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2023年11月16日(木)更新

わくわくコンサート

会場は始まる前から大騒ぎでした。

昨日は保育園の関係の音楽会を開催しました。私が理事長を務める東大和市内にある立野みどり福祉会は、市内に5つの保育園(内2つは小規模保育園:園児は700名を超えています)があります。更に二か所の学童もあり、その七カ所でグループを組んでいます。

せっかく立野みどり福祉会として活動を行いながら、まとまった行事がなく今日まで来ましたが、昨年からまとまった行事としては音楽会がいいということで実行しています。今年も昨年同様、鍵盤ハーモニカでご指導を頂いている妹尾先生にお願いをいたしました。
妹尾先生はピアノ、木琴、ドラム、フルート、ベースなどを演奏し、皆さんとバンドを組み全国をまたにかけ、演奏活動を続ける優れた方です。特に昨年はフランスの万博に招待され、演奏を行ってきました。
今回は昨年と異なり、園児の皆さんが舞台に上がり、演奏に合わせ、踊る姿を見せてくれました。会場を埋めたお母様方、理事の先生方もその積極性に驚いていました。恐らく演奏された皆さんもきっと楽しかったと思います。

今年で2回目となりましたが、来年も続ける予定です。来年の企画はこの先、結論を出しますが、園児、保護者の皆さんが同時に楽しめる企画を立てたいと考えています。
更に1時間後、先生方とご家族をお招きし、中身が多少違う演奏会を行いました。演奏家の皆さんのご厚意の賜物です。演奏者の皆さんはお疲れだったと思いますが、一所懸命やって頂きました。

この時知りましたが、東大和音頭というのがあり、保育園でも様々な行事の中で歌い、踊っていますが、その東大和音頭を歌っている歌手の方が妹尾先生の知り合いということで来ていただけました。全員が知る歌だけに素晴らしい時間を過ごしました。
企画運営、全て先生方ですが、心から感謝いたしますありがとうございました。
 

2023年11月14日(火)更新

アールスメールでの展示会

恐らく、会場の広さは昔のIFEXの倍ほどの様です。更に出展者のほとんどが生産者、切り花の扱い業者ですので会場全体が植物と花だらけです。本当に素晴らしい展示会です。

さてこの展示会に初めて来た頃、25年ほど前ですが、当時は国内取引のための展示会の様でオランダ語が飛び交っていました。つまりオランダ人の生産者とオランダ人の購入者の取引の場でした。わざわざ英語を話す必要はありません。それがいつの頃からか展示会場の装飾もきれいになり出展社も海外の企業も出てきました。切り花などは特に海外からの出展も出てきました。その点ではIFTFと目立った変わりはありません。しかし植物のブースでは会場の半分を使い、様々な生産者が出展されていました。おそらくこちらの方が広かったかも知れません。植物の方は小さなものから大きなものまで幅広く展示されていました。昔は単に苗ものが多かったのですが、現在は最終製品で、そのままホームセンターやインテリアショップに流しても十分通用するものばかりです。

現在、国内の鉢物市場苦労が続いていますが、視点、観点、測点を変え再度市場を見ることでその活性化を図ることが出来るでしょう。ヒントとなる商品の多くを見ることが出来ました。また、オランダの花の展示会はいつも花だらけです。日本の場合は花のない展示会でした。明日からはフローラルイノベーションです。

インパックも出展いたしますが、多くの植物を出す予定です。
 

2023年11月13日(月)更新

出発一時間前

はなり恥ずかしい話です。

先週1週間オランダにいました。ついた早々スマホを空港に置き忘れ、遺失物の事務所に何度も通いスマホの置き忘れリストを探してもらいましたが、出てこないことが分かり、そのままあきらめることにしました。
それでも帰る際、空港の遺失物事務所をもう一度訪ね、初めから説明し、再度スマホのリストを見てもらっていたところ、私の話したスマホのケースの色など見てもらっていましたが、同じものがあるようなことを話し、「tomokazu」の名前が出てきました。嘘のような話に少々驚き、何処にあるか伺ったところ空港内の遺失物の事務所にあることが分かりました。早速空港内に入り事務所を探し、色々話し、いくつも質問され、漸くスマホが戻ってきました。発見者は分かりませんでしたが、出発の1時間前でした。

いい年をして恥ずかしさの極みです。それにしても、いい人がいると改めて感謝いたしました。

仕事の方もインパックの発展に関係するテーマがいくつも出てきました。自動化の事など、更に環境問題については興味深い話があり、早速、始めてみたいと思っています。


 

2023年11月10日(金)更新

企業責任!

