花は心のビジネス 花材.花包装.スリーブ.インパック会長 守重知量の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
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2024年12月10日(火)更新
どんな花でも品質の良いは一つ
お花は大きく分けて日比谷花壇さんに代表されるような生花店さんの花とスーパーマーケットで販売されている花ではできた時、もしくは作る時から異なっています。3三束1,000の花ではおのずから花が異なります。
時にスーパー、ホームセンターで販売される花の多くは3束で1,000円ほど、更に一束500円台、700円台の花もあります。花の本数は3本から8本ほどで束が作られています。1本あたり100まで行きません。それに対して12本、15本、20本でブーケが作られますが、こちらは3,000円から5,000円くらいでしょう。場合によっては好みの花や優れた品種の花で造られた花は幾らでも高くなります。良い花を取り扱う、ご当地でトップクラスの生花店さんではこのようなお客様を対象としてご要望に応じながら花束を作ります。花は一本当たり500円、1,000円場合によってはもっと高くなります。これらは問題なのではなく正常な姿です。
一方量販店で販売される一束4、500円、700円の束は使用される目的が異なります。またこのような価格ですと毎週ご購入される方もおられます。使用目的で使い分けすればいいのでしょう。
しかし花の品質となると高い、安いの区別はありません。どんなに安価なものでも高額の物でも良い品質が求められます。高いからきちっと管理され、安いのできちっと管理できないのでは仕事が成り立ちません。3束1,000円花の管理でもコールドチェーンに載せることが重要です、現在の花の品質はここが問題になります。どんな花でも現在、ドライのトラック(温度管理されていない)に載ることもあります。今後はいずれの花でもしっかり温度管理されることが必要になります。
それらはすべて数字で管理することが可能となります。
時にスーパー、ホームセンターで販売される花の多くは3束で1,000円ほど、更に一束500円台、700円台の花もあります。花の本数は3本から8本ほどで束が作られています。1本あたり100まで行きません。それに対して12本、15本、20本でブーケが作られますが、こちらは3,000円から5,000円くらいでしょう。場合によっては好みの花や優れた品種の花で造られた花は幾らでも高くなります。良い花を取り扱う、ご当地でトップクラスの生花店さんではこのようなお客様を対象としてご要望に応じながら花束を作ります。花は一本当たり500円、1,000円場合によってはもっと高くなります。これらは問題なのではなく正常な姿です。
一方量販店で販売される一束4、500円、700円の束は使用される目的が異なります。またこのような価格ですと毎週ご購入される方もおられます。使用目的で使い分けすればいいのでしょう。
しかし花の品質となると高い、安いの区別はありません。どんなに安価なものでも高額の物でも良い品質が求められます。高いからきちっと管理され、安いのできちっと管理できないのでは仕事が成り立ちません。3束1,000円花の管理でもコールドチェーンに載せることが重要です、現在の花の品質はここが問題になります。どんな花でも現在、ドライのトラック(温度管理されていない)に載ることもあります。今後はいずれの花でもしっかり温度管理されることが必要になります。
それらはすべて数字で管理することが可能となります。
2024年12月04日(水)更新
仏花は変わる
この商品は春秋の彼岸、お盆などの時によく売れます。量販店様によっては花の売り上げの半分近くがそれに該当します。量販店の花の商品としてはなくてはならないものになっています。尤もその昔、仏花は多くの生花店の商品でした。どこの生花店にも白い紙で包まれた仏花がきれいに並べられ売られていました。
