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2025年05月15日(木)更新

室内園芸

どうやら最近の室内園芸の主体は若い男性のようです。
知り合いの女性のご主人も園芸の変わり種の鉢物をたくさんお持ちになっています。昨年新宿の園芸店に寄りこんだところ、お客さんは男性ばかりでした。更に店の商品は多肉の変わり種で鉢も立派で素晴らしいものばかりでした。見ると手の平サイズの商品も1万円ほどでした。4寸ほどの鉢に入った大きなものは10万円を超えていました。多肉は全部同じ品種の物でした。置いてある植物と言い、価格と言い趣味家の人対象の店なのでしょう。
小さな鉢に納まっている植物を見るとなんとも言えず愛らしく感じる人はたくさんいるようです。昨日も植物の担当者から聞く話では会社への問い合わせは7割が男性と聞きました。確かに女性からの問い合わせは少ないようです。切り花は女性のファンの方が多くおられます。反対に男性は室内園芸を好む方が多くおられます。

西武園球場で毎年行われていたバラのガーデニングショーはバラが主体のショーでした。ここにはガーデニングが大好きな女性が沢山来られていました。2,3週間前までよく目にしたモッコウバラはこの展示会の結果、数を増やしてきたと思っています。どこのお宅もすっかり大きくなったモッコ―バラが二階から垂れ下がったり、大きな樹木を覆ったりで大いに楽しませてくれました。しかしこれ以上大きくなると問題です。ガーデンニングは本来ご夫婦で楽しめば一番いいのですが、こちらは女性の方が多いかもしれません。もっとも最近の夏の暑さはガーデニングを楽しむ方の数を減らし始めていますが、これは大問題です。
私事で言えば75歳を過ぎたころからしゃがめなくなり、ガーデニングは難しくなりました。
もっぱら妻の領域になっています。

江戸時代の浮世絵の中には大きな鉢物(菊など)などを部屋に並べ楽しむ女性が多く描かれています。また、盆栽屋さんが数多くある大宮の盆栽村には盆栽美術館もあります。ここの来場者は男女の比率はきっと半ばしていると思います。盆栽を楽しむ人は男性ばかりではありません。
勿論男女でその趣味を決めつけるなど出来ませんが最近の例でいえば室内の植物は男性が多くなり始めています。
 

2024年12月24日(火)更新

レイクランドガーデン

初めてお会いしたのは二十年ほど前でした。2000年にオランダのフロリアード(10年に一度の国際花博)に農水省から選ばれオランダに出かけた若いメンバーがいました。JFMA(日本フラワーマーケティング協会)はオランダから帰った彼らを招き報告会を行いました。その中に平工さんがいました。
平工さんはオランダやイギリスで独自の庭作りを勉強してきました。自然を取り入れた庭造りです。宮崎県や、横浜市などで行政から依頼を受け、オランダで勉強した庭作りを始めました。多くの人たちに愛されてきました。今から15年程前家を作り、併せて庭を作りたいと考えていましたが、その時平工さんにお願いしました。初めは近所の庭師の方にお願いをしていましたが、お二人で手分けして作って頂きましたが、デザインは平工さんが行い、友人の庭師の方は樹木を担当してくれました。
今では平工さんに年に何回も来ていただきメンテナンスをお願いしています。昨日は今年最後の手入れに来られました。きれいに仕上げて頂いた後、球根を植えて頂きました。恐らく1,000球くらい植えてもらいました。来年3月あたりから5月までの間色々花を見ることが出来ます。小さな庭なので1,000球入れると多少見ることが出来ます。
農大の講師や、NHKの趣味の園芸で講師をお勤めになる平工さんにいつまでも頼むわけにはいきません。次の人を探してもらうことにします。

