在、イギリスの量販店は花の30%をその1社から供給を受けることになりました。
一言で言えば、生産者(アフリカ、南米)が英国でダイレクトに加工し、花を量販店に収めていることになります。この事実は勿論誰にも止められません。最もいい立場にいる大手生産者が自ら加工会社を起業し、自ら量販店すべてを相手にビジネスを始めました。この流れには、どこも、誰も中に入れません。前述の30%は更に伸びる勢いです。また、同じ形態をもって今年いよいよオランダに進出しました。MMオランダです。オランダには元々東アフリカに生産子会社を持つシェア社があります。ここは650haの農場を持ち、ドイツの会社を中心にバラの供給を行っていました。しかし今回のそれはそう単純ではありません、イギリスの量販店の優れた商品政策を理解し、様々な商品を展開し、供給しています。単なるリパック(バラ)もあります。更にブーケもあります。確実に商品政策を実施しています。つまり新たな会社はフルラインで加工生産し供給を果たしています。

ダッチフラワーグループは当初、20数社のオランダの仲卸が集まりました。20年以上前です。つまり花の流通の真ん中にいる企業が加工の大手に変化しました。今回はさらに川上の大手生産者グループによる加工となります。尤もいいポジションの企業となります。

私は国内加工のイメージを重ね、将来イメージしていくつもりです。

2023年11月08日(水)更新

IFTF

オランダに来ています。今日で3日目となり、明後日は帰りの飛行機に乗ることになります。あっという間のオランダ出張です。
訪問企業は4社となりますが、うち1社は展示会での商談となりました。どうやらこの展示会6年ぶりに来ることが出来ました。この展示会は国際的な商談の場となっています。
その80%ほどは切り花企業でした。オランダ国内企業、南米(エクアドル・コロンビア)、東アフリカ(ケニア・エチオピア・ルワンダ)、中東(トルコ)等から多くの企業が出展していました。球根類などはオランダの企業が相変わらず大きいブースで出されていました。

他には周辺企業として、機械関係のメーカーの出展が目立っていました。ハバテックは大型機械を中心に目立つブースとなっていました。先月、シンガポールの生花加工会社にブーケマシーンをお納めいたしましたが、その機械メーカー“メカフローラ”も出展していました。またインパックの仕入先の機械メーカーはベルコメックスをはじめ5社ほどが出展し元気のよいブースを作っていました。

全体を見た中での印象は全体として大きな変化はなく、オランダ、イギリスの消費地としての元気さに欠ける気がいたしました。明日に触れますが、オランダの消費は一体どうなっているのでしょう。出かけたスーパーが1社だけではサンプルが少な過ぎますが、花売り場は大はばに縮小され、商品の魅力も欠けていました。
コロナの期間中、オランダ、イギリスの量販店大きく変わる出来事があったようです。明日詳しく触れるようにします。
 

2023年11月02日(木)更新

花はゴム結束で決まり!

自動結束機(紐:ポリエチレンの延伸紐)結束の歴史はかなり古いと思います。今では自動梱包機械(PPバンドで使用)が主流となっています。それは梱包の確実性と持ちやすさからだと考えられます。それでも印刷業界、製本業界、段ボール業界などで自動結束は使用されています。

申し上げたいのは、切り花の結束は手作業か自動結束機が一般的でした。それが今から40年以前オランダに出かけたとき花はすべてゴム結束が普通の姿でした。確かに結束したところを外すときなど、紐に比べると比較にならないほど楽に外せます。感心したことを覚えています。早速オランダから既に輸入をしていたストラパック様のお世話になりました。確かに何台か販売し、私たちは独自の輸入をはじめました。今では花の結束はゴムと決まりました。

しかし初めは外す際の楽なこととは別に、しっかり結べないと良くお叱りを受けましたが、それも慣れていただくうち、今のようになりました。最近リンドウの自動選別機をまとめて3台受注を頂きましたが、実は花の選別機は最後まで紐で結束する分野でした。数年前から販売を行う際、紐結束機を下ろし、インパックのゴム結束機を乗せていましたが、今回の機械は初めからゴム結束希望と言われました。最後まで残っていた選別機は紐の分野でしたが、漸くゴムになりましたが、大事な役割でしたが、40年かかったことになります。
 

2023年11月01日(水)更新

オランダIFTF

4年ぶりにオランダの展示会へ出かけます。

インパックがオランダの展示会に出かけたのは1978年だったと思います。この年はオランダから10社ほど、当時晴海の展示会場で行われていた施設園芸展に参加し、オランダの展示会のPRを行っていたことから大使館へ連絡し、出かけたのが最初でした。
同じ年、オランダ大使を囲み東京青年会議所(東京JC)がオランダで行われるJC世界大会の話を伺うことになっていました。出かけてみると前回伺った事務官の方がいらして、親切にいろいろ教えてくれました。
その後200回を超えるオランダ行になりましたが、そのきっかけは展示会とJCでした。出かけてみて分かりましたが、オランダは確かに切り花の中心地でした。また、切り花生産の研究開発なども先端を走っていました。中国、南アメリカ、その後のアフリカなどの切り花の生産技術はほぼオランダの技術でした。更に分かったことは切り花の生産の中心ということは周辺産業もオランダを中心に発展しているという事実でした。

