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2023年12月04日(月)更新

見事な80代

インパックの相談役は今年80歳になりました。
80歳になる直前、18か月に亘り目の病気、大腸の手術、ひどい帯状疱疹などの病気が連続して襲いました。しかし幸いにも全ての病気に打ち勝ち80歳の誕生日を迎えることになりました。
インパックの初代は70歳になるまで元気でしたが、日蓮上人の亡くなった日に熱心な信者でありましたが、丁度その日に同じ場所(池上・本門寺)で亡くなりました。私の周りに男性で80歳というのはあまりおりませんでしたので、相談役が80歳になったことはうれしい出来事でした。

ごく最近、80代の女性の並外れた元気に出会いました、
お一人は恐らく86歳だともいます。姿勢が正しい彼女は社交ダンスの名人です。若いダンスの先生と共に流れるように踊ります。素晴らしいことです

お二人目は素晴らしい歌声を披露してくれます。大体美空ひばりの歌です。素晴らしい高音は見事です。伺えばボイストレーニングを欠かさず行っているようです。日ごろの鍛錬がきれいな声を保たれているのでしょう。

次の女性はタップダンスの名人です。それも下駄をはき下駄タップです。下駄の木と金属の下地できれいな音を聞くことが出来ます。今回は始めお一人でタップをされましたが、2曲目は若い男性のダンサーと一緒に踊りました。見事な足さばきです。かなり早いタップもこなされ、感激致しました。

皆さん年齢を感じさせない人ばかりです。大いに見習う必要を感じました。
 

2023年11月30日(木)更新

イギリスの花売り場を思う

ホームユースフラワー全体の話です。ここ数年の価格は欲しいときに高く、そうでない時は安くなる。このようなことが続いている間、次第に花のマーケットは収縮し8,000億円を切ってきました。1兆2,000億円の売り上げがあったことが夢の数のような気がします。しかしそのころ農水省は3兆円のマーケットを描いていました。
その意味では現在の姿は少々問題かもしれません。

私はこの際、ホームユースの花のマーケットを一層上げる努力が必要と考えています。そのためにはスーパー、ホームセンターの花売り場を劇的に変化させる必要があります。大きな売り上げを上げているチェーンは対面販売を目指し進めています。また、一般のスーパーマーケットは仏花の販売が多く見られます。
私はスーパー本来の花はセルフであるべきと考えます。セルフの中でいかに販売量を増やしていくのかなのでしょう。仏花は大事、これは事実です。しかし他にも3,000円のブーケ、単品物でも一束1,000円などは未だ商品として成立していません。いち早くスタートを切ったイギリスでは200億円を超えるチェーンが5系統以上ありますが、商品は何処もフルラインで並べられています。

今こそ量販店の売り場を変え、日本の花の消費量を増やす時と思います。
また量販店の売り場を変えるにはコールドチェーン化、切り花の大規模生産、商品企画力等充実させる必要があります。私共の役割は大きいと思います。
 

2023年11月29日(水)更新

12月の準備

今朝早く出かけるため車に乗ったところうっすらガラスが氷っていました。・車の温度計は0℃となっていました。氷も0℃もこの冬初めてです。昨日の日中は22℃まで上がりましたのでその差は22℃もありました。

1.冬タイヤ
いよいよ冬に向かいます。タイヤも冬タイヤに取り替えました。この冬タイヤ、一度も雪が降らないこともあり、降っても問題ない年もあり、何かもったいない気がします。しかし本当に必要な時もあり、万が一のことを考えると冬タイヤは付けることは必須となっています。会社では本社からは北関東へ向かうことがありますが、営業車は冬タイヤへ切り替えています。

2.アルコール検知器
また、12月1日からは営業車をはじめ、社用車は全てアルコール検知器を取り付けることになります。一昨日は総務から各営業所へ車両台数分発送しました。本社は直接営業の皆さんに手渡しをしていました。
12月1日からは車に乗る際、必ず検査を行います。これにより前日の結果がはっきり出ることになります。深酒の結果、朝アルコールが残っている時は運転が出来ません。不幸なことが起きないように検査はきちっとやっていくことになります。
 

2023年11月28日(火)更新

季節外れの開花

数日前から家内が庭のトチノキを見上げていました。何なのか聞いてみるとトチノキが花を咲かせている、との事でした。最近真上を見ることが出来なくなりましたが、やっとの思いで私もトチノキの先端を見上げると7つばかり花をつけていました。寒風の中で咲いている花を見ていると何かかわいそうな気がします。
先月はライラックが花を付けていました。今年は何か変な感じがします。このところ毎年何か変なことがあるので、おかしい気がしますが、明らかに12月間近に5月に花をつけるトチノキは少々変かもしれません。

もっとも、庭先の木の場合は何か変で済んでしまいますが、切り花の場合、ビジネスとなるとそう簡単ではありません。お盆やお彼岸などのハイシーズンに花が出てこないとなると調達価格が高くなり、多くの切り花加工メーカーや生花店さんは大変困ります。
この場合、多くはハイシーズンが終わるとどっと花が出てきます。今度は需要期でない時に出てくることで花は一気に安くなりますからこれも困ります。最近多くの加工メーカーさんは必要な時に花がなく、あまり必要としないときに多く出る、このパターンに少々嫌気がさしています。確かにこの数年連続しているようです。

