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2024年11月21日(木)更新

フローラルイノベーション

昔から展示会には7時には会場近くに行っていました。会場は8時にオープンします。入場迄の2時間は個人的には楽しい時間です。これは私の楽しみです。この時間は出展者のブースを見て回りますが、込み合っているときに比べると随分短縮可能です。更にパソコンを開き、会社では9時過ぎにやることを1時間ほどで終了可能です。
私の展示会はこんな風に始まります。何十年もやってきましたが、このところコロナも有り出来なくなりました。しかし久しぶりの展示会の初日の今日は駐車場の入り口で1時間以上待ち、8時ちょうどに中に入ることが出来ました。頑張ってきたつもりですが12時にはガス欠してしまい、みんなにお詫びしながら会社に戻りました。

フローラルイノベーションは小さな展示会ですが、大きな展示会になっているのはジャパンホームショー、ビルディングショーと併設されているからです。今回は私共含めJFMA、大田花き等6社ほどでした。しかしこの規模で開催可能なのはJFMAの事務局の松島さんのお陰です。インパックブースも午前は少々問題でしたが最終的には普段の展示会と変わらぬ引き合い数になったとの報告があり安心いたしました。チャコプランツはインドア用なので建築関係の展示会でも親和性があるようです。

今回のインパックブースは全てチャコボール、チャコプランツを展示いたしました。チャコプランツ・チャコボールの展示は10年を過ぎましたが、展示その物は随分品質が高くなりました。どこに出しても恥ずかしくありません。また、最も大事な商品の品質も随分良くなってきました。また種類も一昨年までは観葉植物だけでしたが、今回は苔シリーズ、盆栽シリーズ、観葉植物などと種類を増やしてきました。担当する2人の努力です。またご指導いただく方のお陰です。
チャコプランツはこれからもチャコボールを使用してまいります。室内園芸の主役になれるようこれからも努力を続けます。
 

2024年11月19日(火)更新

今こそ立ち上がる時!

今日は久しぶりに社内で花の普及の話をいたしました。

私は直接知る話がいくつかあります。
今、レトルトカレーのブームが来ています。尤もこのブームは大塚食品のブームでありましたが、私はボンカレーはレトルトカレーブーム第一期(今は7期と言われています)と捉えられます。ボンカレーの隠れた主役は東洋製缶でありました。ハウスククレカレーは藤森工業さんです。
更におせんべいのパッケージ商品が全国区になり、米どころの新潟にたくさんの米菓のメーカーが揃った頃、ほぼその背景には必ず凸版印刷をはじめ多くのパッケージメーカーが揃っていました。
ケーキが持ち帰りやギフトとして大きく伸びたのもパッケージメーカーによる様々な商品開発でした。インパックは40年前、シクラメンや観葉植物のギフトパッケージを開発し大手生花店、デパート各社に入る生花店様にパッケージをご提案していました。年間で100万ケース近くお届けしていました。

今こそインパックが立ち上げる時が来たのではないか、役員の皆さんに話しました。花が売れない、花は高くて物がない、生産者の皆さんは値上げし、市場までは値が上がったが、加工メーカーさんは上げられないでいる。この様な時に傍観者で良いのか。120%我々は当事者です。
ここでの勝手な結論は、新たな商品、従来品の新たな販売方法等、様々ご提案出来る企業は私達だけではないか、と勝手に考えています。鮮度保持、安定した物流、自動で製作するブーケマシン、更に自動スリービングマシン、また消耗品のデザイン、お花を飾る場所、更に花びんに至るまでもう一度ご提案すべきではないか、様々話し合いました。

今日はまず入り口です。多くの社員の皆さんにも声をかけ、考えてもらうことにしましょう、
と言う事になりました。更に営業社員が共通認識を持つために2、3年かけ営業全員にオランダに出かけてもらうことにしました。

 

2024年11月18日(月)更新

まとめ方は力

先週13日は関係する保育園で4、5歳児と保護者の皆さんに対するお話がありました。
同じ講師の先生が大人と子供に対してお話をされる企画でした。どちらも1時間越えでしたので立派なセミナーです。私は両方に参加いたしました。

特に私は園児対象のお話に興味を持ちました。タイトルは「大人になって困らない話」でした。私は園児の皆さんに1時間どんな話をされるのか興味津々でした。お話が始まってすぐに、偉人伝を語られ、直後にこれらの方々は素晴らしいもの発明され、今でもその名が残っています。と話されました。多くの園児はエジソンなどその名を知らないかもしれません。しかし発明したものが今でも世の中に役に立っているものがあり優れた方々だということは理解しました。しかし先生の話は単なる偉人伝ではありませんでした。

