大きくする 標準 小さくする
前ページ

2022年11月10日(木)更新

クイックアクション

先月の末にドイツのデュッセルドルフで3年に一度のKショーが開催されました。今回は3名での見学となりました。正式名称は恐らく「国際プラスチック・ゴム産業展」となるでしょう。プラスチック・ゴムの加工機械がところ狭しと並べられています。私は15年ほど前に出かけたことがありました。丁度能登工場の建設の前です。
会場を熱心に見ると最低3日は必要です。今回は目的がはっきりしていた関係で3日いたようですが余裕はあったようです。特に印刷機、製袋機、有孔加工機、などでした。

今回私が驚いたのはスイス本社の機械メーカーが能登までやってくるというのです。勿論歓迎なのですが、展示会が終了し、1週間後に連絡が入り能登に来られるというのは初めての経験です。国内メーカーでもこのようなことはありませんでした。驚きです。
来週月曜日に来られると言う事で本社から副社長が、北海道から専務が能登に参ります。工場を見てもらい機械がインパックに適しているかどうか見てもらいます。

 

2022年11月01日(火)更新

エチオピアの農業

今回の展示会にお越し頂いた中にエチオピア大使がおられます。
大使は書記官2名と共にお越しになりました。沢山の写真を撮られ、特にエチオピアのバラ前ではインパックのメンバーと共に写真に納まっていただきました。

大使は元農林大臣で花の産地や生産者の事をよくご存じです。インパックの仕入れ先の方もご存じでした。エチオピアにとって農産物の生産は重要な産業です。勿論国家は工業国家になるという大きな目標を持ってはいますが、その前に農産品の輸出を更に伸ばしていきたいという考えもあります。
私の知る限り野菜の生産は数十haから100haを超える生産者の方がいます、インパックの仕入れ先のバラの生産者も、一方で野菜をヨーロッパに出荷しています。スナップエンドウなどが多いようです。このように大量生産し、海外へ出荷する生産の方がいる中で、国内出荷向けの産地も多く存在しています。この方々は小規模の畑を持ち生産しています。
また、かなり驚くことがあります。日本でも段々畑や田んぼが有名な地域があります。しかしエチオピアのそれは三角錐のような山がいくつもある地域にあります。ここでの生産者は皆さん山の頂上に暮らし、畑は山そのものを段々畑にしています。それは見事です。日本のそれと比較しようがないほど大掛かりです。山の下から上まで全て畑です。生産者の皆さんは住宅が山の頂上ですから毎日山を登ったり下ったりしながら生活をしています。
最後になりますが、輸出品の中で最も多いのがコーヒーです。エチオピアの主要産業です。そのコーヒー輸出が最近変わりつつあります。それは単に豆の輸出から最終製品の輸出です。コーヒー豆を焙煎し包装したもの、更に粉にして袋詰めしたのものなどが増えてきました。付加価値を付けた商品です。その設備は見事なほど自動化しています。今後大きく伸びる分野です。

 

2022年05月12日(木)更新

TTI特許成立

暫くTTI(Time Tenperature Indicator)の事に触れませんでした。
昨日大きな変化がありました。
インパックと北大で特許申請をしておりました鮮度が一目でわかるTTI(インパックの商品名:フレッシュネスメーター)に昨日特許がおりました。既に開発に着手して4年がたっています。この商品はオランダのフラワーウオッチ社のユルン社長から、世界にはこんな商品があると見せてもらったのが最初でした。温度×時間の総和で鮮度状態を一目でわかるTTIでした。しかし、この商品はバクテリアを繁殖させ、目標のTTV(温度時間値)になると色が変化させていました。今までは保管にマイナス30度の冷凍庫を必要としています。つまり保管が大変でした。またバクテリアの言葉からも好印象を持たれませんでした。ユルン社長にもっと扱いやすい商品を作ることを約束しました。
早速、つくば市の花研を訪ねたり、いろいろいたしましたが、なかなか思うような話を聞くことが出来ず、困っていましたが、農研機構の先生から北大にそのノウハウがあると聞き、早速常務の西田と尋ねました。既にモデルとなるものがあり拝見することが出来ました。私たちは花に使用する旨を伝え、温度時間値の設定、花の流通などを確認しながら開発に入りました。既に4年がたちましたが、まずは花専用のTTIに特許がおりました。
北大との共同出願です。
インパックはエチオピアからのバラの輸送にフレッシュネスメーターを世界で初めて使用しました。使用しての印象は安心感が得られることです。規定通り入荷すればTTV500~700
でインパックの加工工場に入荷します。その際の色変化は薄いブルーのような色です。それであれば品質に全く問題はありません。フレッシュネスメーターは世界特許(アメリカ、ヨーロッパ、中国)も申請しています。こちらも近く結論が出るはずです。
 