それが量販店の商品になったのは、花束中心で店を作っていた量販店にとって仏花は尤も確実に販売できる安定した商品だったからです。サイズもほぼ同じで新たな売り場が必要ありませんでした。この仏花は現在500円から700円ほどで販売されていますが、中には400円を切るものもあります。仏花は何に使用されるかと言えば、普段は家の仏壇に飾られるのが第一です。更に墓参の際、お供え花として使われ、これが3月、7月から8月にかけてのお盆の時期、更に9月の秋彼岸はよく売れる時になります。それが第二です。私も春、秋、お盆の時期には従来お寺の近くにあるスーパーさんへ寄り墓参するのが常でした。それがここ数年花は花屋さんで購入すること方が増えてきました。
私が申し上げるのは少々問題かもしれませんが、何処のスーパーさんで購入しても少々さみしい仏花です。大体600円ほどです。これは一部のコンビニで購入しても600円ほどです。この話を社内でよくしますが、お母様からスーパーの花は買わないで、と言われる人もいます。。
もちろんすべての人ではありませんが、せめて仏花だけはもう少しお金を出してもいいから一対で3,000円、4,000円、中には5,000円までOKという人もいます。霊園で売られるものは一対2,000ほどです。
仏花、墓花は家の中に飾るお花とは異なると考えている方が多い様です。花束を見て満足するのはどうやら一束2,000円ほどではないかと思います。1対で4,000円は亡くなった家族への思いであればいい価格ではないかと考えています。確かに4桁はいい価格帯ではありますが、仏花からでも4桁の花束は如何でしょうか。
この価格まで行くと、仏花のイメージその物を替えることも重要なのかもしれません。洋風に、更にはブーケにといったイメージが膨らんできます。このことはアドバイスを頂いた事もありますが、いずれ答えを出さなければいけないと考えていますが、もっと深く考える必要があります。
それが量販店の商品になったのは、花束中心で店を作っていた量販店にとって仏花は尤も確実に販売できる安定した商品だったからです。サイズもほぼ同じで新たな売り場が必要ありませんでした。この仏花は現在500円から700円ほどで販売されていますが、中には400円を切るものもあります。仏花は何に使用されるかと言えば、普段は家の仏壇に飾られるのが第一です。更に墓参の際、お供え花として使われ、これが3月、7月から8月にかけてのお盆の時期、更に9月の秋彼岸はよく売れる時になります。それが第二です。私も春、秋、お盆の時期には従来お寺の近くにあるスーパーさんへ寄り墓参するのが常でした。それがここ数年花は花屋さんで購入すること方が増えてきました。
私が申し上げるのは少々問題かもしれませんが、何処のスーパーさんで購入しても少々さみしい仏花です。大体600円ほどです。これは一部のコンビニで購入しても600円ほどです。この話を社内でよくしますが、お母様からスーパーの花は買わないで、と言われる人もいます。。
もちろんすべての人ではありませんが、せめて仏花だけはもう少しお金を出してもいいから一対で3,000円、4,000円、中には5,000円までOKという人もいます。霊園で売られるものは一対2,000ほどです。
仏花、墓花は家の中に飾るお花とは異なると考えている方が多い様です。花束を見て満足するのはどうやら一束2,000円ほどではないかと思います。1対で4,000円は亡くなった家族への思いであればいい価格ではないかと考えています。確かに4桁はいい価格帯ではありますが、仏花からでも4桁の花束は如何でしょうか。
この価格まで行くと、仏花のイメージその物を替えることも重要なのかもしれません。洋風に、更にはブーケにといったイメージが膨らんできます。このことはアドバイスを頂いた事もありますが、いずれ答えを出さなければいけないと考えていますが、もっと深く考える必要があります。
2024年11月26日(火)更新
花束加工オランダの現状
オランダでは花束加工の現場で自動化が進んでいます。国内にあっても既に二社の加工メーカーが自動化に取り組み成果を上げています。
また来期は数社の御得意先様が自動化へ向け舵を切られます。花束加工の分野は原体(花)が卸売市場や成田から入荷しますが、原体を箱から出し、サイズに合わせカットしたり。葉を落としたり、水あげ処理を行うことになります。これらの一連の作業は前処理業務と言われます。その後、前処理された切り花を改めて花束にする大きな機械(花束加工機械)にかけ、袋詰め作業を行います。その後はバケツに入れられます。これらは現在多くの工場で行われて多くのスーパー、ホームセンターに納められます。袋詰め作業は手作業となっています。
