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2024年02月07日(水)更新

能登の状況(5)です。

私どもの能登事業所はスリーブ生産としての工場部門と出来上がった商品や関連する結束ゴム、容器の出荷などを行う物流部門から成り立っています。
今回の震災では、その両方の部門が被害を受けました。こちらは仕事の関係もあり、今日まで復旧に努めて参りましたが、お陰様で物流部門の復旧は順調に進み、工場も復旧の見込みが立って参りました。
しかし工場は生産の場、物流の場であると同時に生活の場でもあります。上下水道、電気、ガスなどがそれにあたります。幸い電気は切れることがありませんでした。問題は能登半島全体の話ですが水道が中々復旧しない状況にあります。更に下水も併せて復旧が待たれます。
水道であれば流し、トイレ、更にそこには下水道も同時に復旧しなければなりませんが、そう遠くないうちに解決すると考えています。
前述の通り工場は生産、物流の場ではありますが、40名近い人たちの生活の場でもあります。トイレもそうですし、調理場もそうです。多くの従業員の皆さんが上下水道の復旧を全員待っています。
幸いなことに志賀町に住む社員から水道が通じ、風呂にも入れるようになった話も聞きました。大変喜んでいました。

もうそこまで来ている様です。1日も早い復旧を望みます。
 

2024年02月02日(金)更新

ホームページの重要性

1月31日午後5時のNHKニュースで能登半島地震のことについて取り上げられていましたが、その中で全国に向け出荷する石川県内の企業の中で、特定品目においてシェアの高い企業の紹介がされていました。それはその企業が出荷できない環境では多くのユーザーが仕事が出来ず困っているという角度の放送でした。
水産物製造会社、カレンダーの印刷会社、花の袋の製造会社(インパック)の三社を取り上げ、現状と復旧状況をご説明頂きました。インパックの部分では出荷は既に始まり、生産は二月に始まるということをお話しいただきました。確かにその通りです。

この番組をご覧いただいた皆さんから生産の復活に大いに喜んでいただきました。さすがにテレビの影響の大きさを改めて感じた次第です。

今回再確認したことがありました。今回の能登半島の震災の後4日にはホームページに第一報を乗せました。この時も大きなご評価を頂きました。ご迷惑をお得意先様にかけることになるのは明白でした。ただその中で出来るのは、正確な情報をお伝えする事です。これからもホームページ(10日に1回)とブログ(毎週)を通して皆様に能登情報をお伝えして参ります。

よろしくお願い申し上げます。



*このニュースはNHK+で2/6まで視聴可能です。
 

2024年01月31日(水)更新

能登事業所の状況(4)

能登の状況です。
能登の震災から一ヶ月が経ちました。

復旧と復興とありますが、現在は復旧の段階です。落ちた壁(瓦礫となっています)を整理し外に積み上げています。更に天井も同じように宙づりになっているもの、更には完全に落ちたもの、天井裏の配線や、ダクトの張替えと天井の板の処分を行い、近く天井は完成する予定です。そうなれば機械類の動作確認が行われ、問題がなければ生産へと進む事が出来ます。
ここは大変な進歩でした。工場の復旧が進めばあとは外壁に注力ですます。大きな穴があき、それらも緊急処置は中が見える環境にありましたが。

基本的には物流倉庫ではそれらを整理し廃棄と良品とに分ける作業を続けています。ただ幸いなことにお隣の工場に併設する倉庫をお借りすることが出来、現在は商品の移動中となっています。

この後、建物修理となりますが、シャッター、壁など時間をかけ修繕していくことになります。ご心配を頂いておりますが復旧作業は順調に進められております。

ありがとうございます。
 

2024年01月22日(月)更新

今日の能登事業所

今朝は金沢駅近くのホテルに副社長が5時半に迎えに来てくれることなっていました。
一階に降りると4~5名の若い男性の一団がいかにも復旧作業に向かうという出で立ちで話し合っています。副社長の車が見え外に出てみると札幌水道局の車が見えました。彼らは札幌から車を走らせてきたのでしょう。その後、雨模様の暗い能登里山自動車専用道路を走らせましたが、インパックの工場に直接向かう西山インターまでの間30分以上車の長い列がありました。西山から先は救援物資輸送の車専門になっていました。

私たちはここからインパック能登事業所迄20分ほど一般道を走ることになります。街中を通らず進みますが、見る限り大地震の後とは思えないような穏やかな景色が続いています。工場に近づいてきましたが、ガソリンスタンドも会社関係の建物も崩れているようなことはありません。いよいよ工業団地に入りましたが、外から見る限り被害がないように見えます。インパックに着きました。いきなり4m角くらいの外壁が崩れ落ち無残な姿を見せていました。
早速工場の周りを廻りましたが、他にも一カ所外壁の崩れているのが分かりました。
問題は建物の中です。初めの数日間送られてきた写真では様々な商品が棚から落ち、内壁も大きく崩れ、工場の機械も全て動き、定位置から外れていました。
どちらの工場も甚大な被害を受けているようです。

今回工場へ来て、働く従業員の皆さんの姿を拝見し、心からの感謝を申し上げました。
 

2024年01月17日(水)更新

復旧に

能登に工場と配送センターを置き長年仕事を続けて参りましたが、今回の能登地震は注意すべきものでしたが、能登から70㎞ほど離れる志賀町は能登地方とは違うと勝手に考えていました。事実少なくとも従来は能登が震度5あれば、志賀町は震度3でした。能登が6強の時は震度4ですんでいました。
しかし今回の地震でこの関係性は一変しました。能登が震度7の時、本来なら4のところ、能登と同じ震度7となりました。どうやら従来のパターンではありません。先週は珠洲震度1でありましたが、志賀町は震度6弱です。能登地震の流れに変化が起こっているのでしょうか。昨日の地震も珠洲市震度1、志賀町は震度5弱でした。
自分の街さえよければいいといった考えはありませんが、能登全体が早く落ち着いてほしいものです。

安心はできませんが、お陰様で能登事業所の皆さんは怪我もなく元気で復旧に努めていただいています。感謝ばかりです
 
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