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2024年04月15日(月)更新

高遠の桜、新宿の菊

昨日兄の家に寄ったところ、義姉から沢山高遠の桜の話しを聞かせてもらいました。規模の点でも国内で有数な事、また高遠には関西からも関東からも見学者が多く人で一杯になる事、更に駐車場がないため、道路の混むことなどでした。そんな話を聞かせてもらいましたが、これではいきたくは成りますが、実質無理ということになります。義姉は南信生まれですから昔から出かけていたようです。
確か高遠は内藤家の居城だったと思いますが。新宿にある内藤新宿(新宿御苑)も確か内藤家の江戸屋敷跡だと聞いています。ここにも多くの樹木があり、特に八重の桜が有名です。同じ主の持ち物であったためでしょうか、素晴らしい景色を今日に残しています。確か新宿御苑には農水省の事務所もあったかもしれません。立派な庭も有り、これらを守ることにも意味を感じていたのでしょう。更に新宿御苑は、秋は秋で菊祭りが有名です。広い庭の何カ所も菊の鉢植えを飾り、秋の名所となっています。尤も優れているのは江戸時代から一本の菊の苗から大輪の菊を1,000輪咲かす技術を今に伝えています。巨大な円錐の形ですかららせん状に茎を回しているのでしょう。素晴らしい限りです。

尤も私はまだ、1,000輪の菊は見ていません。出かけた年の菊は500輪でした。それは半円形に仕立てた作品でした。ちょうど半分の菊が見事に咲いていました。この半円が丸くなる1,000輪になるのだと感心しながら見ていました。
伝統的に内藤家は特別に腕のいい職人の方々が揃っていたのでしょうが、桜と言い菊と言い素晴らしいものだらけです。
 

2023年09月05日(火)更新

室内園芸

現在、園芸市場では鉢物など家の外で楽しむ商品が苦戦中です。

原因は色々ありましょうが、代表的なこととしてコロナの時のようにゆっくり家の外で園芸を楽しむ人が少なくなった。更に今年の夏は暑すぎて外で作業するのが大変になった。このようなことがいわれています。
家庭菜園を熱心に行っている方がおられますが、恐らく今年の夏は注意深く作業を行っていたと思います。

確かに私も庭の手入れもこの夏は控えていて、昨日の早朝から作業を行いました。それでも7時を過ぎ、太陽が当たり始めると一気に気温が上がる事になります。2時間ほど行いましたが、少々ばててしまいました。妻は元気で更に1時間ほど外の作業を行っていました。家に戻るなり、仕事を途中で止めるのは信じられないと少々怒られてしまいました。その時は風呂に入っていい気分になっていました。

インパックではもともとインドアの植物を手掛け、これは将来も続ける関係で新商品の開発を急いでいます。テーマは「安らぎ」となっていますが、多くの方々に喜ばれる商品を作るつもりです。
 

2023年07月05日(水)更新

グラジオラス

日本では名前を聞く割に、あまり数の出ない花にグラジオラスがあります。夏を中心に10月くらいまで咲いています。我が家でも真紅のグラジオラスが咲き始めてきました。

私はグラジオラスの花が大好きです。夏の暑い盛りに花を付けます。日差しが30度を超えて立派に花をつけています。それも7つ、8つ、9つと花をつけます。強い花なのです。
グラジオラスを一度アメリカのスーパーで大量に販売されているところを見たことがありますが驚きでした。日本では2,600万球(球根の数)ですがアメリカではどれだけ販売されているでしょう。国内でのグラジオラスのシェアはおよそ1%未満です。
私がグラジオラスの好きな理由は見ていて元気が出てくる点です。夏の暑さの中、いくつも見事に花を咲かせます。それだけで素晴らしいと思います。

また根元から花先までらくに1m30cmほどあり、花店の店頭でも1mの物を置いています。
ホームユースは60cmが基本の様ですが、ユリとグラジオラスはその基準を外してもいいでしょう。

思い切り大きなものを大きな花瓶に挿し、飾りたいと思います。
 

2023年06月15日(木)更新

「令和5年度園芸文化賞」表彰式

今日は午後、上野東天紅でサフィニアの開発と、その後の販売で名を馳せた坂嵜潮様の園芸文化賞の受賞の席があります。また菊師・神谷重明様も同じく受賞されています。本来出席されるJFMA会長の小川先生、MPSジャパンの松島様が伺えないため、力不足もいいところですが、代理出席させていただくことになりました。