切り花の周辺で生きるインパックとしては参考になることばかりでした。それ以来11月と2月にある展示会に欠かさず出かけ、新たな機械や資材を見ることで国内に通用するものを探しては国内に投入してきました。しかし長い間かけ定着したものはスリーブと機械だけと言っていいと思います。スリーブも初めは輸入していましたが、現在では工場を持ち製袋機が協力工場を含めると50台ほどになり、更に今後は紙スリーブの機械も増えますので、場合によってはオランダを凌ぐ工場になる夢を描いています。オランダから様々なことを学び今日に至っていますが、まだまだ入り口にあります。

今年の展示会もきっと学ぶことが多いと思います。
 

2023年10月31日(火)更新

和菓子とお花

近くには府中の青木屋、熊谷の梅林堂など2~30店舗ほどの店を持つ中堅の和菓子のチェーン店があります。ついこの間まではそこに立川の紀伊国屋さんが入っていました。和菓子屋さんを見てみると大手(虎屋さん、鎌倉吉兆庵さん、叶匠寿庵さん等など)になればなるほど大福、吹雪といった足の短い商品は置いていません。せいぜい梅林堂さんのように月に一日だけ予約で受注し大福を販売するのが精一杯です。つまり大手になればなるほど日持ちのない商品は販売していません。
その意味では確実に街の和菓子屋さんとは一線を画しています。大手のチェーン店のお菓子は羊羹に代表されるような日持ちのするお菓子ですので安心して贈り物として利用できることになっています。その意味では大福、茶饅頭、ふぶきを食べたい場合には近所の和菓子屋さんに行くことになります。また、和菓子屋さんの代わりにコンビニがその役を任じています。
以上の事から和菓子屋さんのイメージが大きく変わったことになります。大手和菓子店は工夫を凝らし、叶匠寿庵さんが始められた創作和菓子の世界に生きています。見た目もきれい、更に果物などを多用し、ゼリーなどのお菓子も和菓子の世界に取り込んでいます。
大変な努力を見ることが出来ます。

ある頃、和菓子とお花は同じような歩みがあり、多くの店舗が街にありました。しかし双方次第に数を減らし始め、大手の和菓子店は日持ちの商品を開発し、ギフト市場に乗り出しました。花の場合、大手の生花店も街の生花店もブーケ、アレンジを中心に元々ギフト商品を取り扱っていました。しかし花の場合、日持ちするとは言ってもお菓子のように殺菌などの処理をして日持ちを伸ばす技術はありませんし、そんなことはできません。これから先、生花店の生きる道は一体どこにあるのか、お菓子より開発範囲の少ない生花は生きる道は原則通り「鮮度」で勝負するのがいいと考えています。この分野であればインパックは大いにお役に立つと考えています。
 

2023年10月27日(金)更新

自動ブーケマシン

インパックが国内での1号機を一昨年導入しました。5月でインパックの切り花の加工事業は終了いたしましたが、それまではハイシーズンで5,000個ほどのブーケを制作していました。この機械の優れた点としては、時間500個のブーケを制作できます。デザイナーの先生が制作したブーケを設計図に置き換え、パソコンに入力すると7台あるディスプレイに分解され、ディスプレイの前に立つ作業者に切り花を入れる位置、切り花の種類などを教えてくれます。一人が2~5本担当することになりますが、3本ですと21本のブーケが出来上がります。5本ですと35本のブーケが出来上がります。かなり再現性の良いブーケが出来上がります。
従来インパックは母の日や迎春用のスパイラルブーケブーケの依頼を頂き生産していました。この機械は現在ヨーロッパ、南アメリカでは100台単位で出ています。

私はこの機械を国内で販売する計画を立て、サンプル代わりにインパックで生産し、多くの加工メーカー、量販店の皆さんに見ていただきましたが、時期が早かったかもしれません。国内でのブーケの需要にはもう少し時間がかかるかもしれません。
今回シンガポールに自動スリ―ビングマシンが出ましたが、制作スピード、制作品質などご満足を頂きました。スパイラルブーケは中国、東南アジアでも商品として認められていますので、アジアでの普及が先にあるかもしれません。