今回の自動化は花を投入した後、自動でスリーブに束ねられた花がはいる仕組みになっています。時間当たり、2000束、3000束、4000束迄生産できる3タイプが既に上市されています。ここは今まで人手のかかる場所でした。勿論、省力化は大事ですが、全てを人出で行うと作業される皆さんのご苦労は大変なものがあります。肉体的にも精神的にも落ち着きません。今回の自動化は働く皆さんからも歓迎されています。
今回の機械は花束加工工場の自動化の第一歩です。インパックはこれからも工場の自動化にも力を入れて参ります。この機械のデモ機は本社に展示していますので、いつでもご覧いただけます。
また来期は数社の御得意先様が自動化へ向け舵を切られます。花束加工の分野は原体(花)が卸売市場や成田から入荷しますが、原体を箱から出し、サイズに合わせカットしたり。葉を落としたり、水あげ処理を行うことになります。これらの一連の作業は前処理業務と言われます。その後、前処理された切り花を改めて花束にする大きな機械(花束加工機械)にかけ、袋詰め作業を行います。その後はバケツに入れられます。これらは現在多くの工場で行われて多くのスーパー、ホームセンターに納められます。袋詰め作業は手作業となっています。
今回の自動化は花を投入した後、自動でスリーブに束ねられた花がはいる仕組みになっています。時間当たり、2000束、3000束、4000束迄生産できる3タイプが既に上市されています。ここは今まで人手のかかる場所でした。勿論、省力化は大事ですが、全てを人出で行うと作業される皆さんのご苦労は大変なものがあります。肉体的にも精神的にも落ち着きません。今回の自動化は働く皆さんからも歓迎されています。
今回の機械は花束加工工場の自動化の第一歩です。インパックはこれからも工場の自動化にも力を入れて参ります。この機械のデモ機は本社に展示していますので、いつでもご覧いただけます。
2024年11月13日(水)更新
フラワービジネスノート~花研手帳(A5判)
私の手元に来年の「フラワービジネスノート~花研手帳」があります。これは毎年大田花き花の生活研究所が制作・発行しているものです。インパックも社員の皆さんに持っていただいています。
ここには花き産業の基礎データがイラスト付きで分かり易く乗っています。更にデータでは県別の消費額、シーズン別の切り花の早見表や過去どんな花が流行ったかなどを確認することが出来ます。
私の知る限り花き業界では唯一の花の手帳です。研究所の社長、桐生様、取締役の内藤様はかなり力を入れ毎年出版されています。普段使う手帳は好みがあり購入する手帳は人それぞれですが、その自分の手帳とは別に業界を網羅するような手帳があることは花き業界にいる者にとって幸せなことです。花の事、データなどを知りたい時、大変便利な手帳です。もう何年も続けておられますが、これからもぜひお続け願いたいと思います。
私も時々社内で話すときは、ほぼこれが種本になっています。データ類は各省庁から出ているものがありますが、この中のデータはすべて花き業界に関わるものばかりです。業界の方には大変便利ですし、スケジュールなども充実していますので余程手帳にこだわりがない人はこれ一冊でほぼ間に合うことになります。
また、花の消費動向については国産花き生産流通強化推進協議会(MPSジャパン)の調査結果をみればより分かり易く理解できると思います。これはWebから確認できます。
今後とも大田花き花の生活研究所の皆様には、更に充実発展させて欲しいと思います。
ここには花き産業の基礎データがイラスト付きで分かり易く乗っています。更にデータでは県別の消費額、シーズン別の切り花の早見表や過去どんな花が流行ったかなどを確認することが出来ます。
私の知る限り花き業界では唯一の花の手帳です。研究所の社長、桐生様、取締役の内藤様はかなり力を入れ毎年出版されています。普段使う手帳は好みがあり購入する手帳は人それぞれですが、その自分の手帳とは別に業界を網羅するような手帳があることは花き業界にいる者にとって幸せなことです。花の事、データなどを知りたい時、大変便利な手帳です。もう何年も続けておられますが、これからもぜひお続け願いたいと思います。
