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2023年10月06日(金)更新

ドメイン

昔から感じていたことがあります。
人として考えてみれば目は2つ、鼻は1つ、耳は2つ、口は1つ、昨日お会いした古い友人達も私も持っているものは同じでした。若いころからそう思っていました。

どうして友人たちの会社は大きく立派なのだろうか。40年経ち、昨日あった友人たちは昔と変わらず活躍していました。私たちのリーダーは40年前、1工場であったのが現在は10か国16工場を持つに至りました。もう一人の友人はエアバスなど200機を所有し、アメリカの住宅を1万個所有しています。更に本業も1,000億単位です。

昨日も不思議な気がして現在の話をお聞きしました。私もさぼっていた訳ではありませんが、花き業界それもホームユースフラワー市場(花き業界全体の全体の1/5程)の中でそれも袋(スーパーで花を入れ売られている)と機械(その花束を作る機械)だけを扱い、恐らく袋は50%、機械は90%ほどのシェアですから社員の皆さんは大いに頑張っている数字になっています。しかしそれでも、二人の友人から見ると爪の先ほどの売上げとなっています。

何故かと思っていましたが、私には答えが出ています。入口の話としてはドメイン(戦略的生存領域)の差だと思います。私たちは恐らく30億円程度の市場規模の中で仕事をしています、しかし友人たち市場は自動車業界(世界で約1兆ドル)や飛行機業界、住宅業界でそれも世界の業界で活躍しています。
私たちがホームユースフラワー業界だけで今後も生きるとすると、ホームユースフラワー市場を成長させるか、他の業界を探すしかありません。インパックを更に成長させるにはドメインの拡大が必須となります。ここは全員で話し合う内容です。

初めから大きな市場を目指した人、初めから小さな市場を狙ったインパックは慎重に結論を出すことが重要です。
 

2023年10月04日(水)更新

役員セミナー

今日は役員セミナーを開催します。
昔からやりたい企画でした。来期からは1回(1日)で終わらせたいと思いますが、今期は2回から3回やるつもりです。

今日は私と、顧問弁護士の橋本先生にやって頂きます。また次は会計士の先生にやっていただきます。橋本先生には役員の法律的な立場をお話しいただきます。インパックのような小さな会社ではどうしても仕事に終われ、大事な話を飛ばすことがあります。昨年来、社長はじめ50歳前後の役員4名が誕生しました。
この様な機会を作り、様々なことを勉強してもらいますが、今回はもう1人として、私が話すことにいたしました。私は役員を務め、約50年になります。初めのうちは役員というより一人の営業担当をして社員と変わらぬ動きでしたが、最近になり会社の将来の事をより真剣に考えるようになりました。その時には既に若いマネージメントチームが出来上がりスタートを切っていました。どうしても伝えたいことばかりです。
インパックのアイデンティティーは初めに話すつもりです。また、成り立ちの事も、今のビジネスになった経緯の話も、それらを次の世代に伝えてほしいと考えています。

私はインパックが花き業界と触れ合ったことは本当に幸せだと感じています。それによりドメインが明確になりました。更に工場を作り、問屋からの脱却を図りました。また、近く新工場を考え、包材メーカーとして印刷、ラミネート、製袋の一貫メーカーを目指す考えでもあります。これらはすべて花き業界との触れ合いから成り立っています。
今日はそれらを話すつもりです。

 

2023年10月03日(火)更新

渋皮がむける栗

私は食べ物の中で最も好きなものは栗かもしれません。尤もおいしい食べ物がたくさんありますから一つに絞るのは難しいのですが、栗は子供のころから大好きでした。

昔パリの街を数人の社員とあるいていたときのことです。 どう見ても日本人と思えない人が私に「クリ!クリ!」といって近寄ってきます。ここでは近寄って来る人は少々危険なのでよけようとしましたが、相変わらず「クリ!クリ!」なのです。何かと思いましたが少し離れたところでドラム缶のようなうえで栗を焼いていました。焼き栗でした。
イタリアでは焼き栗をたくさん食べることは知っていましたが。フランスでも道路の上で栗を焼いていました。早速それを買い、袋に入れてもらいましたが随分高かったのを思い出します。その栗は小さく荒皮と共に渋皮も一緒に剥けましたので中国の天津甘栗と同じようなものなのでしょう。
それに引き換え日本の栗は渋皮を向くのが中々むずかしいと思いました。10数年前、茨木で渋皮が簡単に向ける栗が開発されました。その一本が東大和にあります。一昨年その方がたくさん持ってきてくれました。大型の栗でとてもおいしくいただきました。
簡単に皮のむける栗は、小型のものが多くありますが、これは違いました。とても大きく便利な栗でした。

もっとも最近は大型の栗でも簡単に向ける商品がたくさん出ています。これは中国産が多いようです。大きい栗も、小さな栗も中国産の栗は渋皮が簡単に向けます。不思議な気がします。
 

2023年10月02日(月)更新

自主的に行動する

一昨日の土曜日の午前中、東大和玉川上水保育園の運動会が開催されました。昨年に続き東大和市の体育館をお借りして実施いたしました。先生方の手際も良く30分程度で何もなかった体育館が一気に運動会の会場になりました。素晴らしい行動力です。先生方全員走っていました。