明日はもう日本へ戻ります。お陰様でオランダでのインパックの代理人を務めるWINさんや副社長や専務のおかげで一度もお医者様にかかることなく無事戻れそうです。帰りの飛行機の中で体調を崩し、成田の病院のお世話になったこともありますから食べ物には大いに気を付けるつもりです。

今回もオランダの変化を見ることになりました。アルスメールのオークションのセリは大幅に少なくなったとは言うものの、オークション周辺では有力な仲卸や加工メーカーが巨大な建物を立ち並べ、益々繁栄の後を見せてくれました。

一方メーカーとは何かを考える機会ももらいました。直接商品企画を立て、量販店と取引を行う生産者の企業が生まれて成功しています。つまり市場も仲卸もその中に入ることはできない仕組みになってきました。昨日のMMフラワーです。
更に今日は、広い意味でインパックと同じ土俵でビジネス展開を行う企業グループ(インパックの20倍規模)があります。この企業グループでメーカーの意味を教わりました。イギリス、フランスでは既にポリ製品の40%は再生を使用することになっています。これは法律です。オランダでも同じ法律が施行されます。大きい区切りでは世界中で同じことが起きるでしょう。今回伺った企業グループにはインパックが直接知る企業も数多く入っています。ここは包装資材、物流機器の単に製造販売ではなく、その回収を行い品目別にペレットの生産、更に最終フィルムを生産し、スリーブなどを作っています。
つまり製造販売するだけでなく、市場へ出た包材などを回収し、最終的に再生品を製造し販売しています。つまりこれからのメーカーの責任は製造販売だけではなく、広く販売した商品を回収し再生産をする責任を持つところがメーカーと言えることを教えてもらいました。インパックもそうでなければいけません。

多くのお得意先様に、そこのご理解いただくことがこれからのビジネスとなります。企業責任とは、より良い製品を作り価格を安定させること、更に世に出た商品を回収、再生産することがその責任を全うすることになります。インパックも早速、その責任を果たすことが出来る準備をしていくことにします。
 

2023年11月09日(木)更新

いつも変化はイギリスから

少なくとも5年前までは、イギリスの花き産業はその10年前の姿と同じでありました。大手量販店8グループの花きの調達いつも変化はイギリスから先の主体は、オランダに本社をもつダッチフラワーグループの会社であり、その時代は長く続いていました。しかし今回話を聞き、少々驚きました。そのダッチフラワーグループが苦戦を強いられています。確かダッチフラワーグループは1,000億企業となっていました。

しかし、東アフリカの企業(生産者)2社とコロンビアの生産者1社が共同で会社(MMフラワー)を設立し、イギリスの量販店8グループに対して切り花の供給を始めたのは今から5年前の事だと言います。そして現在、イギリスの量販店は花の30%をその1社から供給を受けることになりました。
一言で言えば、生産者(アフリカ、南米)が英国でダイレクトに加工し、花を量販店に収めていることになります。この事実は勿論誰にも止められません。最もいい立場にいる大手生産者が自ら加工会社を起業し、自ら量販店すべてを相手にビジネスを始めました。この流れには、どこも、誰も中に入れません。前述の30%は更に伸びる勢いです。また、同じ形態をもって今年いよいよオランダに進出しました。MMオランダです。オランダには元々東アフリカに生産子会社を持つシェア社があります。ここは650haの農場を持ち、ドイツの会社を中心にバラの供給を行っていました。しかし今回のそれはそう単純ではありません、イギリスの量販店の優れた商品政策を理解し、様々な商品を展開し、供給しています。単なるリパック(バラ)もあります。更にブーケもあります。確実に商品政策を実施しています。つまり新たな会社はフルラインで加工生産し供給を果たしています。

ダッチフラワーグループは当初、20数社のオランダの仲卸が集まりました。20年以上前です。つまり花の流通の真ん中にいる企業が加工の大手に変化しました。今回はさらに川上の大手生産者グループによる加工となります。尤もいいポジションの企業となります。

