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2025年06月11日(水)更新

独自の商品を持つ企業を目指します。

企業の生き残りで重要なことは、次に何をするべきかを常に発見し続けていく事でしょう。どんなに優れている企業でも100年の単位で見ると存続しているかどうか分かりません。それは日本には2,449社(2023年)しか100年企業はないからです。現在日本にはざっと400万社ありますが100年後には0.06%の企業が残っています。数字上ではかなり厳しい判断が下されています。

これからの企業は環境を無視しては進めません。環境への対応は生き残る条件になります。
我々の事業は花きの周辺産業です。機械とスリーブとリテールサポートでお役に立ちます。更に室内園芸は全くオリジナルの物です。現在はまだ少量ですが、いずれ成長するよう努力をしています。用土であるチャコボールの優位性、デザイン性、環境適応性は他に類を見ません。チャコプランツはチャコボールの優位性を持ちつつ時代の中心にいることを証明し始めています。この商品は100万鉢が当面の目標ですが、現在、年間10万鉢のチャコプランツを出荷するに至りました。それらは全て室内で楽しまれています。
チャコプランツの容器はガラスですが、ガラスはマテリアルリサイクルが可能です。用土はチャコボールです。一番の特徴は炭素の隔離です。燃やさない限り炭素を隔離し続けています。また、チャコボールは洗って使えば何度でも使用することが出来ます。リユースが可能なのです。とても環境問題に適した商品となっています。
私たちは種苗会社ではありませんので、私たちで独自の植物を作ることは出来ませんが、今後チャコプランツにあった植物を世界から入れる予定です。もう少し生産量が増えることで楽しい商品を沢山生み出すことが可能となります。現在の商品は勿論、更に楽しさが増えるチャコプランツの世界を広めてまいります。根底にはチャコボールがあります。
 

2024年11月08日(金)更新

社員の皆さん!

連日のように営業の社員の皆さんから商品の価格が高い、との指摘を受けています。話をよく聞くとブローカー的な動きをしている会社との競合が多いようです。勿論販売会社の体をなしている会社もあります。

大きく分けると生産設備を持つ会社か、設備を持たず単に販売一本で行く会社かに分かれます。設備を持たない会社は仕入れにマージンを乗せ販売します。しかし設備を持ち製造、販売を行う会社において、設備を常に最新のものにすることは大事な話です。耐用年数が過ぎる頃には次の機械の購入を考えています。更に倉庫も設備が重要です。多くの場合自動倉庫と言う事になります。
生産機械、物流機器、これらは普通でも一基3,000万はするでしょう。これをインパックの場合、25台ほど持って進めていますが、これらの機械も時が経てば、新規機械の導入と言う事になります。また設備はこれでいいと決めても新たに紙袋のような流れがあればいくら新しくとも新規導入が必要になります。頑丈に見えても自動倉庫なども設備の入れ替えがあります。7年から10年の間には機械関連は設備の入れ替えがあります。
申し上げたいことはメーカーとして歩みを始めた以上、この事は日常の光景となります。

私はメーカーの重要性を常に感じています。何があってもご注文にお答えすることが重要になります。多くの苦労をお持ちになる販売の企業と比較しても製造会社は経費と知恵と管理体制等考えること多くを持っています。
同じものを販売すると言ってもメーカーの場合、背負っている荷物が違うようです。生産現場でも生産管理、工程管理等の人員とそこのあるノウハウは大変貴重なものです。是非インパックの皆さんには、メーカーとしての使命感の大きさを感じて欲しいと思います。

更に製造ラインを持つお得意先様のご苦労をも、常に共有していきましょう。
 

2024年06月12日(水)更新

ニューマネージメントチーム

昨日から中国へ三名の役員と担当者が出発しました。昨年末に続きに出かけています。漸くコロナからの脱却が可能となりました。ただ、中国にもビザが必要になり多少の手間がかかるようになっています。
さらに今月はシンガポールへ貿易の担当者が出かけます。更に来月早々にはオランダから二名の来社があります。さらに秋口には同じくオランダから環境問題でインパックの工場を訪ねてくる企業があります。

海外との行き来も漸く普通になってきました。ただ従来と異なるのはメンバーが違います。従来ですと私や副社長、専務でしたが、今回は新しいマネージメントチームの中から1名と専務、貿易の担当者です。専務はほぼ引き継ぎの様な役割です。更にシンガポールへは今回機械チームが行かずに貿易担当者一人の訪問となります。これも今までとは異なります。更にオランダからのお客さんを待つのは新専務他新しい役員たちです。

インパックも若い人たちが活躍する時代に入りました。この調子で進めて欲しいです。

 

2024年05月22日(水)更新

ドメイン

インパックの向かう方向はインパックの社員であればだれでもわかっていることです。
「インパックは、花の消費拡大に貢献する商品・サービスを開発・提案・提供し続け、花き業界の全てのプロセスでゆるぎない信頼を勝ち得る会社となります。」これはインパックのビジョンです。誰でもわかっていると多少大きな声で言えるのは毎朝の朝礼で唱和を行い、恐らく皆さん暗記しているのではないかと考えています。このビジョンが出来て10年は経っています。
このビジョンはある時インパックの将来を考える10名ほどのプロジェクトから出てきました。私は今の仕事を考える時、明らかにその線に沿って進めていると考えていますが、その前提となるのは35年前、ロンドン大学で研究生活をされていた榊原清則先生のお書きになったドメインの本でした。私は仕事には戦略的事業領域があって、初めて一歩を踏み出せると感じたものでした。現在インパックの場合は何処へ進むかが明らかです。花き業界全てがその対象ではありました。ドメインはある程度広い方がいいのですが、インパックの様な小さな会社は絞り込みも重要です。同じ花き業界であっても私たちはホームユース市場をその領域と致しました。そのなかで出来ることは全部やると決めました。その意味では装飾用の花はインパックの仕事ではありません。小さなブーケがインパックの仕事です。おまけにスーパーで販売される花ですから価格も適性でなくてはいけません。生産段階は一見インパックとは関係ないように見えますが、最近のスマートフラワーは確実にインパックの仕事です。結果生産者の皆さんの所へも伺う事になります。
この様に色々明確になりましたが、その元は全て榊原先生のドメインにありました。まだお若く、亡くなる様なお齢ではありませんでしたが大変残念なことになりました。来月26日で先生がお亡くなりになって丸三年が経ちます。
 

2024年01月19日(金)更新

インパックの皆さん

長野にある大手の包装資材の問屋さんがあります。もちろん今でも大きくビジネスを展開されています。大手の企業は勿論、農産にも強みを発揮されています。

私がこの会社に興味を持つのは包装資材の会社ではありますが、包装の分野から商品それも最終製品の開発を行っている点です。
ご承知の通り、長野は果物の産地です。リンゴ、アンズ、ブドウなど沢山の生産をされています。彼らはその生産者団体が元々得意先でありました。更に県内にはそれらの農産品を加工し土産物にしている会社もありました。そちらにも包装資材を販売していました。更に本業は申し上げた通りの包装資材です。
彼らは生産者、加工メーカー、自らの包装資材を結び付け、今までにない様々な長野土産を開発し、今でも販売し続けています。
ご存じかもしれませんが、包装材料の比率は高いものでは例外的に30%、低いものでは3%くらいだと思います。包装資材だけ販売していては最終商品の高くても10%どまりです。しかしこちらの会社は最終製品を作り飛躍的に会社を成長させました。

この方法を手にすることが出来れば日本中の包装資材の会社が大活躍できます。インパックの皆さん大いに参考にしてください。
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