運動会が始まって間もなく、総合司会の主任先生が、子供たちも今回の運動会では「自主的に考え、行動をとる」と話されていました。保育園ですからみんな6歳未満の子供たちです。
先生たちが自主的に準備、運営をするのではなく、主任先生は子供たちの事を話しているのです。これは素晴らしい事実です。この方針は私が理事長を務めるかなり前から決められていました。保育方針にも出ています。

この様に子供の頃から、出来ることは何でもやってもらうことは素晴らしいことだと思います。5歳児の園児の皆さんの動きを見ると見習うことばかりです。出来る子供たちが1歳児、2歳児の面倒を見ています。

子供たちから教えてもらうことの多い運動会でした。
 

2023年09月29日(金)更新

結束資材としてのゴム製品

インパックは37年前に花の周辺ビジネスを始めて以来、一貫して切り花の結束はゴムと決めています。当時、結束は紐と決めているところが多くありましたが、次第に花の結束はゴムに切り替えられてきました。当然機械はゴム結束を使用してきました。花の結束は自動機械(花束加工工場)にしろ、手動で動かす機械(タバリン)にしろ、ゴムとなりました。結果、環境対策を見てもゴムは正解でありました。更に指先で結束を解くこともできます。紐結束ではこれらは無理となっています。
ゴムは純正品があります。これはインパックが決めたことです。発売当初多くの苦情が入りました。結束できない、機械が壊れる。ゴムが伸びきってしまう、などです。インパックが純正品といえる理由は以下の通りです。基準を決めています。

 1)ゴムの伸び率が機械適性に適合している。

 2)フレッシュな状態を保ち販売している

インパックは毎月コンテナで指定工場からゴムを入れています。これもフレッシュな状態のゴムを販売するためです。古いゴムの使用は禁物です。機械がすぐ故障します。

以上の事から、たばりんゴムは基準を設け販売しています。結束機(たばりん)は純正品以外の使用は難しいのですが、その多くは古いゴムを使うことによる故障です。

インパックはこれからも基準の明確な、フレッシュなたばりんゴムだけを提供させて頂きます。
 

2023年09月27日(水)更新

包材比率

商品に対する包材費の比率です。

包材費は安ければ安いほどいいかというと正しいこともありますが、正しくないときもあります。
確かに袋に入れてあり、保護性、移動性などに適していればそれでいいという考えが一般的です。道の駅などで販売される野菜などはそれにあたります。しかし価格の安定や、品質の保持などを乗せ、販売する量販店はそうはいきません。販売をいかに上げるかが、各店舗重要な課題になります。量販店は雨が降ろうが、槍が降ろうが店を開け消費者の皆さんを迎える任務があります。
つまり、野菜、果物、切り花などの生鮮品に使用される包材は、一見保護性だけの単機能に見られやすい商品であってもそこには鮮度保持、販売促進用の印刷、持ち帰り易さ、保存適性など様々な機能を持ち合わせています。中が見やすいかどうか等、切り花や野菜などでは特に言われます。鮮度保持はさらに重要な要素となります。つまり、量販店で販売されると言った瞬間、包材は消費者の皆さんに訴えかけるデザインも重要な要素となります。

お菓子類などを見ると良くわかります。お菓子には油脂を使った商品があふれています。油
脂の酸化を防ぐことは重要な要素です。仮に価格だけを狙い、ポテトチップスの袋を透明の、それもPE単体やPP単体の袋にすると日持ちはしなくなり、味にも大きなマイナス面での変化が出ています。価格だけでは済まないことを意味しています。

私が申し上げたいのは適正包装ということになります。また包装に際して避けて通れないのは環境対策ということになります。20年ほど前から微生物による分解を目的とした植物由来の生分解商品なども出てきています。
インパックは現在、紙の設備を増やしています。環境問題によるものです。このように包材の価格は日持ちの程度、酸化の防止、美粧性、などをどこまで見るかで変わってきます。ここでも適正品質、適正価格ということになると考えています。
 

2023年09月25日(月)更新

東大和少年少女合唱団

代表者の千田先生からお礼状を頂きました。8月に行われた合唱団の発表会のお礼状です。
凡そ4年に渡り、外向けの活動を休止していた合唱団は練習も初めのころは止めていました。今回の発表会までのいろいろご苦労があったと思います。

私の孫も入っていましたが昨年高校生になるのを機会にやめてしまいました。私としては残念な出来事でした。この合唱団は小学一年生から高校生までが約100名入っている地域でも優れた合唱団です。コロナ前は有名な歌手とのコラボもありました。岡本知高さんの時は驚きました。何度も練習したそうです。そのたび岡本さんも参加され、孫は「知高ちゃん」と呼んでいました。岡本さんは男性のオペラ歌手ですが、声は完全にソプラノ領域の声を出すソプラニスタです。指導者のお知り合いでありました。

