大きくする 標準 小さくする
前ページ 次ページ

2024年06月13日(木)更新

VANジャケット

日本の戦後の服飾文化の中で輝く一人の男性がいます。石津健介さんですが私くらいの年齢の人は男女問わずご存じのはずです。1948年にVANを創業し、瞬く間に日本中をVANの渦に巻き込みました。戦後すぐアメリカントラッドの波があり、ブルックスなどを着る人もいたようですが多くの若者はVANにそまりました。1960年代は銀座に現れたみゆき族など始め、多くの新しいファッションの方向性を模索する人たちが出てきました。

私は若い頃は中々ついていけず、興味はあるけれども中に入れないような生活でした。ある時VANの店に行くと、人が多すぎてとてもは入れないほど繁盛していました。都内のVANの店は何処もそうでした。日本中がそうだったのかもしれません。石津さんの与えた影響は計り知れません。いい年になった頃、青山のVANショップへ行くようになりました。その店には石津健介さんの写真が何枚も有り、着物姿の石津さんを憧れのように見ていました。VANはなくなりましたが石津さんの影響を受けた人達は、たくさん男性の衣料を世に出していました。ある時、石津健介さんのご長男がロータリーの例会に来られ話をされていました。服飾の研究所を持たれ活躍されています。お孫さんもおりましたがVANジャケットを着こなしていました。今私の夢は半ズボンにVANジャケットを着たいと思っています。これは恥ずかしいので買っても家の中だけになります。

余計なことを沢山書きましたが、今夜VANに頼んだ背広が出来上がってきます。
 

2024年06月12日(水)更新

ニューマネージメントチーム

昨日から中国へ三名の役員と担当者が出発しました。昨年末に続きに出かけています。漸くコロナからの脱却が可能となりました。ただ、中国にもビザが必要になり多少の手間がかかるようになっています。
さらに今月はシンガポールへ貿易の担当者が出かけます。更に来月早々にはオランダから二名の来社があります。さらに秋口には同じくオランダから環境問題でインパックの工場を訪ねてくる企業があります。

海外との行き来も漸く普通になってきました。ただ従来と異なるのはメンバーが違います。従来ですと私や副社長、専務でしたが、今回は新しいマネージメントチームの中から1名と専務、貿易の担当者です。専務はほぼ引き継ぎの様な役割です。更にシンガポールへは今回機械チームが行かずに貿易担当者一人の訪問となります。これも今までとは異なります。更にオランダからのお客さんを待つのは新専務他新しい役員たちです。

インパックも若い人たちが活躍する時代に入りました。この調子で進めて欲しいです。

 

2024年06月11日(火)更新

変化

今朝早く尊敬するISKコンサルティングの飯塚先生からメールを頂きました。
その中に人は変化を恐れる生き物、とありました。確かにちょっとしたことでも変化を嫌う傾向のある人がいます。
考えてみると変化なくそのまま大きくなり、老人になる人はいません。それまでどれだけ変化しながら生きてきたか分かりません。しかしそれが会社となると少しく大変です。
昨日までやってきたことを全面否定することもあります。恐らくトヨタのジャストインタイムが導入された時、関係する会社はきっと大変な思いをされたことと思います。インパックもそのような似た思いを何度かしています。
今まで物を作らず来た頃は、どんなものでもほぼ電話一本で翌日品物が届きました。工場を作り(スリーブ)花の袋の生産を始めた頃、袋が出来るまで原紙を仕入れる、それも幅広の原紙を必要サイズに切ってもらいます。それを4トン車満載で仕入れます。更に入荷した原紙を機械にかけますが、タイミングよく機械を開ける必要があります。機械にかけ出来上がった製品を検品し、箱詰めし、いよいよ出荷です。ここまで来るのに早くても2週間、タイトな原紙ですと4週間以上かかります。
更にチャコプランツは大変です。製品が出来るまで最低3か月、長いと6ヶ月かかります。
それも何を商品として市場投入するか迄入れると1年はかかります。
30年前まで電話一本で商品が入荷する事しか経験のなかったインパックが、漸く今の環境になれるのには随分時間がかかりました。今度はそれらを如何に短納期にするか大きなテーマになっています。
 

2024年06月10日(月)更新

一安心(立川にホテルが戻ってくる)

先週の金曜日、7日は保育園の年に一度の懇親会が開かれました。理事、評議員の先生がたも揃い参加者120名ほどの職員の皆さんと共に楽しいひと時を過ごすことが出来ました。私は少しばかり食べ物がままならず残念な思いをいたしました。

お話は違いますが、立川ではこの半年ホテルの話題でもちきりでした。長く商売を続けていた立川パレスホテルが撤退し、その土地を三菱地所が購入し大きなマンションになる予定でした。それはそれで仕方ないと思っていましたが、立川の皆さんはそうはいきませんでした。600名以上のパーティーは全部新宿まで行くことになります。私の感じでは200名以上になると立川では出来ないのではないか、と心配をしていました。恐らく立川の経済界の方々が動かれたのでしょうが、立川にある企業が三菱地所から土地を取得しホテルを建てることになったそうです。
私たちの懇親会もパレスホテルがなくなるのはかなり問題視していました。その意味では本当に安心いたしました。いいホテルが出来るといいと思います。勿論この事実を知り多くの企業の皆さんも安心したともいます。

多くの職員の皆さんが喜ばれたのは大きな成果でした。
 

2024年06月07日(金)更新

四海波

お能の高砂の中にある小謡です。これは日本の周りは海で囲まれています。確かに東西南北全て海です。その海が静かで平和な世の中を望みかつ実現させたい(天下泰平)と謡っています。
能舞台ではお正月などめでたい席で謡うことになっています。特に能楽師の先生方の結婚式には必ず四海波が謡われます。また、能五流の中では観世流の歌詞が他の流派とは異なっています。

最後のところです。

観世流

 君の恵みぞ ありがたき 君の恵みぞ ありがたき


となっていますが

他の四流(金春流、金剛流、宝生流、喜多流)

 君の恵みは ありがたや 君の恵みは ありがたや

と繰り返します。

能楽師の先生方の結婚式では四海波を謡うのが恒例となっているようですが、観世は勿論「君の恵みぞ ありがたき」と謡い、他の流派もある種遠慮があり、観世に合わせるようですが金春だけは大いに声を高くして「君の恵みは ありがたや」と歌うことで金春ここにありを示すのだそうです。
こんなところにも五流派の性格が表れている気がします。

明日はインパックの守重信乃さんの結婚式がありますが、この四海波を謡ってきます。本人は大分嫌がっていましたが、押し通してしまいました。
まるで金春の様です。
 
«前へ 次へ»
<<  2024年11月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

バックナンバー

<<前月翌月>>
2024/11/22(金) 12:00
小さな会社の出来る事
2024/11/21(木) 09:00
フローラルイノベーション
2024/11/19(火) 09:00
今こそ立ち上がる時!
2024/11/18(月) 09:00
まとめ方は力
2024/11/15(金) 09:00
フットケアはありがたい
2024/11/14(木) 09:00
靴磨きは一つの楽しみ
2024/11/13(水) 09:00
フラワービジネスノート~花研手帳(A5判)
2024/11/12(火) 09:00
オランダ出張
2024/11/11(月) 09:00
早い復興を!
2024/11/08(金) 09:30
社員の皆さん!
2024/11/07(木) 09:30
果物の消費量
2024/11/06(水) 09:00
英一蝶
2024/11/05(火) 08:30
横浜優勝