先生はこう話されます。「どんな立派な発明も失敗の連続でした」ここで分かりました。子供たちは連日様々なことに挑戦しています。倒立、倒立歩き10m、20mさらにブリッジ、ブリッジ歩き、鉄棒では逆上がり、更に跳び箱があります。すぐできる園児もいますが多くは練習に次ぐ練習、失敗の連続で今日に至っています。
毎日逆上がりが出来ず、いやになることもあるでしょう。先生方の励ましを受けならいつかできるようにと練習を繰り返しています。園児の皆さんは嫌と言うほど失敗が身についているのです。
そこに今回のお話でした。偉い方々も失敗の連続という話を聞き、頑張る気持ちが高まってきたのでしょう。全員の園児の皆さんが先生の話を理解した様です。4、5歳児の皆さんが1時間の話を聞いていました。飽きた園児はいませんでした。

園児の皆さんに理解されたお話は本当に素晴らしい内容でした。私も参加してよかったと思いました。
大変力量のある先生のお話でした。
 

2024年11月15日(金)更新

フットケアはありがたい

意識的ではありませんが、靴と関係する足の事を申し上げます。

私の足は何カ所か胼胝(タコ)が出来ています。どうしても履いている靴と相性の悪いところに出来るようです。難しい字ですが形成外科の中に胼胝(タコ)専門の先生や看護師さん達がおられ我々の足の面倒を見てくれます。もう少し若いころはカッターで削っていましたが、5,6年前にはやるたび血を出してしまい、フットケア―の先生がいることを知りそれ以来二か月に一度通っています。先生は胼胝の処理と同時に爪の世話もしてくれます。
足の爪もある時から自分では難しくなりました。
身体が曲がらなくなりました。妻に頼んでみましたが、怖くてとてもできないと断られていました。無理してやろうとすると変に深爪になりこれもだめでした.

今ではフットケアの先生がいないと生活に支障が出てくる有様です。若い頃は何の問題もなく気にするところではありませんが、私もあと3年で80歳になります。歩くときは杖を持ち、二階以上に行くときはエレベーターばかり使っています。なんでも道具や先生方の手助けが普通になってきました。どこか体に変調がある時は病院へ出かけますが、足の爪でも病院通いが大事になってきました。形成外科の胼胝外来に出かけますが、大変ありがたく大いに感謝しています。

足の話でした。お詫び申し上げます。

2024年11月14日(木)更新

靴磨きは一つの楽しみ

100人に一人くらいの割合で驚くような靴を履いている人がいます。昨年オランダに出かけた際、空港で飛び切り上等な靴を履く人に出会いました。そこは自分のバッグをコンベアから降ろす場所でした。濃い茶色のウィングチップの靴でした。兎に角、靴がひときわ目立っていました。きっとジョンロブです。靴が光っています。勿論磨きこんではいますが、ジョンロブの存在感はそこにあるだけで十分です。その方はバッグを受け取るなり税関のカウンターの方へ移動していきました。

もう一つは取引先の営業マンです。恐らく35歳くらいの方です。この方の靴ももう少し薄い茶色でした。形はウィングチップです。この方はいい靴とお話しても今一つピンと来ていません。普通はいい靴と言われると多くの場合、手入れも行き届く場合が多いので少しは嬉しいものです。しかしいくら言っても靴に興味はなさそうです。人からいただいた靴の様です。幸せな人です。
そうはいっても素晴らしい靴でした。

もう一点は私が新宿伊勢丹の靴売り場でうろうろしていた時、私の靴を見て年配の靴売り場の社員の方から声を掛けられました。「できれば靴を磨かせて欲しい」というのです。既に片手にサンダルを持ち、待っている間サンダルを履いていて欲しいと言いました。私はつい調子に乗り靴を預けました。「この様な靴を磨きたかった」と話されました。暫くして靴が戻ってきました。きれいに磨かれたその靴は現在38年経った靴ですが、当時は30年たった時でした。大事に履いている、よく手入れをしている、などとほめられ、いい気になって家に戻りました。この靴はチャーチのプレーントゥのバーガンディーです。革はコードバンシェルの一枚革で仕上げています。少し赤味ががった茶で当時は少し派手めな色でした。現在38年目に入りましたが、現在でも週一位で履いています。79歳の時40年なりますがそこまで履きたいと考えています。