私は国内加工のイメージを重ね、将来イメージしていくつもりです。

2023年11月08日(水)更新

IFTF

オランダに来ています。今日で3日目となり、明後日は帰りの飛行機に乗ることになります。あっという間のオランダ出張です。
訪問企業は4社となりますが、うち1社は展示会での商談となりました。どうやらこの展示会6年ぶりに来ることが出来ました。この展示会は国際的な商談の場となっています。
その80%ほどは切り花企業でした。オランダ国内企業、南米(エクアドル・コロンビア)、東アフリカ(ケニア・エチオピア・ルワンダ)、中東(トルコ)等から多くの企業が出展していました。球根類などはオランダの企業が相変わらず大きいブースで出されていました。

他には周辺企業として、機械関係のメーカーの出展が目立っていました。ハバテックは大型機械を中心に目立つブースとなっていました。先月、シンガポールの生花加工会社にブーケマシーンをお納めいたしましたが、その機械メーカー“メカフローラ”も出展していました。またインパックの仕入先の機械メーカーはベルコメックスをはじめ5社ほどが出展し元気のよいブースを作っていました。

全体を見た中での印象は全体として大きな変化はなく、オランダ、イギリスの消費地としての元気さに欠ける気がいたしました。明日に触れますが、オランダの消費は一体どうなっているのでしょう。出かけたスーパーが1社だけではサンプルが少な過ぎますが、花売り場は大はばに縮小され、商品の魅力も欠けていました。
コロナの期間中、オランダ、イギリスの量販店大きく変わる出来事があったようです。明日詳しく触れるようにします。
 

2023年11月02日(木)更新

花はゴム結束で決まり!

自動結束機(紐:ポリエチレンの延伸紐)結束の歴史はかなり古いと思います。今では自動梱包機械(PPバンドで使用)が主流となっています。それは梱包の確実性と持ちやすさからだと考えられます。それでも印刷業界、製本業界、段ボール業界などで自動結束は使用されています。

申し上げたいのは、切り花の結束は手作業か自動結束機が一般的でした。それが今から40年以前オランダに出かけたとき花はすべてゴム結束が普通の姿でした。確かに結束したところを外すときなど、紐に比べると比較にならないほど楽に外せます。感心したことを覚えています。早速オランダから既に輸入をしていたストラパック様のお世話になりました。確かに何台か販売し、私たちは独自の輸入をはじめました。今では花の結束はゴムと決まりました。

しかし初めは外す際の楽なこととは別に、しっかり結べないと良くお叱りを受けましたが、それも慣れていただくうち、今のようになりました。最近リンドウの自動選別機をまとめて3台受注を頂きましたが、実は花の選別機は最後まで紐で結束する分野でした。数年前から販売を行う際、紐結束機を下ろし、インパックのゴム結束機を乗せていましたが、今回の機械は初めからゴム結束希望と言われました。最後まで残っていた選別機は紐の分野でしたが、漸くゴムになりましたが、大事な役割でしたが、40年かかったことになります。
 

2023年11月01日(水)更新

オランダIFTF

4年ぶりにオランダの展示会へ出かけます。

インパックがオランダの展示会に出かけたのは1978年だったと思います。この年はオランダから10社ほど、当時晴海の展示会場で行われていた施設園芸展に参加し、オランダの展示会のPRを行っていたことから大使館へ連絡し、出かけたのが最初でした。
同じ年、オランダ大使を囲み東京青年会議所(東京JC)がオランダで行われるJC世界大会の話を伺うことになっていました。出かけてみると前回伺った事務官の方がいらして、親切にいろいろ教えてくれました。
その後200回を超えるオランダ行になりましたが、そのきっかけは展示会とJCでした。出かけてみて分かりましたが、オランダは確かに切り花の中心地でした。また、切り花生産の研究開発なども先端を走っていました。中国、南アメリカ、その後のアフリカなどの切り花の生産技術はほぼオランダの技術でした。更に分かったことは切り花の生産の中心ということは周辺産業もオランダを中心に発展しているという事実でした。