私も時々社内で話すときは、ほぼこれが種本になっています。データ類は各省庁から出ているものがありますが、この中のデータはすべて花き業界に関わるものばかりです。業界の方には大変便利ですし、スケジュールなども充実していますので余程手帳にこだわりがない人はこれ一冊でほぼ間に合うことになります。
また、花の消費動向については国産花き生産流通強化推進協議会(MPSジャパン)の調査結果をみればより分かり易く理解できると思います。これはWebから確認できます。
今後とも大田花き花の生活研究所の皆様には、更に充実発展させて欲しいと思います。
2024年10月30日(水)更新
オランダ、花の展示会
オランダ、花の展示会
11月6日(水)から8日(金)までオランダではIFTFが開催されます。コロナで一時期行けませんでしたが、昨年は久しぶりに出かけて参りました。今年、インパックは北海道の専務、大沼さん(貿易担当)、営業統括の仲二見さんの三名で出かけることになっています。また、ハーレムのIFTFの他アルスメールの場内でこれも巨大な花の展示会が行われています。フラワーショーです。IFTFと全く同じスケジュールです。私たちにとっては効率のよい展示会週間です。
元々IFTFは国際展示会、オランダから海外へ、さらに海外からオランダへの双方向で展示会が開かれていました。特に切り花の出展が多くみられ、コロンビア、エクアドルなどの南米、ケニア、エチオピアなどの東アフリカ、さらに台湾などアジアからの出展もあります。
出展者も来場者も世界中からと言っていいでしょう。
またアルスメールの市場の中で開かれるフラワーショーは本来国内取引のために開催されていました。オランダの生産者が沢山出展してはいますが、現在では海外の企業も多く出展しています。
今でもオランダ語が飛び交う展示会になっています。
昨年どうしても欲しい商品があり日本に入れたいと交渉しましたが、オランダ以外出荷しないと断られました。フラワーショーは今でもオランダを色濃く残している珍しい展示会となっています。
間違いなくこれらを見てもオランダは花の中心地として今でも輝いています。
余計な事ですが、10年以前インパックはオランダインパックbvをアルスメールの事務所棟に置いていました。昨年は展示会の帰り事務所棟をのぞいてきました。
11月6日(水)から8日(金)までオランダではIFTFが開催されます。コロナで一時期行けませんでしたが、昨年は久しぶりに出かけて参りました。今年、インパックは北海道の専務、大沼さん(貿易担当)、営業統括の仲二見さんの三名で出かけることになっています。また、ハーレムのIFTFの他アルスメールの場内でこれも巨大な花の展示会が行われています。フラワーショーです。IFTFと全く同じスケジュールです。私たちにとっては効率のよい展示会週間です。
元々IFTFは国際展示会、オランダから海外へ、さらに海外からオランダへの双方向で展示会が開かれていました。特に切り花の出展が多くみられ、コロンビア、エクアドルなどの南米、ケニア、エチオピアなどの東アフリカ、さらに台湾などアジアからの出展もあります。
出展者も来場者も世界中からと言っていいでしょう。
またアルスメールの市場の中で開かれるフラワーショーは本来国内取引のために開催されていました。オランダの生産者が沢山出展してはいますが、現在では海外の企業も多く出展しています。
今でもオランダ語が飛び交う展示会になっています。
昨年どうしても欲しい商品があり日本に入れたいと交渉しましたが、オランダ以外出荷しないと断られました。フラワーショーは今でもオランダを色濃く残している珍しい展示会となっています。
間違いなくこれらを見てもオランダは花の中心地として今でも輝いています。
余計な事ですが、10年以前インパックはオランダインパックbvをアルスメールの事務所棟に置いていました。昨年は展示会の帰り事務所棟をのぞいてきました。
2024年10月29日(火)更新
明日のために
現在ほぼ全国の量販店店頭で切り花が販売されています。この形態は今から40年前とほぼ同じ仕組みで販売されています。