今日は脳天気なことを書いてしまいました。お許しください。
 

2024年11月13日(水)更新

フラワービジネスノート~花研手帳(A5判)

私の手元に来年の「フラワービジネスノート~花研手帳」があります。これは毎年大田花き花の生活研究所が制作・発行しているものです。インパックも社員の皆さんに持っていただいています。

ここには花き産業の基礎データがイラスト付きで分かり易く乗っています。更にデータでは県別の消費額、シーズン別の切り花の早見表や過去どんな花が流行ったかなどを確認することが出来ます。
私の知る限り花き業界では唯一の花の手帳です。研究所の社長、桐生様、取締役の内藤様はかなり力を入れ毎年出版されています。普段使う手帳は好みがあり購入する手帳は人それぞれですが、その自分の手帳とは別に業界を網羅するような手帳があることは花き業界にいる者にとって幸せなことです。花の事、データなどを知りたい時、大変便利な手帳です。もう何年も続けておられますが、これからもぜひお続け願いたいと思います。

私も時々社内で話すときは、ほぼこれが種本になっています。データ類は各省庁から出ているものがありますが、この中のデータはすべて花き業界に関わるものばかりです。業界の方には大変便利ですし、スケジュールなども充実していますので余程手帳にこだわりがない人はこれ一冊でほぼ間に合うことになります。
また、花の消費動向については国産花き生産流通強化推進協議会(MPSジャパン)の調査結果をみればより分かり易く理解できると思います。これはWebから確認できます。

今後とも大田花き花の生活研究所の皆様には、更に充実発展させて欲しいと思います。
 

2024年11月12日(火)更新

オランダ出張

一昨日、オランダの出張から3名が戻ってきました。その中で1名は貿易部から参加いたしましたが、英語で相当頑張ったようです。今回守重本店とインパックの専務に囲まれての出張でしたが、きっと緊張したと思います。それでも多くの成果と今後のビジネスの基が沢山あったと報告がありました。
また、インパックのチャコプランツを担当する常務からオランダに出かけたら探して欲しいと頼まれていたものもしっかり、現地のメーカーと話が出来、今後の取引に大きく近づいたと担当者も大いに感激していました。

11月は古くからオランダでは花き関連の展示会が行われていました。私たちもこの時期にオランダに出かけ、来年の動きを発見しようと一所懸命でした。確かに古くはスリーブや花束加工機械などを見学した時期もありました。今は輸入切り花が盛んで多くのブースがあったようです。尤もこの展示会を活用し、現地メーカーや生産者を訪ね、より詳しく調べることもやってきました。全ては花の消費拡大を目指していました。

今年は環境問題がいよいよ身近なものになってきました。昨年インパックはオランダを中心に再生プラスティックを研究・開発する団体に入会いたしましたが、今後は単に会員だけでは意味はありません。国内にあって具体的な方向性を示しながら、最終的には再生原料からスリーブなどの最終製品をもって社会に役立つことも重要です。勿論紙の選択肢も十分残されています。今後の方向性を定め進めていく事が重要です。

今回の出張したメンバーから様々学ぶことが出来ました。
 

2024年11月11日(月)更新

早い復興を!


始めて能登に工場を作り動き始めた頃、地域の方々を採用し入社して頂きました。正社員の方もいましたが、パートお皆さんも多くいました。パートの皆さんの多くは女性でしたが、工場で働く皆さんの姿を見て能登の皆さんの芯の強さを感じたものです。

今年の元旦の16時過ぎ、大きな地震が能登を襲いました。私たちの工場も大きな被害を受けましたが、さらに北の輪島、珠洲、奥能登の被害は想像を絶する光景が広がっていました。
その惨状から何とか立ち上がろうとした矢先、今度は豪雨の被害が続きました。それも地震と同じ場所で起こりました。

泥にまみれた家から荷物を出す人達、部屋を片付ける人達の姿がありました。なんでここだけなのか、被害にあった人は誰しもそう思ったに違いありません。また、水も電気もまた分断されました。二度の災害を経て、精も根も尽きていたに違いありませんが、皆さん片付け始めました。
工場で感じた能登の人たちの芯の強さを今回も感じました。もくもくと片付けを行っています。二度の災害を受けても片付けています。言いたいことは山ほどあるでしょうが、片付けています。1日も早く元に戻って欲しいと祈ることしかできませんが、間違いなく復旧が始まっています。幾ら芯の強い方々でもそう長くは続きません。早く安心して暮らせるようになって欲しいものです。

暫くの間大変ではありますが、是非とも乗り切って欲しいです。県も国も最大限の援助を約束しています。
 

2024年11月08日(金)更新

社員の皆さん!