切り花の周辺で生きるインパックとしては参考になることばかりでした。それ以来11月と2月にある展示会に欠かさず出かけ、新たな機械や資材を見ることで国内に通用するものを探しては国内に投入してきました。しかし長い間かけ定着したものはスリーブと機械だけと言っていいと思います。スリーブも初めは輸入していましたが、現在では工場を持ち製袋機が協力工場を含めると50台ほどになり、更に今後は紙スリーブの機械も増えますので、場合によってはオランダを凌ぐ工場になる夢を描いています。オランダから様々なことを学び今日に至っていますが、まだまだ入り口にあります。

今年の展示会もきっと学ぶことが多いと思います。
 

2023年10月31日(火)更新

和菓子とお花

近くには府中の青木屋、熊谷の梅林堂など2~30店舗ほどの店を持つ中堅の和菓子のチェーン店があります。ついこの間まではそこに立川の紀伊国屋さんが入っていました。和菓子屋さんを見てみると大手(虎屋さん、鎌倉吉兆庵さん、叶匠寿庵さん等など)になればなるほど大福、吹雪といった足の短い商品は置いていません。せいぜい梅林堂さんのように月に一日だけ予約で受注し大福を販売するのが精一杯です。つまり大手になればなるほど日持ちのない商品は販売していません。
その意味では確実に街の和菓子屋さんとは一線を画しています。大手のチェーン店のお菓子は羊羹に代表されるような日持ちのするお菓子ですので安心して贈り物として利用できることになっています。その意味では大福、茶饅頭、ふぶきを食べたい場合には近所の和菓子屋さんに行くことになります。また、和菓子屋さんの代わりにコンビニがその役を任じています。
以上の事から和菓子屋さんのイメージが大きく変わったことになります。大手和菓子店は工夫を凝らし、叶匠寿庵さんが始められた創作和菓子の世界に生きています。見た目もきれい、更に果物などを多用し、ゼリーなどのお菓子も和菓子の世界に取り込んでいます。
大変な努力を見ることが出来ます。

ある頃、和菓子とお花は同じような歩みがあり、多くの店舗が街にありました。しかし双方次第に数を減らし始め、大手の和菓子店は日持ちの商品を開発し、ギフト市場に乗り出しました。花の場合、大手の生花店も街の生花店もブーケ、アレンジを中心に元々ギフト商品を取り扱っていました。しかし花の場合、日持ちするとは言ってもお菓子のように殺菌などの処理をして日持ちを伸ばす技術はありませんし、そんなことはできません。これから先、生花店の生きる道は一体どこにあるのか、お菓子より開発範囲の少ない生花は生きる道は原則通り「鮮度」で勝負するのがいいと考えています。この分野であればインパックは大いにお役に立つと考えています。
 

2023年10月27日(金)更新

自動ブーケマシン

インパックが国内での1号機を一昨年導入しました。5月でインパックの切り花の加工事業は終了いたしましたが、それまではハイシーズンで5,000個ほどのブーケを制作していました。この機械の優れた点としては、時間500個のブーケを制作できます。デザイナーの先生が制作したブーケを設計図に置き換え、パソコンに入力すると7台あるディスプレイに分解され、ディスプレイの前に立つ作業者に切り花を入れる位置、切り花の種類などを教えてくれます。一人が2~5本担当することになりますが、3本ですと21本のブーケが出来上がります。5本ですと35本のブーケが出来上がります。かなり再現性の良いブーケが出来上がります。
従来インパックは母の日や迎春用のスパイラルブーケブーケの依頼を頂き生産していました。この機械は現在ヨーロッパ、南アメリカでは100台単位で出ています。

私はこの機械を国内で販売する計画を立て、サンプル代わりにインパックで生産し、多くの加工メーカー、量販店の皆さんに見ていただきましたが、時期が早かったかもしれません。国内でのブーケの需要にはもう少し時間がかかるかもしれません。
今回シンガポールに自動スリ―ビングマシンが出ましたが、制作スピード、制作品質などご満足を頂きました。スパイラルブーケは中国、東南アジアでも商品として認められていますので、アジアでの普及が先にあるかもしれません。

お買い求め頂いたお得意先様は4年前にも花束加工工場(花束を作り機械の商品名)をご購入いただきました。ご決断に心から感謝とともに、尊敬申し上げております。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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