これから先の量販店における切り花販売で重要なことは、いかに鮮度を前面に出すかが課題となりましょう。言い古されていますが、生産者から市場、加工メーカー、店頭に至るまで温度管理された状態で販売されるのが理想と考えています。生産者から卸売市場へ運ばれるトラックはまだ半分は温度管理されていない状態です。勿論冷蔵車の割合も次第に増えていることも事実です。しかし受け入れ側の卸売市場は一部を除きまだ温度管理されていないのも実情です。更に切り花加工メーカーでも温度管理された状態で加工・出荷がされていないこともあります。
現在の切り花の価格は一部の値上げはあったものの十分浸透していません。申し上げたいことは現在の販売価格は現状の生産、輸送、加工の結果です。今後コールドチェーン化に移行させるためには、現在の価格では無理が生じます。切り花のような温度管理が必須の商品は現状の輸送、保管、加工の状態では品質面で可能な限り温度管理を徹底する必要があります。申し上げたいのは基盤の部分に手を入れることが重要である、と申し上げたいのです。
単純にそれらを実行すれば、直接価格に跳ね返ることになります。
そこで同じ商品ではなく、付加価値を付けた新たな商品への切り替えが必要になります。品質面、デザイン性などを加味した飾りつけにも留意した商品化(ブーケ)が必要になると考えています。オランダにあっても大変苦労をしてブーケの市場を作り出しました。
きっと我々にもできると考えています。
これから先の量販店における切り花販売で重要なことは、いかに鮮度を前面に出すかが課題となりましょう。言い古されていますが、生産者から市場、加工メーカー、店頭に至るまで温度管理された状態で販売されるのが理想と考えています。生産者から卸売市場へ運ばれるトラックはまだ半分は温度管理されていない状態です。勿論冷蔵車の割合も次第に増えていることも事実です。しかし受け入れ側の卸売市場は一部を除きまだ温度管理されていないのも実情です。更に切り花加工メーカーでも温度管理された状態で加工・出荷がされていないこともあります。
現在の切り花の価格は一部の値上げはあったものの十分浸透していません。申し上げたいことは現在の販売価格は現状の生産、輸送、加工の結果です。今後コールドチェーン化に移行させるためには、現在の価格では無理が生じます。切り花のような温度管理が必須の商品は現状の輸送、保管、加工の状態では品質面で可能な限り温度管理を徹底する必要があります。申し上げたいのは基盤の部分に手を入れることが重要である、と申し上げたいのです。
単純にそれらを実行すれば、直接価格に跳ね返ることになります。
そこで同じ商品ではなく、付加価値を付けた新たな商品への切り替えが必要になります。品質面、デザイン性などを加味した飾りつけにも留意した商品化(ブーケ)が必要になると考えています。オランダにあっても大変苦労をしてブーケの市場を作り出しました。
きっと我々にもできると考えています。
2024年10月10日(木)更新
遺伝子
先月、会社近くの薬局へ立ち寄りました。インパックの隣みたいなところでしたので、迷惑を顧みず事務所のドアを開き中に入りました。社員の皆さんは変わらずに仕事に精を出していました。
今年に入り営業から貿易へ異動した大沼さんから昆明の展示会の話が出てきました。あとわずかで中国、昆明に出発するとこでした。今回は貿易部が担当するとのことで陳さんと二人で出かける計画です。
昆明には私も何度か出かけるチャンスはありましたが、いまだに出かけていません。今回は昆明の展示会です。正式名称は「第22回中国昆明国際花き展」です。中国の展示会参加は数年ぶりです。コロナの関係で中止となっていました。
参加した二人の話ではこの数年で輸出から国内販売にシフトしているようです。私が参加していたころは国内需要より輸出が中心でした。花きも同じく輸出もありますが、国内向けが増えているようです。中国の花きの状況は出かけて初めて分かることが多くありました。今回を機会に更に情報を集め国内外のビジネスに展開していく計画を練っています。
若い人たちが確実に独り立ちして計画から実行、更に将来の展開を考える段階に入ってきました。海外事業も機械などから再開しています。
