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2021年11月30日(火)更新

幸せになる方法

私が30代で飯塚先生(ISK塾頭)に初めてお会いした頃に教えられた、報告の重要性の話は今でもはっきり覚えています。

それは報告には三つある、ということです。
  • 事前報告
  • 中間報告
  • 結果報告
以上の三点である。仕事をする者にとってこの三点は最低限の義務である。

私は報告といえば結果報告くらいしか分かっていませんでしたが、仕事を頼むことが多くなるにつれ、三つの報告の重要性は日増しに高まってきました。仕事を頼み、事前報告、中間報告を常に守れる人は1割にも満たないでしょう。報告は安心感を与えます。更に事前報告から始めれば、先輩や上司から注意をもらうことも出来ます。中間報告ができれば、場合意によっては修正も可能になります。いきなりの結果報告ではびっくりするようなことも起きかねません。
それでも報告をする人はまだ良くて、まったく報告しないこともあります。私にも少々経験はありますが、嫌な報告はしたくありません。結果益々泥沼へ、ということになったりします。

きっと家庭内でもそうです。子供がまだ20歳前の頃、いつまでも帰らない娘を家内と共に心配していたことを思い出します。遅くなるのが分かっていても親に言いたくないし、言いづらいのです。子供の事を言いましたが、私自身夜遅く帰ることが普通でいたころ、間違えても家内に何も言ったことがありませんでした。

先輩、上司、家族を安心させる入口は三つの報告だと思います。
 
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