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2021年12月03日(金)更新

鉢物のアマリリス

今年も楽しい季節になってきました。オランダから輸入されるアマリリスの球根がもうすぐやってきます。

20年以前コンテナで輸入し、多くの生花店さんにご購入していただきました。現在では販売用のアマリリスは取り扱っていません。アマリリスは現在ホームセンターで販売されているくらいでしょうか。価格は700~1,000円位です。
私はアマリリスの価値は1,000円を下らないと思っています。花のサイズは赤ちゃんの顔より大きく組の直径30mmほどもあり、高さも700mmを超えるものあります。また花も最低4輪、多いものでは8輪以上つけるものもあります。また個体差や温度差によって咲く時期が異なり、早いものは12月中に咲くものもあれば4月を待たないと咲かないものあります。最も庭にあるものは更に遅くなり6月ごろになります。

ガーデンセンターなどのアマリリスが早く咲くのは出荷前、人工的に冷蔵庫中で真夏の間冬を経験させているからです。一度冬を経験したアマリリスは気温に合わせ、芽を出し花を咲かせるのです。暖かなところに置けば真冬でも1カ月以内に花を付けます。
花のサイズに触れましたが、5輪も6輪も花を付けたものは例外なく花の重さでひっくり返ります。最近は慣れたことにより花が咲くころ茎を切り花瓶にさしておきます。もしくは鉢ごと重い鉢に入れ楽しんでします。
 

2021年12月01日(水)更新

七十二候 橘始黄(橘初めて黄ばむ)

月に一度は七十二候を考えてみたいと思います。明日の12月2日までは二十四節気では「小雪」ということになっています。また七十二候では2日頃が「橘始黄」です。今日は1日ですが2日頃とありますので、勝手な判断で上記のように考えてしまいました。

インパック本社のある地域は、多くの農業の方がおられます。専業は1~2件とお聞きしていますが、街の北側に農業関係の方々の自宅があります。その広い庭にはゆずが植えられ、道を通る人を楽しませてくれています。
また、一般のご家庭でも広い庭をお持ちの方はミカンや、甘夏などを植えられ、ここにきて黄色くなり始めました。まさに「橘始黄」です。この地域に限らないかもしれませんが、隣町の立川市にガーデンセンターがあり、この店では多くの柑橘類の苗木や、とても苗木とは言えないほどの立派な樹木が売られています。勝手な話ではありますが、この地域に柑橘類をよく見かけるのはこのような供給先があるからかもしれません。

先週は理事長を務める保育園の5歳児のみんなが近くのミカン園に出かけ、収穫をしてきました。今年は行けませんでしたが、来年は一度みんなと出かけ、「橘始黄」を実感してみたいと考えています。

寒くなりました。自己管理を徹底いたしましょう。

 

2021年11月25日(木)更新

チューリップの原産国

チューリップといえばオランダと相場は決まっています。この2年ほどコロナでオランダ旅行はだいぶ減りましたが、普段ですと3月から5月にかけオランダ・ベルギー旅行は旅行会社にとって稼ぎ頭でありました。大変な数の日本人がオランダへ出かけていきました。そしてその全ての旅行者の皆さんが出かける場所がキューケンホフ公園です。この公園はチューリップの開花に合わせ、3ヶ月だけのオープンです。しかしその間に日本人はもちろん、世界中から公園にチューリップを見に来ます。尤もここではチューリップばかりでなく、球根植物のほぼ全てが咲いています。大きな公園の中で木々の周辺に、敷地の境に、歩道に沿ったりと、大変な数の花が咲いています

