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2022年05月02日(月)更新

母の日

毎年、母の日は第2日曜日ですが、今年の母の日は5月8日となっています。今回は母の日としては最も早い年に当たります。

また、数年前からコロナ禍もあって言われてきたことは、母の日をたった一日のものではなく、母の日Weekとか母の日Monthにしてはどうかとの考え方です。私も全くその意見に賛成します。母の日は1週間前にはその準備が終わり、注文を頂いた商品づくりに邁進します。どうやらこれは日本ばかりでなく、昨年あたりはアメリカの花き業界でも言われていました。
生花業界にとって、母の日程多くの商品が動くことはありません。勿論12月、春・秋の彼岸、お盆なども多忙を極めますが、母の日は5月の第2日曜と定められている分、贈る側もその日に贈りたいと考えるのは普通の話です。しかしそれを実行するために生花業界としては生産者、市場、販売者ともに毎年大騒ぎになります。
今でも徹夜をする人もいます。
それよりもっと緩やかに、5月いっぱいが「母の日月間」となった方が良いのではないかと考えています。
 

2022年04月27日(水)更新

小川先生

今年法政大学を定年でお辞めになった方がおります。法政大学で長くマーケティングの教授を務められた小川孔輔先生はこの35年間、花き業界に多くの貢献をされました。現在でもJFMA(社団法人日本フローラルマーケティング協会)の会長をお務めになっています。先週小川先生の退職のお祝いを神田小川町のバーで行いました。
35年ほど前にお会いし、その後先生と本格的にお会いするようになったのは、先生が業界の事で色々考えていることがあるようなので、法政の研究室の訪ねるようにと電話をもらい、お訪ねしました。この時お聞きしたのは先生がアメリカのFMA(フローラルマーケティング協会)で日本の花産業の講演をされ、その時見た名簿の中に一社だけ日本の会社、インパックの名前があるのを見て連絡を取ったとのことでした。日本にJFMAを作ろうと言われ、早速動き始めました。はじめに数名は集まりましたが、なかなか20名に到達しませんでした。20名を過ぎる頃からメンバーが集まり、その後発足に至りました(会長:小川先生・副会長 インパック 守重知量・ゼントクコーポレーション 伊藤瞳様)。業界で初めて横の連携ではなく種苗会社、生産者、市場、仲卸、小売り店舗(一般生花店とスーパーマーケット)といった縦の連携の団体が出来上がりました。
また自由な雰囲気と新たなものに挑戦する意気込みがあり、歴史学で言うアジールと考えています。日持保証販売、フラワーバレンタイン、コンテナ規格統一、花きの環境認証MPSの導入、展示会開催)など具体的な実績を残しました。この後も活動は続きます。

アジール:戦国時代の堺のような新たなことに挑戦し、全国から人が集まる街や、駆け込み寺の意味があります。
 

2022年04月18日(月)更新

母の日のプレゼント!

今週は、保育園で観葉植物の小さなもの(ミニ観葉:チャコプランツ=チャコボールを使って育てる観養植物)を園児たちが作ることになっています。事前の打ち合わせもあり、インパックのIFL(国際フラワーロジスティックス)の川口さんと本社の信乃さんで計画を立てています。大分煮詰まっているようです。
更に、先生方にもチャコプランツの作り方をお伝えし、先生方も園児の皆さんへ直接お教えすると聞いています。早速その手順、段取り、用意する資材、道具類などの準備に入っているようです。年間10万以上作り、ホームセンターなどへお納めしていますが、園児の皆さんに作ってもらうのは初めてになります。これは母の日や父の日のプレゼントになりますが、今から楽しみです。

今まで花育では大田花きの磯村さんが代表をされるワンコインクラブが小学校へ出かけ、毎月アレンジや花束の教室を開いています。ワンコインクラブのメンバーとして大田花きやインパックからは信乃さんが付き、月1のペースで花育を続け、その素晴らしさを学校も生徒も実感していただいているようですが、今度は年齢もグッと若返り保育園での花育となります。それも初めから観葉植物です。園児の皆さんには少し大変かもしれませんが、保護者の皆さんへお渡しする時のシーンを考えると何としても成功させたいと考えています。

