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2023年08月11日(金)更新

会社の風土

今日は旗日ではありますが、インパックは明日(インパックの能登事業所は今日から)が夏休みとなり、来週水曜まで全社で休ませて頂きます。

会社の風土についてです。


これらを如何に続けていくかは、インパックとしてもとても需要です。一言で風土といっても、いい事も悪い事も含まれます。しかし、ここで言う風土とは前向きの事でなくてはいけません。
インパックにお客様が来られた時、一階事務所の社員全員が立ちあがりご挨拶します。これは私どもの大事なお得意先様に伺った時の挨拶を、そのまま真似させていただきました。
ここを大いにご評価いただくこともあり、これはそのまま次代に伝えていけばいいと思います。しかしこれが唯一絶対かというと、中には受付に電話1台がおかれ、お尋ねする部署に繋げる方法をとる会社も多く見られます。このとき電話に出た方が感じよく、てきぱき対応していただけると気持ち良くなります。
こちらの対応は風土でなく仕組みです。この方法をとる企業も多く見られます。対照的な対応をすることになりますが、どちらがいい、悪いではありません。仕組み追及でいくらでも尋ねてこられる方に満足いただくことが出来ます。
また、お客様をお尋ねする際、お客様の駐車場に止めるかどうかも問題になります。私どもにお越しになる企業の中には、近くのコイン駐車場に車を置いて歩いてくる方々がいらっしゃいます。その方々は会社で言われているようです。
私どもの駐車場は、数台の車が駐車出来るようになっていますので、遠慮せず置いて欲しいのですが、中には上記のように他の駐車場に置く会社もあります。これも風土なのでしょう。
インパックの社員もぜひそうして欲しいのですが、近くにない場合も多く、お客様の駐車場に止めさせていただく事が多くあります。これでは風土になりません。車を置かせていただく場合は最低限お断りしてからにするといいと考えています。

いずれにしろ良い風土作りには時間がかかります。
 

2023年08月10日(木)更新

国立劇場 建て替え

国立劇量の建て替えの話が急になっています。
歌舞伎は年に数回ですが、友人との関係があり歌舞伎座で見る機会の方が多くありました。尤ここは歌舞伎ばかりでなく、雅楽、声明、沖縄芸能なども上演されています。今年は山田流筝曲の公演を見に行きました。ここは舞台も大きく周辺の環境も良く、日本の舞台芸術のメッカといってもいいところだと思います。

その国立劇場が今年の9月で50年となり建て替えの準備に入っています。昨日今日のニュースでは入札が二度ほど不調となっているようですが、いずれにしても建て替えが始まることになります。
場所は最高裁判所の隣に位置し、半蔵門に続くお濠の前になります。前の道は片側3~4車線の広い道となっています。おそらく日本でも風光明媚の場所だと思います。今度の建物はどのようになるのか分かりませんが、とても楽しみです。

私は一度、銀座の観世流の舞台のお披露目に出かけたことがありますが、晴れがましく、華やかで、舞台の初日は特別のものがあります。国立の舞台にも初日に出かけられれば素晴らしいですね。
 

2023年08月08日(火)更新

大きな岐路

花き業界は現在、大きな岐路に立っています。

生産面では廃業が続いています。生産する人が少なくなっています。今後の方法としては大規模生産、輸入品の拡大などの道がありますが、簡単ではありません。

市場では市場の数を上げる人が多くいます。もっと大手市場を絞り、小さな市場は加工や、納品体制を整え、地域の卸売に徹してはどうか、その様な中で生産と販売の間に立ち、市場本来の生産企画、マッチング、コンサルなどに徹してはどうか。

小売面では相変わらず生花店の数か少なくなっています。一方量販店は90%以上の店舗で花を扱い、安価な商品が販売され、中々、ブーケをはじめとする企画商品の提案が出来ずにいます。

それぞれに問題を抱えていますが、そのような中でインパックはお仕事をさせていただいています。例えば花き業界の物流への取組は前時代的な動きが多くあります。出来上がった切り花で段ボールのサイズを決めています。トラックの積み込みも手積み、手降ろしが多く見られます。大手生産者はそれなりに機械化、自動化を図っていますが、物流面では今一歩です。インパックはそのすべてに提案を続けていく必要があります。更に重要なことはインパックの提案の質の問題です。業界に対する提案は半端では未来に禍根を残します。原則に従い、多少の問題はあってもまっすぐ進めていくことが重要です。インパックの提案が低品質の結果業界の質が下がっては大問題です。