やはり仕入れ価格の上昇は大いに問題であります。
 

2023年11月27日(月)更新

スリーブから見る環境問題

先月のオランダの展示会ではスリーブの商品が多く展示されていました。それはパッケージ会社ではなく、切り花生産者、鉢物生産者の店頭に於いてです。
パッケージ会社の展示は格別変わったところはなく、インパックもかなり頑張っている気がいたしました。勿論まだまだ、インパックは更に力を入れる必要があります。

今回に目についたのは、ぺーパースリーブとOPPスリーブの展示方法でした。多くの生産者はぺーパースリーブとOPPスリーブを交互に並べていました(商品を入れたまま)。その意味を伺うと、どちらの注文が入っても両方受けられるように並べているとのことでした。恐らく量販店のチェーンにより紙かポリか決めかねているのでしょう。
これらの話を考えてみると、まだ行き先が決まっていない状況なのでしょう。しかし英仏、続きオランダでもプラスティック(ポリエチレン・ポリプロピレン等)材料はその40%を再生品に使用することが法律で義務付けられています。産油国から運ぶ原油からプラスティックを作るより再生材料からプラスティックを作る方が炭酸ガスの排出量が少ないそうです。

常にヨーロッパと日本では環境の考えが異なっています。再生プラスティックを40%使用すると決めた英仏と、日本のように決まっていない国とありますが、日本は再生の道ではなく生分解(含、植物由来のプラスティック)に向かうかのように見えます。見た目の綺麗さはともかく、再生の道を探ることも重要かと考えています。
 

2023年11月24日(金)更新

中国からのお客様

22日は早朝から少々緊張していました。インパックの顧問をお願いしている小國先生(日本食品包装協会・専務理事)のご紹介で中国広東省広州市にある保育園の董事長とそのご主人である陳志国先生をお迎えし、小規模保育園で意見交換会を行うことになっています。昨年(前回は普通の保育園)に引続き二回目となります。ご主人は中国の代表的なインクメーカーの社長です。

今回は時に0歳児、1歳の園を見たいとお越しになりました。董事長のご主人、お妹様、お子様、通訳代わりに日本法人の部長が同行されました。
迎える側の谷里保育園の分園に当たるルボア(0歳児、1歳児専門)では園長、副園長のお二人と私で対応いたしました。折も折、来月の発表会の練習も佳境に入ったところでもあり、1歳児の皆さん3クラス、0歳児2クラスが、発表会前の本番に近い練習を舞台でお披露目しました。さすがに1歳児の皆さんはそれぞれ曲に合わせ体を動かしていました。声掛けにも手を挙げて答えていました。0歳児の皆さんもダンスを披露してくれました。
私は勿論ですが、ご訪問頂いた皆さんも感激の面持ちでした。

中国では0歳児、1歳児、2歳児の保育はこれからの様でした。近く始まる0歳児から2歳児までの保育の現場を見学したいとのご要望をお聞きし、実現いたしましたが、今回も小國先生のお世話になりました。
次回は園長先生が広州市の保育園にお出かけになるかもしれません。
 

2023年11月22日(水)更新

ルワンダ

先日のフローラルイノベーションでインパックは、ルワンダ大使館のブースの隣で出展していました。
お隣ということもあり、また以前、私共の会社に大使がお見えになったこともあり、ブース作りのお手伝いをさせていただきました。今回ルワンダ大使館ブースには3社の生産者が顔を揃えました。皆さん熱心に自国の花をPRしていました。更に大使館の事務官の女性も3日間一所懸命にお仕事をされていました。

僅か19年前、民族の対立からおなじ国の人同士の殺し合いがあり、僅か100日で80万人以上の人の命が奪われました。当時連日ニュースで流れたものです。
私が常に感心するのは、あのような大きな事件が続き、大量の人の命がなくなりましたが、
今そのようなことがあったとは思えない発展を続けています。街はきれいに生まれ変わりました。今回来られた方々もいつも笑顔で私たちを迎えてくれました。
国の輸出物はコーヒーが主体です。そこに今は花が加わっています。バラが多いのですが、最近はリンドウが加わりました。現在はヨーロッパ向けとなります。

また国の行政機関で働く人の中で管理職以上の人の半分は女性です。更に大臣も半数以上女性が就いています。恐らく本気で国作りがなされたのでしょう。
 

2023年11月21日(火)更新

根付

先日歌舞伎座に出かけた折、根付を購入しました。昔から根付には興味があり、昔の物を集めたいとは思っていましたが、実行せずに今日まで来ました。ある時ロータリークラブのメンバーに見せてもらいましたが、江戸時代のもので良い色になった良い形の物でした。

個人的には単純な形のものが好みですが、今気に入っているのはそら豆の根付です。カード差しの先端に付け、ベルトに引っ掛けて使用しています。カードは紐が切れない限り(おそらく10年使用していますが切れる気配もありません)なくすことはありませんので今の時代でも十分使用できる優れたものだと考えています。
ただ本来は着物に使用することが多いと思いますが、帯に大きめの根付が付いているものを見ると流石に素晴らしいと感じます。

