大きくする 標準 小さくする

2021年09月09日(木)更新

歌集「葫蘆島」


久しぶりに菊池寛の満鉄外史を読み始めました。

数日前、私の家にお尋ね頂いた方が歌集を置いていってくれました。その折、子供のころ住んでいらした場所が遼寧省鞍山であったことを伺いました。大変なご苦労の末日本へ戻られたのだと思います。歌集のタイトルも「葫蘆島」となっています。

私はこの鞍山の名をお聞きし、数年前の事を思い出し、改めて菊池寛の満鉄外史を取り出しました。やはり鞍山はこの中にありました。鞍山は明治期に開発が始まり、昭和には巨大な製鉄会社になっていました。
鉄鉱石を探しだすことも大変なご苦労があり、その後製鉄所を作るためには大量の水を準備しなくてはならず、その水脈を探し出すことも大変な中で技術者の皆さんがそれを成し遂げた話が出てきます。
勿論これら一連の出来事は海外にまで出かけ、他国の上での出来事ですから感傷的にばかりなっていては方向を間違えてしまいますが、ただ明らかにその時代、その地に多くの日本人が暮らしていたことを考えると、大変なパワーがそこに存在していたのは事実です。

現在でも多くの人たちがそれぞれの歴史を持ち、現在を生きていますが、歌集の作者から更にお聞きしたいものです。