40年前からオランダを足掛かりに僅かずつですが、海外展開を続けて参りましたが、今ここに第二世代の皆さんがそれらを引き継ぎ、更に発展させる勢いです。専務を中心に海外事業をスタートさせましたが、今、確実にその遺伝子が動き始めてきました。
今年に入り営業から貿易へ異動した大沼さんから昆明の展示会の話が出てきました。あとわずかで中国、昆明に出発するとこでした。今回は貿易部が担当するとのことで陳さんと二人で出かける計画です。
昆明には私も何度か出かけるチャンスはありましたが、いまだに出かけていません。今回は昆明の展示会です。正式名称は「第22回中国昆明国際花き展」です。中国の展示会参加は数年ぶりです。コロナの関係で中止となっていました。
参加した二人の話ではこの数年で輸出から国内販売にシフトしているようです。私が参加していたころは国内需要より輸出が中心でした。花きも同じく輸出もありますが、国内向けが増えているようです。中国の花きの状況は出かけて初めて分かることが多くありました。今回を機会に更に情報を集め国内外のビジネスに展開していく計画を練っています。
若い人たちが確実に独り立ちして計画から実行、更に将来の展開を考える段階に入ってきました。海外事業も機械などから再開しています。
40年前からオランダを足掛かりに僅かずつですが、海外展開を続けて参りましたが、今ここに第二世代の皆さんがそれらを引き継ぎ、更に発展させる勢いです。専務を中心に海外事業をスタートさせましたが、今、確実にその遺伝子が動き始めてきました。
2024年07月18日(木)更新
無毒化
数年前に切り花の長期保存の手段として採花後殺菌剤に茎をどぶ付けし、袋に詰め出荷する方法を考え出し、それが瞬く間に広がった話を聞きました。このときの作業の状況は作業者の方は完全に防毒マスクをつけ作業している姿にかなり衝撃を受けました。その殺菌剤の開発はイスラエルの企業だったと記憶しています。その後そのイスラエルの企業はアメリカの企業に買収され、商品作りと普及活動を続けていました。しかし最近ほとんどそのような形態の切り花は見かけることがなくなりました。
恐らくそれはかなり、人体に影響があったのではないかと推測することが出来ます。しかし昨日のJFMAセミナーの講師は同じような鮮度保持を進めるにあたり、茎をどぶ付けする方法を話されました。ただしその時言われたのは「無毒化した殺菌剤」とのことでした。以前の防毒マスでの作業があまりに衝撃的であっただけに今回は無毒化をはかりマスクの装着は必要のない作業にしたようです。
それはそれでいい事だと思います。更にその後バケツに入れ、冷蔵庫に数日おき、段ボールに詰めコンテナに詰め込む作業に入ります。コンテナの温度は2℃と言われます。この作業はきっと必要な作業です。インパックは2℃ではなく0.5℃を推奨しています。
それは海上輸送の場合、ほとんど0.5℃で行われているからです。それで最大約3週間海上輸送を行います。その後数日の加工を経てスーパーの店頭に並べます。約4日の販売期間、家庭で約10日の鑑賞期間となります。これで合計39日となります。現在ヨーロッパで流通している切り花は以上のような流れとなっています。ここまではセミナー参加者に聞いた話です。
昨日の話を計算すると約4週間海上輸送しコンテナの温度を2℃とすると、海上輸送だけで温度時間値が1,440になります。これは従来温度時間値500以下の商品を仕入れるのが基本といわれていますが1,440は少し問題が残る気がします。ここはコンテナの温度を0.5℃のする必要があります。そうすれば温度時価値は360となり入荷時の温度時間値としてはこれで最適になります。
恐らくそれはかなり、人体に影響があったのではないかと推測することが出来ます。しかし昨日のJFMAセミナーの講師は同じような鮮度保持を進めるにあたり、茎をどぶ付けする方法を話されました。ただしその時言われたのは「無毒化した殺菌剤」とのことでした。以前の防毒マスでの作業があまりに衝撃的であっただけに今回は無毒化をはかりマスクの装着は必要のない作業にしたようです。
それはそれでいい事だと思います。更にその後バケツに入れ、冷蔵庫に数日おき、段ボールに詰めコンテナに詰め込む作業に入ります。コンテナの温度は2℃と言われます。この作業はきっと必要な作業です。インパックは2℃ではなく0.5℃を推奨しています。
