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2022年02月14日(月)更新

フラワーバレンタイン

バレンタインは花き業界にいるものにとっては、自然にフラワーバレンタインと考えるようになりました。
10年以上前のある日、法政大学の一室に農水省の室長をお迎えし、花の消費拡大策としてバレンタインを取り上げようと話し合いを持ちました。JFMAの会長の小川会長、松島専務、副会長の私を含め、ほんのわずかのメンバーでした。室長から日比谷花壇の宮島氏の協力を頂けるかもしれないと話が出ました。JFMAには青山フラワーマーケットの井上氏がおられ、井上氏、宮島氏がそろうことでフラワーバレンタインは動くことになる、と参加者全員が思ったに違いありません。
事実その後、お二人が理事長、副理事長として「花の国・日本」がスタートし、バレンタインを中心に花の消費拡大策が打ち出され始めました。フラワーバレンタインの知名度は次第に上がり、今ではテレビ、ラジオ、雑誌で毎年取り上げられるようになりました。宮島、井上両氏の活躍は今日も続いています。

もっとも、日本でバレンタインが一般化したのはメリーチョコレートの原社長のご努力でした。初めは大層ご苦労されたことを原社長から直で伺ったことがありました。それが今では全国の洋菓子店やチョコレート専門店で参加していないところはない程になっています。一時の義理チョコなどもその消費を高めたことも大きかったのでしょう。今では高級専門店などもこぞって様々商品開発を続けています。

恐らくチョコレートと花とでは購買層が異なるのでしょう。花は男性の姿が多くみられるようになりました。消費の高まりが一層増えることを願っています。
 

2022年01月11日(火)更新

初日の卸売市場

先週の話ですが、この10年ほど、毎年大田花き市場の初市へ社員の皆さんと出かけています。こちらに伺うと多くの人とご挨拶ができるからです。しかし今年は少々様相が違います。
今年は守重へきろう社長、仲二見さん、西田さん、尾藤さんと共に出かけました。5年ほど前までは、青山フラワーマーケットの社長やジョイフルの役員の方など多くの取引先の社長が顔を見せていました。しかしこの数年、顔を拝見するのはデザイナーの阿比留先生やJFMAの松島様などかなり限られた方になりました。多くはコロナだと思いますが、以前からも来場者は大分減ってきていました。

インパックは前述のJFMAの松島社長や加工メーカーの方々からお話を伺えることから、この初市へ来るのを楽しみにしています。一人で来るのはあまりにも勿体ないことから役員に声をかけ毎年来ています。得意先様は少なくなりましたが、市場関係者の皆さんとは反対に親しく話をすることができます。
今年は大田花き社長の磯村様、FAJの社長の福永様はじめ両社の役員の方や、大田花き花の生活研究所の桐生社長など皆様にお会いできました。

せっかくこの日に多くの方とお会いできるのですから来年は少しお時間を頂き、わずかな間でも今年の花き業界の動向をお聞きしたいと考えています。様々な変化があっても卸売市場の重要性は変わりません。
来年の訪問が楽しみになってきました。

2021年12月20日(月)更新

あと10日

花市場も立ち上がっています。ブーケメーカーも大忙しです。生花店もシクラメン、ポインセチアなどで飾られ、クリスマスやお正月までの賑わいを見せています。尤も20年までのそれとは大きく変わりました。

一見同じようではありますが、インパックの関係する、パッケージから見た迎春のスリーブ(袋)はつい5年ほど前までは袋のサイズ、特に長さ方向は70cm、80cmが普通でした。それらの袋に入れられた迎春用の花や松は実に立派なものでした。しかし今はサイズとして残ってはいますが、実際には60cmに移行し、さらに昨年あたりからは50cmも出始め、今年はかなり販売されるようになりました。
尤もこの事実は当たり前ですが、長いサイズの迎春用の切り花や松は結果として飾る際、10cm、20cm普通に切り落としているのです。そうであれば初めから切り落としておく方が良い、これは現実的な話です。
                                                                                                            
更に今年はもっと身近なサイズのスリーブが沢山販売できるようになりました。それは同じ迎春用でもブーケタイプ(39cm)のものです。スリーブから出したらすぐに飾れるものです。簡便でご家庭用としては申し分のないサイズ感です。

迎春スリーブもわずかの間に200万枚に向かって進み始めました。少ない数ではありません。



 

2021年12月15日(水)更新

花業界の変化

昨日はわずかの人数で会食を行いました。
中央卸売場、種苗会社、花材関係、元ダイヤモンド社の社長であったジャーナリストと、顔をそろえました。わずかの人数でしたが楽しく話が進みました。

卸売市場社長の話に少々驚きました。セリでの商いが10%程とお聞きした時もびっくりでしたが、先日行われた松市ではセリでの商いが3%しかなかったと聞いています。実施セリがないのと同じようなものかもしれません。
卸売市場でのセリは当たり前と思っていましたが、実際の比率はここまで低くなってきています。更に買参人組合との了解ができれば、セリがなくてもいいとの判断があるようです。市場は大きく変化しています。
また、昨日届いた「花小売の顧客満足度の構造」の中にあった、一般生花店とスーパーの間のビジネスに触れられていましたが、実際青山フラワーマーケットなど、どちらにも属さない業態が生まれ始めています。花恋人は花と雑貨などでファンを引き付けています。最近のサブスクなどもそうでしょう。

また、昨日は世田谷のIFRL(国際花き分析センター)におりましたが、たくさんの胡蝶蘭が置かれていました。その昔、胡蝶蘭は第一園芸、日比谷花壇と相場が決まっていましたが、今はオンラインの会社が台頭しています。ここも生花店とスーパーの間でしょう。

その昔、花業界は三極になると言っていましたが、少々現実味を帯びてきました。
この動きは消費者の皆さんにとって素晴らしいことだと思います。
 

2021年12月13日(月)更新

BOUQS(ブークス)

アメリカのBouqs日本におけるビジネスが始まりました。

少しく前に、そのお話を伺い楽しみにしておりましたが、日本の代表者の方やスタッフの皆さんのご努力でわずかの間でビジネスを立ち上げられました。

私の知る方がアメリカのBouqsご本社に投資を行い、その後日本法人を設立されました。アメリカの本社は花ギフトの大手の一角を占めています。1週間ほど前にご案内を頂き、早速オンラインで購入の手続きを行いましたが、ストレスもなく購入することができました。更にいい点としては、購入後の案内がとても親切です。商品も産地直送からデザイナー商品、新商品などとても親切な対応になっています。
今日ブーケが届くことになっていますがとても楽しみです。

こちらのビジネスの特徴は産地直送に力を入れている点です。アメリカのBouqsのビジネスは、その産地直送で業績を上げてきました。日本にあっても同じ手法を取り入れ、産地からの直送を増やしていくとお聞きしています。これは今までのフラワービジネスとは異なるところがあり、とても挑戦的で素晴らしいと思います。

 
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