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2024年10月16日(水)更新

ノーベル平和賞

立場や、ご専門によって異なることもあるでしょうが、ノーベル賞の中で私たちにとって最も身近なものはノーベル平和賞ではないでしょうか。
医学をはじめ科学技術に関係するもの、経済に関係するものは大変優れた研究の結果ですが、あまりに専門性が高く中々理解しがたいものがあります。その中で平和賞は今まで受賞された方々を見てもまた受賞内容についても理解に苦しむことはほとんどありませんでした。

その中で今回の平和賞はヒダンキョウ(被団協)であるしヒバクシャ(被爆者)の皆さんでした。数十年に亘る彼らの活躍は素晴らしいものがありました。国内外でご高齢にもかかわらず活躍が続きました。恐らくヒバクシャとしてもお立場からすれば「後がない」と思われているのでしょう。
先日の平和賞の第一報の中でも高校生が映っておられました。ヒバクシャの皆さんの後に続く人たちの中で高校生が多くおられることは素晴らしい事です。数週間前テレビでも高校生が被ばく体験の話をしていたことを思い出しました。

今回もイスラエルの大使が被団協の代表の発言に「原爆投下の広島の事実とガサの現実を同一視するのは問題」といわれましたが、ガサの現実や今回の平和賞を政治のフィルターに通した瞬間すべてが台無しになります。
今回の平和賞を心から純粋に捉えての発言が続くことを祈っています。ヒダンキョウの皆さんは政治を裏打ちに話している人は一人もいませんし、ノルウェーの選考委員の皆さんも政治抜きで決めたと思います。
 

2023年12月15日(金)更新

報告の重要性

昨日電話に一人の園長から電話を頂きました。
近くに火事があり、煙の発生がすごく、これ以上になれば対策を考える必要があります。
といった内容でした。暫くの後、幸い火元は少し離れていることも分かり、園児の避難などの必要はないという結論でした。
このことではっきり言えるのは発生直後すぐに報告が入った事、更にいえば、煙の発生は多いが、延焼にはならないことなど、逐一電話をもらいました。
このくらいの密度の報告が離れている者にとってはある程度の安心感に通じます。素直に報告を入れてくれた園長に対して感謝しました。

園児の皆さんは保育園によって年齢が0歳児から5歳児まで通っています。保育園は命をお預かりしていることが良くわかる事例も数多く報告されています。全国レベルではかなりあると思いますが、その極端に出た例が交通事故やバスの中の置忘れ事件です。これまでにも何人もの尊い命が失われました。多くの保育園、そこで働く保育士の皆さんは本当に真剣に園児の皆さんを見ています。本来事故など起きることはないのです。
しかし様々な前例が示す通り痛ましい事件に発展してしまいます。

本園にあっても過去において様々な事例がありました。法人内、園内の報告は完璧に行われていましたが、役所への報告がなかったり、足りながったりしたこともありました。今後は事故を起こさないことは勿論、園内、園外に対する連絡、報告も完全に実行できる体制を作って参ります。今回の火事の一件で様々感じました。
 

2023年05月19日(金)更新

国境なき医師団

昨日のロータリーの卓話は国境なき医師団の若き先生でした。

様々な国際的に活動する団体がありますが国境なき医師団はその中でも群を抜いた活動を行っています。戦いの真っただ中にその国に医師を派遣し、ご自身の命を顧みず救命活動を行っています。小平の昭和病院の勤務経験のある方でした。
昨日の先生は昨年、今年、イエメンと南スーダンに入り治療活動を行っていました。戦いの中で大けがをし、手術を必要とするような治療もあり、十分でない設備の中で行う治療は限界を超えているようです。また、南スーダンでは国中にマンゴーの木があるようですが、その実をとるために多くの子供たちが木から落ち骨折をはじめ様々な怪我をするお話を伺いました。500㎞圏内にある程度の設備のある病院は一カ所のみで、その病院に2日も3日もかけ車で運ばれてくるとおききしました。
日本とは比較になりません。恵まれていることに感謝せずにはおられません。

世界中で活動する国境なき医師団は以前から興味がありました。25年ほど前から毎月僅か寄付をしていますが、とても追いつく話ではありません。少なくとも戦争、戦闘で傷つくことだけはやめて欲しいです。
 

2023年04月06日(木)更新

お客様は神様ではありません!

一昨日、能代の地方紙に「お客様は神様ではない」とのキャッチがあり、中を見てみるとタクシーやバスを運行する会社の社長の言でありました。

ある日、会社に電話が掛かりました。乗客からの苦情の様でした。電話口に出た社員が平身低頭にずーっと誤っている様子を見ていましたが、そのうち「あの運転手をやめさせろ!」ということになりました。その後も苦情が続きましたが、いったん電話では収めたようです。
上記の話のその後の事です。社長は自ら新聞広告を出しお客様は神様ではない、と言い切りました。私も過去において何度か経験したことがあります。一度は納品が10分遅れたことで仕事ができなくなりました。花の卸の人でした。私は冬の市場の寒い中、3時間立ちっぱなし、言われっぱなしでした。最後は弁護士の先生の仕事になりましたが、結果出さなくてもいい70万ほどの機械を先方に渡しました。

この手の話はどちらの企業でも経験があるはずです。クレーマーといえばそれまでですが、何とかならないものかと感じています。社内であればパワハラで処理できますが、一般のお客様との関係では一体どうなるのでしょう。

能代の社長の勇気ある行動に敬意を表します。
 
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