それは海上輸送の場合、ほとんど0.5℃で行われているからです。それで最大約3週間海上輸送を行います。その後数日の加工を経てスーパーの店頭に並べます。約4日の販売期間、家庭で約10日の鑑賞期間となります。これで合計39日となります。現在ヨーロッパで流通している切り花は以上のような流れとなっています。ここまではセミナー参加者に聞いた話です。
昨日の話を計算すると約4週間海上輸送しコンテナの温度を2℃とすると、海上輸送だけで温度時間値が1,440になります。これは従来温度時間値500以下の商品を仕入れるのが基本といわれていますが1,440は少し問題が残る気がします。ここはコンテナの温度を0.5℃のする必要があります。そうすれば温度時価値は360となり入荷時の温度時間値としてはこれで最適になります。
2024年07月17日(水)更新
日本フローラルマーケティング協会
昨日のJFMA(日本フローラルマーケティング協会)の国際セミナーは素晴らしい内容の様でした。私は参加できず午前中に開かれた理事会と総会に出席し用事で会社へ戻ってしまいました。(大事な内容なので後程お知らせします)
総会最後のところで副会長の松村さん(自由が丘フラワーズ・社長)がJFMAの今までの成果は素晴らしいものがある、業界の先駆けを常に作ってこられたとご挨拶がありました。私も掛け値なしでその通りだと考えています。
切り花の日持ち保証販売の提案、物流機器(コンテナ)の規格策定、海外への研修旅行、更に多くのセミナーは本当に素晴らしいものがあります。
私も25年前の立ち上げから関係させて頂きましたが、最もJFMAの優れた点は花き業界の団体であるのですが、主役は必ずしも生花を取り扱う企業ではありません。具体的に申し上げれば多くの業界団体はインパックの様な企業は正会員ではなく、協賛企業の扱いが多くあります。協賛企業側も主体は花だから仕方がないといった感じを持ちますが、JFMAは生産者から市場生花店、量販店、といったある意味では利害を一致する皆さんの他にインパックの様な一般には業者と言われるものまでが同一の活動をさせて頂いています。その意味では大変優れた考えをお持ちの方が揃ったのだと思います。そうであれば私たちもJFMAのために生花業界のために、更に言えば消費者のために何が出来るかを一層考えて行く必要があります。これから先もその視点でお役に立ちたいと考えています。
今年もフローラルイノベーションに参加させて頂くことになりました。大いにご提案の場にしたいと考えています。
総会最後のところで副会長の松村さん(自由が丘フラワーズ・社長)がJFMAの今までの成果は素晴らしいものがある、業界の先駆けを常に作ってこられたとご挨拶がありました。私も掛け値なしでその通りだと考えています。
切り花の日持ち保証販売の提案、物流機器(コンテナ)の規格策定、海外への研修旅行、更に多くのセミナーは本当に素晴らしいものがあります。
私も25年前の立ち上げから関係させて頂きましたが、最もJFMAの優れた点は花き業界の団体であるのですが、主役は必ずしも生花を取り扱う企業ではありません。具体的に申し上げれば多くの業界団体はインパックの様な企業は正会員ではなく、協賛企業の扱いが多くあります。協賛企業側も主体は花だから仕方がないといった感じを持ちますが、JFMAは生産者から市場生花店、量販店、といったある意味では利害を一致する皆さんの他にインパックの様な一般には業者と言われるものまでが同一の活動をさせて頂いています。その意味では大変優れた考えをお持ちの方が揃ったのだと思います。そうであれば私たちもJFMAのために生花業界のために、更に言えば消費者のために何が出来るかを一層考えて行く必要があります。これから先もその視点でお役に立ちたいと考えています。
今年もフローラルイノベーションに参加させて頂くことになりました。大いにご提案の場にしたいと考えています。
2024年07月03日(水)更新
新たな選別機の時代
今、オランダの機械メーカーで花の選別機の世界でトップを走っている企業があります。昔からバラの選別機を作ってはいましたが、長さ選別のみでした。これは今の日本では最もシンプルな菊選別機がそれに当たります。
