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2024年11月22日(金)更新

小さな会社の出来る事

現在インパックは20億たらずの小さな会社です。
さて、花ビジネス決して楽観できません。ものが必要な時に少なく高く、中々販売に力が入らない今日です。これらは量販店様のフラワービジネスです。この様な中でも量販店様は毎年売上げを上げる事が使命になっています。無理やりでも売り上げの確保を狙ってきます。結果、花は安くなります。売り上げを上げるには安売りしかないというのがスーパーさんの変わらぬ販売手法です。
それは量販店様に花を納める加工メーカーも同じです。何としても安い花を調達し、安く売りたい、と考えています。この思考は40年前から未だに続く量販店様の花ビジネスです。
つまり花は安くないと売れない。といった考え方です。確かに現状を表しています。
しかしこれを長く続けるわけにはいきません。その理由は花ビジネスを本物のビジネスにしたいからです。しなくてはいけません。この30年で花は70億本から30億本に生産が減少しました。その不足分を輸入に充てていますが、11億本ほどです。輸入品を足しても足りません。これらの事情から花ビジネスの売上げは下降の一途をたどっています。
花の持つ特徴に心を豊かにする、自然に笑顔がこぼれる。花をどなたかに差し上げたり、家に買って帰るとすぐに分かります。この様に優れた特徴を持つ花が売上げの下降線を描くのはかなり矛盾です。市場の縮小は最終生産者の数を減らし、販売者も減らします。海外からの花だけではこの産業は成り立ちません。

インパックはパッケージの会社です。市場は多くの花を扱い、量販店の花売り場、街の花屋さんはみんな願っています。もっと花が売れてほしい。特に消費者の方は量販店の花がもっと良くなってほしい。つまり今の状況に対して「ダメ出し」が入っているのです。

もっと品質の良い花、提案型の花が欲しい。関係者は相当考えなくてはいけません。同じ花でもイギリス、フランスの売り場は楽しい。回ってみてこれらは事実です。すぐやればいいのですが、実行できていません。

今が底だと思いますが、底が割れるという言葉もあります。私はここで頑張りたいと思います。私は底が割れない努力をしたいと考えています。私はパッケージとブーケがこの状況から脱出する策だと考えています。
 

2024年10月25日(金)更新

長く続く企業

長く続く企業の中には決して大きくすることには少々無縁ではないかと思うときがあります。しかし企業であれば成長することは最も重要な要素と捉えることができます。しかし1000年続く企業の中には同じ事業を1000年以上続けてきている企業があります。有名なところでは金剛組さんです。何しろ法隆寺を建設した企業です。
一方短期間に企業を成長させ、結果巨大企業になった例も沢山あります。しかしそれらの企業は誰でもできるものではありません。経営の神様のようながいて、尚且つ選んだその道もドメインとしても巨大企業になる道を選び、更に企業を支える組織も独自の道を歩むに足る組織を持つことで成長を本物にするのでしょう。
世の中の企業は一部の大企業と多くの中小企業から成り立っています。その中小企業の多くは大企業の中に組み込まれ、その多くは自らの最終製品を持ち合わせていません。全て関係する大企業の協力工場の枠の中で生きています。

インパックの生きる道は常に自らが考え、製品を作り出し、自らの開発したルートをより多く増やしつつ、次の製品を作り出していくところにあります。場合によっては以前の事を全否定することも有るでしょう。それはそれでいいと思っています。
何のために全面否定し、販売先を一部お断りして迄自らの道を突き進むのか。それは全てインパックを長く成長させたいからだと考えています。長く続けたい理由は現在インパックに席を置く従業員の皆さんが次のインパックを作るからです。現在のインパックは全て従業員によって作られています。おのずから次の時代も引き継がれた従業員によって作られていくでしょう。この繰り返しの中で結果として長く続くことになります。

この様なことからインパックを長きにわたり継続、更に成長させたいと考えています。
 

2024年07月23日(火)更新

プールと給食

連日警戒アラートが出ています。
私は昨日園長と話しましたが、このような時はどうしても外に出ての散歩はリスクがあり中止をせざるを得ません。園内の建物の中でいろいろ工夫して保育を行っています。
この時期最も園児の皆さんが楽しみにしているのはプールです。しかしあまりに暑い日は園児の皆さんはそのプールにも入れません。
プールのある日には多くの先生がついてくれます。園児の皆さんが事故に合わない様にしっかり見てくれています。そうであっても事故はいつ起きるかわかりません。先生方もより真剣になります。遠くから聞こえる園児の皆さんの声に楽しんでいる様子が表れています。

