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ブーケの普及

投稿日時:2025/01/22(水) 13:00rss

今から20年ほど前、オランダやイギリスなどで花売り場の中でブーケが見られ始めました。それまでは何処の国でも単品束売りといった具合で1束5本前後の花が良く売られていました。尤も今でも基本今でもこの流れは続いています。
しかしブーケを商品として店頭に投入するには花材の確保、ブーケを誰がどのように作るのかが大きな課題でした。どちらも初めは手作りで行っていましたが、一部の加工メーカーが様々工夫されたオランダ製のブーケマシーンを発売し始め、実際に導入されたブーケメーカーもありました。様々な機械化の動きもありましたが、実用可能な機械としてのブーケマシーンはフランスから出て来ました。この機械は花の産地やオランダなどのブーケメーカーに出荷され始めました。私はこの機械は定着するものと考えています。インパックにはデモ機が一台置いてあります。

ブーケを量販店の店頭に並べる努力は様々でした。イギリスでは初めから一般の束と同じように並べ売られました。オランダでも実際そうなのですが、中々販売が加速せず、大手加工メーカーはついに手を引いてしまいました。その意味ではイギリスの方がブーケは広がって行きました。現在でもブーケが多く並べられています。フランスではまず店頭にブーケの写真があり、それを見て必要なお客様がサービスカウンターで注文し、翌日以降に引き取る形がとられていました。現在では普通にブーケが並べられています。どのチェーンも今日の姿になるのには苦労がありました。

日本ではチェーンストアでわずかにブーケを売る店がある程度です。しかし昨年、ほんの数日間ですがブーケをテスト販売したチェーンがありました。結果としては完売されたようです。現在、次の企画を計画しているようです。全くの私見ですが、ブーケは年末の迎春用、母の日等イベントでは必ず出ます。これはインパック独自の実験で証明されています。問題は誕生日等通常の手軽なギフトとして利用されるかどうかです。努力の価値はありそうです。

先日の成人式では数多くのブーケが若い男性から二十歳の女性に贈られたようです。
 

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2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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