ある時、岡本さんは東大和少年少女合唱団の発表会に出演されましたが、その後岡本さんのコンサートに合唱団が招かれ、新宿の大ホールで岡本さんと東大和少年少女合唱団のコラボが実現しました。素晴らしい事実です。
小学生を中心に中学生、高校生の皆さんは岡本さんとのコラボ、新宿の有名なコンサートホールでの発表は心に残る舞台だったと思います。このコンサートは子供たちの出演は当日まで発表されず、いきなりの出演でしたので、私たちは出かけることが出来ませんでした。チケットは全部売り切れでした。

この合唱団は指導者の千田先生のご努力の賜物ですが、応援する保護者の皆さんの努力も見逃せません。大きく成長して欲しいものです。
 

2023年09月21日(木)更新

夕方の豪雨

恐らく5年ぶりに東大和の豪雨のニュースが出ていました。5年ほど前は3年続けて豪雨があり、市内のあちこちにその被害が出ました。最たるものは西武多摩湖線の土砂崩れによる倒木でした。この後1ケ月間西武多摩湖線は止まり、バスの代替で利用者を運び急場を凌ぎました。家から数分の所でしたので私も見に行きましたが、普段行き来する電車が途中で止まっている姿は少々異様でした。

今回の被害はそれほどでもありませんが、1時間当たり56㎜で数年前とほぼ同じ雨量でした。今朝、家の前は土が坂の上の方から流れ出て、私の家と隣の家の駐車場家の前をかなりの量の土が覆っていました。それに合わせ、落ち葉も山のようになった所が何カ所もありました。今朝の私の仕事は出かける前に周辺の落ち葉を片付けることになりました。雨量56㎜のすごさが身に沁みました。
全国的には雨量100㎜のニュースが連日出てきますがどんな雨なのでしょう。56㎜も半端ではありませんが、大きな被害の出た現場をテレビで見るとき100mmの恐ろしさを感じます。

東大和は現在近くにある公園の地下に大きな水がめを作っています。これで市内の中心部に水がたまるのを防ぐことになります。市の努力も徐々に進んでいます。
 

2023年09月20日(水)更新

シンガポールリパブリックシーフードレストラン

最近は夜の会食は控えていましたが、昨日は久しぶりに仲間と都内の新たな商業施設竹芝アトレに出かけました。ビルは全部で3棟、1棟は駐車場ビル、残りが商業施設やホテルの入っている建物です。背の低いビルは劇場が入り、人気の場所の様です。ただ、車で出かけた者には分かりづらい場所でした。
今回もナビのお世話になりました。もう一棟の高いビルに私たちは入りました。目的は数年前まで品川駅前にあったレストランがいつの間にかなくなり、残念な思いをしていたところ、竹芝のビルに入ったという話を聞いたからで、早速出かけました。「シンガポールリパブリックシーフードレストラン」長い名前のシンガポール料理を出すところです。しかし品川駅前にあった頃から見ると似ても似つかないレストランになっていました。品川の時は建物、各部屋の内装、多くの御客で賑わう騒がしい雰囲気、まるでシンガポールにいるような錯覚を覚えました。ひどい言い方をいたしましたが、外観や店の雰囲気はごく普通になっていました。

しかしです。ここで出された料理は以前と変わりませんでした。有名なチリクラブのソースは甘さと辛さの入り混じった素晴らしい料理です、食べた後に清涼感の残る味です。蒸しパンや蒸したインディカ米のごはんなどによくにあいます

勿論他にも料理は様々あり、全てシンガポールを思い出させてくれる味でした。

 

2023年09月19日(火)更新

ホームユース市場の将来のために

環境問題、物流の2024年問題、原材料アップ、為替問題、人手不足、切り花生産者の後継者不足

花き産業にあって一見バラバラの上記のテーマを軽視できない時代に入りました。これらの事実は今までホームユースをお薦めし、自らもその一端を担う覚悟でビジネスを行ってきた私自身の将来、それもかなり近未来の大きな解決すべき問題なのです。
つまりこれらの事実は、今までのビジネスではホームユース市場は続かないことを意味しています。

従来、運賃ただ、大分少なくなってきましたが、昨年の「運賃ただ論」の三木谷発言に最初に反応したのは政府でした。これからのホームユース市場あって最も重要なことは各企業の特質、特徴を前面に立てた商品企画であり、商品政策であります。ホームユース商品を扱う企業の企画競争であります。
他社より価格が安い(意味のない価格競争)、運賃はただ、といった一見量販店各位に都合の良いように見える特徴など今後は特徴になりません。本質をよく見てほしいと考えています。本質をよく見るとは歴史的背景、将来構想、商品企画、など十分持ち合わせている企業であるかどうかです。
先ほど触れましたが、量販店と花を収める加工メーカーはパートナーショップで結ばれているかどうかです。花を納める各企業も大きく脱皮しなければいけません。更に時代の先を読めなくてはいけません。

インパックは切り花の加工メーカー様に対しても将来のお話をいたします。量販店の担当者様にも現状と将来(ホームユースの切り花加工)の話をいたします。
インパックは加工メーカー、量販店の切り花担当者、当社の三社でホームユースフラワー業界の健全な発展を作り上げたいと考えています。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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