今回、根付屋さんで購入したのはひょうたん型のものでした。紐はひょうたんの凹みに巻き付けてあり根付には穴が開いていません。その代わりひょうたんの大きな膨らんだ方に穴をあけそこに直径1mm、長さ3mmほどの小さなヒョウタンが5つ穴の中にぶら下がっている細工物の根付でした。
その根付には名前がついていて「無病(六つのひょうたん)息災」となっていました。年を重ねた今の私には最適な根付でした。
 

2023年11月20日(月)更新

オランダの展示会で学んだ事 3点

今回オランダに出かけた事を知る方々から、質問を頂きました。コロナ禍でオランダはどうであったか、でした。どなたも毎年オランダに出かけていた方でしたので、長い間出かけていないことが気になっている様でした。

一度触れたこともありますが、3点にまとめてみたいと思います。
オランダの花き業界は、厳しさの中でもしっかりその歩みを続けていました。オランダは、もう既に30年以上前からオランダ国内だけでは花き生産の伸びは限界にきていることを知っていました。そのため、海外戦略を相当進めてきました。それは花きの産地開発と花き生産の技術供与でした。それが今日の隆盛を迎えている事の根本だと思います。

トピック的に3点(MMフラワー・産地のメーカー化・リサイクル)に触れてみたいと思います。

1.MMフラワー
加工メーカーであるMMフラワーはイギリスのスーパーマーケットの30%の切り花のシェアをわずか5年で持つことになりました。今まではダッチフラワーグループ(フィンレイ、インターフローラ)でありましたが、彼らにとっては大変な脅威となっています。
MMフラワーの資本はアフリカ系2社とコロンビア1社の三社合弁となっています。つまり加工メーカーはオランダをはじめ、仲卸がその主体でした。その後、仲卸の合併の中で規模拡大を図った企業が生き残り、大きな卸売市場と共に成長してきました。しかしMMフラワーはその元は生産者です。そこには卸売市場も輸入会社も存在しません。100ha単位の生産者が集まれば怖いものはありません。シンプルな会社が生まれました。今年はMMオランダの設立があるようです。
シェア30%の背景には自動機の並ぶ巨大な工場があります。

2.産地のメーカー化
妙な表現ですが、昔の生産者は本当に生産した苗、鉢物を並べるだけの生産者でした。
しかし今回見るとほぼすべての生産者が最終製品を並べています。球根会社も苗生者も、鉢物業者も、最終商品のパッケージ化がなされています。
まるでガーデンセンターの店頭の様です。つまり、単に苗だけ、球根だけではきっと売れないのでしょう。今まではその中間にある企業の仕事であったものが、今は生産者の仕事になっています。これでは直接販売する生産者もいるでしょう。
一昔前のオーデンセの農協の様でした。

3.花き業界はリサイクル
国内の特徴としてプラスチックの処理をどうするのか、海に流れたものをどう処理するのか、といった論調が見られます。しかしプラスチックの廃棄されたものは処理するに決まっています。しかしその意味では着地点をはっきりさせないまま、議論しているように見えます。
花き業界にいるものにとって、花き業界から出たものは花き業界で循環させるのがいいと考えています。今、オランダではそれが始まりました。ポリの再生スリーブです。見栄えも良くありません、透明でもありません。しかしオランダ、イギリス、フランスでは始まりました。

インパックはそのグループに入る計画を立て進めています。
 

2023年11月17日(金)更新

フローラルイノベーション

今日はフローラルイノベーションと称する展示会が開催されています。もっとも全部で6社の出展ですから単独で展示会を行っている訳ではなく「ホーム&ビルディングショー」の中に含まれています。花以外の出展社は建築関係、建築材料関係の企業が国内外から出展されています。

花の展示会の方は、より中心になっている団体がJFMA(日本マーケティング協会)ですが、ブース内で多くの講座を持ち、ほぼそれで埋まっています。素晴らしい活動をしています。JFMAを中心に花のロジスティックの三和陸運さん、こちらは花の輸送では国内でも有数な企業です。先ごろ京都に大きな物流センターを建て、自動仕分けなどを行っています。これから大きく伸びるところだと考えています。

海外からはルワンダがバラを中心にサマーフラワーも出品しています。ルワンダも東アフリカに属し、恐らく東アフリカ全ての国が切り花を輸出商品に仕上げています。ここではリンドウの栽培が熱心に行われ、その切り花はほぼヨーロッパに流れています。日本へのリンドウの輸出は国内産地との関係で行われていません。

今回大使からお電話を頂き、ブースのディスプレイのお手伝いを行いました。普段日本へは輸出していない関係で要領が分からずお困りになっていました。お役に立てて良かったと思います。

今回この展示会に出展し、面白かったのは建築デザイナーの皆さんからチャコボールの引き合いを頂いたことです。室内のグリーン計画の一環にチャコボールを使いたいとのことでした。ビジネスの種は何処にもあるものです。
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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