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2025年04月30日(水)更新

お花をさらに身近にするために

家を早めに出て会社に向かいましたが明らかに車の数が少なく、世の中連休に入っていることに改めて気づきました。青空、車の少ない道路、さわやかな風、気持ちのいい朝でした。

インパックの仕事は北海道から沖縄までとなっています。更に貿易のメンバーは中国、東南アジアへ出かける機会が多くあります。明らかに広範囲です。先ほど読んだ雑誌にある地域密着の企業が紹介されていて、「あえてエリアを広げずサービスの行き届くビジネスを展開している」とありましたがインパックは正反対で、花業界の中でも新興の量販店が販売する花だけに焦点を絞りスリーブと機械でお仕事をさせ頂いています。この様な領域での仕事は自ずから全国を回ることになります。
結果的にインパックはマーケットボリュームの小さな市場を選ぶことになりました。この様に深堀をかけながら的を絞ってのビジネスは全国展開を行って初めてビジネスが成立します。インパックのビジネスの領域はスーパーマーケットの花売り場と言う事になります。
1店舗、1店舗は小さいのですがチェーン店の場合、数十店舗からグループでは1,000店舗を超える企業もあります。
インパックの仕事は、より具体的には花束加工工場がつつがなく稼働する事のお手伝いを行うこと、パッケージを更に良くして、少しでも花販売に弾みのつくことにすることが主な仕事となります。

しかし最も重要なことは、スーパーの花売り場をいかにして魅力のある店舗にするかです。それもスリーブを通して更に高度化させることと、機械についていえば更なる自動化を図り、より多くの商品を生み出すこと(生産性向上)が出来るようにするかです。これらを通してマーケットボリュームを更に上げていく事に尽きます
これらを追求するためにも、社員一人一人に力を付けていく努力を続けて参ります。
 

2025年04月22日(火)更新

新種の数

一体どのくらいのお花の新種が出てくるのでしょう。随分前に岐阜大学の福井先生から1年間に出た赤いバラだけで50種類ほどあったとお話を伺ったことがあります。更にそこから品種ごとに新種が出て来ますので一年に一体どのくらいの新種が出てくるのでしょう。

国内では現在4万種の花が栽培され、更に毎年2.000~3,000種の新たな花が加わります。なんでもこの数は世界で一番なのだそうです。ほかにオランダを始め東アフリカ、コロンビア、エクアドル、アジア各国とみていくと手元にデータがありませんが、日本の数の倍はあるかも知れません。いずれにしろ4、5,000種類はあるかも知れません。日本の場合40,000種の花を栽培し、毎年2、3.000種の新種を投入しているわけですが、毎年この数字は変わりません。ということは毎年2、3.000種の花が消えていく事になります。
お花にとって新種は大事ですから毎年新たな品種が投入されます。しかし投入される花と同じ数の花が消えていく事になります。消えていくのは在来品種なのか、新種であるのか分かりませんが紛れもなく多くの花が新種として出て来ます。

前述した赤いバラの50種新種が出た時、先生は学生にバラの区別を聞いたそうですが、誰一人区別がつかなかったそうです。花の多くの新種はなかなか区別がつきません。だた花の咲き方、微妙な色の違いなどはこれから幾らでも出てくるでしょう。そうして様々な思惑がありましょうが、自然にいくつかの花が消え、いくつかの花が増えてくるのだと思います。
それにしても新種の開発力は日本が断トツの様ですが。素晴らしい事だと思います。
サントリーさんのサフィニアのように世界中で売れる花が生まれるといいですね。
 

2025年04月16日(水)更新

母の日ギフト

私は花の関係のビジネスを行っている関係で、母の日は花を贈るのが普通になっていました。母や義母がなくなった今、母親の代わりに昔の友人や妻や娘にも送っています。勿論「私はあなたのお母さんではない」などと言われます。私の母親ではありませんが、三人の娘から見れば母親ですから花が送られるのは決して悪い事ではないと思います。

