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2024年03月08日(金)更新

再開

私のような年齢(77歳)でも活躍される方は数多くいますが、元気であれば仕事から離れ、楽しみを持ちながら暮らすことになるのでしょう。

尤も仕事をしていようがそうでなかろうが、昔を思い出すことも有り、昔の友人たちと会いたくなる時があります。このお正月の年賀はがきを読み直していたところ、60年近く前の親しい友人がみんなで集まろうとお誘いの内容が書かれていました。私は丁度能登の地震も有り、今回はお断りをいたしました。しかし断った瞬間、かなり後悔しました。

20歳の頃よく京都へ行きました。今私が訪ねる京都は全部彼から教わりました。円通寺も高桐院も、小さく印象深い寺は全て彼から教わりました。会えばそのころのことが又聞けたかもしれません。

友人たちの中には既に鬼門の人もいます。今のうちかもしれません。慌てて電話を入れ、秋に会うことになりました。

 

2024年02月08日(木)更新

古い友

古い友人から一冊の本が送られてきました。青年会議所の頃活動した仲間です。彼は九州福岡、地元を愛する方です。一方私は東大和から月一回の会議に参加していました。毎月お会いしていましたが、卒業後は時候の挨拶と共に彼の手紙には過去半年の出来事が書かれていました。多くは旅行の話でありました。いつも多くの話を送ってくれますが、それにこ応えていない私はいつも申し訳ない気持ちでした。

ある時私はロータリークラブの発刊する月刊誌を読んでいましたが、1ページを丸々使った彼の記事が出て来ました。彼はロータリークラブの中で所属クラブから推薦されガバナー補佐の役をなさっていました。私の認識ではガバナー補佐は関係する各地のロータリークラブを回り、クラブの発展のサポートを行う重要な仕事です。とても忙しく大切な役割となっています。お仕事の弁護士の傍ら、ガバナー補佐をなさっていました。私のような一般会員からは想像がつきません。雑誌を手にした私はさっそく電話を入れました。きっと30年ぶりでした。月刊誌を読んでくれてうれしい、何人かの昔の仲間が電話をくれた、などと懐かしい声を聴くことが出来ました。

その後昨年、年も押し迫ったころ一冊の本が送られてきました。1年間ロータリークラブでガバナー補佐を務めた記録が一冊にまとめられていました。素晴らしい内容でした。一年間の記録を思い出とともにお書きになっていました。こんな方はクラブの中でもいないでしょう。早速電話をと思いながら本を手にした元旦の震災でまたまた連絡が出来ないことになりました。
申し訳ない気持ちが未だに続いています。
 

2024年02月05日(月)更新

断髪式

昨日は9時から22時まで外出していました。この日は元大関の栃ノ心の引退の大相撲とその中で行われる断髪式に参加してきました。夕方からは大きなパーティーになっていました。白鵬、朝青龍も参加されていました。

今回参加させて頂き理解できたのは、栃ノ心は単なるジョージア出身の力士ではなく、ジョージアでほぼ英雄扱いされている力士ということでした。どうやら現役時代は国を挙げ応援をしていたようです。尤もジョージア出身の力士の中で小結黒海、前頭の臥牙丸で人気が出たところに栃ノ心が登場し、怪我をして幕下まで落ちたものの、不屈の精神でその後大関まで登り詰めたことはジョージアの人であれば誰でも知る話でした。
今回の引退、断髪式にはジョージアからスポーツ相の副大臣や、ジョージア大使はじめ著名人、更にはジョージアの有名なコーラス隊、ダンスチーム等ジョージアの文化を感じさせる人達も数多くいらしてました。それも全部国費で来日されたそうです。日本であまり知られていなかったジョージアの名を高めた功労者という扱いです。

今回、ジョージアの大使の計らいで断髪式に参加して参りました。栃ノ心とは復活祭でよくお会いしていましたので初めてではありませんでした。多くの人が参加し、最後に春日野親方が髷を全て切り取られ断髪式は終了し、その後幕の内の力士による大相撲が始まりました。
今回伝統的な行事に参加させていただき少々感激致しました。
 

2024年01月24日(水)更新

善明さんの人柄

この方は共産党の役員を努めた衆議院議員の方です。昨晩、ある会で共産党の市会議員の方とお話いたしました。その折、松本善明さんのお話をいたしましたが、ご存じではありませんでした。

私が16歳の時、突然母親の店に顔を出し当時手伝いをしていた私に、写真家をお呼びした会があるから来ないかと言われ、母校の小学校へ出かけました。勿論選挙権のない私でもいいと言われました。写真家嬉野京子さんが来られ話を聞かせてくれました。写真家にとって決定的瞬間とは決定的瞬間の瞬間前である、という話でした。今まさに目の前にある決定的瞬間は写真家にとっては「遅いのだ」と言われました。「成程な」と感心しながら聞いていました。

その後、店の前を通るたび、立ち寄られました。私が免許(三輪車)を取り父親の仕事をやり始めてからは疎遠になってしまいました。しかし子供の頃の思い出ではありますが、松本善明さんの人柄の良さは私でもよくわかりました。
その後50歳を過ぎた頃、ダイエーの中内さんの話の中で松本善明さんの話が出てきたのには驚きました。方や大実業家、一方は共産党大幹部、興味を持って話を伺いましたが、松本善明さんの奥様はいわさきちひろさんです。いわさきちひろさんは有名な画家でしたが若くしてお亡くなりなりました。暫くの後、中内さんが松本さんに「美術館をつくってはどうか」と言ってその費用一切の寄付を申し入れました。しかし松本さんはその申し入れをお断りになりました。松本さんと中内さんは大学時代の同期生でありました。このことも善明さんの人柄ゆえのお話だともいます。

いわさきちひろ美術館は別の形で実現しています。
 

2023年12月19日(火)更新

断髪式

国技である大相撲はスポーツの国際化が進む中で、国際ルールを作り、世界に広めるのではなく、まず日本の大相撲ありきで決してルールを国際化させません。その意味では日本のスポーツの中では剣道、弓道などと並び、過去の伝統をそのまま受け継いでいます。柔道や空手などとは一線を画しているようです。
それで大相撲はアメリカ、ブラジル、ブルガリア、ロシア、モンゴル、などから多くの相撲取りがやってきました。中には横綱、大関などに出世した人たちも多くいます。中でもモンゴルの力士は多くの横綱、大関を輩出しています。それは見事な状況です。きっとモンゴルにはモンゴル相撲というお家芸があったからでしょう。

長い前置きになりました。
ジョージアには強い力士がいました。栃ノ心さんです。大関まで登り詰めました。ヨーロッパ人で琴欧州に続き二人目だと思います。以前から一年に一度お会いしていました。復活祭の日はニコライ堂に同じくジョージアの臥牙丸さんと共に来ていました。コロナ前ですがお会いしていました。お二人ともに熱心な正教会の信者です。
今回栃ノ心さんが断髪式を行うことになりましたが、その席へ出かけ挟み入れ式に参加することになりました。きっと大使(ティムラム・レジャバ駐日全権大使)のお世話があったからと思います。初めての事ですが今から楽しみにしています。

2月4日(日)国技館で取り行われます。
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