2022年01月26日(水)更新

ピートモスとチャコボール

以前にも触れたことがありました。
イギリスと北欧の国々では昨年ピートモスの生産が出来なくなりました。ピートモスは泥炭です。昔から家庭の燃料としてヨーロッパでは使用されていました。
また、ピートモスは園芸用の用土として世界中で活用されています。勿論日本でも例外ではなくこの用土は全てヨーロッパなどからの輸入です。現在、バルト三国からの輸入が多いとされています。昨日伺った大手ホームセンターの役員のお話では、このピートモスをアイルランドから輸入していると話されていました。しかしそれもあとわずかで輸入出来なくなるとのことでした。私共は今回エチオピアのバラ加工とチャコボールのお話で参りましたが、このチャコボールには随分ご興味を持っていただきました。
アイルランドからのピートの輸入が終了する理由が、北欧と同じく環境問題がからみ、大地を掘って生産することがもうできなくなり、更に今生産している国もいずれは同じようになるだろうとのご判断がありました。
オランダでは他の材料から人工用土の生産を考えているようですが、まだ完成していません。その中で将来にわたり問題なく生産できる人工用土としては、チャコボールが植物の生育もよく、家庭内でも安心して育てることが出来ることなどお話いたしました。勿論価格がピートと比較にならない程の高値であることを申し上げましたが、チャコボールの特性の一つは洗浄、殺菌すれば何度でも使用できることなど申し上げ、ご理解を頂きました。

その方は、ピートモス採掘の中止を既にご存じでした。今の段階で言えることはピートに代わる材としてはチャコボールだけというのが実態です。

 

2021年09月16日(木)更新

国際花き分析センター


今週発刊の花き園芸新聞に、世田谷の花き分析センターが紹介されていました。正確には記事の中にセンター長の宮西さんに名前が出ていたといった方が正しいと思います。
今回の記事がクランチスタイル様の記事でしたが、その中に世田谷の国際花き分析センターとの関わりがあるという記事でした。

私共は大きなくくりでは、包装産業の一角を占めています。それも花き包装業界、更に言えばホームユースフラワー包装業界という事になります。インパックは役員全員が若いころ、食品包装分野でビジネスを行っていました。それも畜産のチルドビーフ関連、レトルト包装分野などで仕事をさせて頂いていました。当時レトルト分野の包装資材メーカーはトップの数社に限られていました。藤森工業、東洋製缶、カイト化学、凸版印刷、大日本印刷などです。このトップクラスのメーカーの特徴は社内に研究所を持ち、レトルト釜を持ち、すべて社内で実験や検査が出来る体制をとっていました。その中でも藤森工業、東洋製缶の両社は群を抜いていました。フィルムの張り合わせ技術、高温に対するフィルム選定等どれをとっても国内を代表していました。レトルト釜は全て本機(ユーザーと同じ大型機)で実験を繰り返し、常に最高品質の商品を送り出していました。私は当時レトルト用のフィルムを三社から購入していましたが明らかに藤森工業の品質は勿論、営業、技術の人たちの対応が違っていました。
素晴らしいものがありました。
一方、生花業界で包装資材を提供する企業はかなりありますが、インパック以外にラボを持ち、生花の品質向上に努めている企業はありません。鮮度保持フィルムを販売している企業もありますが、基準のない中で取り扱いを行っています。またそれらを証明する設備もありません。

私共インパックは藤森工業の研究所を忘れたことがありません。いつか各包装資材メーカーとしてラボを持ちたいと考えておりましたが、ようやく世田谷生花市場内に「国際花き分析センター」を持つことが出来ました。現在インパックの顧問の小國様は元藤森工業の研究所の所長(その後フジモリプラケミカル社長)をお勤めになっていました。40年ぶりにお付き合いが再開しています。

 
«前へ
<<  2023年1月  >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

バックナンバー