説明書には菊人形作りの伝統を受け継ぎ、70年にわたり菊人形、花人形などの制作、展示、指導を行う、とありました。素晴らしい方です。私も菊は大好きで一時期休んでいましたが、今年から改めて見に行くつもりです。今までは内藤新宿の新宿御苑、浅草の浅草寺境内、湯島天神の境内、秩父などが中心でした。様々な菊の作品も見事ですが、菊人形となると一段と見ごたえのあるものになります。また東天紅の隣のような場所に横山大観の生まれた家があり、そこから近い所に大観の通った小学校があります。

湯島天神の影響でしょうか、大観の卒業した湯島小学校では毎年菊作りが盛んで、確か4年生、5年生、6年生は全員菊を作り、時期になりますと沢山の菊が飾られています。それは見事としか言いようのない素晴らしいな作品が並べられています。聞くところでは、湯島天神内の菊花展の中で、湯島小学校の生徒が表彰を受けることもあるそうです。

明日は坂嵜様の話をお聞きした後、ブログをお送りいたします。

 

2023年06月12日(月)更新

大名屋敷

金曜日は午後エチオピア大使館に出かける前に、駐車場代わりに白金にあるシェラトン都ホテルに行きました。

ここはきれいな庭があり、それも大きな樹木が多くあって都内としてはぜいたくな作りになっています。ことによるとここは、昔の大名屋敷の流れかも知れません。ここから僅かのところには八芳園がありますが、ここの日本庭園も有名です。八芳園は間違いなくその昔は大名屋敷でした。少し戻っていくとイタリア大使館がありますが、ここも四国(伊予松山藩)の松平家の屋敷跡でした。このように見ていくと都内には多くの大名屋敷跡が残っているようです。
新宿御苑もそうです。六義園もそうです、大名屋敷とは異なりますが浜離宮も江戸時代から変わらず素晴らしい庭が残っています。江戸市中には300近い藩の江戸屋敷があり。中には屋敷を上屋敷、中屋敷、下屋敷といくつも有していた大名も数多くありました。
子供ころ、その昔屋敷が並んでいた場所が開発され、大手企業の本社ビルに変わっていきました。信じられませんがその場所から多くの小判が連日のように掘り出され、大きなニュースになっていました。私が10歳前後のころです。
江戸の人口100万人のうち、半数が武士階級であったそうですから、見事な都市を形成していたと思われます。
 

2023年04月13日(木)更新

母とボタン

母とボタン
                                                         
ボタンの花が咲き始めました。一昨日からです。
私はボタンが咲くと一輪母へ手向けます。両親を兄夫婦が守ってくれている関係で朝早く兄の家に行き、仏壇に供えてもらっています。母が生きていた頃、ボタンの花をことのほか愛していました。わずか一輪ですがきっと喜んでくれていると思います。

このボタン、今年は思いの外早く咲きました。10日の事です。少なくとも4年前まで私は何年も続け中国広東フェアに出かけていました。いつも4月18日か19日に出発し25日頃帰ってきました。出発前のボタンはつぼみですが、帰ってくると何時も咲き終わっていました。以前はボタンの花の咲くのを見たことがありませんでした。
コロナのおかげ(?)でこの数年は庭のボタンを見ることができました。赤系二種とピンク系を合わせ20輪ほど咲いてくれます。
きれいな色と大きな花は見事です。これからも大事にしていきたいと考えています。
 

2023年03月30日(木)更新

チューリップ

久しぶりに朝から晴れてきました。この1週間は連日雨で、少々動きづらい日が続きました。
しかしこの雨は庭の植物を元気づけました。ほぼ全ての球根植物の花が咲きました。昨年はチューリップの球根を200球ほどでしたので今年は500球ほどにしてもらいました。しかしそれでも庭一杯になりません。きっと1,000球ほど入れて丁度いいと思います。
先日湯島小学校と、その前にある公園に行きましたがここは恐らく2,000球ほど入れていると思います。素晴らしい庭になっていました。また、子供たちが鉢に球根を入れ育てたものもありました。毎年秋にオランダ大使か大使夫人が来られ、球根を寄贈しています。近くに住むオランダ大使館に勤務されていたドルコフさんの努力によるものです。ここは狭い場所にたくさんのチューリップが咲き見事なものでした。
蛇足ですがこの湯島小学校は横山大観の出身校です。