連日のように営業の社員の皆さんから商品の価格が高い、との指摘を受けています。話をよく聞くとブローカー的な動きをしている会社との競合が多いようです。勿論販売会社の体をなしている会社もあります。

大きく分けると生産設備を持つ会社か、設備を持たず単に販売一本で行く会社かに分かれます。設備を持たない会社は仕入れにマージンを乗せ販売します。しかし設備を持ち製造、販売を行う会社において、設備を常に最新のものにすることは大事な話です。耐用年数が過ぎる頃には次の機械の購入を考えています。更に倉庫も設備が重要です。多くの場合自動倉庫と言う事になります。
生産機械、物流機器、これらは普通でも一基3,000万はするでしょう。これをインパックの場合、25台ほど持って進めていますが、これらの機械も時が経てば、新規機械の導入と言う事になります。また設備はこれでいいと決めても新たに紙袋のような流れがあればいくら新しくとも新規導入が必要になります。頑丈に見えても自動倉庫なども設備の入れ替えがあります。7年から10年の間には機械関連は設備の入れ替えがあります。
申し上げたいことはメーカーとして歩みを始めた以上、この事は日常の光景となります。

私はメーカーの重要性を常に感じています。何があってもご注文にお答えすることが重要になります。多くの苦労をお持ちになる販売の企業と比較しても製造会社は経費と知恵と管理体制等考えること多くを持っています。
同じものを販売すると言ってもメーカーの場合、背負っている荷物が違うようです。生産現場でも生産管理、工程管理等の人員とそこのあるノウハウは大変貴重なものです。是非インパックの皆さんには、メーカーとしての使命感の大きさを感じて欲しいと思います。

更に製造ラインを持つお得意先様のご苦労をも、常に共有していきましょう。
 

2024年11月07日(木)更新

果物の消費量

5日の早朝(5時前ごろ)NHKのテレビを見ていましたが、昔、話に聞いたお名前に出会いました。MPSジャパンの社長・JFMA事務局の松島様から聞いたお名前です。(松島様は現在最も花業界で活躍されている方です)その松島様がキリンアグリの研究所にたいへん優れた方がいると話されていました。当時ぺチュニアの開発などをされていましたが、それは世界で最も売れた苗でした。また、その方は世界でも優れた種苗開発者でした。竹下大学先生です。

それだけでも素晴らしいのですが、今回のテレビは果物の消費拡大をテーマにNHKで話されていました。花から離れ、現在は果物や野菜をテーマに研究を続けているようです。二十年前から見ると一人当たりの果物の消費量は半分になっているとのことです。言われるまでもなく半分になったと聞くと、ただ事ではない数字だと思います。
1日当たり、200gあった果物の消費量が今は半分の100gになっていることになります。リンゴやナシなどは半分で100gはありますから確かに少ない気がします。しかし一般的に果物の価格は高いのでそう簡単に食卓に上ることはありません。しかし育ち盛りのお子さんがいる家庭では果物は避けて通れないものです。
保育園給食などでは果物は必須となっています。それだけ大事な食べ物です。それが次第に食卓に上がる回数が少なくなっていることは研究者としてはほっておけないのでしょう。
果物の消費拡大のテーマは付加価値だと話されています。食卓の話題になるような果物、更に産地の話題、新種の果物等食卓で話に出るような果物を如何に提供するかは開発者側、生産者側も販売者側も大いに努力が必要になります。

ここまでお聞きして私の領域である花き産業も同じだと気が付きました。最も売れた時、花き産業は1.3兆円でした。それが現在8,000億を切っています。私は今まで売れない理由ばかり述べてきました。竹下大学先生の話を聞き、如何にすれば花の消費が増えるのかの具体策を打ち出していませんでした。確かにブーケなどの話はしたことがありましたが、ブーケによって話の輪が広がり、更にブーケを目にする機会が増えるにはどうしたらいいか、私にはそこが不足していました。竹下先生のご経歴、実績には比較しようもありませんが、花きの消費拡大も果物の消費拡大も同じです。私も具体策をもって提案できるように勉強する必要性を改めて感じました。

 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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