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2023年06月02日(金)更新

母の日

昨日MPSジャパンの本田様から母の日のニュースが送られてきました。

花を花とみれば簡単に競合は現れないでしょうが、花は単に花そのものではなく、人に幸せになって頂いたり、生活に潤いを与えるなど、様々な優位特性を持っています。おそらくどちらの生花店も更にその狙いを各自それぞれお持ちになっていることでしょう。しかしそれらの優位特性は花に限られていることはではありませんでした。

私たちは母の日にカーネーションがあって幸せでした。一年の5%ほどを販売する店舗もありました。かなり多忙な一日であったに違いありません。繁華街にある生花店舗は母の日に最大のピークを持っていくことに精力を注いできたことになります。

しかし母の日の狙いは決して花業界だけでなく製菓業界、青果業界、衣料業界など、多くのギフトを生業とする他業界の人たちも心は同じでした。確かにお送りするお母様方に喜んで頂けることであれば、花だけではないはずです。このことはかなり昔から言われていました。それ故、お菓子屋、コスメなどとコラボの企画を実行している生花店も多く見られました。

今後はコラボも重要かもしれませんが、花が一番お母様に喜んで頂ける企画が重要になってきました。いよいよ知恵の段階になってきました。私たちパッケージを生業とするものは益々重要に時期に入ってきました。
 

2023年05月18日(木)更新

物流の話は続きます

物流の話は続きます。

昨日JFMA(日本フローラマーケティング協会)をお尋ねした時の話です。

MPSジャパンの社長、JFMAの事務局長をお務めになっている松島様から福島へ講演に行く話を伺いました。最近の花業界は2024年問題を控え物流の話でもちきりですが、お話のテーマは「物流」とのことでした。

花はまだ荷下ろしで手下ろしが普通に行われています。今後来年に向かい運転手さんの1日の走行距離などが制限される中、新たな物流対策がすべての場面で必要になってきました。もちろん花に限ったことではありません。
荷下ろしの際、フォークリフト、パワーゲート+台車などは花き業界の場合どこでも必要なものです。また、荷下ろしの際の待ち時間も課題となっています。全てお金に換算されることになります。更によくあるのは2階への荷下ろしです。今までは全て配送側のサービスでしたが、これは即改善が必要とされることになります。

翌日配達を売りにしてきた宅配業者もいよいよ翌々日配達の地域を選び始めました、恐らく今後増えていくでしょう。そのためには物流業者側でそれらを積む必要がありますから建屋はますます必要になってきます。前回も触れましたが、花の場合、今まで優遇されてきましたが、いつまで続くか不安になってきます。インパックができることは翌々日配達でも鮮度が保たれた状態で到着するパッケージの開発です。ますます必要になってきました。

物流改革は花業界の全てを変える勢いとなってきました。

2023年05月17日(水)更新

驚き

今日お聞きした話です。

つい3年前の切り花の輸送で冷蔵輸送は50~60%で後は常温とのことでした。それが現在、大田花きさんの冷蔵比率は91%になっているとのことでした。

100%になるのはこのままいけば時間の問題です。ウィング車は冷蔵ではありませんのでかなりのトラックが冷蔵車ということになります。
花にとって温度管理は重要です。葉の黄変や萎れなど様々な問題を残します。インパックがおすすめする三温度帯での管理はかなり有効です。
原体の保管は0.5℃、加工現場は15℃、水揚げや出荷待ちは5℃で管理すると、おのずから日持ちが保証できる管理体制となります。10時間原体保管、5時間作業、9時間の出荷待ち、で管理したとしてもTTI(温度時間値)130にしかなりません。1日の消費される温度時間値を500とすると1/3にもなりません。それだけ3温度帯の活用は有効です。

更に上記のようにトラックの輸送が温度管理されているとなるとますます、切り花の日持ちは伸びる事なるでしょう。これからも更に冷蔵比率を上げて欲しいと考えています。

 

2023年05月15日(月)更新

母の日

私は今回周辺の生花店を見て回りました。都内は土曜日の新宿周辺に出かけていました。
お昼の時間帯は新宿南口駅前の広い歩道上で東京紀尾井町ロータリークラブの献血の運動があり、失礼ではありましたが45分間だけ伺い、僅かお手伝いらしきことをいたしました。会長はじめ皆さんの熱心さを見ると恥ずかしくなってしまします。

新宿では京王さんを中心に見ましたが、どちらも飾りつけも素晴らしく、遠目でもわかる方に全体赤、ピンクで店作りがされていました。素晴らしいと思います。しかし外は二度ほど土砂降りがあり店頭販売はご苦労されたと思います。
更に昨日は国立と東大和を回りましたが、東大和の店舗はわずか母の日商品が並べられていましたが、奥の方では注文のブーケやアレンジの制作に忙しく取り組んでいました。注文品がたくさんあるようです。
また、武蔵大和駅前の店舗は恐らく1,000円の束を50束ほど置いていましたが、お父さんと買い物に来ている家族が何組か出ていました。お母さんへの子供さんからのギフトでしょう。

国立の名店ヨシガキさんは以前母の日には500ほどのギフトを販売していましたが、今回は店頭にはミディーの胡蝶蘭が10鉢ほど並べられ、制作は奥の方で忙しくされていました。こちらは鉢物にシフトした様です。
繁華街の店舗は飾りつけも見事でした。更に近くに補充用の花束も置かれ準備が整っていました。郊外のお店はどこも事前の注文を頂いているようで制作中のもの出来上がったものは店頭内に数多く並べられていました。

今回大手生花店のペーパースリーブをご注文いただきお納めいたしましたが、二種類ともにブーケとして販売されていました。紙は全体として好印象として受け入れられたようです。また母の日は多くの業種が母の日を別の角度で狙っていることも事実です。花業界も異業種とのコラボも本格的に考える必要があるようです。
 

2023年04月27日(木)更新

花育の会 ワンコインクラブ

長いことワンコインクラブによる花育が続いています。

会長は大田花きの磯村様、私は副会長を務めています。この会も長く続きましたが、偏に磯村様のおかげです。更に事務局の加藤様、小杉様はじめ中心になって活躍いただく皆様、さらに各学校をお尋ねし、生徒たちと交流を深めてくれる活動委員の皆様のおかげです。

長く続いている裏には、間違いなくこの活動がそれぞれの学校で受け入れられ、先生や生徒の皆さんに喜んでいただけるからです。特に生徒の皆さんは心から花が好きになり、その作品も感心するものが出来上がっています。実に素晴らしいものがあります。

昨年、関係する保育園の園長先生から、花育を行いたいともご連絡をいただきました。こちらは切り花ではなくチャコプランツを作りたいとのご希望がありました。早速容器、植物、チャコボールをお届けし、やっていただきましたが、好評をいただきました。先生がまず覚え、その後園児の皆さんに作ってもらいました。短時間で完成し、お家に持って帰っていただきましたが好評でした。
今年も220名の園児の皆さんがチャコプランツを作ります。壮観です。切り花でも植物でもきっと思い出深いことになるでしょう。
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