ある時友人から守重さんの庭、皆さん知っていますよ、と言われましたが一部市内の方が見るサイトに時々紹介されているのだそうです。結構草が多用され自然に見えるのがいいようです。東大和には多摩湖という湖がありますので「レイクランドガーデン」と名付けています。
15年経ち、改めて平工さんにお願いをしてよかったと思っています。
 

2024年05月27日(月)更新

アリウム

今年のアリウムは沢山芽を伸ばしてきました。去年までは2本でしたが、今年は4本になっていました。とっくに私の身長を通り越し、2mほどに成長しました。
4本ともにほぼ同じ高です。販売されているアリウムの花は直径が80mmくらいはありますが、私のところはせいぜい50mmくらいです。それでも青い小さな花を沢山つけてくれるのが楽しみです。
始めてみた時、とんがり帽子のようなカバーがありますのでどのように花を咲かせるのかと不思議でしたが、中の花が大きくなり全体をカバーしている帽子のようなものが次第に割けて中が見えてきます。本当の面白い開花です。今日は4本の内、1本のカバーが外れかけてきました。近く花が大きくなるでしょう。
アリウムはネギ坊主の仲間なのです。


 

2024年04月15日(月)更新

高遠の桜、新宿の菊

昨日兄の家に寄ったところ、義姉から沢山高遠の桜の話しを聞かせてもらいました。規模の点でも国内で有数な事、また高遠には関西からも関東からも見学者が多く人で一杯になる事、更に駐車場がないため、道路の混むことなどでした。そんな話を聞かせてもらいましたが、これではいきたくは成りますが、実質無理ということになります。義姉は南信生まれですから昔から出かけていたようです。
確か高遠は内藤家の居城だったと思いますが。新宿にある内藤新宿(新宿御苑)も確か内藤家の江戸屋敷跡だと聞いています。ここにも多くの樹木があり、特に八重の桜が有名です。同じ主の持ち物であったためでしょうか、素晴らしい景色を今日に残しています。確か新宿御苑には農水省の事務所もあったかもしれません。立派な庭も有り、これらを守ることにも意味を感じていたのでしょう。更に新宿御苑は、秋は秋で菊祭りが有名です。広い庭の何カ所も菊の鉢植えを飾り、秋の名所となっています。尤も優れているのは江戸時代から一本の菊の苗から大輪の菊を1,000輪咲かす技術を今に伝えています。巨大な円錐の形ですかららせん状に茎を回しているのでしょう。素晴らしい限りです。

尤も私はまだ、1,000輪の菊は見ていません。出かけた年の菊は500輪でした。それは半円形に仕立てた作品でした。ちょうど半分の菊が見事に咲いていました。この半円が丸くなる1,000輪になるのだと感心しながら見ていました。
伝統的に内藤家は特別に腕のいい職人の方々が揃っていたのでしょうが、桜と言い菊と言い素晴らしいものだらけです。
 

2023年09月05日(火)更新

室内園芸

現在、園芸市場では鉢物など家の外で楽しむ商品が苦戦中です。

原因は色々ありましょうが、代表的なこととしてコロナの時のようにゆっくり家の外で園芸を楽しむ人が少なくなった。更に今年の夏は暑すぎて外で作業するのが大変になった。このようなことがいわれています。
家庭菜園を熱心に行っている方がおられますが、恐らく今年の夏は注意深く作業を行っていたと思います。

確かに私も庭の手入れもこの夏は控えていて、昨日の早朝から作業を行いました。それでも7時を過ぎ、太陽が当たり始めると一気に気温が上がる事になります。2時間ほど行いましたが、少々ばててしまいました。妻は元気で更に1時間ほど外の作業を行っていました。家に戻るなり、仕事を途中で止めるのは信じられないと少々怒られてしまいました。その時は風呂に入っていい気分になっていました。

インパックではもともとインドアの植物を手掛け、これは将来も続ける関係で新商品の開発を急いでいます。テーマは「安らぎ」となっていますが、多くの方々に喜ばれる商品を作るつもりです。
 
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