こちらは学童のお話です。
私が関係する社会福祉法人は3つの保育園、二か所の小規模保育園、更に二か所の学童があります。その学童で昨日から夏休みの間、給食が出ることになり昨日から実施されました。保育園では連日給食が出ていますが、学童では今回が初めてです。昨年、会議の席で学童に給食があればいいね、と夢のような話をしておりましたが、一年たちそれが実行されることになりました。
今まで給食は同じ敷地内の小規模保育園でやっていましたが、それでは人数も足りず、他の保育園から二名手助けが入りました。初めての事というのは様々苦労がいるようです。
昨日はその苦労が報われた日となりました。
学童の皆さんからも大いに喜んで頂きました。
 

2024年07月11日(木)更新

企業文化

それぞれの会社には独自の文化があると考えていいでしょう。大きな括りでは企業の存在理由は地球が常に安定し、緑豊かな社会を作り出す事となるでしょう。
各企業はそれを目指しながら、日々経済活動を続けています。経済活動を続けることが可能なのはこの地球が安心して暮らすことが出来るからに他なりません。少し大きくとらえると平和を追求する事にも通じます。またそれらを追求すると自ら人間性も向上させることが求められます。結局企業文化の素は人間性の追求と言う事にもなります。

そうだとすると、宗教もきっとそうなります。哲学の追求もそうなるでしょう。私は安心して社会で経済活動を続けるためにはより良い人間性を追求するために生きていると思うのですが、商売は日々競争を行いながら自らの立場を明らかにして今日先に勝とうと努力しています。将に商売も宗教も哲学も同じ目標に向かっているのですが、なぜ商売だけが他の活動と異なるのでしょう。自らの利益追求が色濃く出るからの他なりません。

しかし松下電器産業の松下幸之助翁、京セラの稲森和夫氏、彼らはまるで哲学者の様であり宗教家の様でもありました。しかしそうでありながら彼らは世界でもトップクラスのビジネスマンでもありました。ある時私は石田梅岩没後300年の記念講演に参加いたしました。場所は京都でしたが、京都国際会議場での講演会の管理運営は松下電器産業と京セラの社員の皆んでした。受付も会場係もそうでした。その時、私はこのお二人は一体何処までお偉いのだろうかと思いました。
この時を機会に企業文化を様ざま考え、今日に至っています。誰が見てもこの小さな会社が価値ある企業に見えるために企業文化の追及は止みません
 

2022年09月27日(火)更新

保育園での話

私は社会福祉法人の理事長を昨年から続けています。
昨日はその社会福祉法人立野みどり福祉会(東大和市内の保育園・学童のグループ)の中の谷里保育園で少しお時間を頂き、一つは厨房の皆さん、もう一つは全体の職員の皆さんの二つのグループにお話をいたしました。

職員全体の皆さんにはこれから先の立野みどり福祉会の存在の基本になるべく4つのSについて話しました。
江戸時代から商家の家訓はほぼ「顧客第一主義」であったかと思います。それが30年ほど前から「従業員」に対する満足、従業員満足が加わり、2Sとなりました。しかし現在ではこれでは十分な経営は行っていけないことを10年ほど前に教えて頂き、知りました。2S+2Sの4Sです。つまり社会SS(ソーシャルサティスファクション)とPS(パートナーサティスファクション)です。私はこの4Sを立野みどり福祉会の経営の根幹に据えることにしました。
CS園児(対保護者)、ES(対職員)、SS(対行政を含む地域社会)PS(対パートナー:幼児教育研究所や食品、資材の供給先)立野みどり福祉会を取り巻く環境は4Sによってさらに高められることになります。

また、組織の話も10年ほど前に知った現場の力が全てを決する。砂漠での戦いの場合、飛行機から舞い降りるパラシュート部隊は一人一人の間隔が1km、2kmにもなります。その時上官の指示命令などありません。状況把握を自ら行い見えない敵に対して自らの判断で攻めていくのです。つまり上下逆転の組織です。保育園も同じす。現場力強化こそが時代に続く保育園を作っていくのです。
同日「DAO(Decentralized Autonomous Organization=分散型自律組織)」の話を本莊様からお聞きしました。これからの組織に必要なことがDAOの中にありました。
職員の皆さまと共に進めていくつもりです。
 
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