大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2022年08月29日(月)更新

秋明菊(シュウメイギク)

今年も秋明菊の季節がやってきました。
菊ではなくキンポウゲ科となっています。アネモネの一種の様ですが、確かに花はアネモネに似ているかもしれません。
また、京都の貴船方面では野生化した秋明菊を見ることが出来るようです。私は10年ほど前に赤の秋明菊の鉢植えを購入し、その後庭に地植えしましたが、僅かだったものが今ではかなりの数の花をつけてくれます。

一度生花市場で箱に入ったものを見ましたが、かなりの長さがありました。70㎝はあったと思いますが、幹もしっかりしていました。我が家の秋明菊は背がかなり低く、50㎝程でさすがにプロの作るものは違うと感心したものでした。
今年も背の低い秋明菊ですが、昨年は違いました。今までにないほどの背が高くなり、売り物に劣らない程背も高く幹もしっかりしたものが多く咲きました。今年もそれを期待していましたが、残念なことに元に戻ってしまいました。

秋明菊は赤の品種が先に咲き始め、後に白が咲いてきます。今は赤が咲いています。あと数日で白が咲いてくるでしょう。赤と白が同じ場所で咲くのは中々いいものです。
 

2022年08月09日(火)更新

枯れた樹木

5月に咲いたグラジオラスが再度咲いたのは7月の終わりでした。こんなことが何故起きるのかわかりませんが、とにかく2度咲きました。尤もグラジオラスには春先と夏に咲くものと2種類あるそうです。しかし同じ場所に球根を植えた覚えはありません。2種類の球根を植えれば不思議でも何でもありませんが。

またおかしなことにライラックの花も2度咲きました。春先と7月です。梅雨明け後あまりに暑かった10日ほどの後、再度の梅雨の様な時期がありましたがその時咲きました。
今年は植物も迷うのかもしれません。

また今年は樹木の枯れたものが多く見られます。狭山丘陵の多摩湖周辺や郷土美術館になっている旧吉岡堅二邸の中にも枯れ始めたものを見ることが出来ます。
天候の変化についていけなくなったのかどうか分かりませんが、とにかく枯れています。

大きな木などは本当に勿体無い気もしますが、自然相手故の難しさがありそうですね。
 

2022年06月07日(火)更新

アリウム

今年で3年目になりますがアリウムが背を伸ばしています。2株ありますが、昨年まで2mを超える一株と1.5mほどの1株が並んでいました。今年はどういう訳か双方ともに2mを超えています。

アリウム独自のつぼみを守る帽子のような外皮はとても背が高いところにあり、花が咲き始めた今でも取ることが出来ません。私のような小さい者ではいくら手を伸ばしても花に届きません。

また、花は小さな花が沢山あり、ボールの様に見ることが出来ます。確かネギ坊主と同じ仲間です。

その帽子のような外皮はそれを手にしたときはいつも厚い本に押し花の様に挟み“しおり”を作ります。
先端が伸びて尖っているために使いやすいのです。昨日つぼみを守っていた外皮が破れ、花が出てきました。近く直径10cm位になるでしょう。我々の頭の上よりはるかに高いところで咲いてくれています。
 

2022年04月14日(木)更新

新緑

今日は昨日までとは打って変わって、涼しい朝となりました。天気予報では今日明日は雨が降り、温度もそう上がらないと言っています。温度としては楽に過ごせる温度の様です。

最近、街中を通っても銀杏、欅、花の落ちた後の梅、桜、桃、更に言えば柿の木など新緑に包まれ始めました。それぞれ樹木ごとに新緑の色は異なっています。しかしどの葉を見ても新しい葉の柔らかなみどりは実に美しく見ることが出来ます。
一本一本見てもきれいに見えますが、会社から近くの狭山丘陵を遠目に眺めると多くの木々が一斉に芽吹きを始めたことで様々色が私たちを楽しませてくれます。中には白く見えるものもあり、山全体が絵の様に見えます。

国立駅前の桜はすっかり終わりました。ここの桜は南口から一直線に伸びる道路の両端に約1km桜が続いています。更に桜並木が終わる所で交差している道路も、また桜並木が今度は東西に延びています。
満開の頃はこの下を通りと頭がほんのりしてきます。今年は葉桜になりつつありますが、来年は家族と一緒に来るつもりです。
 