来年は球根を倍にしてみようと思います。
 

 

2023年02月01日(水)更新

冬(?)の花

近くの家の庭には紅梅が見事に咲き始めました。昨日は国立の方でも紅梅を見てきました。国立駅前の桜並木の中には、紅白の梅が咲き始めると思います。

私たちは2月に咲く梅が最も早く花をつけてくれると考えがちですが、どうやら本物の冬の花が別のあるようです。梅は中国らしい樹木ですが、更に中国らしい冬の樹木があります。それは木瓜の花です。梅より早く、中には11月、12月から咲き始める寒木瓜があります。
木瓜は枝に沢山の花を付けますが、蕾がまん丸ですこぶるかわいいのです。多くは赤い花を付けますが、中には副数の色が混ざるものもあります。混ざるというと一つの花の中で色が混ざるのを想像しますが、東洋錦は花ごとに咲き分けてくれます。つまり紅あり、ピンクあり、シロありとなります。その意味で東洋錦は不思議な花です。
尤も同じように枝ごとに咲き分けたり、同じ花の中で紅白になったりその両方の品種を持つのは桃の花です。
花の咲き分けは本当に不思議な気がします。

木瓜、梅の後は桃、桜となり暖かな春がもうじきやってきます。
 

2023年01月23日(月)更新

冬でも楽しめるシュウメイギク

冬でも楽しめるシュウメイギク

9月から11月にかけ花をつけるシュウメイギクですが、実は今でも楽しませてくれています。今まで冬の庭で花をつける植物は一部の球根植物以外知りませんでした。

シュウメイギクは庭を造った9年ほど前に植えました。庭をお願いした方が植えてくれました。全て白のシュウメイギクです。同じころシュウメイギクのピンクの鉢植えを鉢から庭に移しました。始めは3鉢分でしたが。今では白とピンクで半々になっています。背丈も始めは鉢植えの分、どうしても背が低かったピンクが今では白と変わらぬほど大きくなっています。

昨年の暮れ、シュウメイギクの花も終わり、いつもの様に庭の整理をした時シュウメイギクの多くを切ってしまいました。そのすぐあと、球根の植え付けと庭の手入れをお願いした方から切り終えたシュウメイギクを見て大変残念がっていました。私が整理したその後、シュウメイギクの花は全て綿毛になるのです。毎年同じことを繰り返していましたので綿毛を見ることがなかったのです。それが今年僅か残しておいたシュウメイギクの綿毛を見ることができました。ガーディナーさんが残念がる気持ちがようやく分かりました。年が明けてもシュウメイギクの綿毛が、私たちを楽しませてくれるのです。

京都にはシュウメイギクの群生地があるそうです。一度見たいものです。
 

2022年08月29日(月)更新

秋明菊(シュウメイギク)

今年も秋明菊の季節がやってきました。
菊ではなくキンポウゲ科となっています。アネモネの一種の様ですが、確かに花はアネモネに似ているかもしれません。
また、京都の貴船方面では野生化した秋明菊を見ることが出来るようです。私は10年ほど前に赤の秋明菊の鉢植えを購入し、その後庭に地植えしましたが、僅かだったものが今ではかなりの数の花をつけてくれます。

一度生花市場で箱に入ったものを見ましたが、かなりの長さがありました。70㎝はあったと思いますが、幹もしっかりしていました。我が家の秋明菊は背がかなり低く、50㎝程でさすがにプロの作るものは違うと感心したものでした。
今年も背の低い秋明菊ですが、昨年は違いました。今までにないほどの背が高くなり、売り物に劣らない程背も高く幹もしっかりしたものが多く咲きました。今年もそれを期待していましたが、残念なことに元に戻ってしまいました。

秋明菊は赤の品種が先に咲き始め、後に白が咲いてきます。今は赤が咲いています。あと数日で白が咲いてくるでしょう。赤と白が同じ場所で咲くのは中々いいものです。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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