話は違いますが、私の手元に一冊の雑誌があります。アナトリアニュースと言います。日本トルコ協会の機関誌です。この中にチューリップの事が書かれていました。チューリップはトルコ原産と聞いてはいましたが、トルコの国花が「チューリップ」であることは知りませんでした。しばらく前から日本・トルコ協会の会員になっていましたので、誠に恥ずかしい話です。
その昔(17世紀)トルコからオランダに渡ったのち、チューリップはチューリップバブルに発展します。球根一つが3,000万円になったり、5haの土地を交換したりと大変な騒ぎであったようです。その終息には少々時間を要したようですが、この時のオランダ政府の終息策が日本の土地バブルの終息の参考になったと聞いたことがありました。
様々な歴史を経て今日に至っていますが、今は来春咲くことになるチューリップの球根を植える時期になりました。1,000球ほど植えるつもりです。
 

2021年10月28日(木)更新

恥ずかしい

昨日の朝ブログにクロッカスの事を書きましたが、すぐに削除してしまいました。

昨日の早朝、細い葉の間から伸びた茎の先に紫色の小さな花があり、思わずクロッカスだと思い込みブログに書きましたが、その後、秋咲くのはサフランだと気が付きました。
クロッカスは1~2月ごろ、サフランは10月、11月と相場は決まっていますが、つい慌ててクロッカスと言ってしまいました。それにしてもよく咲いています。
せっかくなので、サフランのことを少し書こうと思います。

サフランはサフランライスしか知りませんでした。一体サフランのどこがあのきれいな黄色を出すのか不思議でしたが、少し長めの雌しべがかなり濃い赤で、その雌しべを利用して黄色く着色しているとのことでした。
また、クロッカスとよく似ているのですが、クロッカスには赤い雌しべはありませんので、今度こそ間違わないようにしようと決めました。

今日のお昼は近くのネパール料理屋さんで久しぶりにカレーにナンではなく、サフランライスで食べるつもりです。
 

2021年10月15日(金)更新

春の準備


今年の気候は少しばかり変化に富んでいました。
8月は旧盆の頃から温度が下がり、長雨となりました。私たちの関係する旧盆の花販売は大打撃を受けてしまいました。さらに9月の秋彼岸の前半は雨模様となり、後半ようやくいいお天気が続きましたが。前半とは異なり夏のようなお天気になり、連日30度を超える日となりました。

庭を見ると、本来10月後半から紅葉する樹木などは暑さにやられたのか、9月歳後半から茶色くなった葉を次々落とし、今ではすっかり枝だけの木となっています。西洋トチノキです。ほぼ同じような状況の木はジューンベリーです。こちらもあっという間に葉が落ちてしまいました。葉が残っているのは紅葉と百日紅くらいです。草花類は雨が続き、暑さも続き、最低限のことしかできていない関係で、草類は伸び放題となりましたが、時々切ったり、抜いたりしています。また、わずかな芝も伸び放題で、今度の休みに行うつもりでしたが、足の小指の奥の方を骨折したため芝刈り機が使えません。そこは家内に任せるとして草花類を整理して、11月後半に来春を目指し球根類を植え付けることになります。主体はチューリップですが、ほかにもたくさんの球根を植えていきます。

今、庭をやっておかないと寒くなってからでは少々つらくなります。今のうちです。

 

2021年10月12日(火)更新

秋明菊(シュウメイギク)


今年の気候はシュウメイギクにとってぴったりの年の様です。私の家でも庭に咲いていますが昨年と比べ、サイズも大きく、更に沢山のシュウメイギクが赤、白と共にきれいに咲いてくれました。
しばらく前にも書かせて頂きましたが、その当時からサイズの大きさが気になっていました。いつもの年より丈が大きく丈夫な茎なのです。今はそのまま花がついてくれました。

名前からして菊の様に思いますが、実はアネモネと同じ種類で菊とは関係ありません。また、面白いのは赤のシュウメイギクの方が背丈は低い事です。赤の方は三鉢購入し、その後地植えにしました。はじめは30cmほどで、今は60cmほどになりましたが、白の方は1m近くあります。トチノキやジューンベリーの葉はすっかり落ち、枝だけになりました。これを見ても昨年に比べるとかなり早い秋なのですが、日中の暑さはまるで真夏なので少々調子がおかしくなります。

しかしこの花が終わるころ、一気に晩秋へと移ります。


 
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