お買い求め頂いたお得意先様は4年前にも花束加工工場(花束を作り機械の商品名)をご購入いただきました。ご決断に心から感謝とともに、尊敬申し上げております。
 

2023年10月26日(木)更新

切り花生産の


切り花生産の工業化

切り花生産の農業化
切り花生産の趣味化


花の生産者の数が減っています。

それは花ばかりでなく果実、野菜も含め栽培に関わる全てに言えるのでしょう。
何時か埼玉の農業大学校の先生が学校の通う学生の中でほぼ趣味の世界で生きる人達のいる話をされていました。無農薬、有機栽培を行い、それで食べていけるだけの栽培を行っていければいい、という考え方で通ってくる学生の事です。それでも本人は農業をやるということになっています。完全に農業の趣味化です。

更に農業の農業化は現在の状況をそのまま今後も続けていくという考え方です。少なくとも、自分の代だけ農業を守っていきたいという方々の事です。それが現在の農業を支えています。
それはそれで貴重なことで今まで何代にもわたり農業生産に勤しんでいた方々ですが、当然プロの生産者です。しかしそれだけでは済まなくなってきている部分も出てきました。

切り花で言えばこのところ、気候変動により中々思うように生産が定まりませんでした。相場が高くなったり、あるものがなかったり。花の場合どうしても避けて通れないのが物日(需要期)です。年に5回ほどのハイシーズンを指します。この時期には量的に沢山ないとビジネスが成り立ちませんが、昨年、今年あたりは大変なことになりました。
農業の農業化ではこのようなことは解決しません。ある意味での解決策は農業の工業化です。施設化とも言っていいでしょう。施設の中で周年栽培を行い、安定的に切り花を出荷できる体制づくりのことです。
場所も多く必要とします。結果、初期投資は半端ではありません。まず、土地建物までは国、県が担当し、生産を民間(生産者)に任せる道はどうでしょう。まずは供給面において安心できる生産体制作りが重要かと考えています。切り花生産の工業化です。
 

2023年10月25日(水)更新

市内の雄

偶然2日連続でお会いした市内の企業の会長がおられます。
この方は、恐らく市内で最も大きな企業を経営されています。1年で2回か3回お会いするのが普通なので、2日連続とはよほど珍しいことになります。

2日前は保育園(保育園の評議員をお願います)の研修(役員・園長研修)の時、昨日は市内のロータリーへ出かけた際お会いしました。何事にも積極的でお仕事も単に木材の販売ではなく、大きなプレカット工場を二か所も所有されています。おそらくプレカットは都内でもかなり早い段階で導入されていました。更に最近では大工さんの伝統技術を継承させていく工夫も様々され、木造住宅を後世に残す工夫もされています。更に余った木材を利用し、子供たちを集め教室(地域貢献)を開いています。
市内でもこのように積極的に展開されている企業はこの方だけでしょう。

インパックは3週間ほど前、次代の役員を集め役員セミナーを開催しました。顧問弁護士の先生と私が担当いたしましたが、年明け第2回のセミナーを行う予定です。顧問の会計士の先生とその会長に講師をお願いするつもりです。
 

2023年10月23日(月)更新

北浦和で薪能

20日の金曜日北浦和の仁木屋さんで最も小さな薪能が開催されました。

初めて歴史的なことをお聞きしましたが、今から25年前、四人の若手能楽師(金春流)の先生方が仁木屋さんとの企画を立て、初めは食事、その後はお能鑑賞という形で始められたとのことでした。
仁木屋さんは昔からの料亭で場所も広く、たった3日の上演中の間だけ、庭に三間四方の板の間を作り、能舞台として完成させています。また小さく短い橋が用意され、本格的な能舞台となっています。しかし囃子方、地謡方の皆さんは三間四方の中に座っていますので、その分少々狭くなっています。また、今まで一度だけ雨のため座敷の中で演能されたことがありました。今回は幸いに曇り空で雨の心配もなく進められました。いつもの通り17時から食事が始まり、19時からが開園となります。経営が変わられたとお聞きしましたが、この企画は経営者が変わっても続けられ良かったと安堵しました。

先ほどの4人の能楽師の先生方は、25年たった今でも協力しながら続けられています。丁度今回のシテ方は高橋忍先生でした。羽衣が上演されましたが、先生は美しく舞っておられました。素晴らしい舞台でした。
100人にも満たない薪能でしたが、大いに満足のいく舞台でありました。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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  • :Shino[01/18]
  • 高倉町珈琲
    • 高倉町珈琲、見かけることはあっても入ったことはなかったので、この記事を読ん...

  • :Shino[11/15]
  • 靴磨きは一つの楽しみ
    • いつも素敵な靴を履いていらっしゃるので、私もきちんとしなければと思います。...

  • :ShinoMorishige[11/05]
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  • :守重 信乃[06/07]
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    • 別に嫌がってはいませんよ笑 楽しみにしています!

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