2022年03月10日(木)更新

金色のラナンキュラス

私の机の上にどう見ても金色の花弁を持つ花が置かれています。数日朝から展示会へ出かけていたため見ることがありませんでした。誰かが飾ってくれたのだと思います。

ラナンキュラスは花弁の多さで有名です。中には50枚の花弁を持つものもあります。その点ではバラよりも多い花弁を持つようです。
机の上のラナンキュラスは一重の花で花弁は10枚ほどですが。金色と言っても花弁のふちが茶系統の色で縁取られているため、とてもシックな色合いです。普段見慣れているダブルの花とは印象も異なり、普段のラナンキュラスとは別物の印象です。

ウエブで見ると沢山の金色のラナンキュラスが出てきますが、その多くは強い黄色の花です。机の上の一重のラナンキュラスはどう見ても金色です。
驚きの色を持っています。
 

2022年02月16日(水)更新

スノードロップ

毎年2月になるころ、庭に白い小さな花が咲きます。咲き始めは3cmくらいに咲き始め次第に伸びて10cmほどに成長しますが、いずれにしても小さな植物です。

花は下向きに咲き、直径1cmほどの花はとても可憐に見えます。わずかな場所に100株ほど植えてありますが、とても群生と言えるほどではありませんが、見過ごすこともありませんので、ある程度見ることは出来ます。
先日も前を通られた方からも声をかけられ、「毎年楽しみしています」と言われますと、少々頑張らなくてはいけないと変な責任を感じたりしてしまいます。

2月とは言え、あと2週間ほどで3月になります。
3月にはスイセン、ヒヤシンス、早めのチューリップなどが咲き始め、4月にはわずかの木々ですが新緑が芽吹き始めます。

春はもうすぐそこに来ています。

 
 

2022年01月17日(月)更新

準備は出来ている

先ほどまで高速に乗り、外苑で降り宮家が多く住む場所を通りながら多くの木々を見ていました。
今日はロータリ―クラブのメンバー二人と避けられない会議があり、桜や欅の他、様々な落葉樹を見ながら近くのホテルまでやってきました。今の情勢からすると、恐らく今日が最後のミーティングとなるでしょう。今日も三つの会議や集まりの中止連絡が入りました。

話は多くの木々の事です。枝の先端を見ると僅かですが、丸くなってきています。確実に春の準備です。どんなに寒い時でも芽を出す準備を整えているのでしょう。5月には、よほどの間違いがない限りきれいな新緑で私たちを楽しませてくれます。植物たちは常に3月、半年先の予想をつけながら活動しています。尤も桜はその前の3月には花が満開となり、私たちを更に楽しませてくれます。

人間も生き物ですから、本来自然の流れと同じ様に生きることができるはずです。庭を見てその準備に取り掛からなくてはいけないのに、つい一日伸ばしをしてします。どうにもならなくなるころ重い腰を上げ、その準備に入りますが、その時はもう遅く、切ってはいけない枝を切り、せっかくの花芽を摘んでしまいます。毎年その繰り返しをやっていますが、今年も12月にやってきた優秀なガーディナーさんから「今年も切ってしまったのですか」と半分あきれ顔でやさしく叱られてしまいます。
家内からは「お父さんは向いていない!切るときは私に言って欲しい!」などと強く言われます。植物は自分で春を迎えるのに私ときたら、確かに今年も春を迎える枝をみんな切ってしまいました。

 

2021年12月03日(金)更新

鉢物のアマリリス

今年も楽しい季節になってきました。オランダから輸入されるアマリリスの球根がもうすぐやってきます。

20年以前コンテナで輸入し、多くの生花店さんにご購入していただきました。現在では販売用のアマリリスは取り扱っていません。アマリリスは現在ホームセンターで販売されているくらいでしょうか。価格は700~1,000円位です。
私はアマリリスの価値は1,000円を下らないと思っています。花のサイズは赤ちゃんの顔より大きく組の直径30mmほどもあり、高さも700mmを超えるものあります。また花も最低4輪、多いものでは8輪以上つけるものもあります。また個体差や温度差によって咲く時期が異なり、早いものは12月中に咲くものもあれば4月を待たないと咲かないものあります。最も庭にあるものは更に遅くなり6月ごろになります。