インパックの領域である包装・物流面においては環境重視、特に物流ではパレチゼーションなどの原則を取り入れた高品質のご提案をしたいと考えています。
 

2023年08月07日(月)更新

ロータリークラブ交換留学生

私たちは羽田国際線ターミナルでフィンランドから来る一人の高校生を待っていました。1時過ぎ、彼は元気に片手を上げながら、白いシャツの上から赤のタスキをした紀尾井町ロータリークラブのメンバーの方に近づいてきました。紀尾井町ロータリークラブはこれから先1年間、彼のホストをつとめることになっています。まずは無事に着いて安心しました。
その日から1週間ほど、所沢にあるインターナショナルスクールで多くの留学生と共に研修を受けることになっています。彼は最初の仕事として1週間後、日本語で仲間の留学生やロータリークラブの人たちの前で話すことになっているようです。

私も以前フランスからの留学生と3か月一緒に暮らしたころがあります。今回の留学生と同じように、紀尾井町ロータリークラブの関係でした。フランスからの留学生は既に18歳で、翌年は大学生という年齢でしたが、高校2年生のクラスに入りました。いつもクラスメートが子供だと言っていましたが、無事1年が終了しフランスへ戻りました。その間、皇居でのお正月の参賀や京都旅行にも楽しく出かけ、私の子供たちとも仲良くしていました。
私がパリに出かけた折、リヨンにいる彼に電話をしました。リヨンにいるはずの彼が10分ほどでホテルに来た時は驚きました。パリに住んで居る様でした。数年ぶりに会い、懐かしさで一杯でした。私の家にはわずか3か月でしたが、それでも思い出はたくさん残りました。地区の遠山さんは確か当時、留学生の担当をされていましたが、その後もお付き合いがあるようです。
この様な事業は高校生にとっても意義あるものですが、高校生を迎える側にも多くの思い出を残してくれます。

 

2023年08月04日(金)更新

不思議な話

毎週三鷹にある大きな病院へ出かけています。きっと2,000人の外来患者が来ていると思います。ここで会計などを待っていると、どうしてこうなるのかと思う不思議な光景を見ることができます。

歩くのがとてもつらそうな人や、明らかに足が悪い人が付き添いの人に言われても、車いすにあまり乗りません。私は無理をせず乗った方がいいと思います。また杖についても、もっと突いて歩くようにした方がいい人がたくさんいます。無理に我慢する必要はありません。
見ていると何か杖を突いたり、車いすに乗ったりすると人生が終わってしまうように拒否をする人を見かけることがありますが、無理をすることはないと思います。付き添いの人がいる場合はいいのですが、一人で来る人は困った時は病院に一言、言えばいいのです。様々なサポートをしてくれます。出来れば杖を突きたくない、車いすに乗りたくないと思う気持ちは分かりますが、もっと自分の体を大切にした方がいいと思います。多少元気であれば車いすも一人でいくらでも操作できます。

私は車いすや気管支系の吸引機など練習した方がいいと思います。両方とも年齢を重ねると自分ではできなくなります。

病院へ出かけたら病院のルールに任せる方がいいようです。
 

2023年08月03日(木)更新

あっという間の30年

昨日花事業や頼まれごとをしたときなど、ご相談などでお世話になって卸売市場のご担当の方にお越し頂きました。その方の前職は昔私が大変お世話になっていた大手生花店の方でもあり、少しばかり昔の話を互いに致しました。

思い出深く、今でも通用する話は大手化粧品メーカーが上得意の方々へお花をお送りするという企画を勧められました。発注先は大手デパート二社、さらにデパートは出入りの大手生花店に発注するという流れでした。絶対にクレームは出さない、という盤石の体制でした。

生花店二社とは常日頃お取引を頂いていましたが、この企画については一社の生花店から
お話を頂きパッケージを任されていました。この時問題になったのが12月以降の青森から北の配達地域での凍結の問題でした。早い段階からテーマは冬対策でした。何度かのテストの結果、段ボールは勿論、発泡スチロール(20mm厚)であってもマイナス20度以下になれば間違いなく凍るということでした。そこでボックスの中に水枕を敷きその上に緩衝材で包んだ切り花を置き包装する。これでマイナス10度C、10時間は凍らないという条件を作りました。勿論更に厳しい地域はたくさんあります。そこで北海道の配送業者の営業所を回り、我々の切り花の容器については配達の出るまで営業所の部屋の中に入れ、更に毛布を掛けてほしいと頼みました。

