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1束1000円の花束

投稿日時:2023/12/13(水) 08:30rss

ある時、オランダの物価が倍になったことがありました。ホテルでも1万円で泊まれたホテルが2万円近くになっていました。飲み物も、食べ物もほぼ2倍でした。その時に起こったことはユーロの導入でした。

オランダはなんでも安い国でした。1ギルダーは平均すれば60円くらいでした。それがユーロとなりましたが、1ユーロ120円から始まりました。その時はあっという間に一時期100円ほどになりましたが。今まで1ギルダーで買えていたものが1ユーロになりました。当初全ての商品がそうではありませんでしたが、今ではすっかり定着しています。明らかに物価を一気に上げる政策だったと思います。

日本にあってそんなことはできません。むしろ値が上がらないことは悪い事ではありません。しかし原材料、人件費、配送費等はこれから益々上がり傾向です。まともに考えると花に限らず全ての商品が上がってきます。そんな中で切り花は商品を変えていく必要が出てきました。1束398円では基準を作ることが難しくなります。今後1束1,000円が基準となるでしょう。価格を3倍にするのではありません。1束1,000円の価値のある商品作りです。量販店はそこを基準に上下の価格を決めていく必要があります。そうなればブーケも量販店の立派な商品となっていくと思います。更に年間の商品政策も可能になっていくでしょう。
 

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