申しげたいのはその様な事ではありません。母の日に花が送られますが、一体花が全母の日ギフトの中でどのくらいを占めているかです。ある調査結果を見ると様々な母の日ギフトがありますが、そのうち花ギフトは24.6%となっています。これは昔から言われていますが、お母さんの本当に欲しいものは何なのかでありました。デパートの方は母の日ギフトは花ではなく身に着ける物や衣類などを好まれると話されていました。また、友人たちと話したところでは美味しいスイーツがいい、更に食事に誘うのが一番、と話される方もいました。
おそらく全て正解なのでしょう。スイーツ、食品、グルメの三点で38.3%、食べ物関係の方がお花を抜いています。全体で言えば母の日のギフトの3/4が花以外のものが送られています。
私は以前から思っていましたが、お食事をされたり、おいしいスイーツをお贈りする時に一緒にお花を添えるのは如何でしょうか。テーブルにお花があれば一層楽しい会食になること相違ありません。

母の日の前ギフトの1/4がお花であることは素晴らしい事ですが、少し考えて頂ければ母の日の花は更に利用度が高まると思います。

(調査は母の日ギフト白書 2025年)

 

2025年04月15日(火)更新

海外活動

一昨年度から海外への出張を再開しました。

再開直後は北海道の専務が二度ほど一人で出かけていましたが、その頃はコロナが終了する前後でより慎重に準備を行い出かけて行きました。その後2023年11月に専務と私はオランダの出張に出かけました。より活発になったのは2024年11月のオランダに始まり、その後はほぼ毎月のようにオランダ、中国、シンガポールに貿易部の皆さんや東京の専務が出かけています。

その間には花束の加工機を中心に機械の搬入などで出かけることも有り、漸く海外のビジネスも軌道に乗りかけています。今回中国へ3名で出かけていますが、営業活動の他、幾つかの展示会も回って来るようです。
インパックの現状ですが、海外の展示会で言えば、どうしても行かなくてはいけない展示会がいくつかあります。特にオランダの展示会は行き続けることが重要です。オランダの展示会に出かけると南アメリカ(コロンビア・エクアドル等)、東アフリカ各国(エチオピア・ケニア・ルワンダ等)後は、インド、マレーシア等アジアの国々の状況を知ることが出来ます。切り花の輸出国からは一社でなく何社も出展していますのでとても重要な展示会となっています。また、ここでお会いする日本人、中国、アジアの人たちは貴重な人たちです。大事なミーティングの場所にもなっています。
また中国の展示会昆明、上海・北京等は毎年出かけていました。またインパックも出展することもありました。現在は出展についてはもう少しまとめてから再挑戦するつもりです。

前述の貿易の担当者の皆さんが更にビジネスを広げる努力が必要になってきました。我々が今まで培ったものが必ずアジアで花開くと考えています。
 

2025年04月10日(木)更新

母の日のポットカーネーション

今朝のNHKテレビは母の日前に宮城県柴田町のポットカーネーション鉢物の出荷の光景が映し出されていました。いよいよ母の日のスタートです。

柴田町は東北でも有数なカーネーションの鉢物の産地で9軒の生産者が沢山の鉢物を生産されています。今朝のニュースは柴田町から母の日に向け出荷の初日に引き取りに来た郵便局のバンに段ボール詰めされたカーネーションを積み込み出発式の光景を映していました。郵便局の軽のバンには、前面に紙で作った花がディスプレイされ、出発式にふさわしく身なり整えた生産者の皆さんが郵便局のバンの出発を見送っていました。画面からも生産者の皆さんのポットカーネーションにかける期待が手に取るように理解できました。
今回第一便で10ケース程の様でしたが、今後、柴田町を始め全国のカーネーションの鉢物などが今月末から来月にかけ大量に花市場に出荷されます。更に直接花を扱う企業へも出荷されます。

花屋さんにとって母の日は最大のイベントになります。何年も母の日の商材としてポットカーネーションは利用されてきました。昔は安価なポットカーネーションが扱われてきましたが、花が咲かないなどの問題があり、少々問題になってきました。しかし今朝のテレビで映し出されたポットカーネーションは立派な鉢物でつぼみも沢山つき、一部では花も咲き始めていました。この様な商品を見ると母の日が一層楽しみになってきます。

震災で大きな被害を受けた柴田町ですが、立派に復旧されています。
 
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