ガーデンセンターなどのアマリリスが早く咲くのは出荷前、人工的に冷蔵庫中で真夏の間冬を経験させているからです。一度冬を経験したアマリリスは気温に合わせ、芽を出し花を咲かせるのです。暖かなところに置けば真冬でも1カ月以内に花を付けます。
花のサイズに触れましたが、5輪も6輪も花を付けたものは例外なく花の重さでひっくり返ります。最近は慣れたことにより花が咲くころ茎を切り花瓶にさしておきます。もしくは鉢ごと重い鉢に入れ楽しんでします。
 

2021年12月01日(水)更新

七十二候 橘始黄(橘初めて黄ばむ)

月に一度は七十二候を考えてみたいと思います。明日の12月2日までは二十四節気では「小雪」ということになっています。また七十二候では2日頃が「橘始黄」です。今日は1日ですが2日頃とありますので、勝手な判断で上記のように考えてしまいました。

インパック本社のある地域は、多くの農業の方がおられます。専業は1~2件とお聞きしていますが、街の北側に農業関係の方々の自宅があります。その広い庭にはゆずが植えられ、道を通る人を楽しませてくれています。
また、一般のご家庭でも広い庭をお持ちの方はミカンや、甘夏などを植えられ、ここにきて黄色くなり始めました。まさに「橘始黄」です。この地域に限らないかもしれませんが、隣町の立川市にガーデンセンターがあり、この店では多くの柑橘類の苗木や、とても苗木とは言えないほどの立派な樹木が売られています。勝手な話ではありますが、この地域に柑橘類をよく見かけるのはこのような供給先があるからかもしれません。

先週は理事長を務める保育園の5歳児のみんなが近くのミカン園に出かけ、収穫をしてきました。今年は行けませんでしたが、来年は一度みんなと出かけ、「橘始黄」を実感してみたいと考えています。

寒くなりました。自己管理を徹底いたしましょう。

 

2021年11月25日(木)更新

チューリップの原産国

チューリップといえばオランダと相場は決まっています。この2年ほどコロナでオランダ旅行はだいぶ減りましたが、普段ですと3月から5月にかけオランダ・ベルギー旅行は旅行会社にとって稼ぎ頭でありました。大変な数の日本人がオランダへ出かけていきました。そしてその全ての旅行者の皆さんが出かける場所がキューケンホフ公園です。この公園はチューリップの開花に合わせ、3ヶ月だけのオープンです。しかしその間に日本人はもちろん、世界中から公園にチューリップを見に来ます。尤もここではチューリップばかりでなく、球根植物のほぼ全てが咲いています。大きな公園の中で木々の周辺に、敷地の境に、歩道に沿ったりと、大変な数の花が咲いています

話は違いますが、私の手元に一冊の雑誌があります。アナトリアニュースと言います。日本トルコ協会の機関誌です。この中にチューリップの事が書かれていました。チューリップはトルコ原産と聞いてはいましたが、トルコの国花が「チューリップ」であることは知りませんでした。しばらく前から日本・トルコ協会の会員になっていましたので、誠に恥ずかしい話です。
その昔(17世紀)トルコからオランダに渡ったのち、チューリップはチューリップバブルに発展します。球根一つが3,000万円になったり、5haの土地を交換したりと大変な騒ぎであったようです。その終息には少々時間を要したようですが、この時のオランダ政府の終息策が日本の土地バブルの終息の参考になったと聞いたことがありました。
様々な歴史を経て今日に至っていますが、今は来春咲くことになるチューリップの球根を植える時期になりました。1,000球ほど植えるつもりです。
 
«前へ 次へ»

会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

詳細へ

個人プロフィール

詳細へ

バックナンバー

<<  2024年11月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

コメント一覧

最新トラックバック

  • 肉白日 from PoweredTEXT
    約半年前ほど 昔の写真を 引っ張り出して 人生の軌跡を綴る