大きくする 標準 小さくする


変化の兆し

投稿日時:2025/02/17(月) 09:00rss

先週は展示会が幕張で開催されていました。私共はこの10年程連続で出店しています。展示会の名称はSMTS(スーパーマーケットトレードショー)です。大変人気のある展示会で新規出展は非常に難しい展示会です。
この展示会の主催者は一般社団法人全国スーパーマーケット協会ですが、多くのスーパーマーケットはこの協会の会員です。出展社はスーパーが販売する青物・果物・畜肉・乳酸品、飲料など多岐に渡ります。更に周辺産業の会社も参加されています。包材関連、ラベルメーカーなど設備メーカーも参加します。現在、野菜果物に関連しては輸入業者が多く見られます。また国産ものではイチゴが数多く見られました。単価も高い関係で出展者も力を入れているのでしょう。
さて、肝心なお花ですが、今年は少々変化の兆しが出て来ました。花を展示したのはインパックとあと二社ほどですが、一社は切り花輸入会社でした。数の上では大したことではありませんが、変化の兆しとは切り花輸入会社の存在です。背景として、卸売市場での品薄感やそれによる単価のアップが普通では無くなりました。噂話ですからあてにはなりませんが、今まで売り上げも利益もしっかり取る事が出来ていたのは原価が思った以上に安価に出回ってきたからでした。しかし今、そのような原体(切り花)はすっかり姿を消しています。さらに生産者の減少などが重なり、数量を減らしてきました。その結果、市場の卸売価格が高騰しています。更に花業界は花の価格が上がってもスーパーで販売される花の価格は同じです。ひと玉400円、500円のキャベツの様な現象は花ではないのです。いつも同じ価格です。
この様な中で花の輸入業者が動き始めました。すでに20年以上前からヨーロッパではアフリカの花が売られ始めました。アメリカではコロンビアでブーケにしてアメリカで販売されてきました。日本も古くからアジアの花で店頭を作る話がありましたが、中々進みませんでした。国産花きの状況にもよりますが海外の花を活用する時期が来ているようです。

それには今回のような展示会がピッタリなのです。本来であれば卸売市場が出ても不思議はありません。恐らく今まで卸売市場に販売していた輸入会社は恐らくスーパーに目を向けてくるでしょう。
 

トラックバック一覧

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード:

会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

詳細へ

個人プロフィール

詳細へ

バックナンバー

<<  2025年2月  >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

コメント一覧

  • :Shino[01/18]
  • 高倉町珈琲
    • 高倉町珈琲、見かけることはあっても入ったことはなかったので、この記事を読ん...

  • :Shino[11/15]
  • 靴磨きは一つの楽しみ
    • いつも素敵な靴を履いていらっしゃるので、私もきちんとしなければと思います。...

  • :ShinoMorishige[11/05]
  • 横浜優勝
    • 長野県には県歌「信濃の国」があります! 長野県出身の母は今でもそらで歌えます。

  • :守重 信乃[06/07]
  • 四海波
    • 別に嫌がってはいませんよ笑 楽しみにしています!

  • :高嶋博[04/15]
  • 高遠の桜、新宿の菊
    • 守重会長様 三元ラセン管工業の高嶋です。...

最新トラックバック

  • 肉白日 from PoweredTEXT
    約半年前ほど 昔の写真を 引っ張り出して 人生の軌跡を綴る