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2021年09月21日(火)更新

秋彼岸

昨日は西立川にある義父のお墓のあるお寺へ出かけました。父の墓は兄が毎度彼岸の前にお花をきれいにしてくれています。私は妻と共に義父の方を掃除に行きます。昨日は彼岸前でありましたが、既にいくつかのお墓にはきれいな花が手向けられていました。

どこの国にもお墓に花を手向ける習慣はあるようです。ロシアでもポーランドでも墓地の近くには花が売られていますが、日本は格別多いようです。スーパーマーケットで販売される花の内、60、70%は墓花、仏花と言われてます。そのような訳で春彼岸、秋彼岸に手向けられる花はかなりの物量になります。昨日出かけたお寺でも彼岸のお中日には花であふれていることでしょう。
また、この秋彼岸でも多くの方が墓地に出かけることになりますが、天候によって大分差がついてしまいます。台風などが来ますととんでもないことになります。雨の場合、出かけることが出来ません。私としては何があっても晴れてほしいと祈る気持ちです。

また、もう一方の問題は全体的に彼岸などに使用される仏花が次第に売れなくなっている現実があります。確かに高齢化の結果です。しかしこの現実は変えることが出来ません。花に関わる私共は新たな需要開拓が必要になると考え、様々な仕掛けをする必要があると考えています。来月から始まる誕生日ギフトはその結果です。
 

2021年09月15日(水)更新

エアープランツ


昨日のJFMAのアフタヌーンセミナーは圧巻でした。私は最後の質問の始まったところで失礼してしまいましたが、一度はお尋ねしたい方です。

講師は滋賀の坂崎さんの紹介の様です。南紀グリーンハウス代表の柴崎裕也氏でした。約20年前からエアープランツを栽培・加工し、全国販売を行っています。日本でも同じ植物を扱う方は多いでしょうが、どうやらトップの方の様です。
国内では288坪のグリーンハウスを持ちビジネス展開していますが、バックヤードのあるグァテマラには約20haの農園があるようです。確かにいつでも入荷できる体制があれば、国内の物流センターは少なくて済みます。
また、商品も様々工夫され、土地柄、熊野古道を活用した商品開発をされ、大変売れているようでした。終始にこやかでビジネスがとても順調であることを示し、更に人柄もよい方の様です。

確かに早くからエアープランツに目をお付けになったことは素晴らしいことでした。10年近く前、韓国の生産者とお会いしましたが、たしかこちらも生産の多くは海外に頼っているとのことでしたが、同じところかも知れません。

素晴らしいモデルだと感心するばかりです。

 

2021年09月03日(金)更新

業界活性化は異業種から!

このところテレビで花の仕事が紹介されることが多くなってきています。

クランチスタイルのサブスクについては言うまでもなく、ここのコマーシャルは大変人気があり、多くの人たちの評判となり、益々会員数を増やすことになるのではないでしょうか。
また、先頃のワールドビジネスサテライトでは日比谷花壇さんの花の自動販売機の件が取り上げられ、これもまた評判になっています。
過去35年間花に関わる仕事をしてまいりましたが、テレビに出て来る花で話題にすることはほぼありませんでしたが、素晴らしい事実です。

更にここに来て、多くの異業種の方々が花に興味を持ち、花の販売を計画していることを知りました。多く自社で会員を抱えているか、特定の層の顧客をお持ちになっているかどちらかです。それぞれお持ちの会員の方々に花を販売したいとお考えの様です。
更に他の商品で成功を収められ、その顧客層に対して花を提供するわけです。

クランチスタイル始め、最近のサブスク、ギフトのオンラインビジネスに参入されている方はほぼIT関連の方々です。花き業界が大きく変化する前兆かもしれません。
 

2021年08月31日(火)更新

雨の多かった8月が終了します

8月はお盆の時期で、花業界にとっては重要な月になっています。しかし今年の様に雨が多く、お盆の時に続くことで、その売り上げは決して大げさでなく半減することになります。
やはり晴れる時は晴れる方がいいと思います。夏の暑さには少々参りますが、この暑さが花業界にパワーを与えてくれるのでしょう。

次の大きな山は9月にやってきます。秋彼岸です。
秋彼岸は春の彼岸と比較し、市場規模は少し小さいかも知れませんが、それでも秋彼岸の需要は大きいのです。関係する全ての方々が大いに努力しています。雨の事は心配ではありますが、計画を立てる際、雨の事は考えられません。全て晴れる前提で加工、販売計画を立てています。
秋の彼岸は陽気も落ち着き、外に出やすくなり、各地にある墓地等もその準備に追われています。家族そろってのお墓参りはとてもいい姿なのですが、昨今その数は減っているようですが、このような習慣は是非残したいものです。

雨に叩かれた8月ではありましたが、9月はいい天候になるよう祈るような気持ちでいます。
 

2021年08月26日(木)更新

羽田イノベーションシティー

京急の天空橋は羽田空港の国際線ターミナルのすぐ近くです。それでも歩くとなると少々苦労します。羽田には天空橋の次の駅が用意されています。

昨日JFMAの松島さんと、同じくJFME顧問の伊藤さんと羽田イノベーションシティーへ出かけていきました。先日、総務省の御友氏とアゼルバイジャン商工会議所理事長の米倉氏からここの存在を教えて頂きました。まだできたばかりで更に拡大を続けています。次の工事が終了するには更に1年以上かかるものと思われます。
今回は大田区の羽田イノベーションシティーのご担当の方をご紹介頂き、近い将来、この場所では多くのイベントを打つ計画があり、花をテーマにして何かできないかどうかお話を伺いに来たわけです。

確かに大田区は製造業で実績や技術のある多くの企業が存在しています。また、この場所には先端企業の研究施設が既に入居済みで、これからも多くの企業が入ることになっているようです。
松島さん、伊藤さんなどと話し合いが行われ、更に消費者に近い団体が動き出せば、場所といい内容といい、よいイベントが打てるのではないかと考えています。

これからの花き産業の発展につながるイベントが打てるとすれば、素晴らしいことです。

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