結果、冬はノンクレームで過ごすことができ大いに喜びました。しかしもう一方の生花店の荷物は北海道、青森で凍結の事実がありました。早速連絡を頂き同じ包装を使用したいとのリクエストを頂きました。結果翌年から二社の生花店には同じ容器を販売しましたが、どちらも問題なく冬場を通過しました。この企画は3年間の企画でしたが、その間はクレームの発生もなく終了しました。

現在冬場対策はクール便で対応することで問題がありません。
 

2023年08月02日(水)更新

上位概念で生きる人

昨日、門前仲町にJFMAの会長、副会長、事務局長、事務局関係者、園芸文化協会の皆さんが僅か集まり坂嵜様(サントリーのサフィニアの開発者)の園芸文化賞の受賞のお祝いを行いました。わたくは以前会長、事務局長の代理で授賞式に出席させていただきましたが、その関係でお呼びいただきました。

席が二つに分かれましたが、それぞれの席で話が続けられ、秋田料理の美味しさを味わいながらあっという間に3時間が過ぎました。

終わりに近づくころ、坂嵜様から日本の置かれている現状、何かにつけても不満ばかりの風潮、またそれをあおるマスコミなど、これらはあまりいいことではなく、日本を益々ダメになる方向へ走らせることになる。
今の日本が言われるほど悪いのかどうか、更には海外との比較ばかりでそれも本質的な比較でなく、あまりにも表面的なところでの比較論ではあまりに情けない。今の日本の現状を本質論でとらえ、自信をもって前に進めていくことが必要なのではないか、

私はこの話を坂嵜様から伺い、私も何時しか自分の事ばかり考える人間になってしまったと大いに反省をいたしました。
確かに私も日本の現状を嘆くばかりでありました。金輪際その考えを捨て、もっと素直に現状を見て考えていこうと決めました。つまり傍観者から当事者への転換です。
日本もいずれ物価がさらに上がるでしょうが、一杯3,000円のラーメンにはならないでしょう。基盤整備の面では自転車道路などの整備は行わなくてはいけないでしょう。現在日本中で進められている配管の耐震化、電信柱の地中化、豪雨対策など問題山積です。更に環境問題が伸し掛かります。これらを見て遅いというのは簡単ですが、国家、自治体からの十分な説明を受ければ理解出来ることは幾らでもあります。
思うほど日本は悪いのか、私は少し国家の事を後回しにしてきました。より冷静に、客観的にバランスよく見ていくことにします。

坂嵜さんありがとうございました。

 

2023年08月01日(火)更新

ブーケマシンアジアで二台目

昨日北海道にいる専務からメールが入りました。

シンガポールの古くからの御得意先様にブーケマシンが決まったとの報告でした。以前からお引き合いは頂いておりましたが、漸く受注に結び付きました。先月も以前からご使用頂いている機械のメンテナンスで出かけたばかりでした。
国内ではブーケマシンは1台しかありませんが、シンガポールでこの機会が決まれば後に続くことも考えられます。更に他の国にも広がるでしょう。今まで中国、マレーシア、シンガポール、などに花束加工機は出ていましたが、いち早く、単品束からのブーケへの移行となりました。ことによるとブーケの将来性は日本より高いかもしれません。素晴らしいご決断です。

今回のブーケマシンはベテランがいりません。一人リーダーがいれば、後の7、8名は全くの素人でも問題なくブーケを仕上げることができます。問題はデザインですが、これも一人上手にブーケを作る人がいて、ブーケの構造を正確に設計図に落とせば、後は機械がやってくれます。時間当たり300~500束できますので、ビジネスユースには最適な機械だと思います。

今から12月の納品が楽しみです。

これから海外の需要が増えてくるでしょう。それらに対応できるよう体制作りは益々重要になります。責任の大きさを実感しています。
 
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会社概要

2018年インパック株式会社(事業会社)の代表取締役に守重へきろう就任 IPホールディングス株式会社(持株会社)設立 代表取締役に守重知量就任 2016年花の鮮度保持管理コンサルティング会社 フラワーウォッチジャパン株式会社設立(子会社) 2014年東京オフィス本社移転...

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