しかし今から20年以上前にバラの自動選別機を作り世界に売り出しました。売り出して間もなく日本の生産者がその機械を購入しご使用いただきましたが、残念なことに継続されずにその事業は終了しました。バラ選別機はバラの花の根元を支えるため、傷がつくことがよく言われましたが、オランダではよく売れました。オランダと日本では品質の考え方が異なっていたかもしれません。
しかし10年ほど前、画期的な選別機を作りました。花を機械の周りを3/4周させ、その間に長さ、花のつき方、茎の曲がり方などをセンサーで読み取りその後、10本単位で結束し。コンベア上に載せる機構はバラ選別機を同じでした。しかし、機械に一本、一本セットする方法が違いました。バラの場合は花を持つのですが、今回の選別機は茎の先端を掴んでいくのです。それも1時間に8,000本掴みます。花を掴むのと、茎の先端を掴むのとの差は、茎を掴むことで花の品種を選ばなくなったことです。どんな花でも可能となりました。これにより、選別機メーカーは高機能の分野に入っていきました。
1時間に8,000本選別が可能です。花の種類を選びません。チューリップなどはオランダでも盛んに生産され、20、30ヘクタールの規模の生産者が多くありますが、まずはそこから普及が始まりました。ただ、チューリップの場合出荷時の花は葉で隠れているため、選別が出来ません、この場合の選別はX線選別で行い、茎が伸びる前に選別を行えることになりました。これも1時間当たり8,000本です。
この選別機は何処も高機能ですが。茎に選択を掴む技術は大変優れています。これらの機械は現在オランダですが、既にコロンビアに入り、恐らくアフリカにもアジアにも入るでしょう。また、彼らは従来の技術を駆使して次の分野(野菜)にも入ろうとしています。
15年以前工場の端に置いてあった1台のテスト機が15年を経て花が咲きました。先日のZOOM会議では社長を中心に大いに力がみなぎっていました。
しかし今から20年以上前にバラの自動選別機を作り世界に売り出しました。売り出して間もなく日本の生産者がその機械を購入しご使用いただきましたが、残念なことに継続されずにその事業は終了しました。バラ選別機はバラの花の根元を支えるため、傷がつくことがよく言われましたが、オランダではよく売れました。オランダと日本では品質の考え方が異なっていたかもしれません。
しかし10年ほど前、画期的な選別機を作りました。花を機械の周りを3/4周させ、その間に長さ、花のつき方、茎の曲がり方などをセンサーで読み取りその後、10本単位で結束し。コンベア上に載せる機構はバラ選別機を同じでした。しかし、機械に一本、一本セットする方法が違いました。バラの場合は花を持つのですが、今回の選別機は茎の先端を掴んでいくのです。それも1時間に8,000本掴みます。花を掴むのと、茎の先端を掴むのとの差は、茎を掴むことで花の品種を選ばなくなったことです。どんな花でも可能となりました。これにより、選別機メーカーは高機能の分野に入っていきました。
1時間に8,000本選別が可能です。花の種類を選びません。チューリップなどはオランダでも盛んに生産され、20、30ヘクタールの規模の生産者が多くありますが、まずはそこから普及が始まりました。ただ、チューリップの場合出荷時の花は葉で隠れているため、選別が出来ません、この場合の選別はX線選別で行い、茎が伸びる前に選別を行えることになりました。これも1時間当たり8,000本です。
この選別機は何処も高機能ですが。茎に選択を掴む技術は大変優れています。これらの機械は現在オランダですが、既にコロンビアに入り、恐らくアフリカにもアジアにも入るでしょう。また、彼らは従来の技術を駆使して次の分野(野菜)にも入ろうとしています。
15年以前工場の端に置いてあった1台のテスト機が15年を経て花が咲きました。先日のZOOM会議では社長を中心に大いに力がみなぎっていました。
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約半年前ほど 昔の写真を 引っ張り出して 人生の軌跡を綴る
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