このミニ観葉の保育園での試み、全国的に見ても珍しいと思います。
 

2022年03月25日(金)更新

一段落の間に

春のお彼岸も終了し、母の日迄での間、多少の余裕が出てきました。しかし実際のところ母の日は目の前にあり、その準備の為ゆっくりすることはできません。

母の日前の最も忙しい日と通常の1日を比較すると、人によっては20倍の開きがあると言われます。実際には10倍くらいでしょうか。昔聞いた話では、母の日は花屋の信頼をなくす日などといった方がおります。確かにそういった側面がないわけではありません。しかし生産者、市場、小売り、加工メーカー、輸入業者等の花の業界の方々は、母の日の商戦に真剣に取り組まれています。
実際、カーネーションなどの事前調達は全ての段階で行われています。またブーケ、アレンジ制作などの作業も花の鮮度との兼ね合いもありますが、母の日前からその作業は行われています。おせち料理やお菓子の様に、より速く製造加工を行うようなことは切り花の性質上出来ません。
しかしインパックでは、母の日のブーケ、彼岸などの仏花の製造をいつの段階までさかのぼれるか、更に製造した花の日持も1週間程度保証できるか、など方法を探っています。現在分かっているのは、原体保管の温度条件などです。しかしそれは単品の事で、ブーケなど数種の切り花をミックスした商品の保存期間はテストを繰り返す必要があります。製品保管が可能になれば花販売の前提が大きく変わることになります。

難しい課題ではありますが、何とか成功させたいと考えています。
 

2022年03月07日(月)更新

スーパーマーケット花売り場「新時代」へ

日本のホームユースフラワーは紛れもなく1987年からスタートしました。
多少以前触れましたが、この年の春、ダイエー碑文谷店で切り花のセルフ売り場が始まりました。更にその前年、多くの花き業界の人たちがオランダへ出かけていきました。
同じ年、私はアメリカで研究生活をされていた榊原清則先生(当時一橋大学助教授)からお電話を頂き、アメリカのスーパーで本格的に切り花を扱い始めた。それは他の農産品と比べ利益率が高い、というのがその理由であるとのことでした。先生は今すぐにスーパーへ行き、このことを話し、日本でも切り花のセルフ販売の準備をした方が良いと伝えてはどうかということでありました。
確かに半年後、碑文谷店につながりました。インパックはその準備で専務がアメリカの量販店を見て回り、副社長は国内300か所以上あった生花の卸売市場をすべて回り、将来スーパーとの取引にふさわしい500社をリストアップし、私はアルスメールの花市場で量販店用の切り花の加工を行っている現場を見てきました。インパックの方向性は決まりました。
日本の市場ではセリが終了すると新聞紙が氾濫していましたが、オランダの市場では既にOPPのスリーブがほぼ固まり、新聞紙は見ることもできませんでした。
会長を交え、我々4名はインパックがスーパーマーケットの花売り場のサポートを自らの使命として動き始めることを確認しました。
それから35年が経ちましたが、少なくともスーパーマーケットの花売り場は当時と変わっていません。つまり、新製品が生まれることなく成長してきました。新製品が生まれないことは停滞を意味します。社会情勢の変化、切り花販売地図の変化など、従来の花売り場、販売方法、商品、全て疲弊しています。インパックはここで35年前に4人で確認した、スーパーの花売り場をピカピカにすることと再度確認することにしました。今度は我々4人と新役員、社員との約束となります。
従来とは異なり、高品質の花を中間価格帯で販売し、新たな需要を開拓出来るようにしたいと考えています。35年を経て再度、スーパーの花売り場のサポートを行う会社にしていきます。

 
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